2008年06月27日
驚きその1
前半滑り出しから、トルコ優勢。
運動量が多く前戦からのプレスでドイツのパスコースを消す、バラックにマンマークをつけ攻撃の起点を作らせない。両サイドからの攻めも多く幾つものシュートチャンスを作る。そして当然とも言えるロジックで先制点。後半こそやや運動量が落ちたが、盛り返したドイツの先制で再び闘志が点火され、見事な個人プレーの連続で86分に同点弾。サッカーの内容では勝っていた。
驚きその2
ドイツが最後に勝利。
トルコの再三の逆転劇とドイツのクロアチア戦の敗北や、ロシアに走り負けたオランダのイメージが重なる。トルコの度々のチャンスに比べ数少ないチャンスを決めるドイツ攻撃陣、この決定率の高さ。
トルコリーグで指揮をしたドイツの監督は20名ほど。レーブもダウムもその中に入る。最後まで決してあきらめないメンタルはドイツ仕込みである。その御本家の最終分の決勝弾。濃い眉毛のフィリップ君が自ら招いた失点のおとしまえをつける。カッコイイナー。
驚きその3
「勝利者のメンタリティーをもって戦った。」
試合後のインタビューに答える勝利監督レォェーブのセリフ。たとえ劣性にたっていても自らの力を信じ、あきらめず勝利を手にするこれが 勝利者のメンタリティー。あれあれ、このセリフよく聞かされたのは、ブンデスリーガーはFCバイエルンミュンヘンの勝ち試合後。内容で劣った試合でも、最後に勝ってしまうチームの言い訳常套句では?これって代表試合では使って欲しくないですね。
ハッピーエンド
「トルコの控え室へ行ったら、みんなが握手してオメデトウと言ってくれたよ、最高の敗者だね」。と、笑顔ポルディーの試合後のインタビュー。シュヴァイニーのインタビューでは、「内容はよくなかったのでは?」との問いに、「正直言わせてもらえば、そんなことどうでも良いよ、今はとんでもなくハッピーさ」。全くもってごもっともなお答え。
確かにこのヨーロ、敢闘賞確実のトルコチーム戦い方も立派だったが、散り方もよかった。トルコ同胞にとっては多いに誇りにしてもいいだろうう。合計百万人と越えるドイツのオープンパーティーの中に混じって、多くのトルコサポーターも共に祝っていたそうな。誰が書いたか知らないが、双方を気遣うハッピーエンド。まことにうまくできたジェットコースターエモーションズ、ゲームだった。
posted by tooor |18:38 |
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2008年06月25日
一緒に観るのはケンカのもと
「トルコが勝つ」 いや 「ドイツが勝つ」
7年生のa.b.二つのクラスにインタビューしてみた。今夜の試合を予想させればトルコ人の生徒全員がトルコの勝利を信じ、ドイツの子はドイツが勝つと信じている。ここまでは普通でそして争いはない。しかし今夜8時45分になり準決勝の試合が始まれば違ってくる。そうなれば、19人のトルコ人の生徒と13人のドイツ人生徒の間に協調はない、一緒に試合を見るなんてとんでもないと全員が口をそろえる。「どうして?」「だって、ケンカになるもの」とトルコのヌアギュル君。「ゴールにはしゃぐ側とがっかりする方ができるもの」
クラス19人の内11人がトルコ人。そのうちの4人がドイツのパスポートを持っていて一人を除いて全員がドイツで生まれている。「誰もドイツの味方をしないの」と聞けば「だってトルコが私たちの母国だもの」と女の子。一人が「父国でしょう」と改正する。(ドイツ語では母国とは言わず父国という-注)これに関しては論議の必要なしといった感じ。女の子達は旗やユニフォームそして特別のメイクをしてパブリックビューイングに行く予定。男子生徒の何人かは試合の後に、駅前に行く。「出入り、ケンカがあるからね」とカマル君。ヌアギュル君もうなずいて「絶対あるね」。そこで質問、「誰かヨーロカップでケンカしているの観たことあるかい」誰もが観たことがない、少なくともテレビの中では。「街ではどうだった?」だれも答えない。ドイツの女の子が言う。「たかがサッカーの試合なのに、殴り合いをするなんて考えられないわ」「本当にね」とトルコの女の子。ドイツの男の子と女の子の大半は家で両親との観戦。その後も家にいる。外に出てどんちゃん騒ぎに加わるのは苦手とマキシミリアン君。
