2008年06月16日

サッカー神族会議

ここはオーストリとスイスにまたがるアルプスに建つ高級ホテルの会議室

参加者
イタリアの神様(トラッパトーニ似)
ドイツの神様(ベッケンバウアー似)
フランスの神様(プラティーニ似)
スペインの神様(ラウル似)
ポルトガルの神様(アウゼビオ似)
オランダの神様(フリット似)

司会プラ「さて公の欧州神様会議が終わった後で恒例の裏会議を行いたいと思います」
トラッパ「その前にちゃんと鍵締めたか確かめといてや、この間の時みたいにならんようにな。」
ベッケン「そーざんす、この間はおまえら元祖神のわしをいつも締め出しやがってつーて、ギリシャ神のオットーがなぐり込んできましたな」
トラッパ「4年に一回松明点けるだけやったらいややいうてな、おおじょうしたな」
プラ「最後には押し切られてしまいました」
アウゼ「そのせいで、前回私が犠牲になったこと、今回忘れないで下さい。」

司会プラ「今回はイギリスのチャールトン神さんが欠席で代わりにスペインのラウル神に参加してもらうことになりました。チャールトンさんはチャンピオンリーグで勝ち点カードを使い果たしたので一回お休みです。」
ラウル「若輩ながら付け足させていただきますと、毎回国内リーグで勝ち点カードを使いすぎていた過去を反省し、今回は国際大会でも使えるように充分カードを残してきました」
トラッパ小声で「スペイン人はおしゃべりが多いからはずしてきたんやけどな」

司会プラ「さてこれから、今大会のシナリオを作っていきたいと思いますが、サーカー界のますますの発展に向けてどういうサプライズを今回行ったらいいかというテーマで話し合っていきたいと思いますが、塩コショウそして隠し味が料理に欠かせないように、プランを立てていきたいと思います」
ベッケン「今日でも尚、戦争の元になっている宗教を越えて行くためにも、キリスト教以外の国、つまりトルコチームにはサプライズカードを配給するのが良いのでは」
一同 「賛成」
ラウル「燃料代が高くなっているので、ついでにロシアの油さんにも配っておけば」
アウゼ「そりゃUEFAカップで既に渡してますね」

トラップ「それはええけど、わしらのグループ、始まる前から充分サプライズしてるやん。それでのうてもミランのベラスコーニが選挙でいるんやいうて勝ち点カードいっぱい持っていきよって困ってるのに。」
アウゼ「しかしどうしてドイツはいつもくじ運が良いのでしょうかね」
トラップ「わしはベッケンのせいやおもてんねん。くじ運の女神は彼奴のこと好きやねん、ああいう真面目なタイプがもてんねん。嫁さんもとっかえひっかえやろ、羨ましいこっちゃ」
プラ「あ、こらトラッパ、くだらんこと言っているふりしてにテーブルの勝ち点カードに手を伸ばしなさんな、全く油断も隙もない人だ」
トラップ「おっと頭突きは堪忍してや」
ベッケン「いつもこれだ、こっそりとった勝ち点カードを隠しておいて、ここぞというところで切ってくる」
プラ「その通りけしからん。勝つためには手でも口でも使うなんて」
トラップ「わー負け惜しみは見苦しいな、勝負の世界はきれい事だけでは通用せんで」

ラウル「ところで、オランダのフリット神、最初から何もいわないでニヤニヤしながら黙ってイヤホンして音楽を聴いているみたいだけれど失礼じゃないですか。」

フリット「レゲーミュージックじゃありません。サッカーのラジオ中継ですよ。皆さんのおしゃべりの間に、とっくにトーナメントは始まっています」



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posted by tooor |20:01 | トーナメント | コメント(4) | トラックバック(0)
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2008年06月16日

トルコの祝祭日

深夜の雨の街にトルコサポーターのならす車のクラクションが聞こえてくる。
75分まで0-2でチェコに先制されていたトルコが、豪快に試合をひっくり返した。スイス戦でも終了間際の得点で大逆転のドラマを演じたテリムの息子達がより難度の高い逆転劇をやってのけた。


試合前半はチェコの隙のない守備に攻めあぐんでいた。バロシュをきらず、巨漢CFコラーをくさびとして攻める典型的なチェコの攻めが実を結び、まずは彼のヘディングで試合が動く(35分)ブンデスリーガーではお馴染みの懐かしいコラーの得点。そして後半に入り激しい雨とともにトルコのコンビネーションも合い始めるが、トルコ側に負傷者がでピッチ外で治療を受けている間にチャコのカウンタが決まり(62分)、2-0。普通ならばこれで万事休すのはず。両チームとも選手をかえて、トルコ側では右DHでプレーしていたバイエルンのアルティントップが再三上がり初め、彼からのエンドラインからバックスの裏をつくセンタリングをスイス戦で決勝点を挙げたアルダが左隅にキーパーチェヒのサイドジャンプの手をはじく美しいボレーを決める(75分)。何でも「そんなに早く家には帰らないよ」と試合前に国の母に電話をしていたらしい。
そして再び今度はサイドラインからのアルティントップの長いセンタリングをよりにもよって大会ナンバーワンのキーパーチェヒがなんとハンブル!、詰めていたニハトがゴッツァンゴール(87分)。この時えらかったのはニハトで同点ゴールに喜ぶこなくネットから急いでボールを取り出し試合を再開させる。その前にもキャプテンらしく、入れ替わって入ってきて浮き足だって早打ちしてしまう若いチームメイトにジェスチャーで落ち着けとアドバイスをだしてもいた。
 このままペナルティー合戦になろうかというこの試合、レギュラー終了時間間際に、アルティントップのキラーパスに抜け出したニハトがチェヒと一対一から右コーナーバーを当てての決勝点。狂ったように喜ぶトルコサポーター。

4分間の延長中にはトルコキーパーがコラーを押し倒してしまい一発退場。選手交代枠を使い切ってしまっていたトルコはFWトゥンジャイが代わりに手袋をはめる。そして彼のてにボールが触れること事無く試合終了。ホイッスルと同時に倒れてしまう数人のチェコプレーヤーと喜びを爆発させるテリムイレブン。
 
テレビカメラがその人口の多さからトルコの第二の首都と呼ばれるベルリンの広場に集まった2万人程のトルコの若者達のはしゃぐ様を写している。おそらくヨーロッパ中、比較的大きな都会なら何処でも似たような騒ぎになっているだろう。
雨の降りしきる中、クラクションを鳴らしトルコの旗を掲げる車のパレード。

最後に監督テリムのインタビュー。
「今宵、選手達は喜びを爆発させるに値する事をやってのけた。テレビ観戦をしていたトルコの同胞達も通りに出てみんなで喜びを分かち合おう」

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posted by tooor |08:25 | トーナメント | コメント(1) | トラックバック(0)
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