2009年01月30日

お久しぶりです!

こんにちは、トム・バイヤーです!

新年に更新してからあっという間に1ヶ月が経ってしまった。僕が立ち上げた会社も2年目の開始ということで、このところ結構忙しいです!

さて、もうじき日本代表はオーストラリアとワールドカップ予選を戦うことになるけど、今年の最初のビッグマッチになることは間違いないよね!両チームでグループのトップを争っている形だし、すごく重要な試合なはずだ。日本がこの試合に勝てればチーム全体に自信が溢れ、その先の試合や6月のオーストラリアとの再戦に向けて勢いがつくはずだ!僕も2月11日の横浜での試合に足を運ぶつもりだけど、みんなも一緒になって応援しようね!

横浜といえば、それに関連した報告があるんだ。先日、待ちに待ったDVDの撮影を日産スタジアムのすぐ隣、「しんよこフットボールパーク」で終えました!タイトな日程での撮影は結構ハードだったけど、最新の技術を使って最高の作品をみんなに見てもらえるよう頑張ったつもりだよ。これからまだ編集作業が残っているけど、3月には発売できる予定だ。このDVDを持って、3月と4月にはたくさんのイベントに参加する予定だから、楽しみにしててください! DVDに関してはこれからも随時情報を出していくからね!

dvd
ところで話は変わるけど、僕の仲の良い友人の1人でもあるなでしこジャパンの澤穂稀選手が日テレベレーザからアメリカのプロリーグのワシントン・フリーダムに移籍することが決まったね! 彼女は日本を4位に導いた北京オリンピックでの活躍が認められて、昨年9月の国際ドラフトで1位に指名されたんだ。北京では6試合に3ゴールを決めた澤だけど、通算では歴代1位となる、なんと144試合で72ゴールも決めているんだって!すごい! でも、これは彼女にとってはすごく難しい選択だったと思うよ。日本に残って、女子サッカーの振興を手助けするか、アメリカに行って世界トップレベルの中でプレーするか。結局彼女は後者を選んだわけだけど、その理由も良くわかる。 残念なことだけど、日本の女子サッカーはレベルに見合った注目や敬意を得られていないと思う。ほとんどの選手はアマチュアだし、サッカーだけで食べていけない状態だよね。チームも経済的に苦しんでいるところも多く、スポンサーをキープしたり、探したりで奔走している。でも正直なところ、この状況を打開すべきマーケティング戦略やアピールポイントを、協会をはじめ誰もまだ生み出していない。ユースの年代に目を向けてみても、まだほとんど日本に女子選手はいない状況だ。僕は年間1万人くらいの子供たちを指導しているけど、その中で100人女の子がいたらラッキーな年と言えるくらいだよ!女子サッカーを日本に広げるためのプロモーションはちゃんとされているのかな? ここで、僕からいくつか提案してみよう! 1. 何試合かで良いので、なでしこリーグとJリーグの試合を同じ日に同じ会場で行う試みをしてみる。 2. こちらも何試合かで良いので、男女の日本代表の試合を同じ日に同じ会場で行ってみる。 3. なでしこリーグ内の優秀選手には金銭的なメリットが生まれるようにして、チームに残れるよう援助する。 4. JFA内で、もっと女性にコーチングライセンスを取れる環境を整える。現在日本ではたった1人しかJFAからS級ライセンスを認められた女性がいない。彼女は、なでしこリーグの岡山湯郷Belleというチームで指導している本田美登里さんという僕の友達なんだけど、彼女だって2007年に取ったばかりだ。なんでもっといないんだろう? 5. アメリカの女子サッカーのマーケティングノウハウを研究する。アメリカと日本で、選手やコーチの交流プログラムを作り、アメリカのエキスパートたちを招待して日本に女子サッカーの振興についていくつかアイディアを出してもらう。 こういった活動を通じて、少しずつでもグラスルーツから女子選手を育てていかないと、いつまでたってもワールドカップやオリンピックで優勝できる代表が生まれないと思うよ!是非頑張ってほしいね! それじゃ!


posted by tomsan |22:43 | サッカー指導 | コメント(0) | トラックバック(0)
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2009年01月01日

あけましておめでとう!

こんにちは、トム・バイヤーです!

あけましておめでとうございます!!

2008年ももう終わってしまったね!僕にとっては自分の会社、T3をスタートさせた大きなチャレンジの年でもあったんだ。長く続けた何かを離れて新しい挑戦をする時は、いつだって色々と乗り越えなければいけない障害が出てくるものだ。僕らが達成しようと思った目標を全て達成できたわけではないけど、今年の見通しは既に明るいんだ!