トルコ勝利の理由を聞けば「ハートがこもっている」「決してあきらめない」「けが人が多いことも分かっているけど」とディアラちゃん。一方ドイツ側も「最後まで戦う」「フォワードがベター。クローゼとポディ(ポドルスキー)」とヤナちゃん。「それに効果的な攻めで得点率が高いしね」と先生が口を滑らせれば、トルコの生徒達から猛反撃の抗議をうける。
みんな、今夜が来るのを楽しみにしている。真剣な論議の中にも、わくわくした楽しい気持ちを隠せないでいる。一番好戦的なヌアギュル君でさえ、「もしもトルコが負けるようなことがあっても、どっかで何か食べて今夜を楽しむさ、いつかドイツに勝てるときが来るもの」
明日、授業は2時間目から始まる。一時間目の始まりを20分遅らし、今夜の試合をテーマ、にみんなで話し合う。
ドイツの新聞より管理者訳
ここに改めて翻訳したのは、このクラスの環境がきわめて普通の何処にでもある話だからです。200万人に近いトルコ人が住むドイツでは、街の中心になればなるほどその密度が増え、また子沢山な事も手伝い低学年から中学ぐらいまででは、クラスの半分以上が外国人でとりわけトルコ人の数が多いのが現実です。
家庭内での教育の仕方や、男性中心の伝統文化、宗教などの違いでまだまだ両民族の間に摩擦が多いですが、隣人である事に変わりはありません。
「ええ トルコ相手か」と言うのが、対戦相手が決まった後の正直みんなの意見でありました。そのやや複雑な反応には、このような理由があるのです。
posted by tooor |22:52 |
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2008年06月24日
運比べ、サスペンス、神経戦、英雄達が突然敗戦犯に落ちる、このグランドファイナル(PK合戦)を発明したのは、ドイツはオーバーバイエルン地方Penzbergの審判 カールヴァルドさん、現在92才。1970年にサッカー界を変えたこのアイディアは今でも彼の自慢の種だとか。「このやり方によってのみ、スポーティブな解決ができる、他のやり方は無いんだ。」
彼の規則変更が認められるまでは、延長戦の後で、くじを引くかコイントスで試合の勝敗が決まっていた。再試合が行われることはまず無かった。1968年のヨーロカップでは準決勝で後に優勝したイタリアが、ソ連をくじ引きで下し、決勝に進んだ。「あんなのは勝利と呼べない、駄目なやり方だった」その当時を振り返ってヴァルト氏、は言う。
1936年にレフリーのライセンスを修得し、40年のキャリヤの間およそ1000試合もの審判を勤め上げた、彼の新しいアイデアは当初反対された。当時のバイエルンサッカー協会はミュンヘンで開催された1970年の会議においてこのアイデアをすぐに受け入れなかった。しかし過半数の代表が賛同した後でトップも折れ、この案を認めた。短期間の間でにドイツサッカー協会もこの新しい方法を承認しその後、ヨーロッパサッカー協会そしてFIFAが続いた。
大きな大会として最初のPKドラマで試合の勝敗が決定したのは、ヨーロカップ1976年で、ベルグラードの夜空にウリヘーネス(現バイエルンマネージャー)がボールをふかし、アントニンパネンカ要するチェコスロバキアが優勝した。うってかわり最初のWCのPKドラマもドイツで、1982年のスペイン大会で準決勝フランス相手に勝利を手にしている。この福引きアイデアの父であるヴァルド氏は世間に注目されることはなかったが、第二次対戦中はパリで軍の試合の審判をしたり、ブンデスリーガーの前進で数多くの試合を率いた。63才で鉱山労働者、経営コンサルタントの職を退き、最後は75才で2女の父は審判職を退いた。
彼のアイデアは世界のサッカーグラウンドで再三の論議の的となった。大きな戦争が講和の席で指導者同士の間で熱論されるのとは違い、たった数人の兵卒によるロシアンルーレットで勝敗が決定されてしまうという批評家もいる。
当人曰く、「私は今でも自分のアイデアが正しいと思っている。想像して観て下さい。2001年にCLでFCバイエルンがFCバレンシア相手にPK合戦により勝利を収めたあの瞬間を、あの時もし審判がコインを投げて勝敗を決めてなんかいたら、、、」
