2007年04月17日

井川慶の変化球

ニューヨーク・ヤンキースの井川慶投手。

先日現地時間の4月13日、マカフィーコロシアムでアスレチックス戦に2度目の先発登板。打者も3順目となった6回の途中、二塁打のMピアザを塁に置き、5番打者のEチャベスに2ランを打たれ、4対3と追い上げられたところで降板。球数は95でした。


まず第一印象として、地元の記者も指摘していたことですが、「速球投手と聞いていたが、2試合とも速くない。寒さが原因かもしれないが。」というものですが、だいたい88から90マイル(140から145キロ)のスピードでした。シーズンの序盤、しかもこの寒さ(4度?)を考えると、速球の威力はこれからに期待するとして、この日の登板は、変化球にポイントがありました。

この日の井川投手は、変化球でなかなかストライクが取れませんでした。初球に投じた変化球は、打者23人のうち、12人でしたが、うち8球がボール。
特に3順目に入った5回裏から、初球の変化球は5球とも、高いか低いかのボール。それでも、どうにかストレートを低めに集めて切り抜けたのですが、6回裏、投げた変化球は、遂に全部ボール。
捕手ポサーダの要求は、速球一本槍にならざるを得ず、3点リードの場面だったことから、4番、5番には、逃げずにほとんどをストレートで勝負。結果はEチャベスに2ランを打たれた、という試合展開でした。

井川投手のいいところは、先頭出塁を許さない点。4月6日に書いたブログのランキングの通りですが、この日の先発も先頭出塁は、Mピアザのライトフライを落球され、三塁まで進まれたもの、だけでした。これは、これからも続けたいツールです。

ただし、走者を背負ってからが課題なのです。
この日、走者を背負って迎えた打者は9人でしたが、そのうち初球がボールになったのは7人。しかもカウント0-2(ノーツー)が3人、と多かったことが上げられます。

井川投手の昨年の得点圏被打率は3割2分2厘。昨年メジャーで20先発以上ないし10勝以上をマークした投手114人と比較してみると、105位に相当し、かなりの下位ということがわかります。

投手陣が故障者続出のヤンキース。この台所事情を考えると、井川慶投手がここで粘り抜いて、ローテを守ってニューヨーク市民に感動を与えて欲しい、と思っています。明後日、日本時間の19日、3度目の先発予定に初勝利を期待しましょう。

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この得点圏被打率の井川慶、松坂大輔投手とメジャーとの比較は、『松坂大輔がメジャーNO.1投手になるこれだけの理由』(定価900円+税 洋泉社 4月19日より全国で発売)で、ランキングや解説を掲載しています。

また、2006年の日本のプロ野球なのですが、各カウントの打率について、セパ両リーグに分けて平均値を初めて掲載、解説を加えました。ぜひ、立ち読みでも手にとって下されば幸いです。

カウント0-2におけるプロ野球の打率はどのくらいなのか。ファンの皆さん、当ててみてください。ボール先行となると、そら恐ろしいことが・・?

、『松坂大輔がメジャーNO.1投手になるこれだけの理由』



posted by toshiya-ono |12:11 | 井川慶 | コメント(0) |
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