2009年07月08日
渡辺恒雄さん。
雑誌ブルータスの巨人特集が、先日発売。書店に並んでいたので読みました。なかでも、渡辺恒雄さんのインタビューは楽しかった。
通称ナベツネさん。現在の肩書きは、読売巨人軍取締役会長。90年台、読売新聞の社長ですから、やはり一角の人物です。
「後楽園へ野球を見に行ったけど、ルールも知らなかったし、素人だった」とは戦後、読売に入社したころのこと。戦中は勤労動員だし、兵隊にもとられ、戦後は共産党。野球どころではなかった、のは本当のことでしょう。
ナベツネさんの読売新聞の政治部記者時代。こんな温かいエピソードを知っています。
昭和30年代。自民党の9大派閥がしのぎを削って、権力闘争に明け暮れた時代のこと。
ナベツネさんは、大野伴睦の番記者。しかも、大野番の記者連中を取り仕切っていたのがナベツネさんです。
ある雨の夜。小さい東京地方紙の顔なじみの記者が、ずぶ濡れになりながら、高輪(東京港区)の大野邸へ歩くのをみつけると、
「きみか、乗りなさい。いっしょに行こう」 「いつもこうしてるのか。社用車は」とナベツネさん。
「ありません」
「そうか、たいへんだな」
翌日、すぐにナベツネさんは、大手5社の番記者に根回し。そして大野邸にその記者がやってくると、
「君さへよければ、あしたから、俺たち6人が交代で、君の社へ車で迎えにいく。それで一緒に取材に行こう。どうだい」
「ありがとうございます」
「よし、これで決まりだ。よかったな」
ナベツネさんは、笑顔だったそうです。
その記者とは、当時東京タイムズの記者だった早坂茂三。のち田中角栄の政治秘書。東タイは平成4年に休刊しています。
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●田淵幸一は、V9をどう打ったのか?
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2009年07月03日
7月2日の東京ドーム、広島戦で7回途中を投げて1失点。先頭出塁を2回の1度だけに抑えて、好投したのが、巨人のオビスポ投手。
ドミニカ共和国出身。1984年生まれの24歳。
入団当時、160キロの秘密兵器、と巨人がマスコミに紹介。来日して間がなく慣れていないこともあったのでしょう。当時、おかしな行動を取るので、仲間から「不思議ちゃん」。
さて巨人が、未知数の投手を先発させたのは訳があって、2日時点で原・巨人の貯金が、プラス20もあり、広島の先発予想が天敵のルイスだったこと。
ともかく大事な先発指名。使ってみたい、と思わせるものがなければ、原辰徳監督も使わなかったでしょう。
結果、基本的に崩れなかったわけですから、今後、ことし競り合うことになる中日戦、ヤクルト戦の隠し球になるかもしれません。
2007年に育成枠で入団すると、オビスポは、隠善智也などとファームの選抜チーム、フューチャーズに所属。5月には、茨城ゴールデンゴールズとの試合に先発しています。
当時を振り返ると、気負って投げるピッチャーという威風は薄く、どことなくブラブラ(笑)。これは性格なのでしょう。外国人にしては珍しいな、と思って試合前の練習をヨコで見ると、球威のスゴかったこと。そのギャップに驚いたことは、よく覚えています。
茨城ゴールデンゴールズとの試合はナイター。水戸市民球場。オビスポは初回を抑えるも、2回先頭の酒井忠晴にソロ。さらに、主将・岩田紀彦に、2-2の平行カウントから、右翼場外に3ランを許してしまいました。
しかし、3回は3-5番を3者三振。低めのボールは少なく、暴投になるのを恐れたのか、高めの球で勝負していました。
ファームの試合は、昼過ぎから始まるデーゲームが多かったはず。ナイターはかなり暗いと感じたかもしれません。試合後、確か、そのようなオビスポのコメントがあったような記憶があります。
それにしても、茨城ゴールデンゴールズの主将、岩田くん、プロの投手から目の覚めるようなライナーの3ラン。彼は、ことしもGGの主軸として活躍しています。
★茨城ゴールデンゴールズとオビスポの対戦の様子はこちら
(2007年5月31日の試合を写真で報道したプロ野球プラスのページ)
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巨人 |
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2009年07月01日
原辰徳・巨人が独走しています。
6月末、40勝20敗6分の成績について、40勝時点でのV9川上巨人と比較してみると、強さの様子がみえるかもしれません。