昨年最後のコーチとしての仕事は12/26~28に千葉県の茂原で行われたイベントだった。これはadidasが主催する「U-12 アディダスフットボールクリニック」の集大成でもある、選抜メンバー64名による合宿だ。クリニックは日本全国、北は北海道から南は沖縄まで、年間を通じて行われたのだけど、各会場で4名の子供たちがこの最終合宿に選抜される。合宿では現日本代表監督の岡田武史さんと一緒に指導にあったのだけど、これは子供たちにとって喜ばしいだけでなく、僕にとってもすごくありがたい機会でもあったんだ。

okada-san
日本代表監督という、とても忙しい仕事の合間に2日間も子供たちと一緒に過ごしてくれるだけでもすごいことなのに、練習中の岡田さんの情熱や熱心さといったら素晴らしかったよ。子供たちも大きな影響を受けたことは間違いないだろうし、僕もたくさんのことを学んだと思う。結局、64名の参加者の中から6名が選ばれ、来夏のドイツ、バイエルン・ミュンヘンのサマーキャンプに参加する権利を得たんだ。 それにしても今月は岡田監督と縁がある1ヶ月だったよ。まずはクラブW杯で来日していたマンチェスター・ユナイテッドの練習に招待され、二人で見に行ったこと。世界有数のビッグクラブの練習を見ることはすごい勉強になったね。この練習見学の模様は日本テレビのZEROで取り上げられたようで、何人もの友人から電話がかかってきたんだ。サー・アレックス・ファーガソン監督と岡田監督に挟まれて僕もテレビに映っていたんだってね。ビデオを撮ってなかったから僕自身は見てないけど、そんな偉大な二人と並んで映ってたなんて嬉しいね!続いてその練習の翌日、僕らの友人の一人であるマンUのコーチと会って、ユース育成などについて90分程3人でディスカッションをしたんだ。サッカー以外にも色々なトピックが話し合われたけど、内容は内緒!(笑) さて、2009年は皆さんにとってどんな年になるかな?新しい年も引き続き皆さんとお話したりお会いしたりする機会に恵まれることを今から祈り、楽しみにしています。スポナビブログを読んでくれてどうもありがとう。これからもよろしく! トム・バイヤー


posted by tomsan |01:07 | サッカー指導 | コメント(0) | トラックバック(0)
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2008年11月06日

コミュニケーションの大切さ

こんにちは、トム・バイヤーです!

今シーズンの大分トリニータの躍進は特筆に値すると思うんだ。昨シーズンは14位で終わったのに対して、今季はナビスコカップも優勝して、リーグでは首位に数ポイント差で追っている。僕にとって興味深いのは、いかに外国人の監督が日本のチームにインパクトを与えることができるか、ということ。大分はその良い例で、短い期間で弱小と呼ばれるチームからタイトルを狙えるチームにしてしまうということは、すごく面白いところだ。しかも、今回の大分の戦力を見ればかなり厳しかったことがわかるよね。浦和に梅崎を放出し、更に入れ替わりでガンバから加入した家長も膝の故障でシーズンを棒に振っている。この状況でしかも昨シーズンは60もの失点があったんだ。でもそんな状況であっても、今シーズンのすばらしいパフォーマンスがあるのは、きっと精神的な強さがあったからじゃないかなと思う。僕もことあるごとにサッカーの精神面の大切さと子供たちにとっての意味合いを語っているけど、大分のシャムスカ監督もそういった部分を大切にしているみたいなんだ。

シャムスカ監督はあるインタビューで今シーズンの強さの理由として、「選手間の友情や結束力、さらには選手とチームスタッフのコミュニケーションから生まれるポジティブな雰囲気」を挙げていた。彼はさらに、「ディフェンダーの素晴らしいマーキングの半分はコミュニケーションによって完成したもの」だとも言っていた。僕自身もコミュニケーションは大事だと思うし、特にディフェンスの面では欠かせないものだと思う。だからコミュニケーションに長けた若い選手を育てる必要があると思うんだ。さらに、ユースレベルでの選手とコーチの間のコミュニケーションもとても重要で、チームと個人のパフォーマンスにとって重要な影響があることは、既に色々なケースで現れているとも言われている。前にも言ったけど、日本ではチームを強くすることが強調されていて、個人を育成することは二の次だという風潮があるんじゃないかと思うことがある。選手間でのコミュニケーションを取ることもあまり重要視されていない気がする。だから日本におけるコミュニケーションの仕方に対する見方は、少し欧米のそれとは異なるのかもしれないよね。例えば、アメリカでは子供たちに幼い頃から質問をするように言われている。僕も昔からよく、「聞くは一時の恥、聞かぬは一生の恥」と言われていたものだよ。日本でもこういう言い回しがあるとは聞くけど、質問をする習慣がないように見える。だから子供たちはコミュニケーションスキルを磨く機会があまりなくなってしまうんじゃないかな。コミュニケーションといっても、口頭で行うものだったり、顔や体で表現するものがあるよね。両方とも大事だけど、それがまだまだ日本の子供には足りないと思うよ。