翻訳管理者 ドイツの新聞より
この記事にはヴァルド爺さんのニコニコ顔の写真も載っています。大きな大会でPK合戦があるたびに孫達に自慢する微笑ましい光景がうかんできます。
新しいアイデアの才能では負けない日本人諸君。どなたかもっと面白いアイデアが浮かびませんか。GoldengoalやSilvergoalというのもありましたが、キッカーに監督も参加してもらうとか、枠に入ったシュート数の多かったチームを勝ちにするとか。観客の声援のデシベルの高い方を勝ちにするとか、、、、、、、。どちらかがゴールを決めるまでやらせるというのは、どうなんでしょうかね。選手にダメージがかかりすぎるんでしょうけど。やっぱりこれしかないのかなー。
posted by tooor |18:46 |
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2008年06月23日
トルキエvsクロアチア
クロアチアのFWクラスニッチが両親提供による二度の腎臓移植を乗り越え代表選手としてカムバックし、延長最終分でヘディングゴール。バックグラウンドストーリーを持った真の英雄として讃えられる寸前だった。がサッカーはハリウッド映画よりも奇なり。2度あることは3度も起こってしまった。そして今は誰も彼のゴールを語らない。トルキエとの対戦をひかえたドイツはMFヒッツルスペルガーの一言。「彼らが最後にバスに乗るまで、気を緩められない相手だ」
ロシアvsオランダ
「Sbornaja」が「Oranje」に見事な一本勝ち。波状攻撃を仕掛けるロシアの攻めは軌跡を引いてゴールに向かうミサイルのよう。強いロシアアイスホッケーチームを観ている感じになった。コレで今季UEFAカップ戦でレバクーゼンもバイエルンでさえも、ペテルズベルグのゼニトにズタズタにされたのを思い出した。その監督のアドボカートがオランダ人なのも偶然ではないだろう。それにしてもよく走る走る。ダイナミックなアルシャビンの表情までがダイナミックで気に入った。
それにしても、精気の無かったオランダ。完全には走り負け。始まってそれ程たっていないロシアンリーグのせいで、ロシア側に疲れがたまっていないからなのか、うむ、今大会の不思議の一つに挙げられる。
スペインvs イッターリア
今のイタリアからピルローとカットゥーゾをとってしまえば塩の利いていないミネストローネスープみたいで味気がないのがよく分かった。インサ-ギみたいな点取り屋のヒリヒリとする辛さもないので、攻撃に鋭角さがなく、見ていてスリルを感じない、明らかに役者不足。相手の攻撃をうまくいなしてココゾと突いてくる、網と槍を持ったグラディエーター達は何処へ行ってしまったのか。
試合を凡戦にしてしまった原因はスペイン側にもある。イタリアの負けない守備スタイルに対して、思いっきりのよいサイドチェンジや縦に抜けるパスがなく、持たされ横パスが多かった。両チーム得点無しのペナルティ合戦では、平坦な試合としてドラマに欠けた。そりゃやっとこさ勝てて嬉しいだろうけどね。スペインにはもっと期待してんですけど。
さて、準決勝4チームがそろったヨーロッパ選手権。横で見ていたドイツの友達が言った。「しかしトルコやロシアはヨーロッパに入れて良いのかなー。トルコの首都アンカラはボスフェラスを挟んでアジア側だし、文化も違う。ロシアに至っては日本と国境で繋がってるだろう。」
何を今更とは思うが、考えてみれば一昔は、ヨーロッパ北と南の国の対戦とかよく言われていたが、今回は東(ロシア、トルキエ)と西(スペイン、ドイツ)の対戦になっているのかな。
何はともあれ、テレビの見過ぎで家庭で奥さんと不和になっていた旦那さん。勉強不足の学生さん。ビール腹をさすっているあなた。そして睡眠不足と戦っていたみんな、やっと3日間の休息ですね。
posted by tooor |19:27 |
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2008年06月20日
昨夜のドイツの街では、壊れるまでクラクションを鳴らし続けたドライバーが大勢いたに違いない。本来ならば数回だけ鳴らすものだから、鳴らしっ放しに耐えるように作られていないらしい。前回のワールドカップで、我が家の車を修理屋さんに持っていった時にそんなことを聞いた。ドイツではこの勝利後のパレードをautocorso(オウトコルソ)と呼び、ポリスもこんな夜は目をつぶり寛容である。