V1 40勝24敗(2分) 7月15日 対サンケイ 5-1
V2 40勝18敗(3分) 7月4日 対中日 11-1
V3 40勝18敗(2分) 7月11日 対サンケイ 7-1
V4 40勝22敗(2分) 7月11日 対広島 3-2
V5 40勝26敗(3分) 8月1日 対阪神 2-0
V6 40勝21敗(4分) 7月25日 対大洋 9-2
V7 40勝22敗(5分) 7月3日 対大洋 5-2
V8 40勝31敗(2分) 7月20日 対大洋 5-1 ▲時点2位
V9 40勝40敗(3分) 8月8日 対大洋 10-3 ▲時点4位
V9巨人でも40勝のとき、20敗以下だったのは、1966年、67年の2シーズンしかなく、原巨人のほうが、V9巨人より、勝ちが先行している状態がわかります。
2009原ジャイアンツは、今のところ、川上巨人に匹敵する強さがあることになります。
*** *** ***
さて、原監督のコメントは映らなくても、毎日テレビで報道されるのが、東北楽天の野村克也監督のぼやき。
川上監督がドジャース戦法なら、野村監督はシンキング・ベースボール??
今では、ID野球、という言葉のほうが新しいので、シンキング・・・は使われなくなりました。
セ・リーグでは、1970年代、V9時代が終焉。与那嶺要監督の中日がV10を阻止したのち、やがて、カープと巨人の2強時代がやってきます。
広島の古葉竹識監督は、南海ホークスで、野村克也プレーイングマネジャーの下、選手、コーチとして、野村克也がブレイザーから学んだシンキング・ベースボールを吸収。そののち、広島カープへ1974年に復帰。
75年、広島は古葉竹識監督で初優勝。このとき、古葉監督は、39歳の青年監督でした。
古葉野球が開花したのは、シンキングだけにあらず。
相手チームのサインを盗むのが、一番うまかったのは古葉さんだったな、とプロ野球マスターズリーグの選手たちから、何度か聞かされたものです。
さらに、衣笠祥雄、山本浩二の強打者が、「休まない」主軸だったこと。
ですから、古葉監督の1年目ドラフト(1975年秋)。こころおきなく、投手を次々に指名。213勝の北別府学、日本シリーズ5勝1敗の山根和夫、パームボールの小林聖始。のちに広島の時代を支える投手を獲得しています。
さらに、78年に江夏豊を古葉監督が獲得。古葉、江夏ともに野村門下生だった運。79年の、江夏の21球。あのドラマは、たどれば野村克也がつくった、という見方ができるような気がします。
江夏も「休まない」投手。全試合ベンチ入りしています。
「連投が続いている。きょうは休め」「なにを言ってるんですか。何連投でも投げますから」。試合前、古葉監督と江夏のこんなやりとりが、繰り返されたのだそうです。
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posted by toshiya-ono |13:08 |
V9巨人 |
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2009年06月25日
きょう6月25日は、1959年に後楽園球場で、プロ野球史上初の展覧試合、巨人対阪神が行なわれた日。
皇后両陛下が観戦するということは、これは当時たいへんな出来事だったに違いありません。
日本は朝鮮戦争の特需を契機に、高度成長へ突入していくのですが、まだまだ敗戦を引きずっていた時代。
試合の結果は、長嶋茂雄が先制本塁打12号とサヨナラの一発13号を放ち、5対4で巨人が勝利。先発完投した藤田元司が14勝目(2敗)をあげています。
軍司貞則さんの著書によれば、この日4番の長嶋茂雄は、試合の2週間前から、朝起きるとスポーツ新聞を駅の売店へ余計に買いにいく。
帰ると、一面に「長嶋サヨナラ打」。ときには「長嶋、展覧試合で満塁本塁打」などと、色とりどりの太いマジックで書きなぐっては、毎朝、大舞台で活躍する自分のイメージレーニングをしていたのだそうです。
さて、V9巨人の話し。
川上さんが巨人の監督に就任して、最初に指揮を執ったのが1961年。この年、2月の宮崎キャンプのあと、3月にフロリダのベロビーチ、ドジャータウンへキャンプ参加しています。
目的は、「明けても暮れてもチームプレーの練習ばかりやった」(川上監督)。
指導に当たったのは、アル・キャンパニス。
「ドジャースの戦法」The Dodger's way to play baseball の著者アルが、直接巨人の選手を指導したのです。
「ドジャースの戦法」。
皆さん、どんな本か、ご存知ですか?
