2008年03月31日

乱戦のブンデスリーガ

せっかく、首位のチームが足踏みしているのに、後続のチームもポイントをあげられず差を縮められないという日は、なぜかよくありそうな気がする。それがどういう訳か、リーグの佳境に入ってくれば来るほど、おこるような気もする。ここ一番のチャンスを生かせないようでは、自業自得ですね、とかいう常套語もよく耳にする。確かに第三者の立場から言うと、優勝杯(マイスターシャーレ)の行方が、誰にも分からずに最終戦までもつれ込むほうが観ていてあるいは聞いていて大変楽しいのだが。

ここ数週間の試合結果から、今季のブンデスリーガーに関してはそんなデッドヒートのスリルは味わえそうにない。後半始まりの時にはミュンヘンとポイントで並んでいたブレーメンが失墜してしまい、代わりにハンブルクや、シャルケそしにレバクーゼンも2位の位置に着けるのだが、どのチームも勝率を上げられず気が付けば首位バイエルンと7ポイントの差。そのバイエルンにしたって6試合で11ポイントしか上げていないのにだ。
結局優勝杯マイスターシャーレはオリバーカーン引退のはなむけとなり、後は残り2枠のチャンピオンリーグ出場権をどのチームが最後に手に入れられるか、というのが焦点になりそうである。ついでに言うと、バイエルンに関しては加えて、ドイツカップ優勝とUEFAカップ優勝のトリプルの可能性が残されていて、またそれをゲットしなければ取り残しと思う程、彼らのプライドは強い。彼らの視線は最初から今季参加できなかった、その来季のチャンピオンリーグでの名誉挽回に向いている。
我がシュツットガルトといえば、残念ながらこの週末、ハノーバーと引き分けてはしまいましたが、今年に入り6戦で14ポイントを上げ、リーグトップ。6チームが5ポイントの差でひしめいている激烈2位以下争いに参加している訳で、ま、競馬で言えば第3.4コーナーの大外からの差しで2位以下の団子状態を抜ける事ができるかかというところでして、僕としては結構楽しんでいるんですが。
そうそう、稲本のいるフランクフルトも同ポイントですぐ後ろにひかえています。

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posted by tooor |07:32 | ブンデスリーガ | コメント(1) | トラックバック(0)
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2008年03月28日

アルプス頂上登坂

ドイツ代表が、ユーロカップホスト国のスイスと対戦しました。前回同じホスト国であるオーストリア戦ではスコア結果3-1でしたが、満足できる内容ではなく、ここ3試合下降気味のパフォーマンスにカツを入れたいという意気込みで臨みました。両国がアルペン国であり今回の欧州カップでユーロッパの頂点に上り詰める意味でアルプス登頂作戦と名付けています。シュツットガルトのサポーターとして、おらがチームの選手を中心にしてレポートしてみたいと思います。
 前半は、ホームのスイスにもチャンスがあり好試合になる可能性もありましたが、20分過ぎにゴメスのシュート気味のセンタリングが、バックスとキーパーベナリオ(ヴォルフスブルグ)の間を抜け、クローゼが体で押し込み先制点。キーパーの中途半端なプレイによる失点でした。そして後半には61.67分とゴメスのダブルで早々とスイスは降参状態。シュツットガルトでもそうですが、バックスのラインの後ろに出たボールをフリーであろうが遁走されようが、ドリブルしてフィニッシュに至るキーパーとの1対1状況では、必ず決めてくれるゴメス。フォワードとしてまことに頼りになるプレーヤーに成長しました。代表9試合で6点、クラブでも19試合で15得点とただいま絶好調。ドイツ国民にとってバラックと並び今回の欧州カップまでに怪我をされたくない選手の筆頭です。
 次に左サイドMFのヒッツルスペルガー、大変覚えにくい名前ですが、キラーパスとハンマーと呼ばれる左脚からのミドルを得意としています。クラブでは今季前半怪我で出遅れ、なかなか安定したプレイができていませんでしたが、この試合でも数度致命的なパスミスをしたりロストしたりしました。もっとも攻守の要であるバラックが常に複数のマンマークに締められていたため、中盤の底として舵を取る役目をこなし攻守によいプレーもし、敢闘賞と言うところか。ブレーメンのフリンクスが右のボランチに復帰してくればもう少し荷が軽くなるのではと思います。
 次に右SBのラームですが、現在バイエルンにあるクラブでプレーしていますがデビューしてすぐ活躍したのがシュツットガルトで前我がクラブということで、語らせていただきますが、スイスの敗因は彼のサイドを突いて行こうとしたこととも言える程、しっかりと守り、全く思い切りのよいサイドチェンジや前線までのドリブル等、素晴らしかったです。試合後半にはMFの位置でプレーし右左SBでもできるポリバレントなプレーヤー。170cmと小柄な彼の活躍を観ていると、日本人プレーヤーのふがいなさが―――。
 最後に、出場はしていませんが控えGKのヒルデブラント。長年シュツットガルトの顔であった彼がバレンシアに移籍し、また新しく入ったGKのシェーファーがだめでサポーターはウイアーミッシングユーしているわけですが、僕としてはアーセナルでベンチを温めっぱなしのレーマンの代わりに第1GKとしてヨーロに出て欲しいです。異国移籍1年目で天国と地獄を味わっている彼ですが、驚異的な才能を持つ若手の竜虎、シャルケのノイヤーとレバクーゼンのアドラーの出現を考えると上下サンドイッチ状況で、代表で長くプレイできる可能性が少ない訳で、38才になるレーマンに早く後輩に席を譲って欲しいという、多少贔屓めな意見です。
あ、そうそう最後にポドルスキーがだめ押しし4-0というスイスにとってまことにがっかりする結果に終わったこの試合、ドイツ代表ファンにとってはヤーホーと言うかけ声をかけたくなる内容でした。