最後に、日本のユースレベルでは、練習に長い時間をかけることが習慣になっているようなところもあるよね。高校選手権も体力が一番あるチームが優勝する。甲子園だってそうかもしれない。僕がよくみるU12の全国大会だってそうなんだ。どの大会も勝つことが重要視されすぎて、選手に負担がかかりすぎていると思うんだ。サッカーの大会では毎日試合があったり、甲子園に至ってはエースが何日と関係無しに連投をするしね。このような過酷なシステムは僕が知る限り欧米では採用されてないし、全国規模の大会ですら聞いたことがない。こうして見てみると、やっぱり欧米では選手の精神面や感情を伸ばすことが重視されていることが改めてわかるんだ。彼らにとっては勝つことよりも、子供たちのコミュニケーション能力を成長させることや、楽しむことが重視されているんだ。こういった比較を僕が指摘することで皆さんの間でも議論するトピックになればと思っているよ。

コーチの方々は意見があれば是非コメントください!

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posted by tomsan |14:01 | サッカー指導 | コメント(0) | トラックバック(0)
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2008年10月20日

良い選手の育て方:優れたコーチを育てること

こんにちは、トム・バイヤーです!

先日10月13日に、蘇我のトム・バイヤー・アカデミー(以下TBA)で初めてのコーチ向け講習会を行ったんだ。この講習会の目的はTBAを取り囲んでいるコーチたちを支援することだったんだ。今回のイベントは40人に限定したんだけど、あっという間にこの枠は埋まってしまったんだ!TBAの哲学というのは、選手だけでなく、地域のコーチやチームを支援することでもあるんだ。日本には数多くのサッカースクールがあって、千葉県には特にいっぱいあるよね。でも、そのほとんどが選手個人を育てることを重視しているんだ。これはとても大事なことだけれども、TBAはそれ以上にコミュニティ指向なんだ。地域のコーチやチームと緊密な関係を築き、全体のレベルを上げることによって、個々の選手のレベルも上げていきたいと思っているんだ。

コーチはコーチ向けの知識を学習する必要があるけれど、グラスルーツのコーチが国内の協会からそのようなサポートを受けるのはどうしても優先度が低くなってしまうんだ。こういったコーチには色々な人がいるよね。以前選手としてプレーした経験があったり、元々コーチだった人もいるし、サッカーをしたことも教えたこともない人だっているんだ。でも、彼らに共通しているのはほとんどのコーチがボランティアだということ。僕はクーバーでディレクターをしていたから、コーチの教育をアジアの様々な協会やチームにしてきたことがあるんだ。そして、この経験からわかったのはU12のコーチは情報に飢えているということ。カリキュラムを求めていて、それはつまり練習方法を知りたいっていうことなんだ。要するに、彼らは子供たちの年齢とレベルに合った練習メニューを計画する助けを求めているんだ。

話は戻るけど、先日の講習会は約75分間のセッションを実施したんだ。そのなかで僕ならどのように9歳から10歳の子供たちのチームとトレーニングをするか見せたんだ。具体的にはこのようにやったのさ:

ウォーミングアップ: 10分
スピード: 5分
ボールコントロール: 10分
1対1: 10分
テクニック: 15分
ミニゲーム: 25分

と、そんな感じにセッションをチャレンジングで選手をやる気にさせるようにしたんだ。練習はいつも競争意識があると同時に楽しくなくちゃいけないからね!

コーチの教育に関する質問があればいつでも問い合わせてください。
info@tomsan.com

posted by tomsan |17:35 | サッカー指導 | コメント(0) | トラックバック(0)
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2008年09月11日

良い選手を育てるには

こんにちは、トム・バイヤーです!

