ある美なる日々

J1第34節「新潟×名古屋」:1年を象徴するような敗戦

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2011Jリーグ ディビジョン1第34節
アルビレックス新潟 0-1 名古屋グランパス
2011/12/03 15:31 東北電力ビッグスワンスタジアム
【入場者数】26,300人【天候】曇 16.4℃ 60%
【主審】東城穣【副審】岡野宇広/中野卓
【新潟】GK(30)小澤英明 DF(25)村上佑介/(4)鈴木大輔/(3)千葉和彦/(24)酒井高徳 MF(36)菊地直哉[60'→(32)小林慶行]/(15)本間勲/(23)田中亜土夢[82'→三門雄大]/(9)曺永哲[60'→アンデルソン] FW(11)ブルーノ・ロペス/(10)ミシェウ[86'退場] 監督:黒崎久志     
【名古屋】GK(1)楢﨑正剛 DF(32)田中隼磨/(4)田中マルクス闘莉王/(5)増川隆洋/(6)阿部翔平 MF(7)中村直志[73'→金崎夢生]/(20)ダニルソン/(8)藤本淳吾[82'→永井謙祐] FW(11)玉田圭司/(16)ケネディ/(10)小川佳純[88'→吉村圭司] 監督:ドラガン・ストイコビッチ
【名古屋得点】54'玉田圭司

最終順位
   チーム 点 数 勝 分 敗 得 失 差 
 01 柏    72 34 23 03 08 65 42 +23 
 02 名古  71 34 21 08 05 67 36 +31 
 03 G阪   70 34 21 07 06 78 51 +27 

 04 仙台  56 34 14 14 06 39 25 +14 
 05 浜F   56 34 16 08 10 46 40 +6 
 06 鹿島  50 34 13 11 10 53 40 +13 
 07 広島  50 34 14 08 12 52 49 +3 
 08 磐田  47 34 13 08 13 53 45 +8 
 09 神戸  46 34 13 07 14 44 45 -1 
 10 清水  45 34 11 12 11 42 51 -9 
 11 川崎  44 34 13 05 16 52 53 -1 
 12 C阪   43 34 11 10 13 67 53 +14 
 13 大宮  42 34 10 12 12 38 48 -10 
 14 新潟  39 34 10 09 15 38 46 -8 
 15 浦和  36 34 08 12 14 36 43 -7 

 16 甲府  33 34 09 06 19 42 63 -21 
 17 福岡  22 34 06 04 24 34 75 -41 
 18 山形  21 34 05 06 23 23 64 -41 


 柏、名古屋、G大阪の3チームに優勝の可能性があった最終節は、結局3チームとも勝利して順位は変わらず、柏の初優勝が決まった。勝ち点70以上が3チームで例年以上に厳しい戦いだったと言える。新潟は終盤にこの3チームと対戦して柏、名古屋には負け、G大阪には引き分けた。G大阪としては新潟戦を勝利していれば柏と勝ち点で並び、得失点差で上回って優勝できたところであり、痛恨のドローだったと言える。

 Jリーグ全体を観ている人とは違い、チームサポーターというのは全てのチームを自分のチームとの力関係で捉えるもので、この3チームとの対戦した感触で言えば、柏は桁違いに強く、名古屋は隙のない怖いチーム、G大阪はぬるさを感じるチームと言える。この日の試合の名古屋は、得点は玉田の直接フリーキックのゴールのみの1点だったが、危ないシーンは頻発しており、内容的には完敗だった。

 敗戦した試合に共通しているのは点が取れないことである。それは当たり前なのであるが、問題なのはチャンスは沢山作れているのに点が取れない、ということにある。この日の主審東城氏は接触プレーでどんどんイエローを出すひとで、前半新潟はミシェウ、村上、ロペス、菊地となんと4枚のイエローカードを受けてしまった。いずれもハードに行ったとはいえ、いつもならイエローが出るほどではないと思えるレベルのものだったが、これでチームにかなりストレスがたまってしまった。特にミシェウはいらついていたように思う。徐々にひとりよがりなプレーが目立ってしまった。

 失点シーンもゴール正面でのファウルからフリーキックを与えたのが原因。GK小澤は小川をマークしていたのかもしれない。それまで小川が再三にわたって素晴らしいフリーキックを蹴っていたし、前半玉田とみせかけて小川が蹴ったシーンもあった。玉田のキックに小澤は一歩も動けず、ゴールを許してしまったのだ。

 しかし、失点は仕方の無いこと。要するに点を取り返せばいいのだ。だが、攻撃は相変わらずちぐはぐ。前線でロペスがキープしてもボールをもらいに行く選手がいない。みすみす相手ボールになってカウンターを仕掛けられることの繰り返し。新潟の良さはあまり細かい約束事がなく、前線でロペス、ミシェウ、ヨンチョル、亜土夢が自由に動き、そこにサイドバックがからんでくるということから相手の守備の裏を取るのだが、それは旨く回っているうちはいいが、一旦回らなくなると前線の選手が孤立して得点の目が無くなってしまうという弊害もある。そんなストレスのたまるゲームに終始してしまった。

 名古屋から大勢のサポーターが詰め掛けたにもかかわらず、入場者数は2万6千人に留まったというのも気がかりである。シーズン最終戦にもかかわらずこの数字である。こんなサッカーを繰り返していたら、来年ももっと観客は減り続けるのではないかと心配になってくるのだ。とはいえ、チームは若手が多く、まだまだ成長過程にある。来年こそはつらつとしたプレーでリーグをかき回す存在になって欲しいと思うのだ。



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ハンドルネームTomo。新潟市在住55歳。スポーツは見る専門のシロウト。
2001年に新潟で開催されたコンフェデレーションズカップの日本戦を見たことがきっかけで地元のサッカーを見始め、アルビレックス新潟のJ1昇格という最も甘美な瞬間を体験する一方、バスケットボールの新潟アルビレックスも観戦。ローカリズムを大切にしアウェーツアーでの地元グルメをこよなく愛す。
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