2007年02月20日

杉下茂監督の53年の時空を超えた胴上げとは?

「お荷物球団なんて言われたチームがよく優勝した」と、親分の大沢啓二議長が思わず“あっぱれ!”。と叫んだのは、先月1月29日に行われたプロ野球マスターズリーグでの表彰式。

というのも、今季リーグ発足6年目を迎えたプロ野球マスターズリーグでは、名古屋80D‘sersが初優勝をしました。チームは、ナゴヤドームでの最終戦に勝利し優勝。「胴上げされたのは初めて。こんなにいいものとは知らなかった」と報道陣の前で声を詰まらせたのが杉下茂監督でした。

人気の彦野利勝選手が初の首位打者に輝き、与田剛投手が防御率1位と花を添え、プロ野球のOB界にとっては、キャンプより一足早い “春一番”の話題だったのではないでしょうか。
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<名古屋80D‘sers勢のタイトル獲得を報じる東京スポーツ>


さて、元祖フォークボールの神様と語り継がれる杉下さん。通算215勝。自身の優勝は、昭和29年に32勝を上げ、中日ドラゴンズを日本一に導いて以来のこと。あれから53年の時空を超え、監督としての初優勝について、「うん。そうだよ、胴上げも生涯初めてだもん。」

その昭和29年に遡ると、すでにセ・リーグで130試合が行われるまでにプロ野球は復興。そして杉下さんの記録は、投げた投球回がこの年395イニングと3分の1というから、すごいです。実にチーム投球回の33.5%を投げ抜いたのですから、「精も根も尽きていた。天知監督の胴上げにも参加せず、ロッカー室で一人閉じこもっていた。」(日本経済新聞社「私の履歴書」)

プロ野球の歴史。本やモノクロ映像でしか知ることの出来なかった伝説。プロ野球マスターズリーグは、それを新しい形で現代に蘇らせ、新しい真実として教えてくれている、と感じることがあります。

<06-07シーズンプロ野球マスターズリーグ> 
★小野俊哉の選ぶプロ野球マスターズリーグ「往年の輝くベストナイン」★

監督:杉下茂(優勝監督)
投手:若生智男(3試合)、稲尾和久(1試合)、安仁屋宗八(4試合)八木沢荘六(2試合)、尾崎行雄(1試合)
捕手:和田博実(1試合)
一塁:小川亨(7試合)
二塁:木下富雄(8試合)
三塁:中西太(1試合)
遊撃:高木守道(3試合)
レフト:松本匡史(5試合)
センター:福本豊(7試合)
ライト:萩原康弘(7試合)
ベストDH:黒江透修(8試合)、若松勉(7試合)
ベストピンチヒッター:張本勲(1試合)、川藤幸三(5試合)
※プロ野球マスターズリーグの今季は、各チーム8試合制。カッコは今季の出場試合数です。


posted by toshiya-ono |16:47 | プロ野球マスターズリーグ | コメント(0) |
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