第1部 守備編 投手/捕手/一般内野守備/一塁手/ショート・セカンド/・・・
第2部 攻撃編 バッティング/バント/走塁/スライディング
第3部 指揮編 コーチまたは監督のために/・・・
全329ページ。
正確には、アル・キャンパニスがひとりで書いたものではありません。ドジャースの春のキャンプにおける講義と討論をまとめたもの、であって、ひとりだけの主張を述べたのではなく、多くの野球人の意見をまとめたもの、と書かれています。
少なくとも17人がかかわっており、イチローがシーズンの最多安打記録を塗り替えた、ジョージ・シスラー(1915-1930年)も、そのひとりなのです。
第1章の投手。
「ピッチングは一種の芸術である」の書き出しは、いかにも印象的です。
「ピッチングは単なる肉体的の動作ではない。すぐれた投手は、打者に対する知識、安定感、自信、勝利への欲求、勇気等を持つ」
「体格の大きさは、投手のもっとも重要な条件ではなくなった。カール・アースキンや、ボビー・シャンツのような小柄な名投手の出現によって、勝利投手は体格を必要としないことが立証されたのである」
これらはすべて、最初のページに書かれている内容です。
川上監督は、監督に就任した60年の秋から、この本を熟読することから始め、翌年ドジャータウンへの渡米前、この本を選手全員に配布しています。
「ひとつのプレーが完全にできるまで、1年も2年もかかった」
川上巨人のV9開始は、この5年後の1965年から。
例えば、ONが打てば勝てるなら、64年に王貞治は55本塁打。ONで209打点ですから優勝しておかしくありませんが、結果は3位。
チームプレーの成熟というものが、はやりV9連覇を達成したひとつの鍵だった、ということなのでしょう。
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OB選手の「プロ野球マスターズリーグ」の取材写真で掲載中。他。
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「全1192試合 V9巨人のデータ分析 」
2009年6月発売
光文社新書
posted by toshiya-ono |11:18 |
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2009年06月19日
皆さん、こんにちは。
ブログ、久しぶりです。
あれこれ走り回っているうち、手首を痛めてしまい、しばらくパソコンに苦労をしていたこともあって、更新が止まってしまいました。
(転んで手をついたら、バシっときました。古い機材、カメラとか持っていたので、姿勢が不自然になるのでしょう。何回手首をやったことやら・・・)
しかし昨年から、本格的にまとめていた「V9巨人」をテーマにした本をつくるのに、本腰を入れていた、というのが、本当のところです。
本の題名は「全1192試合 V9巨人のデータ分析」の新書版、全261ページです。光文社さんに、お世話になりました。
朝日新聞や日経の朝刊にも、今週紹介があったそうです。また週刊文春、週刊フラッシュへも、3ページにわたって紹介されました。
6月17日水曜から書店に並んでいる、とのことです。(私自身は、書店にまだ行ってないのですが)
タイトル的には、データ分析、とあります。
しかし、内容はすべて読み物として書いたものですので、ご安心ください。説明に、グラフを20以上使用。ひと目で、V9巨人の強さとその秘密が伝わるよう、工夫をしています。
電車の通勤・通学、新幹線の中。
読めば「あっ」という間・・・とまではいきませんが、それでも、皆さんに手に取っていただけるよう、「V9戦士」たちの知られていない、楽しいエピソードも拾ってみました。