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posted by tooor |04:47 | 代表チーム | コメント(2) | トラックバック(0)
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2008年03月12日

幕はゆっくりと降りてくる

 オリバーといえば、チンパンジー。オリバーカーンといえばドイツのキーパーです。愛称Oliともよく呼ばれます。ファンからはタイタンと崇められ、アンチ派からはゴリラと呼ばれます。アウェイでは試合前にゴールに向かってバナナが投げ込まれたりしたことがありました。その彼が今シーズンでその20年のキャリアに終止符を打つことになります。アウェイのスタジアムでもこれがカーンの見納めだということで、ボードに「あんたがNO1」だとか「ありがとうOli」「カーンフォーエバー」とかのファンメッセージがみうけられます。
勝負強いバイエルンそしてドイツ代表の象徴として、ファイティングスピリットの固まりである彼に、味方バックスは怒鳴れっぱなしでしたが、時にはペナルティエリア外でもめ事があると飛んできてカタをつけてくれる心強いボスでもあります。試合後のTVインタビューがまた面白くて、勝てば模範解答、負ければ獣性がメラメラとしているようで、オープンで歯に衣をきせないストレートトーキング。クラブのオフィシャルサイトでも性格 短気 と書かれているところが笑えます。 
例を挙げますと
チーム不振時の発言で 
「チームになにが欠けているんですか?」
「我々に必要なものはアイアー(gold玉)」「え!」「キ ○ タ マ」
負け試合の後で。
「選手にミスが多かったですね」「糞垂れ流し」「プレイが不安 
定でした」「何処が」「失点はあなたのミスでは」「糞どうでもいいやね」
荒れた試合の後で 
「ファールが多かったですね」「男のスポーツなんだよ、敏感野郎はいならいよ」

 いろいろな珍プレーの持ち主でもあり、この間の中国代表よろしく跳び蹴り(決まりはしなかったですが)、相手選手への首締めはもちろん、接触プレーした相手のほっぺたに噛みつく動作で頬を舐め挙げたこともありましたし、ラスト総攻撃で相手陣内のペナルティーエリアでボールキャッチした事もあったし、見方のDFを粉砕したこともあり、逆にされたこともありました。ポストに跳ね返ったボールをヘディングで入れたり、ころころバックパスを足の裏で止められなかったオウンゴールもありました。まだまだ出てくる気がしますが、しかしながら、相手チームのサポにとって、これほど何度も「何であれを止めやがるんだ」と悔しがらせたキーパーは他にはいないでしょう。ピッチ外でのプライベートでも妊娠している奥さんを病院に置いて若いゴーゴーダンサーと駆け落ちして、(一部の男性を除く)世間の特に女性のひんしゅくをかったこともありました。マッチョ一筋。
 輝かしいキャリアの中で特筆なのは、2001年チャンピオンリーグ決勝のペナルティー合戦のヴィクトリーセービングであり、2002年のワールドカップ決勝でのハンブルかもしれません。あれがあり、これがある、勝ちッぷりも、そして勝負の世界ではとても大事な負けッぷりも見事なキャリアの持ち主です。
サッカーをエンターテイメントとしてとらえた場合、サッカー史上、ゴールキーパーとしてこれほどの役者はもう出てこないかもしれません。


