2008年06月23日
東と西の対立
トルキエvsクロアチア クロアチアのFWクラスニッチが両親提供による二度の腎臓移植を乗り越え代表選手としてカムバックし、延長最終分でヘディングゴール。バックグラウンドストーリーを持った真の英雄として讃えられる寸前だった。がサッカーはハリウッド映画よりも奇なり。2度あることは3度も起こってしまった。そして今は誰も彼のゴールを語らない。トルキエとの対戦をひかえたドイツはMFヒッツルスペルガーの一言。「彼らが最後にバスに乗るまで、気を緩められない相手だ」 ロシアvsオランダ 「Sbornaja」が「Oranje」に見事な一本勝ち。波状攻撃を仕掛けるロシアの攻めは軌跡を引いてゴールに向かうミサイルのよう。強いロシアアイスホッケーチームを観ている感じになった。コレで今季UEFAカップ戦でレバクーゼンもバイエルンでさえも、ペテルズベルグのゼニトにズタズタにされたのを思い出した。その監督のアドボカートがオランダ人なのも偶然ではないだろう。それにしてもよく走る走る。ダイナミックなアルシャビンの表情までがダイナミックで気に入った。 それにしても、精気の無かったオランダ。完全には走り負け。始まってそれ程たっていないロシアンリーグのせいで、ロシア側に疲れがたまっていないからなのか、うむ、今大会の不思議の一つに挙げられる。 スペインvs イッターリア 今のイタリアからピルローとカットゥーゾをとってしまえば塩の利いていないミネストローネスープみたいで味気がないのがよく分かった。インサ-ギみたいな点取り屋のヒリヒリとする辛さもないので、攻撃に鋭角さがなく、見ていてスリルを感じない、明らかに役者不足。相手の攻撃をうまくいなしてココゾと突いてくる、網と槍を持ったグラディエーター達は何処へ行ってしまったのか。 試合を凡戦にしてしまった原因はスペイン側にもある。イタリアの負けない守備スタイルに対して、思いっきりのよいサイドチェンジや縦に抜けるパスがなく、持たされ横パスが多かった。両チーム得点無しのペナルティ合戦では、平坦な試合としてドラマに欠けた。そりゃやっとこさ勝てて嬉しいだろうけどね。スペインにはもっと期待してんですけど。 さて、準決勝4チームがそろったヨーロッパ選手権。横で見ていたドイツの友達が言った。「しかしトルコやロシアはヨーロッパに入れて良いのかなー。トルコの首都アンカラはボスフェラスを挟んでアジア側だし、文化も違う。ロシアに至っては日本と国境で繋がってるだろう。」 何を今更とは思うが、考えてみれば一昔は、ヨーロッパ北と南の国の対戦とかよく言われていたが、今回は東(ロシア、トルキエ)と西(スペイン、ドイツ)の対戦になっているのかな。 何はともあれ、テレビの見過ぎで家庭で奥さんと不和になっていた旦那さん。勉強不足の学生さん。ビール腹をさすっているあなた。そして睡眠不足と戦っていたみんな、やっと3日間の休息ですね。
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posted by tooor |19:27 |
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