ひとえに、本のテーマは、なぜV9巨人は強かったのか。
長嶋、王、金田、土井、柴田・・・彼らは、どんな活躍で、あの時代を生き抜いてきたのでしょうか。私自身がそれを知りたくて、制作に取り組んだといえるかもしれません。
田淵幸一、江夏豊を擁して、どうして阪神タイガースは、一度も川上巨人に勝てなかったのか。
「8時半の男」宮田征典は、リリーフだけで、どうやって20勝も達成できたのでしょうか。
この本を書きながら思ったこと。ときどきブログに掲載していけたら、と思っています。
次回は、最初の章「プロ野球の近代化を図った川上巨人軍」について。
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光文社新書
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2008年07月18日
ロサンゼルス以降6大会の硬式野球。全160試合をさらに調べてみよう。
先制点を奪った場合、チームの勝率はどのくらいになるのか?
結果は、129勝31敗、勝率・806と、かなり高い。決勝リーグ24試合だけに絞ってみても勝率・792であり、やはり約8割。対戦チームのレベルに関係なく、高い勝率である。
今季7月16日時点のプロ野球両リーグは、先制したチームの勝率は勝率・653。昨年度で・688、一昨年でも・697との結果であり、先制したチームの勝率は高くて7割。
五輪野球は、先に点を奪うと、普段、我々がプロ野球を見ている感覚よりも、かなり高い確率で勝利に近づくのだ。
先制点の奪い方で勝率はかなり異なるが、そこの詳細は、小野俊哉の「話題に花咲くコラム」(プロ野球plusのHP)へ掲載しています。
プロ野球プラスHP:http://baseballplus.jp/
●先制点を奪う率(先制率)の参加国の比較
先制率 先制した試合/全試合
1位 キューバ ・811 30試合/全37試合
2位 アメリカ ・703 26試合/全37試合
3位 ニカラグア ・615 8試合/全13試合
4位 日本 ・587 27試合/全46試合
5位 韓国 ・583 14試合/全24試合
5位 プエルトリコ ・583 7試合/全12試合
7位 台湾 ・542 13試合/全24試合
8位 オランダ ・333 8試合/全24試合
・・・
11位 カナダ ・267 4試合/全15試合
日本は4位と上位の成績だが、韓国、台湾とほとんど変わらない率でしかない実績。
●先制した場合の勝率を比較
1位 カナダ 1・000 4勝0敗
2位 キューバ ・967 29勝1敗
3位 日本 ・889 24勝3敗
4位 アメリカ ・885 23勝3敗
5位 豪州 ・875 7勝1敗
6位 台湾 ・846 11勝2敗
7位 オランダ ・750 6勝2敗
8位 プエルトリコ ・714 5勝2敗
9位 韓国 ・643 9勝5敗
キューバの29勝1敗はすばらしい成績。他を圧倒している。しかし、他の国の勝率は下がるものの、先制すると、負けは1敗とか2敗しかなく、星野ジャパンは、格下の相手であるカナダ、オランダ戦でも先制を許すと、痛い敗戦を喫する可能性もある。
(先制された場合、逆転するかどうかの粘りランキングは別レポートします)
最大のライバル韓国は、9勝5敗。せっかく先制しても、逆転を許すケースが目立っている。
(スポーツ・アナリスト小野俊哉)
プロ野球プラスHP:http://baseballplus.jp/は他の星野ジャパンや上原浩治のコラム、詳細なデータ検索のプロ野球plus「スーパー・ランキング」を自由にお楽しみください。