ワールドカップ MVP選手 (2002年)
世界年間最優秀GK (1999、2001、2002年)
欧州年間最優秀GK (1999、2000、2001、2002年)
ドイツ年間最優秀選手 (2001、2002年)
ドイツ年間最優秀GK (1994、1997、1999、2000、2001、2002年)
ワールドカップ準優勝 (2002年)
欧州選手権優勝 (1996年)
チャンピオンズリーグ優勝 (2001年)
トヨタカップ優勝 (2001年)
UEFAカップ優勝 (1996年)
ドイツマイスター (1997、1999、2000、2001、2003、2005、2006年)
DFBカップ優勝 (1998、2000、2003、2005、2006年)
DFBリーガカップ優勝 (1997、1998、1999、2000、2004年)

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posted by tooor |20:34 | ブンデスリーガ | コメント(0) | トラックバック(0)
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2008年03月10日

爆勝の週末

スタジアムに近づくに連れて、ふつう路上に捨てられたビールの空瓶が多くなるのだが、今日は誰が持ってきたのか要所要所にスーパーのワゴンが置いてあり、中は既に空き瓶で一杯になっている。(注--空き缶ではなく空き瓶)ここはそう路上生活者でもきちっとしてる、秩序の国ドイッチュランドなのだ。
慣例のスタジアムの隣にある警察詰め所のスタンドでビールを飲む、3ユーロ。ここ以外で飲んだときはこの間のチャンピオンリーグ、リオン戦といい、ベルリン戦といい、良い結果が出ない故の縁起担ぎ。ついでに言っておくとソーセージは赤も白も2.8ユーロ。トンテキが4ユーロ。どれも丸っこパン付き。このグリルの臭いは週末の臭い、サッカーの臭い。さてスタジアムをぐるっと回ってメインスタジアム隣の3階のカーブ席へ。この席の利点はファンカーブ全体を真下に見下ろせるわけで、ウルトラズがウジャウジャと動き叫んでいるのを見るのは実際壮観であるし、応援歌がドンと昇ってくるサウンド効果抜群なところ。短所はプレーの距離感がつかみにくい所。実は昨年まで座っていた記者席隣の正面スタンド真ん中は、長所として全体を見晴らせ、オフサイドラインが見られるのは良かったが、短所は値段が高いのと、観客が燃えない点。特に負け試合はしけていた。えてしてお金持ちの年輩者も多くウェーブがおこると素早く立てない人もいた。
試合開始前20分程、選手紹介の後、You’ll never walk aloneをみんなで合唱。しかし数年前に初めて合唱して、感動のあまり涙があふれたこの曲も、いまや完全にマンネリ。続くロビーウイルアムスのライブもマンネリ。できれば、2年毎ぐらいでの曲を変えて欲しいよと思っていると、優勝した前シーズンからの新しい応援歌、「マイスターシュツットガルト」これはドイツ語だけれどまあまあですな。じーんとくるまでには至らず。
やっと主審の笛が鳴り試合が始まる。ディフェンスがもたついているなと観ていると開始8分でブレーメンにあれよあれよの最初のゴール。ポルトガル人のアルメーダがゴール前ほぼフリーでキーパーの逆突きヘディングゴール。あまりのあっけない失点に場内どよめく。中盤の1対1でも負けが目立ち、寄り切られそうなおっとっと状況が続く。しかしながら我々にはゴメスがいる。我らがゴメスの2チャンス2ゴールで前半を2-1で押し返す。
早くも後半58分にブレーメンが守備MFをFWに変えて勝負に出てくる。これは点取り合戦になるぞという予感。どちらに転ぶか分からないが、両チームの最近の対戦成績を観ても大漁、間違いなし。応援団の方も空気を察して大音量の声援歌。「立ち上がれ、シュワーベンなら、立ち上がれ、シュワーベンなら」、の合唱で僕も起立。(我がシュツットガルトはシュワーベン地方にあるのだ)
結局この試合結果からいうと、何と6-3というスコアで我らがシュツットガルトの爆勝。NOガードの打ち合いになったというよりはブレーメンのディフェンスがラインを上げ過ぎカウンターを6発も食らってしまい、一方3点取られたシュツットガルトにしても、ディフェンスは穴だらけで、後2点ぐらい献上しても文句は言えなかった。それにしても前年度リーガーベストプレーヤーに選ばれたゴメスの3ゴールは技ありというよりは、届かない所を届いてしまう勢いとリーチの長さのゴールであり、17試合で14ゴールという驚異的高効率でリーグトップである。大事なときに決めてくれるストライカー、真に頼もしい限りである、このまま行けばクローゼとのコンビで欧州カップをドイツ代表で世界デビューすることになるだろうが、大変楽しみであり我らがシュツットガルトとしても鼻が高い。それにしても1試合で6発というと点が入るたびに両隣とハイタッチするわけで12回のハイタッチというのもこれからもそうそうあるまい。

