2008年02月28日
ブンデスリーガー前半で負けが込んでいたヴォルフスブルグ(狼城)のマガート監督・マネージャー兼任が、テレビのトークショウで今シーズンは、大入れ替えをしたので、まずは新しく入った選手間の調整が必要とされる。大きな期待にすぐに答えられないのは仕方がない。それには時間が必要で、まずはリーグの中堅の位置を目標としている。と答えていました。そして後半に入り3勝1引き分けで何とリーグトップの勝率で、現在9位につけています。
結果から見ると大敗が無くなり、むらが無くなってつまり守備が安定してきたわけです。
そのヴォルフス(狼の群)が昨夜、カップ戦準々決勝で、ハンブルグを延長の末2:1で破り準決勝に進みました。テレビ実況中継されたので普段はダイジェスト番組で数分しか観られない長谷部のプレーを追うことができました。ボールさばきの巧さ、パス交換、すぐに飛び込まずパスコースを絶つ、またここぞのパスカット、適時のサイドチェンジ等、一度中途半端な逃げパスをカットされた以外は、左の守備的MFとして完全に機能していました。ジャッジへの大きなジェスチャーでの抗議などを観ると、おとなしい日本人のイメージも感じさせず、その順応性に感心した次第です。テレビのアナウンサーが試合中に長谷部は、ブッフバルドからマガートに推薦され浦和レッドダイヤモンズから後半移籍し即スタメンを確保しましたが、目立ちはしないがそつの無い安定したプレーです。とコメントしていました。
実際全くもって及第点を与えられるプレーでしたが、そうそう思い切った攻撃的なプレーも観たいと思っていると、前半にレフリーのミス臭いペナルティで先取点を上げたヴォルフスブルグでしたが、攻め続けるハンブルグの至宝ファンダハールに後半70分、衝撃的ともいえるボレーをペナルティ外からゴール右上に決められます。そこから長谷部の動きも代わり、どんどん攻め上がりに参加しサイドの深いところへのタイミングを計ってのタメのあるキラーパスや自らゴール付近まであがりシュートチャンスをうかがうようになります。
結果として延長に入ってクリノヴェックと交代するわけですが、この選手はリーガーでも名のとおるパワーレフティーでゲームメーカーのブラジル人マルセニーニョと並んで攻撃の主軸となる選手なので、延長でも決着がつかない場合、ペナルティー合戦では分が悪い、ここは点を獲りに行くと読んだマガートの考えは納得行くモノでした。決して長谷部のプレーに満足していなかった訳ではなかったと思います。
以上、彼の成長が大変楽しみになってきました。好ご期待。
posted by tooor |19:06 |
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2008年02月26日
世界には数々の地域トーナメントがあり、競っている国同士は、過去に互いに血を流し争った歴史を共有しているのがほとんどだ。その上で現在の欧州サッカーの隆盛は世界大戦後の平和を土台にして発達してきたことも間違いがない。政治文化経済交流始め、いろいろな形で各国間の誤解や先入観が少しづつ訂正され、健全なライバル関係が高められることによって、純粋なスポーツとして競技され、よって楽しまれることが可能になってきたのだと思う。イタリアを始め今尚根強いクラブ間の確執やもめ事が残るとしても、国家間、つまり代表の試合ではこのようにしてスタジアム内外での観客同士の争いが減少してきた。FIFAやUEFA開催による欧州トーナメントで大規模の暴力沙汰が発生することはなくなり、よってスタジアムに足を運ぶ際の危惧もなくなり、それは戦後63年かけて現在に至る。
スタジアムで一度試合開始の笛が鳴れば、グランド上でおこなわれる戦いが全てである。過去の国家観の争いには一切関係なくそれは行われるべきである。そこではピッチの上でおこる事以外に、語られることは少なくて良いとも思う。しかしながら、プログなどの意見交換を開ければ、やれ中国人は、やれ韓国人は、けれども日本人は、、、の中傷のオンパレードである。
代表のサッカーは、その国の国民のアイデンティティとして深く根付いていて、我々の感情は、スタジアムという巨大なマスの中で増幅され熱として昇華される。勝つための闘志が個々の選手、チーム、そして観客との間で相互伝達されエスカレートしていく。スタジアムと茶の間とをつなぐマスメディアの演出もそれに加わる。その時、心のダークサイドとしての、憎しみや怒りが吹き上がるのもサッカーが、人間的な、あまりも人間的なスポーツである所以である気がする。それを接触プレー時や極度の興奮が故にも、口に出したり態度で現したりするのは、プレーヤーとしても、ファンとしてもみっともない品位に劣る行為である。それぐらいならまだしも、そんな醜い感情を国民間の差別意識に変え、常に抱え込んでいる人は、代表戦をそしてサッカーを代理抗争とかストーリートファイト類と勘違いしているのではないか。そもそも人類共通意識が芽生え始めたこの時代で、圧倒的に貧しい世界観を持っている人々ではないか。
以上今回東アジア選手権を観ての雑感です。