◆プロ野球プラスでは、萩本欽一監督の茨城ゴールデンゴールズと、大沢啓二・張本勲のプロ野球マスターズリーグの公式試合報道をしています。
posted by スポーツ・アナリスト小野俊哉 |00:03 |
星野ジャパン |
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2008年07月13日
松坂大輔が日本時間の14日月曜、ボルチモア・オリオールズ戦に登板する。午前2:35試合開始。
<松坂大輔の今季の15試合先発は下記成績>
安打 本塁打 四死球 打点 被打率 被出塁率 先頭出塁率
打者1巡目 20 3 23 11 ・198 ・347 ・382
打者2巡目 17 0 20 6 ・172 ・308 ・296
打者3巡目 16 1 8 7 ・239 ・316 ・235
打者4巡目 2 1 0 2 ・286 ・286 -
スポナビの、松坂大輔「小野俊哉のココがポイント」!に昨年のオリオールズ戦の詳細
プロ野球plus:http://baseballplus.jp/
オリオールズ戦は昨年8月の試合で7回1失点も、9月には満弾を打ち込まれ8失点は、メジャーにおける最多失点。3回途中降板を余儀なくされた。オリオールズ戦の2試合の防御率は、8.38と相性はよくない相手。
昨年の2試合とも失点は四球がからんでおり、大ちゃんの悪い面が出ている。今季15試合を見ても、与四死球率が6.01と、9勝1敗の成績は20勝の予感も、四球病が治っていない。今季は打者ひと巡り目で23四死球を出し出塁率が3割4分7厘と高い上、本塁打を浴びるのも1巡り目が最多(3発)。
(スポーツ・アナリスト小野俊哉)
posted by スポーツ・アナリスト小野俊哉 |22:57 |
松坂大輔 |
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2008年07月12日
従来のエキシビジョンではなく、公開競技として五輪に「本格的に」野球が登場したのは、1984年のロサンゼルス五輪から。88年のソウル五輪を経て、正式競技種目となったのが1992年バルセロナ大会からである。
日本はシドニーを除いて3位以上を確保。ゴールドメダルの数ではキューバに劣るが、5個のメダル数は、4個のキューバを凌いでいる。
優勝 2位 3位
1984年 日本 アメリカ 台湾
1988年 アメリカ 日本 プエルトリコ
1992年 キューバ 台湾 日本
1996年 キューバ 日本 アメリカ
2000年 アメリカ キューバ 韓国
2004年 キューバ 豪州 日本
※プロの参加は、2000年シドニー大会から。
※2004年アテネ大会では、全員プロで構成された。
●五輪野球の通算勝率1位はどこか?
1984年以降の6大会の、予選を含めた全試合、15カ国の160試合を分析すると、勝率1位はどこか?日本は何位になるのかは、下記の結果である。
(6大会における参加国の勝率順位)
1位 キューバ 34勝3敗 ・919
2位 アメリカ 28勝9敗 ・757
3位 日本 30勝16敗 ・652
4位 台湾 12勝12敗 ・500
15カ国の全勝率と、詳細コラムはプロ野球plusの「話題に花咲くコラム」へ掲載しています。
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キューバの勝率は驚異の9割越え。日本の勝率・652は、アメリカに抜かれ3位である。キューバは、バルセロナとアトランタで2大会連続の全勝優勝を飾っており、参加した4大会でV3は、どうしようもない強さだ。
●日本がキューバに勝利するヒントとは?
