2007年09月19日

原監督の野球観

鳥谷敬が打率トップ?
「巨人は「終盤の弱さ」の克服が課題?」
プロ野球plusブログ http://baseballplus.jp/



阪神は「JFK」が強く、18日もそろって登板。失点はしたが、逆転を許さず、8回裏の5点目を藤川球児が守り、5対4でまたも1点差勝敗は、今月7勝0敗を記録。巨人戦は5連勝。

リリーフに目をやると、巨人は高橋尚成が6回に2番手で1イニングを登板。西村健太朗がシーツに打たれると、山口鉄也が登板。打たれると門倉健が登板。


だが、結果を登板最初の打者とイニングの先頭に絞ると。

高橋尚成は登板直後の6回、先頭の金本知憲に安打。西村健太朗は7回、先頭の関本健太郎に四球から失点。山口鉄也は登板直後に四球。門倉健は8回、先頭の野口寿浩に初球を二塁打され、犠打+暴投で失点。ことごとく「最初」に出塁を許し、救援投手としての狡猾さ、駆け引きのうまさがほとんどなかった。

★9月以降、リリーフの登板直後の出塁率★(17日まで)

順位	チーム	出塁率	打率	三振率
1位	阪神	.211	.182	.273
2位	ロッテ	.231	.200	.160
3位	オリックス	.279	.262	.286
4位	巨人	.306	.244	.178
5位	中日	.325	.289	.211
6位	西武	.333	.286	.250
7位	広島	.340	.233	.116
8位	楽天	.343	.313	.250
9位	横浜	.357	.308	.115
10位	日本ハム	.367	.345	.138
11位	ヤクルト	.410	.378	.162
12位	ソフトバンク	.419	.342	.158


上原浩治が守護神に座ったからこそ、そこへたどり着くまでのセットアッパーは重要である。その理由は、今季9月17日までの両リーグ全試合を例にとった結果は下記。
5回終了までにリードした試合の勝率 .833
6回終了までにリードした試合の勝率 .867
7回終了までにリードした試合の勝率 .929
8回終了までにリードした試合の勝率 .962

これは何のことか。
守護神は、ほとんど勝って当たり前の状況下で登板するのだから、守護神より「中継ぎ最強論」は正しい一面を持つということ。8回終了までリードを保ち、チームを高い勝率へ導くのは、ひとりの守護神よりも、複数の強いセットアッパーなのである。

18日の試合で登板した高橋尚成、門倉健は、ともにリリーフの経験があるが、それで抜擢されての指名だとすれば、尾花コーチや原監督のリリーフを選び、育てる基準は、その場しのぎに近いものに思えるのだ。

もちろん、ペナントの終盤であり「投手陣は、スクランブルでいく。」号令を掛けたと考えられるが、ではその経験のある門倉健が、どうしていとも簡単に暴投で決勝点を献上するのか。

大事な場面でリリーフに求められる繊細、かつ大胆な投球感覚は、中継ぎの修羅場を直近で経験することが、やはり必要なのである。その道のスペシャリストにしかわからない体感的なノウハウは、たくさんあるはずだ。

尾花ピッチングコーチは、ダイエー時代、先発投手中心の投手整備には長けていても、リリーフの整備が弱く、巨人に来ても、同じ傾向がやはり強いのか。尾花コーチの現役時代は、引退した最後の年まで、先発中心の投手経験である。

だが、2005年から入閣した阪神の久保康生コーチ、あるいは落合博満監督が呼び寄せた中日の森繁和コーチは、投手人生の前半が先発、後半が中継ぎか、もしくは抑え。両者の違いを体験から指導できる貴重なコーチ人材であろう。この人材の差が、現在のリリーフ力の差を運命付けているように思えて仕方がない。

2002年優勝の巨人。ヘッドコーチは鹿取義隆。2000年の優勝では元祖「8時半の男」故・宮田征典が投手統括コーチ。いずれも、中継ぎ、抑えで一世を風靡。リリーフのいろはを知り尽くしたコーチがいた。


posted by toshiya-ono |02:27 | 原辰徳監督 | コメント(8) |
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