僕が最初にサッカーを始めたのは8才くらいの時だった。きっかけはというと、僕の親友のお兄ちゃんがとても上手だったからなんだ。その頃は練習や試合をするためのチームもなかったから、ほとんどの場合近所の野球場の外野の芝のあるところで何人か友達を集めてプレーしてたんだ。僕はそのフィールドまでうちから3キロほど歩かなきゃいけなかったし、球場に入るにはいつも外野のフェンスを飛び越える必要があった。それでも僕らはサッカーに熱中していたんだ。そういえばあの頃の僕らはいつも外で遊んでいたんだ。今の子供達と比べるとホントにいっぱい自由時間があったから、というのも一つの理由かもしれないね。

日本の子供達はいつも忙しいスケジュールの中で、様々な物事に囲まれているよね。日中は学校に行って、その後はスポーツのチームやクラブに参加したり、塾へいったり・・・全てのスケジュールが分単位で決められていてとても構造的で規律のある環境にある。また、親の意向でこうした様々な活動に参加している子も多いみたいだ。今やもう、子供が子供でいられる時間はないね!

一方、南米やヨーロッパではストリートサッカーというものが盛んに行われている。みんなも聞いた事があるよね?これはたいていが貧しい国で、両親が二人とも生活のために働いていて、そして子供達にはほかにあまり多くの選択肢がない場所で行われていることなんだ。

このように、スポーツをする子供達は大体一つか二つの理由でモチベーションが芽生える。“何かに刺激されて”か、“何かに飢えて”だ!

一つ目の何かに刺激を与えられることで生まれるモチベーションという点で、トップアスリートには大きな責任がある。僕の母国アメリカでは、アスリートは社会に貢献する責任があり、彼らを尊敬する子供達にとって模範とならなければならない。だから、国民とメディアはプロのアスリートを高い水準で扱い、そうした模範となるべき部分を維持しているんだ。例えば、アメリカのプロアスリート達は子供達に悪影響なアルコールなどのイメージキャラクターにはならない、というようにね。さらに、アメリカでは多くのプロアスリートが子供達に対する慈善活動でボランティアに参加している。また、メディアのインタビューでの応対もすごくうまくやっているケースがほとんどだ。ともすればネガティブにもなり得ないメディアの取り扱いを、彼らは子供達や世間にポジティブなメッセージを送るためにうまく利用しているんだ。

一方で日本のプロアスリートはどうだろう。彼らは必ずしもメディアに対して上手く話せているとは言いがたいよね。メディアに出演して子供達を“刺激する”ようなインタビューをする、ということに慣れていないせいもあるだろう。僕も日本代表やJリーグの一流選手達とイベントで一緒になることがあるけど、残念なことに子供達と上手くコミュニケーションを取れる選手はそう多くはない。

子供達は憧れの選手を目の前にして、何を聞きたいだろうか。きっと刺激を受けるような素晴らしいストーリーを聞きたいはずさ!その選手のようになるためにもっと努力しようと思うような、ね。でもなかなかそういう選手はいないのが実情で、日本のスター選手の多くはシャイで謙虚なんだ。相撲のような伝統的な競技で良く見られるようにね!

でも、子供達にはもっと刺激が必要なんだ!スター達に、彼らも昔は普通の子供だったって話してもらいたいんだ。そして、そこから献身、規律、努力、決断力を積み重ねて、今の自分になれたってことを教えてほしいはずだ!

そしてもう一点、何かに飢えることでモチベーションが芽生えると言ったけど、これについては日本とアメリカは同じような環境が出来上がっている。それは、世界で最も裕福な国という点だ。こういった環境はスポーツ(特にサッカー)において色々な問題を巻き起こす。貧しい国では、子供達やその家族はサッカーやスポーツを利用して、自分たちの地位を高めようとする。そう、“プロになって家族を養う”という夢を持っているんだ。だけど、アメリカではサッカーは裕福な人たちのスポーツで、そういった子供達が郊外でサッカーをする環境が出来上がっている。そして、日本の子供たちと同じように、アメリカの子供達にもスポーツから気をそらすようなものがいっぱいあるんだよね。部屋にはコンピューター、スケートボード、自転車、iPod、テレビ、DVDプレーヤーといったようなものが必ず揃っている。日本ではほとんどみんな携帯電話を持っていて、冒頭に話したように、とにかく忙しくしているよね!