勝因として、まずはシステムの変更が挙げられると思う。調子の上がらないゴメスを下げ、フォワードは、クローゼのワントップ。肋骨を痛めたフリンクスの代わりに二人の「6番」を入れ、バラックを前に押し上げ攻撃の要においた。4-2-1-2-1といってもよい。そういえばクロアチアもこんな感じで中盤を制していたのでは。
そのクロアチア戦の敗戦の戦犯といわれたシュヴァイニーの動きがよく、ポルディとのノリノリコンビも復活した。目の覚めるような一点目でスロットル全開。クローゼとバラックの得意技のヘディングも炸裂した。バラックのプッシュは、ファールをとらなくてもよいレベルの行為だったと思う。相手バックスの強い抗議もなかったし、押されたことで体勢も崩れていなかった。初めてスターティングに入った守備的MFの二人、左のヒッツルスペルガーが得意のロングシュートを打ちに出れば、右MFでWassertraeger(和訳-水運び人)であるロルフェスも無難にその役割をこなした。
ディフェンス陣はクリエーターのデコや火の玉小僧のロナウドをアグレッシブに止めていたし、またCBのメッツェルダーが前線にドリブルで上がって行ったのも初めて見た。
攻撃では思い切りがよく、勇気ある攻めの意思統一ができていたこと。守備では、中盤のプレスが効いて、落ち着いた確実なプレーができたこと。鬱憤のたまる二つのグループ戦の後、ここに来てやっと、すっきりした勝ち試合を見せてもらった。
ポルトガルは、デコ-ロナウドコンビは悪くなかったが、シマオが一人浮いていたように思う。仲があまりよくないんでは。
posted by tooor |18:00 |
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2008年06月18日
イタリアがおー それ見よとカンツォーネで目覚め、おフランスはブルーなシャンソンを口ずさみ帰り道についた。オレンジはポジティブな色。オランダの応援団は行く先々で笑顔を呼び込み、共感をさらって行く。バラックのフリーキックが速度無制限のアウトバーンよろしく時速121kmでネットを揺らせば、見よ逆風に強くはためく、燃えたぎる血の色、トルコの国旗。ポルトガルがいれば南米のサッカーは要らないし、オーレのかけ声で汗をと飛ばし踊りつづけるイベリアのパッション。
アルペン両国で開催されているヨーロカップで、欠けているものは何かと聞かれれば即答できる。みんなも賛同してくれる答えがある。それは太陽である。
なんせ天気の悪い日が続いている。雨が降らない日があったのかどうか?朝は10度以下、日中でも12-3度止まりであったりする。選手達はそんなことをかまっていられないのは分かる。しかし筋金入りのサポにしろにわかのファンにしろ、野外のパブリックビューイングに詰めかけた人々の上に降りしきる雨はきびしい。傘を差す習慣の少ないヨーロッパの人間にとって、眼前に垂れてくる雨でスクリーンがよく見えない状況は全く愉快ではない。想像してみて下さい、例えば夏の甲子園で毎日雨が降ったりしたらどんな感じか。これはヨーロッパ人にとっても4年に一度の夏のお祭りなんですよね。
ところで今日は朝から久しぶりに日がさした。こんな眩しさを感じることも久しくなかった。早速ネットでウィーンの天気を調べてみる。本日、日中26度まで上がる、週間予報は来週頭までずっと曇りと晴れで気温も27-8度。コレだコレを待っていた。12番目のプレヤーの応援ボルテージが上がって行くだろう。そしてそれがきっとプレーヤーにも感化して行くだろう。
いろいろな友達の顔を思い浮かべてみる。旅行会社に勤めるビシュナ(クロアチア語でサクランボ)、自動車工のポルトガル人フェルナンド、シュツットガルトファン同志のイタリアン、ステファノ、フィットネスセンターのクセニア(ロシア人)それから、馴染みのミュジックバーの常連トルコ人トゥカンやメメット達。、マッサージ師のポーランド人マリックやリオンから来たテニス好きのアランの所は負けちゃったけれど。
みんなお楽しみはこれからだ。そしてうまいビールも飲めるぞ。んん??