前回大会のアテネでは、唯一キューバに土をつけたのが日本だ。
長嶋茂雄監督が命名した「ドリームチーム」。実際には中畑清ヘッドコーチが指揮を執り、予選のキューバ戦で、エース松坂大輔が9回途中まで好投。和田一浩と城島健司、中村紀洋が3本塁打を見舞って6対3とし、キューバから五輪初勝利を上げている。対戦成績を1勝5敗としている。
この試合、ダイスケは8回までキューバを零封。さらにシドニー大会でのキューバの2敗は、いずれも零封された完封負けだった。キューバは、打ち合って勝てる相手ではなく、あくまで投手戦で勝負。零封出来れば申し分ないが、2-1など1点差で勝機を見出すことが大事かもしれない。
星野ジャパン特集は、5回を予定しています。
(スポーツ・アナリスト/小野俊哉)
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posted by スポーツ・アナリスト小野俊哉 |22:32 |
星野ジャパン |
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2008年07月09日
8日火曜、甲子園での阪神対巨人10回戦は、原・巨人が6回までに3度失点(計5失点)し敗戦。岡田・阪神は1度の失点(6回に1失点)で勝利。ここに着目し、「6回までに何度失点したか」を調べてみたい。
難しいことをせず、単純に「6回までに何失点に抑えたか」でもいいのだが、細かく失点を重ねるほど、野球というのはダメージが大きい場合がある。
●6回までに2度失点すると、勝率が5割を切る?
今季これまで全体をみると、1度までの失点なら高い勝率も、2度失点すると勝率が5割を切り、3度以上失点すると、ほとんど負けを覚悟しなければならない、との結果。これは過去5年を調べても、同様の結果が得られ、近代野球では普遍的、と考えていいと思う。
(6回までの失点したイニング度数)7月8日時点・・・・引分は省略
両リーグ全体 勝率 勝敗
0度失点 ・722 115勝34敗
1度失点 ・648 193勝105敗
2度失点 ・411 117勝168敗
3度失点 ・229 33勝111敗
4度以上失点 ・000 0勝40敗
巨人と阪神では、下記のように大きな違いが現れている。
(6回までの失点したイニング度数)7月8日時点
巨人 勝敗 貯金 勝率
0度失点 9勝1敗 +8 ・900
1度失点 15勝6敗 +9 ・714
2度失点 12勝16敗(2) -4 ・429
3度失点 3勝13敗 -10 ・188
4度以上失点 0勝1敗 -1 ・000
合計 39勝37敗(2) +2 ・513
(6回までの失点したイニング度数)7月8日時点
阪神
0度失点 8勝3敗 +5 ・727
1度失点 26勝2敗(1) +24 ・929
2度失点 16勝11敗 +5 ・593
3度失点 1勝6敗 -5 ・143
4度以上失点 0勝1敗 -1 ・000
合計 51勝23敗(1) +28 ・689
阪神は、主に先発投手陣が踏ん張り、「6回までに1度失点または無失点」の試合が40試合と多く、ここで34勝5敗1分の貯金29と、ほとんどここで貯金を稼いでいることがわかるのだ。
●巨人の31試合は、横浜より少ない・・・
しかし、巨人はこの試合が31試合と少なく、実は横浜の33試合を下回り、両リーグで最少とは、巨人ファンにとってはショックかもしれない。
6回までに2イニング以上失点した巨人の試合数47試合は、ソフトバンクと並んで最大であり、巨人の先発投手陣は、いわばダラダラと失点する傾向が強いことを示唆している。
7月8日時点の「6回までに1度ないし無失点」の試合数ランキング(セ・リーグのみ比較)
1位 中日 44試合 29勝13敗2分 ・690
2位 阪神 40試合 34勝5敗1分 ・872
3位 ヤクルト 38試合 27勝11敗 ・711
4位 広島 37試合 23勝12敗2分 ・657
5位 横浜 33試合 11勝21敗1分 ・344
6位 巨人 31試合 24勝7敗0分 ・774
救いとして巨人は、ここの勝率が高く、中日を上回って、阪神に次ぐリーグ2位。先発投手がしっかり試合を作りさえすれば、高い勝率を呼び込むことが出来るのが強みだ。
