2007年04月19日
井川慶の新投球哲学!3試合目最速は148キロ
現地時間4月18日夜7時、小雨の降るヤンキー・スタジアム。井川慶投手の3試合目の先発登板です。対戦相手は、クリーブランド・インディアンズでした。 井川投手は初回、課題のチェンジアップが低めに決まり、願ってもない立ち上がりで0点に抑えると、チームの走るリズムが違って見えたのが印象に残ります。 3回表に2失点。1対2と逆転を許すも、すぐに味方打線が爆発し逆転。6対2と4点をリードし6回表の打者を3人で切り抜けたところで、降板しました。 結局試合は、9対2で終了しヤンキースが勝利。井川慶投手がヤンキー・スタジアムで、メジャー初勝利を上げたのです。 成績は、6イニング、打者23人に92球を投げ、5安打5奪三振の失点が2。メジャー3試合の通算は、防御率6.06、1勝0敗。 この日の登板は、前回登板の課題を見事にクリア。その投球は、極めて高く評価されるものです。 最速は148キロを計測し、チェンジアップとの緩急がすばらしく、打者の振り遅れが4つのポップフライに表れていました。おおむね143キロ前後のストレートを、力みなく球持ちを長く、楽に投球を心がけていました。 井川慶投手、初勝利を上げた3試合目先発のポイントを上げてみましょう。 ●変化球のストライク率 変化球45球のストライク/ボール率が、(30/15)率と、変化球でストライクが取れ安定。前回の登板はでは、チェンジアップが(7/13)とストライクを取れませんでしたが、見事に一発で修正してきました。次回登板に期待を持たせたことが、高い評価なのです。47球のストレートも、ストライク率が68.1%と安定していました。リリースポイントを、前に持ってきた(球を長く持つ)用に見えました。 ●走者を背負ってのストライク率・・走者を背負ってから、打者9人との対戦では、ストライク/ボール率が、(26/8)=76%と更に高く、前回の課題を強く意識したことがわかります。前回4月14日の登板では(22/17)だったのです。コーチから何らかのアドバイスを受けとめた、のかもしれません。 ●徹底した初球ストライク・・前回はストライク/ボール率が、(11/12)をボール先行でしたが、この日は(19/4)と徹底して、初球ストライクを奪っています。2ストライクに追い込んだのも、打者23人中15人。投手有利のカウント、野手の守りやすいリズム。3回表にはセカンドのRカノーが内野ゴロをバックトスで併殺打を奪い、6回にも投手ゴロを1-4-3の併殺打としました。 4月7日の初登板7失点では、打者28人中追い込んだのが、たったの8人だったのです。 最後に、イニング別のストレートの配球率を載せておきましょう。 初回、上位打線はストレートで押し(ただし4番Rガーコのみチェンジアップ攻め)、2回は変化球、以降は「チェンジアップがいつ来るか」と思わせてストレートで押し、裏をかいた投球。捕手Jポサーダとの呼吸が合っていました。 投球回 球数 ストレート% 1イニング 16 56.3% 2イニング 14 28.6% 3イニング 22 36.4% 4イニング 17 58.8% 5イニング 10 90.0% 6イニング 13 53.8% total 92 51.1% とにかく初勝利の井川慶投手。 こう言った成功した投球を経験することで、本人の投球哲学がメジャーでどう変化するのか。それこそが、ファンの楽しみです。 終了直後のインタビューでは、球数が多いのを修正したかったこと、今後怪我だけはしたくない、と話していたそうです。 (以上、井川慶投手、初勝利おめでとう、の速報でした) ●○○●○○●● ●○○●○○●● ●○○●○○●● 井川慶投手とメジャーとの比較は、『松坂大輔がメジャーNO.1投手になるこれだけの理由』(定価900円+税 洋泉社 4月19日の本日より全国で発売 著者:小野俊哉)で、松坂大輔投手と合わせて、メジャーの先発114投手と、8項目に渡ってランキング評価を掲載しています。 井川投手がメジャーでも優れているのは、どんな点なのか? 課題点は何か、がすぐにわかります。ぜひ立ち読みでも手にとって読んでくだされば幸いです。 ネットのお問い合わせは、例えば下記になります。 http://books.yahoo.co.jp/book_detail/31879017 (書籍紹介の部分は、なぜか前の本のものなっていますので、無視してください) さらに、この本では王貞治の日本記録55号本塁打と、イチロー210安打の更新のための方法論や、打率4割最後の打者、テッド・ウィリアムズを分析。イチロー、青木宣親、川崎宗則の安打と比較するなど、楽しんで読んでいただけるようまとめて見ました。 江夏豊の401奪三振を、あのノーラン・ライアンと比較。20勝する方法論とは?青木宣親が100盗塁を目指すには?と、多くの選手を登場させる読み物にしてみました。![]()
posted by toshiya-ono |12:19 |
井川慶 |
コメント(3) |
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Re:井川慶の新投球哲学!3試合目最速は148キロ
前回は151kmをスタンドに持っていかれてるからね。速けりゃいいってもんじゃないことは改めて証明されたよな。
井川や松坂が通用しないっていう奴らは、よくストレートの速度を引き合いに出すけど、別にスピードガンコンテストしにメジャー行くわけじゃあないしね~。
posted by jomo | 2007-04-19 17:11
Re:井川慶の新投球哲学!3試合目最速は148キロ
今日はリラックスを心掛けて投げていた。 本人もチェンジアップが大リーガーを抑えられる生命線と分かっている。 三回の攻撃でインディアンスが軽打で短打狙い。 そこで、次からは速球を中心とした攻めで押さえた。
今日はポサーダ捕手の試行錯誤が目立った。 今日の一勝で井川はローテーションの中核を担えるピッチャーであることがわかった。 これからが本領発揮。 速球とチェンジアップがますます冴えて来る。 面白くなるのはこれからだ。
posted by IXTYS | 2007-04-19 17:32
Re:井川慶の新投球哲学!3試合目最速は148キロ
井川はストレートがメインでは無い・・・
チェンジアップだ!!!!!
posted by yamada | 2007-04-26 18:33