posted by tooor |20:18 |
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2008年06月16日
ここはオーストリとスイスにまたがるアルプスに建つ高級ホテルの会議室
参加者
イタリアの神様(トラッパトーニ似)
ドイツの神様(ベッケンバウアー似)
フランスの神様(プラティーニ似)
スペインの神様(ラウル似)
ポルトガルの神様(アウゼビオ似)
オランダの神様(フリット似)
司会プラ「さて公の欧州神様会議が終わった後で恒例の裏会議を行いたいと思います」
トラッパ「その前にちゃんと鍵締めたか確かめといてや、この間の時みたいにならんようにな。」
ベッケン「そーざんす、この間はおまえら元祖神のわしをいつも締め出しやがってつーて、ギリシャ神のオットーがなぐり込んできましたな」
トラッパ「4年に一回松明点けるだけやったらいややいうてな、おおじょうしたな」
プラ「最後には押し切られてしまいました」
アウゼ「そのせいで、前回私が犠牲になったこと、今回忘れないで下さい。」
司会プラ「今回はイギリスのチャールトン神さんが欠席で代わりにスペインのラウル神に参加してもらうことになりました。チャールトンさんはチャンピオンリーグで勝ち点カードを使い果たしたので一回お休みです。」
ラウル「若輩ながら付け足させていただきますと、毎回国内リーグで勝ち点カードを使いすぎていた過去を反省し、今回は国際大会でも使えるように充分カードを残してきました」
トラッパ小声で「スペイン人はおしゃべりが多いからはずしてきたんやけどな」
司会プラ「さてこれから、今大会のシナリオを作っていきたいと思いますが、サーカー界のますますの発展に向けてどういうサプライズを今回行ったらいいかというテーマで話し合っていきたいと思いますが、塩コショウそして隠し味が料理に欠かせないように、プランを立てていきたいと思います」
ベッケン「今日でも尚、戦争の元になっている宗教を越えて行くためにも、キリスト教以外の国、つまりトルコチームにはサプライズカードを配給するのが良いのでは」
一同 「賛成」
ラウル「燃料代が高くなっているので、ついでにロシアの油さんにも配っておけば」
アウゼ「そりゃUEFAカップで既に渡してますね」
トラップ「それはええけど、わしらのグループ、始まる前から充分サプライズしてるやん。それでのうてもミランのベラスコーニが選挙でいるんやいうて勝ち点カードいっぱい持っていきよって困ってるのに。」
アウゼ「しかしどうしてドイツはいつもくじ運が良いのでしょうかね」
トラップ「わしはベッケンのせいやおもてんねん。くじ運の女神は彼奴のこと好きやねん、ああいう真面目なタイプがもてんねん。嫁さんもとっかえひっかえやろ、羨ましいこっちゃ」
プラ「あ、こらトラッパ、くだらんこと言っているふりしてにテーブルの勝ち点カードに手を伸ばしなさんな、全く油断も隙もない人だ」
トラップ「おっと頭突きは堪忍してや」
ベッケン「いつもこれだ、こっそりとった勝ち点カードを隠しておいて、ここぞというところで切ってくる」
プラ「その通りけしからん。勝つためには手でも口でも使うなんて」
トラップ「わー負け惜しみは見苦しいな、勝負の世界はきれい事だけでは通用せんで」
ラウル「ところで、オランダのフリット神、最初から何もいわないでニヤニヤしながら黙ってイヤホンして音楽を聴いているみたいだけれど失礼じゃないですか。」
フリット「レゲーミュージックじゃありません。サッカーのラジオ中継ですよ。皆さんのおしゃべりの間に、とっくにトーナメントは始まっています」
posted by tooor |20:01 |
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2008年06月16日
深夜の雨の街にトルコサポーターのならす車のクラクションが聞こえてくる。
75分まで0-2でチェコに先制されていたトルコが、豪快に試合をひっくり返した。スイス戦でも終了間際の得点で大逆転のドラマを演じたテリムの息子達がより難度の高い逆転劇をやってのけた。