●巨人は、とにかく先発の踏ん張りが必要
阪神の優勝が確定的なセ・リーグの焦点は、2位、3位争い。中日、巨人、広島、ヤクルトの4チームのうち、2チームが生き残り、2チームが捨てられる。巨人が確実に生き残るためには「6回までに1度ないし無失点」の試合をどれだけ増やせるかが、鍵を握るのではないか。
走者を背負っても、タイムリーを許すのは、6回で1度まで。確かに厳しい注文だが、先発の踏ん張りが、巨人には必要だ。
(スポーツ・アナリスト/小野俊哉)
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2008年07月07日
日本時間7月8日火曜、レッドソックスの松坂大輔が15試合目の先発。本拠地の、ミネソタ・ツインズ戦に登板する。その勝利のためのポイントを3点。
その1:2番アレクシー・カシーヤの出塁、4番ジャスティン・モルノーの長打には警戒したい。6番ながらヤングの一発にも要注意だ。
その2:ツインズ打線の得点パターンの「2巡り目ないし3巡り目」をしっかり封じたい。
その3:味方打線のこれまで通りの序盤援護に期待。今季の松坂大輔の防御率3.12に対して、援護率は6.12と約2倍。これが今季の9勝1敗と勝率9割を支えている。
◆ ツインズ戦に勝利して球宴前10勝は、20勝への足掛かり
今季の松坂は、肩の不調を訴え初の故障者リスト(DL)入りを経験したものの、ここまで9勝1敗、防御率3.12と好成績を維持。この登板でオールスター前に10勝を確定させることで、西武ライオンズ時代を含めても自身初の20勝への足掛かり。
というのも、ミネソタ・ツインズ戦は、これまで2試合に先発し2勝。8回、7回を投げ防御率2.40と、お得意様にしている相手(昨年9月、今年5月)。松坂の昨年は15勝(12敗)。西武時代の最高は、2006年の17勝(5敗)である。
◆ツインズのチーム打率は・358?
しかし、ここのところツインズは最も波に乗っているチームであり、コツコツ当ててくる厄介なチーム。
7月7日(日本時間)の勝利で、ツインズは5連勝。アメリカン・リーグ中部地区の2位。最近1週間(6試合)のチーム打率は・358を誇り、これは当然ながら30球団のトップと打ちまくっているチームなのだ。長打は少なく、それよりも安打、出塁から、相手先発を細かく打ち崩し、チーム出塁率・426も、両リーグ唯一の4割越え。四球が多いダイスケにとっては、イヤな相手だろう。
ツインズの10試合(8勝2敗の成績)を追うと、初回、2回の得点はそうでもないが、3-6回の中盤で、40得点を細かく重ねており、打線が2巡り目ないし3巡り目で先発投手をじわじわと追い詰めている様子。相手先発を、1勝6敗の防御率6.50と崩している。
◆ツインズの弱点とは?
松坂の2先発2勝を見ると、4番の左打者ジャスティン・モルノーは抑えたい相手。松坂に対して6打数3安打1本塁打。今季の松坂は、4番の左打者に打率4割以上を許しており、警戒を要する。
また2番のアレクシー・カシーヤ(両打ち)は、初対戦の相手。最近1週間の打率が・409は、ツインズで最も当たっている打者だ。松坂が最も本塁打を打たれている打順は2番の3発(今季)ということもある。
とにかく、ツインズの1週間打率は、打率3割5分以上が5人。松坂大輔が勝利投手になり、10勝目を挙げるには、ここは味方の援護に期待するべきなのだ。
一方、ツインズの先発投手を最近10試合で調べると、チーム8勝2敗のうち、先発が7勝1敗、QS率70%と一見好調。しかし先発防御率は4.02でしかなく、それ程でもない。投げ合う予定のスコット・ベイカーは、今季の防御率が3.65、QS率58%。
レッドソックス打線に、援護を期待出来るかもしれない。
大ちゃん、この試合で10勝目いくかどうか。皆さんの楽しい意見をお聞かせください。
(スポーツ・アナリスト小野俊哉)
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posted by スポーツ・アナリスト小野俊哉 |15:21 |
松坂大輔 |
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