posted by tooor |00:51 |
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2008年02月26日
先月のアフリカンカップを数試合観ていて、僕なりに気づいた事として、レフリーのジャッジングの質がしっかりしていたことがある。光栄にも日本人の西村レフリーが唯一のノンアフリカンではあったが、彼も含め僕がTVで観た試合のレフリーは毅然として公平であり、はてなマークの出るジャッジは殆どなかった。そこではヨーロッパフットボールネーション間の試合運びとそれ程の違和感なく笛が吹かれていたように思う。僕自身が持っていたアフリカ人のレフリーで大丈夫カナ?という馬鹿な先入観を改めなければならなかった。
間接的な理由として多くのアフリカンプレーヤーが欧州のリーグでプレーしていることがあげられると思う。つまり欧州リーグで活躍する選手が各国の主軸としてその経験を母国のチームに伝えることができているのではないか。その中には欧州リーグでのプレーのマナーも含まれているのではないか。例えば、それは接触プレーで倒れた場合でもお互い起きあがるのに手をかしたする行為かもしれないし、軽くタッチをして健闘を称え合うちょっとした行為かもしれない。かりに行き過ぎたファウルをして相手選手を削ってしまった場合でも一言謝りを入れたりもする事かもしれない。彼らはそんな行為を通じて自分達が感情的に敵対せず試合に集中でき、サッカーをプレーする喜びをスタジアム全体で共有できることを経験してきたのである。また悪質なレッドを犯した場合の協会やクラブへの罰金、所属するクラブの監督やファンからの叱咤も覚悟しなければならない事、それらいろいろな経験が自国の選手仲間に伝わっているのではないか。
ラフプレーに対する、そのような自覚を持った選手が増えるほど、レフリーの仕事がやり易くなるのは言うまでもない。そしてその上でどうしても起こってしまうファウルやラフなプレーを抑え、試合を落ち着かせ、同時にその質と調子を落とさないために指揮棒を振るのが、レフリーだと僕は思う。当然荒い試合であればある程、レフリーの責任が重くなってゆく。少なくとも故意に公平さを欠いたり、レッドカード場面で明らかなミスジャッジをするレフリーはここではまったく語るにたらない。
posted by tooor |00:14 |
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2008年02月15日
小野選手所属ボーフムの試合が放送されそうなので、観戦される方に、もう一人の選手を紹介したいと思います。
ミモウン アズアク
背番号22番
175cm 63kg
モロッコ生まれ
ブンデスリーガ48回出場で4得点
アンダー21 ドイツナショナルチーム 6試合出場
テクニックに秀でているオールラウンダーなMF
2004年にマインツが2部からブンデスリーガーに昇格した時の立て役者として活躍。2005年1月にシャルケに移籍するが膝を痛め2006年の1月まで3度の手術と闘病生活、結局この季には4試合しか出場できず。2006/07に古巣マインツにレンタル移籍され27試合出場。今季は前半にシャルケで4試合出場し、新たに1月よりボーフムに助っ人としてレンタル移籍。
以上が彼の経歴です。
ユース時代からその才能を認められ、コアなファンで名高いシャルケで期待されたが、重度の膝負傷で出場機会が減り、レンタル移籍の境遇。後があまり残されていない立場も小野選手と同じです。当時スポーツ番組の中で、彼を見舞うコーナーがあり、病院のベットで脚を吊って横たわる憔悴した彼の表情をなぜか僕は覚えています。
がたいのでかいブンデスリーガでは小柄で軽量級のテクニシャン。どこか日本人プレーヤーを思わせ、親近感がわきませんか。
posted by tooor |01:51 |
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2008年02月11日
小野選手がホームデビューで後半に出場し、3点目に貢献しました。相手の嫌がる所へコース、スピードともにマッチした良いFKでした。
土曜夕方6時半から8時まで放映されるサッカー番組では、その日行われた試合のダイジェスト版を観れるわけですが、ボーフム VS コットブスの試合では、一番最初にベンチに座る小野の様子がズームされ日本のスターとして、彼の経歴とりわけ3度のワールドカップ出場、フェイエでのUEFAカップ優勝歴が手短に語られ、シューティングプレイヤーとして演出されていました。
リーガの後半戦が始まり、新しく入り活躍しそうな選手をズームアップしているわけで、小野選手には是非ともうねりだしたこの波にのってブンデスリーガのスタープレイヤーへの道を進んでもらいたいです。彼の笑顔はドイツで愛されると思うんだけどなー。
posted by tooor |20:02 |
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