試合前半はチェコの隙のない守備に攻めあぐんでいた。バロシュをきらず、巨漢CFコラーをくさびとして攻める典型的なチェコの攻めが実を結び、まずは彼のヘディングで試合が動く(35分)ブンデスリーガーではお馴染みの懐かしいコラーの得点。そして後半に入り激しい雨とともにトルコのコンビネーションも合い始めるが、トルコ側に負傷者がでピッチ外で治療を受けている間にチャコのカウンタが決まり(62分)、2-0。普通ならばこれで万事休すのはず。両チームとも選手をかえて、トルコ側では右DHでプレーしていたバイエルンのアルティントップが再三上がり初め、彼からのエンドラインからバックスの裏をつくセンタリングをスイス戦で決勝点を挙げたアルダが左隅にキーパーチェヒのサイドジャンプの手をはじく美しいボレーを決める(75分)。何でも「そんなに早く家には帰らないよ」と試合前に国の母に電話をしていたらしい。
そして再び今度はサイドラインからのアルティントップの長いセンタリングをよりにもよって大会ナンバーワンのキーパーチェヒがなんとハンブル!、詰めていたニハトがゴッツァンゴール(87分)。この時えらかったのはニハトで同点ゴールに喜ぶこなくネットから急いでボールを取り出し試合を再開させる。その前にもキャプテンらしく、入れ替わって入ってきて浮き足だって早打ちしてしまう若いチームメイトにジェスチャーで落ち着けとアドバイスをだしてもいた。
このままペナルティー合戦になろうかというこの試合、レギュラー終了時間間際に、アルティントップのキラーパスに抜け出したニハトがチェヒと一対一から右コーナーバーを当てての決勝点。狂ったように喜ぶトルコサポーター。
4分間の延長中にはトルコキーパーがコラーを押し倒してしまい一発退場。選手交代枠を使い切ってしまっていたトルコはFWトゥンジャイが代わりに手袋をはめる。そして彼のてにボールが触れること事無く試合終了。ホイッスルと同時に倒れてしまう数人のチェコプレーヤーと喜びを爆発させるテリムイレブン。
テレビカメラがその人口の多さからトルコの第二の首都と呼ばれるベルリンの広場に集まった2万人程のトルコの若者達のはしゃぐ様を写している。おそらくヨーロッパ中、比較的大きな都会なら何処でも似たような騒ぎになっているだろう。
雨の降りしきる中、クラクションを鳴らしトルコの旗を掲げる車のパレード。
最後に監督テリムのインタビュー。
「今宵、選手達は喜びを爆発させるに値する事をやってのけた。テレビ観戦をしていたトルコの同胞達も通りに出てみんなで喜びを分かち合おう」
posted by tooor |08:25 |
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2008年06月10日
この辺でお茶の時間です
さて、ヨーロッパ諸国対抗トーナメントの、各国民の他国民への反応はどうか、というテーマをドイツ中心にして書いてみたいと思います。
まずはグループCの初戦で対戦したポーランドから。(結果は2-0)
ドイツvsポーランド
試合前日ポーランドの大衆紙に「首を取ってこい」というタイトルで、ポーランドの監督がバラックとドイツ監督のレーブの生首を両手にぶら下げている写真が掲載されました。ご丁寧に二人とも目を閉じていて切断された首に血まで付いているというもの。ここまでやるエグいグロもまた珍しい。当のオランダ人であるベーンハケアー監督も気分を害していたらしいです。ポーランド人にとってドイツは出稼ぎの国であり、EUでもイニシアティブをとられているわけで常時悔しい思いをしているでしょう。
反対にドイツ人にとって、ポーランドは与し易い隣国、盗人の多い国というイメージがあり、サッカーでも常に勝てる相手と見なしています。(もちろん偏見と先入観ですよ)
ドイツvsクロアチア
イギリスの欧州選手権で対戦する際に、クロアチアのスーケルが(ボバンだったかも)、ドイツは我が国を最初に承認してくれた、そのことに感謝している。とインタビューで答えていました。これは当時のバルカン紛争でやっと独立にこぎつけたクロアチアの人々の気持ちを代弁していたと思います。主産業の観光でもドイツ人が毎夏どっと押し寄せるわけで、上得意様でもあり悪い感情は持っていないでしょう。
ドイツ人にとってクロアチアは、バルカン紛争時、たくさんの難民を受け入れたりそれ以前にも多くの経済移民がドイツに住んでいたりと以外と良く知ったる仲で摩擦の少ない隣人という感じ。クロアチアのプレイヤーはブンデスリーガーでも活躍していて侮れないのは十分承知しています。
ドイツvs オーストリア