僕は、コーチングがサッカー強国を築くための全てであるとは思ってない。もちろん、コーチングはすごく大事な要素だけどね。でもこれまで話したように、その国の文化、教育、社会や経済といった様々な要素が、どれだけ良い選手やチームを育てられるかという点において重要なんだと思う。

みんなで少しこういったことについて考えてみるのはどうだろう?

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posted by tomsan |16:05 | サッカー指導 | コメント(1) | トラックバック(0)
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2008年09月04日

少年サッカーとボランティア

こんにちは、トム・バイヤーです!

もう夏休みも終わりだね!みんな普段の生活にはもう戻れたかな?夏休みの間はみんな、それぞれのチームで合宿をしたり、大会に参加したりで忙しかったんじゃないかな。もちろん家族旅行で海や山に出かけて行った子供たちもいただろうね。みんなこの5週間の間にできるだけ学校生活とは違ったことをしたかったんだろうと思うけど、やっぱり宿題からは逃れられなかったんじゃないだろうか。だって僕が岡山にイベントで行った時なんて、試合の合間に宿題をしている子がいたくらいだから!

僕はこの夏、8月の始めにJヴィレッジでU12全国少年サッカー大会を見てきたんだ。更に、そこでは400人以上の子供たちを対象としたイベントを行い、優勝したFC浦和のコーチ陣たちとも食事をすることができた。この場を借りて、彼らに「おめでとう!」と言いたいね。更に更に、全国でU12のサッカーを牽引しているキーパーソンたちにも会うことができたんだ。こうしたキーパーソンの皆さんのサッカー観を、僕はいつも非常に興味深く聞かせてもらっている。僕が尊敬してやまないのは、彼らがみんなボランティアであること。中には30年間もU12に携わっている人たちもいるんだ。彼らのサッカーに対する情熱や愛情は本当にすばらしいと思う!

世界中のグラスルーツサッカーというのはほとんどが彼らのようなボランティアの力で成り立っているんだ。僕のようにグラスルーツサッカーの世界で生計を立てられるのは非常に稀で、こうしてやっていけているのはこのボランティア精神溢れる皆さんのおかげなんだ!つまり、彼らがいなかったら今の僕はないってことだ。でも、彼らが毎日のように子供たちのサッカー環境、指導環境を整えるべく大変な努力と貢献をしていることを、周りがちゃんと認識し、評価しているかといえばそうでもない。これはとても残念なことだよ。

僕はプロのコーチだけど、こうして忙しくしていられるのはとても幸せだと思っている。日本各地でイベントをするのが僕の主な仕事だけど、もうかれこれ20年になる。限られた日数に対して多くのイベントをこなしているから、中には断らざるをえないイベントもあるんだよね。こういったイベントで、これまでに多分日本全国47都道府県を、それも何回かずつ訪れたことがあるんじゃないかな。僕は個人技術の指導を専門にしているから、イベントではもちろんその部分を指導するのだけど、それ以上にイベントに参加することでサッカーというスポーツを普及、啓蒙することが大事だと思っている。また、前述のようなボランティアの皆さんに感謝の気持ちを表すために、いくら忙しくても年に何回かは必ず僕自身もボランティアでイベントに参加したりするようにしているんだ。そう、僕をここまで成長させてくれた日本のサッカーコミュニティにできるだけ還元できるようにね!

posted by tomsan |14:54 | サッカー指導 | コメント(0) | トラックバック(0)
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2008年08月01日

アメリカから帰ってきました!

こんにちは、トム・バイヤーです!

この間のブログでも話していた、サンディエゴで行われていた“サーフカップ(Surf Cup)”も終わって、僕はつい先日日本に帰ってきたよ。僕がコーチした男子チームは予想通りの結果(1分2敗)に終わってしまった。予選で敗退してしまったけど、“予想通り”と言ったのは過去にもそういう結果に終わったからなんだ。

でも悪いことばかりじゃなかったんだよ!子供たちは海を渡ってサーフカップのような大会を経験することによって多くのことを学んだはずだ。僕が何回も言っているように、「勝利こそ全て」ではないんだ。それよりもこの国際遠征で得たものの方が多いんだ。

