2008年11月06日

コミュニケーションの大切さ

こんにちは、トム・バイヤーです!

今シーズンの大分トリニータの躍進は特筆に値すると思うんだ。昨シーズンは14位で終わったのに対して、今季はナビスコカップも優勝して、リーグでは首位に数ポイント差で追っている。僕にとって興味深いのは、いかに外国人の監督が日本のチームにインパクトを与えることができるか、ということ。大分はその良い例で、短い期間で弱小と呼ばれるチームからタイトルを狙えるチームにしてしまうということは、すごく面白いところだ。しかも、今回の大分の戦力を見ればかなり厳しかったことがわかるよね。浦和に梅崎を放出し、更に入れ替わりでガンバから加入した家長も膝の故障でシーズンを棒に振っている。この状況でしかも昨シーズンは60もの失点があったんだ。でもそんな状況であっても、今シーズンのすばらしいパフォーマンスがあるのは、きっと精神的な強さがあったからじゃないかなと思う。僕もことあるごとにサッカーの精神面の大切さと子供たちにとっての意味合いを語っているけど、大分のシャムスカ監督もそういった部分を大切にしているみたいなんだ。

シャムスカ監督はあるインタビューで今シーズンの強さの理由として、「選手間の友情や結束力、さらには選手とチームスタッフのコミュニケーションから生まれるポジティブな雰囲気」を挙げていた。彼はさらに、「ディフェンダーの素晴らしいマーキングの半分はコミュニケーションによって完成したもの」だとも言っていた。僕自身もコミュニケーションは大事だと思うし、特にディフェンスの面では欠かせないものだと思う。だからコミュニケーションに長けた若い選手を育てる必要があると思うんだ。さらに、ユースレベルでの選手とコーチの間のコミュニケーションもとても重要で、チームと個人のパフォーマンスにとって重要な影響があることは、既に色々なケースで現れているとも言われている。前にも言ったけど、日本ではチームを強くすることが強調されていて、個人を育成することは二の次だという風潮があるんじゃないかと思うことがある。選手間でのコミュニケーションを取ることもあまり重要視されていない気がする。だから日本におけるコミュニケーションの仕方に対する見方は、少し欧米のそれとは異なるのかもしれないよね。例えば、アメリカでは子供たちに幼い頃から質問をするように言われている。僕も昔からよく、「聞くは一時の恥、聞かぬは一生の恥」と言われていたものだよ。日本でもこういう言い回しがあるとは聞くけど、質問をする習慣がないように見える。だから子供たちはコミュニケーションスキルを磨く機会があまりなくなってしまうんじゃないかな。コミュニケーションといっても、口頭で行うものだったり、顔や体で表現するものがあるよね。両方とも大事だけど、それがまだまだ日本の子供には足りないと思うよ。

最後に、日本のユースレベルでは、練習に長い時間をかけることが習慣になっているようなところもあるよね。高校選手権も体力が一番あるチームが優勝する。甲子園だってそうかもしれない。僕がよくみるU12の全国大会だってそうなんだ。どの大会も勝つことが重要視されすぎて、選手に負担がかかりすぎていると思うんだ。サッカーの大会では毎日試合があったり、甲子園に至ってはエースが何日と関係無しに連投をするしね。このような過酷なシステムは僕が知る限り欧米では採用されてないし、全国規模の大会ですら聞いたことがない。こうして見てみると、やっぱり欧米では選手の精神面や感情を伸ばすことが重視されていることが改めてわかるんだ。彼らにとっては勝つことよりも、子供たちのコミュニケーション能力を成長させることや、楽しむことが重視されているんだ。こういった比較を僕が指摘することで皆さんの間でも議論するトピックになればと思っているよ。

コーチの方々は意見があれば是非コメントください!

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posted by tomsan |14:01 | サッカー指導 | コメント(0) | トラックバック(0)
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