もしこのまま我が国がポーランドにも負けグループリーグ敗退が決まってもどうってことはない。問題は最終戦のドイツだ。この試合でドイツに一泡吹かせることができれば我々は英雄として選手を迎えるだろう。というのがオーストリア人の気持ち。兄弟憎み相とはこのことで、結構仲が悪い。かつて文化経済大国であったオーストリアにとってドイツはたかだか数十年で、主客転倒してしまった礼儀知らずの弟国で、ドイツにしてみれば、オーストリアは落ちぶれたハプスブルグ家の後家さんの国で、巻き舌のオーストリア訛を馬鹿に仕切っています。サッカーにおいては明らかに弱国であるオーストリアが78年のアルゼンチンワールドカップでドイツに3-2で勝っていて、あの夢をもう一度という想いが強い。ドイツにとってはグループ戦で一番モチベーションが高い試合になるのでは。狼が羊を狩るような。オー怖い怖い。
ドイツvs スイス
国語がドイツ語とイタリア語、フランス語ともう一つロマンシュ語である事かも分かるように小さな国のわりに複雑な文化を持っており、ドイツとの仲はそれ程悪くない。がもしイタリアとドイツが争うことになればアズーリを応援する人の方が多い統計が出たそうな。根元的に真面目なドイツ気質より、生きる喜びを謳歌するイタリア人気質の方にあこがれる人が多いからとか。何となく分かるような気がしてしまうけれど、実際はスイス人がドイツ人と同じような気質を持っているからでは。。。
ドイツ人にとってスイス人とはある程度のリスペクトを持って、そのつるつる滑るドイツ語を冗談の種にしています。スイス主将フライの怪我による離脱で、スイスがんばれという人が多くなった。
番外として
ドイツvsオランダ
オランダ開催の欧州選手権の時には、小便の便器にドイツ監督のルディフェラーの顔シールが貼られていた。ドイツでの親善試合前には公営放送でよれよれの初老のオランダ人の運転するキャンピングカーとこれまたドイツの初老夫婦の運転する車とが道で出会い、互いに相手に気づくと突然デットヒートしていく前宣伝をながして笑いを誘った。
ドイツvsイタリア
ドイツにとっては、イタリアは天敵。そのイタリアのワールドカップで優勝したのが救いであったのに、前回のベルリンではイタリアが勝ってしまった。
できれば顔を合わせたくないという人が多いなか、是非とも決勝まで残り、悪いカルマを吹き払ってくれと望むボクのような人物も多数。
posted by tooor |19:36 |
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2008年06月10日
オランイエ(オランダオレンジ)がアズーリ(イタリアンブルー)に3-0で勝利。
最初の得点は、オフサイドの誤審ではありません。ピッチ上では明らかにファンニステロイがオフサイドに位置にいて、味方のシュートの軌道を変えるゴールをゲットしましたが、その前のプレーで、イタリアのバックスとブフォンがぶつかってしまい、そのバックスがゴールの後方で倒れていたのでオフサイドにはなりません。何でも意図的にピッチに戻らないプレーを防ぐためだとか。納得のいかないトーニがイエローをもらっていましたが、こんなルールを知らなかった選手も他にたくさんいたのでは。ニステロイ自信も「え、ゴールで良いの」という表情をしていましたし。もちろんボクも知りませんでした。
また後半には、味方からのパスを受け取ろうとしたファンダハールが自分がオフサイドであることに気がつき股間スルーで後ろにながし、同時にニステロイ(多分)が、イタリアのバックスラインを抜け出しキーパーと1対1になった決定的な状況でオフサイドの笛が鳴りましたが、パッシブなオフサイドでボールにふれていないわけで、これは誤審だったのでは。
守備の要であるカンナバロの不在と今季不振だったミラネーゼ、対してオランダの-勝とうという強い共通意志-が誰もが予想できなかった結果となりました。イタリアにとって、この先、この負けが最初の試合であったのが幸運であったといえるのかどうか。
いづれにしても、グループ最終戦のイタリアvsフランスがもっと面白くなりました。フランスはイタリアに引導を渡したがっているでしょうから。
posted by tooor |06:59 |
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