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posted by tooor |17:40 | スタジアムにて | コメント(0) | トラックバック(0)
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2008年03月07日

ドイツで一番強い村チーム

そこまでやるか村おこし2(前回の記事と併せてお読み下さい)

史上最強の2部リーグといわれる今季の中で、後期5連勝と台風の目となっているクラブが前回紹介した 1899ホッフェンハイム です。3部から今季昇格したこのクラブ、32億円かけて選手を補強しただけではなく、ホッケーナショナルチームから名将ペーターズをスポーツディレクターに迎え、現ナショナルチームの心理面ケア担当のヘァーマンとも契約しています。このペーターズ氏は、自国ワールドカップ時にクリンズマンが彼を欲しがったが、協会の反対で獲得できなかった人物です。選手としては、ブラジルとアフリカのプレーヤーやブンデスリーガー経験者そして、2006年に浦和で活躍し、その後すぐ移籍したドイツ生まれのクロアチアストライカー トミスラフ マリッチがいます。
 パトロンであるホップ氏が高齢であり(67才)、資本面で依存しているだけにその将来を危惧する人もいましたが、彼の遺言の中に、跡継ぎ息子にこのプロジェクトを継続させることが含まれていてこの先20-30年のサポートが保証されているそうです。
確かに、ここそこで、前代英雄伝っぽく語られるホップ氏ですが、氏曰く、70才でブンデスリーガーに昇格させるのが私の夢であったが、「チャンスは前髪をつかめ」という諺にあるように、それが早く実現できてもいっこうにかまわないとか。ただその70才の誕生日に合わせて、96億円かけて2009年末完成予定の新しいスタジアムが工事中なので、もし来期ブンデスリーガーに昇格したら、それまでは近郊都市のマンハイムのスタジアムを借りることになるらしく、当然その準備も万全らしいです。