まず、子供たちはサッカーがいかにフィジカルなスポーツだということを学んだだろう。僕のチームはかなり強いアメリカ人にその面でやられていた。さらに、サンディエゴは多くのメキシコ人が住んでいて、サッカー好きの彼らは子供の頃からよくサッカーをしている。そんな彼らは技術的にもとてもレベルが高く、プロになる意識が強いから、ハングリー精神旺盛なんだ。プレースタイルもアメリカ人と同じくらい積極的で、この点は日本人の子供たちと大きく異なる。日本では多くの審判が少しの接触でもすぐ笛を吹いてしまうけど、海外では少しくらいのコンタクトならプレーを続行させるしね。何年か前もこのことがJリーグでも問題になっていたのを僕は覚えているけど、このようにすぐ笛を吹くことによって、選手たちは消極的なプレーしかしなくなってしまったんだと思う。プロの世界では少しは変わったかもしれないけど、同じ日本でも、子供たちのレベルではあまり変化はみられないよね。

さらに、日本では学年によって振り分けられるカテゴリーが変わってくるけど、アメリカでは基本的に誕生日で振り分けられる。ということは、4月から学校が始まる日本の学校よりも、9月から始まるアメリカの学校の子供たちのほうが学年は同じでも、年が上になることがあるんだ。だから、今回もU13のカテゴリーの大会だったけど、僕のチームの子供たちはほとんど12才で、しかも何人かはまだ11才だった。でも、本来のU12のカテゴリーでプレーしたいと思っても、誕生日の関係でそこに登録できないってわけだ。そうすればさらにチームの年齢も落とさなければならないから、困ったものだ!もちろんアメリカのU13の子供たちのほうが大きく、精神的にも落ち着いているので、僕たちにとっては不利なんだよね。

それでも、このように普段と違った環境でプレーすることは子供たちにとってかけがえのない経験になったはずだよ。プレー以外にも環境は違うことがある。例えば、食べ物や慣れるのに1週間くらい必要な時差。そして、なんといっても言葉も気候も全く違う国にいるんだから、順応しなければならないことが山ほどあるんだ!

アメリカでは信じがたい数の子供たちがサッカーをしている。具体的な数字はわからないけど、聞く人によれば、1000万人近くらしい。ある情報によると、その数字は倍の2000万人といわれているんだよ!この人数の多さの理由としては、アメリカではサッカーをする女の子が多いからだろうね。日本で女の子のサッカー人口は少ないから、これもまた国によって大きく異なる点だよね。

アメリカのU-17代表は世界で唯一その世代のワールドカップに全て出場しているチームなんだ。これはあのブラジルやサッカー強国よりも優れた記録なんだ。

今月開幕するオリンピックでは日米の男女両チームとも同じグループに入っているね!本当に興味深い試合になるだろう!

出場する全てのチームに、Good Luck!

posted by tomsan |00:10 | サッカー指導 | コメント(0) | トラックバック(0)
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2008年07月26日

アメリカからです!

こんにちは、トム・バイヤーです!

今、アメリカにいます!
カリフォルニアのサンディエゴというところにいるんだけど、ここで”サーフカップ (Surf Cup)”という数百チームが集まるすごく大きなサッカー大会に出る準備をしているんだ。出るっていっても僕が出るんじゃないよ!これは少年少女のサッカー大会で、僕はキヤノンカップの選抜チームのコーチとして、U-12の男子チームと女子チームと一緒にいるんだ。もうキヤノンカップに関わってから10年、ずっとこうしてアメリカの大会に参加してるんだよ。

僕は男子チームのコーチなんだけど、大会がスタートする前にこの選抜チームで4試合の練習試合を戦ったんだ。最初の試合は鹿島アントラーズU-12を相手に鹿島で、ちょうどアメリカに出発する日の朝にやったんだ。結果はなんと1−0の勝利!これはすごいことだよ!!だって過去10年見てきたけど、僕らはあくまで選抜チーム、つまり選手たちは今まで一緒にプレーしたことがないわけだから、個人個人の能力は高くてもやっぱりチームとしてはうまく機能しないことが多いんだよね。男女のチームの総監督として帯同している木村和司さんといつもこの問題に頭を悩ませていたんだ。それが今回は勝利したということで、すごく嬉しかったです!

2試合目と3試合目はサンディエゴに到着してから。相手は地元の強豪チームで、残念ながら上に書いた”チーム力の差”でどちらの試合も負けてしまった。でも毎日僕らのチームはうまくなってると思う。明日から始まる大会を前に、今日やった練習試合には勝利したんだ!アメリカ到着後の初勝利、だね!チームとして日々まとまりが出てきたように思うよ。あとは大会が始まってからもさらに良くなることを願って、そして男女ともに良い結果を得られるといいなと思ってます!

さて、ここまで勝つとか負けるとか書いてきたけど、今日のブログで伝えたいことはここにあるんだ。日本ではちょっと、みんな勝敗にこだわりすぎてるように見える、という話。最初に日本のチームをアメリカに連れて行ったのは1994年の時で、僕はその時同じような”落とし穴”に足を踏み入れていたんだ。

僕はなんとかして、”勝利こそ全てだ!”というような雰囲気をチームに持たせようとしていた。子供たちはそのおかげで、ひどくプレッシャーを感じてしまったんだ。「日本を代表してきているんだから、自分のため、国のために勝たなきゃ!」とね。そして試合が終わり、負けて戻ってくる子供たちを見て、僕は子供たちがひどく打ちのめされていたことに気づいたんだ。特に選抜チームのような、そもそもチームとして出来上がっていないチームに対してこういうプレッシャーをかけてしまうと、その時点で勝利から遠のいてしまうということも知った。当時チームには選手のケアをするスタッフが十分な数いた上、遠征の模様をビデオ撮影するスタッフやサッカーマガジンのカメラマンと記者の方々も帯同していて、なにか空気がプロのクラブみたいだったんだ。みんな、勝つことばかり考えていた。でも思えば、11〜12歳の子供たちに何を馬鹿げたプレッシャーをかけていたんだ!と思うよ。

アメリカの子供たちはもう、すごくサッカーを楽しんでる。勝とうが負けようが試合後には笑顔が見える。そしてアメリカのサッカーを取り巻く環境は”カラフル”だ。ユニフォームの色やクラブのピンバッヂ、それから各チーム必ずと言っていい程持っている色とりどりのTシャツ。すごく”子供らしい”よね。見れば感じられると思うけど、そこには子供たち、保護者、コーチのプライドが現れているんだ。

子供たちは子供たちのまま、らしくあればいいじゃないか!保護者やコーチはそうさせてあげるべきだよ。勝ち負けにこだわりすぎず、結果がどうであれ子供たちが楽しめる環境作り。”勝利至上主義”なんてナンセンスだ。

というように、僕はこのアメリカ遠征を始めた頃、すごく多くのことを学んだんだ。それも子供たちからね。だから今は「全試合勝つんだ!」なんてことは思わない。勝たなきゃいけない、なんていうプレッシャーだってかけない。そのかわり僕は、出来る限りこの貴重な経験を楽しむこと、そして楽しむことこそが一番大切なことだ、ということを伝えようとしている。もちろん、その上で試合に勝ったらもっと楽しいよね!

僕のこの選抜チームへの期待は「一人一人が全力を出すこと」で、それ以外はあまり求めない。彼らが子供らしくあって欲しい、あんまり急いで大人になろうとしないで欲しい、とも思ってる。なぜなら大人になれば色々な事を考えて”楽しむこと”をおろそかにしちゃうでしょ?子供のうちは、ただ笑い、学び、そしてばかばかしいことだって言っていられるからね!


【告知】
僕の初めてのサッカースクール、トムバイヤーアカデミー GLOBO校が9月1日にオープンします!リンク先で僕のスタッフが色々と書いているから、是非見てみてください!

posted by tomsan |16:06 | サッカー指導 | コメント(0) | トラックバック(1)
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2008年07月19日

暑すぎる!!

こんにちは、トム・バイヤーです!

今日はアディダスのU-12フットボールクリニックのイベントを千葉でやってきたんだけど、もうすっごい暑くて大変だったよ!200名近く子供たちが集まってくれて、この暑い中よく頑張ってくれました。ありがとう!

ちなみに、僕のスタッフが市原のグラウンドに行っていたんだけど、そっちの人工芝のピッチ温度は42度だったんだって!これからもっともっと暑くなりそう。本当に、体調管理に特に気をつけなきゃいけない季節になってきたって感じだね。

ただ、こういう厳しい状況でこそ、体調管理を含め、選手が学ぶ事はすごく多いんじゃないかと思うよ。時間の使い方、というのも大事だよね。それは練習の時間の使い方も、試合中の時間の使い方もだ。試合中であればどこで100%の力を出すのか、そしてどこで体力を回復させるのか。体力の回復はすごく大事なことだ。2006年のワールドカップ、日本vsオーストラリアの試合を覚えてる?日本はあのものすごい暑さの中で有効な選手交代ができなかったけど、オーストラリアはうまく控え選手を使って対応したよね。僕はあれが結果の大きな差につながったと思ってるんだ。