当然ドイツでは、このチームをテーマにしていろいろな討論がなされていて、雑誌新聞等で拾ってみると、批判的な意見としては、金の力で寄せ集められたチームであること。人口3300というあまりにも小さな村を基盤にしているので、ファンも少なく伝統の厚みもない。よって観客数も少なく彼らからはハートを感じない、等。確かにこの点は僕も感じる所で、どれだけスタジアムに熱いファンを獲得できるのかというのが、疑問として挙げられると思います。いくらタダ券ばらまいても、これは金で買えないですからね。実際現在2部で昇格争いをしているメンヘングラッドバッハやマインツ、ケルンこれらのクラブは毎回ホームで3万5万を越えるファンを集められるのに比べ、確かに随分見劣りしています。
それに対してポジティブな意見としては、ドイツ9番目の大資本家として、やろうと思えば可能であった、既存の伝統的なビッククラブを買収せずに、「自分がプレーした村クラブを、ブンデスリーガーに昇格させる」という遙かに難しい夢を実現しようとする心意気におおいにロマンを感じる。また地域の経済発展に大変貢献をしている。こんなチームの台頭は今までになかったわけで、ドイツにあって、しいてはサッカー界において革新的である。等々と挙げられます。
 僕思うにやはりまずはピッチの上でどれほどアトラクティブなパフォーマンスをしてくるのかがポイントになると思います。しょせん、チームに付随するストーリーは、プロパガンダにすぎません。策士ラングニックが今までフロントとの摩擦も少なく思うようにやって来れたし、これからもできるわけで、ドイツ随一といわれる理論家が一から作り上げたチームがどんなプレーをおこない、ファンを獲得していけるのか。それ次第で、以外とIT時代に生まれ育った若い世代を中心に伝統や地域性にこだわらないファン層が膨れていく可能性はあるかもしれません。ファン限定インターネットTVで全試合放送とか、簡単にできそうですしね。いづれにしても、遠くないシーズンに伝統ある列強クラブを倒し先ずは1部昇格し、新戦国時代の騎手として下剋上していけるかどうか、このドイツ版“尾張のうつけ者”に注目です。



 

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posted by tooor |16:51 | ブンデスリーガ | コメント(4) | トラックバック(0)
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2008年03月04日

そこまでやるか、村チームおこし

小さな村のクラブを、ブンデスリーガーまで押し上げる。この荒唐無稽な夢を実現しようとしている男がいる。クラブの名は、ハイデルベルグ南30kmに在る人口3300の村と同名の、TSG 1899 ホッヘンハイム、この人物の名はディトマー ホップ(70才)。名前からするとビール屋さんかと思うがSAP という 世界で3番目に大きいソフトウェア会社の創始者であり資産はなんと1.2ビリオン-12億ドル(from fobesmagazins)。これって1200億円じゃ、、、僕の計算機では円換算できません!!!。

そのホップ氏語るに60年代青年だった頃、フォワードとしてこのクラブで活躍し、彼がゴールをゲットした後は、地元の肉屋がレバーソーセージを差し入れしてくれ大変嬉しかったらしい。小さなクラブの経営者の方これですよこれ。エビの鯛釣り。先ずは1989年に初めてこの極弱の古巣のクラブに10000マルク(80万円)を、ボールやユニフォームを買い、また若い選手の育成の足しにと寄付したのが始まりで、1990年にSAPとしてスポンサー契約したのを皮切りに、クラブサポートに熱を入れ始め何と1999年には自らの名前を冠するディトマー ホップスタジアム(6350席収容)を建てた。この辺から常人ではありませんね。そして ブンデスリーガー7部のクラブがあれよあれよというままに2001/2002シーズンにはレギオナルリーガというブンデスリーガー3部(アマチュアリーグの最高峰)に上り詰めた。2006/7シーズンにはドイツサッカー界で教授と呼ばれる策士ラルフ ラングニックをトレーナーに迎え、7月に12.8億円でMFのブラジル人のエドゥアルドを獲得し、この季ドイツ3部で優勝、大きな話題にもなった。

ブンデスリーガー2部の昇格した今季は、今日現在で4位、1位のメンヘングラットバッハと数ポイント差で念願の一部昇格を射程内に入れている。特に1月からの後期は全勝で、敵チームのトレーナーから2部でプレイするレベルのチームではない、のコメント-真意はこんなチーム早く一部へ上がっていなくなってくれというところだろう。64億円かけて新しいスタジアムも建設中で2010年完成予定。30000人収容で勿論ディトマー ホップスタジアムという名前。油を売って儲けた金でビッククラブを買うロシア人もいれば、眠気覚ましの炭酸飲料レッドブルでクラブを買った人もいるが、ホップさんの場合、自分がプレーしていた村の無名チームを育てているうちに、収まりがつかなくなってしまったのでは。ひょっとしたら、目立ちたがりで無茶無茶負けん気が強いだけの怪人かもしれないが、どこか憎めないドイツ人によるジャーマンドリームといえます。


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posted by tooor |10:10 | ブンデスリーガ | コメント(3) | トラックバック(2)
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