この季節、トレーニングで多くの休憩時間を取らないと子供たちにとってもすごく危険だよね。特に僕が専門的に見ている、U-12の年代では大事に至ることさえある。休憩時間には水分をしっかり取って、ちゃんと日陰で休ませるとか、そういうことが大事だ。コーチとしても、子供たちの疲労の度合いに常に気を配り、ただの疲れなのかそれとも異常な体調の変化なのかをしっかり見極めないといけない。U-12の子供たちはシャイなことが多いし、中にはコーチに”疲れた”と伝えづらいと感じる子もいるだろう。だからしっかりコーチがケアしてあげないとダメなんだ。

僕自身の考えでは、こういう気候の中でフィジカルに相当な負担をかけるような練習は、休憩を挟まずに20分以上行うべきじゃない。U-8の子供たちにはもっと短いスパンでのフィジカル練習が適していると思うよ。

僕のスタッフとも、トムバイヤーアカデミー サマースクールでの子供たちの体調管理について随分前から話しているんだ。だって8月に人工芝のピッチで、ってのはやっぱり相当な暑さになるだろうからね。僕とその他のコーチ陣はもちろん、丁寧に子供たちのケアをするつもりだけど、それに加えてプロのトレーナーを呼んであるんだ。彼はピッチで常に子供たちの状況を見つつ、何かあった時にもすぐに対応できるようにね。参加する子供たちが大人数になればなるほど、それだけリスクは高くなる。だからプロのトレーナーを用意しておくのは必須事項だと思ってるよ。

サマースクールで僕が呼ぶトレーナーは、大高さんという人で、僕の古い友人でもある。彼はオリンピック委員会の医科学強化スタッフや日本ゴルフツアー機構の公認トレーナーを務めているだけでなく、多くのスポーツ選手や舞台俳優などの著名人を担当している、実績のあるトレーナーだ。だからサマースクールに参加する皆さんは、この点をちょっと安心してもらえるかなと思います!

さて、ちょっと話を戻そう。もしこの夏に合宿を考えているチームにトレーナーが同行しない場合には、コーチは少なくとも応急処置などの知識と経験を持っているべきだと思うよ。これはこの季節に限った事じゃなく、子供たちと長い時間一緒に過ごすのであれば、何かが起きた場合の対処はどうしても必要になるからね。

子供たちはもちろん、コーチの皆さんもこの暑さの中、頑張って行きましょう。でも暑さに負けてアツくなりすぎたらダメだよ!あくまで試合中は冷静に、ね!!

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posted by tomsan |23:26 | サッカー指導 | コメント(0) | トラックバック(0)
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2008年07月17日

自信の持ち過ぎ?

こんにちは、トム・バイヤーです!

7月もあと2週間、僕は来週CANON CUPのアメリカ遠征に帯同するので、8月のサマースクール開催まであっという間に過ぎてしまいそうだよ。ここでもう一度告知するけど、トムバイヤーアカデミーサマースクール2008は8/5〜8に新横浜で、8/11〜14に蘇我で行います!オーストラリアから僕の友人で非常に優れたコーチを呼ぶんだ。彼のプロフィールは近いうちにここで紹介しようと思うよ。

さて、コメントをもらっていたのに返事ができなくてごめんなさい。まずはMINAさん、自信を持ちすぎちゃった子がいる、って話だね。

僕の経験上、日本の子供たちの多くは前に書いたように自信がない子だと思う。だから自信を持ちすぎてしまっている、というのは、僕はちょっと珍しいと思っちゃうね。でも、自信過剰になってしまうということは、チームの中では上手な方だってことなのかな。繰り返しになるけど、日本の子供たちは基本的に自信がないケースが多く、大抵は常にプレッシャーを感じながらプレーしている場合が多いみたいに思うよ。そういう状態でいるとミスがもっと増えたりするんだよね。

で、話を戻して自信過剰のプレーヤーについてだけど、僕は正直なところ、自信が全くない選手よりも自信を持ちすぎている選手のほうが良いんじゃないかと思う。もちろん、選手の自信のコントロールは課題になるのはわかるけどね。そして、前にも書いたように、コーチはプレーヤーに自信を持つ、という部分に対して色々な影響力を持っていると思うよ。

そしてもう1件、バカボンのおやじさん。長いコメントどうもありがとう!ブログも一度のぞいてみたけど、完全に理解するには僕のスタッフに聞いてみないとダメみたいだ。(笑)

これからもブログ、そしてコーチングを頑張ってください。僕も頑張ります!

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posted by tomsan |23:04 | サッカー指導 | コメント(0) | トラックバック(0)
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