ある美なる日々

J1第31節「柏×新潟」:柏の強さは本物だった

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2011年Jリーグディビジョン1第31節
柏レイソル 4-0 アルビレックス新潟
2011/11/03(木祝)14:03 日立柏サッカー場
【入場者数】10,623人【天候】曇 21.1℃ 56%
【主審】松尾一【副審】大塚晴弘/穴井千雅

【柏】GK(21)菅野孝憲 DF(4)酒井宏樹[78'→(6)パク・ドンヒョク]/(5)増嶋竜也/(3)近藤直也/(22)橋本和 MF(10)レアンドロ・ドミンゲス/(20)茨田陽生/(7)大谷秀和/(15)ジョルジ・ワグネル[88'→(29)水野晃樹] FW(19)工藤壮人/(9)北嶋秀朗[81'→(18)田中順也] 監督:ネルシーニョ   
【新潟】GK(39)武田洋平 DF(17)内田潤[46'→FW(18)川又堅碁]/(4)鈴木大輔/(3)千葉和彦/(24)酒井高徳 MF(32)小林慶行[46'→(6)三門雄大]/(36)菊地直哉/(15)本間勲/ FW(23)田中亜土夢/(11)ブルーノ・ロペス/(9)曺永哲[82'→MF(8)木暮郁哉] 監督:黒崎久志

【柏得点】08'(PK)、34'レアンドロ・ドミンゲス、55'ジョルジ・ワグネル、90'+1 田中順也

 チケットが発売直後に売り切れとなったようで、今回はネットオークションでバックスタンド指定席を定価の約3倍で購入しての観戦となった。日立柏サッカー場は15900人入場可能ということになっているが、満員札止めでも11000人程度しか入らない不思議なスタジアムである。現在アウェー席を3000席増設の工事をしているようだが、それでも14000人しか入らない。J1開催スタジアム要件は15000人なので柏レイソルはリーグ規定に違反したスタジアムで試合をしている?リーグはこれを黙認しているのか?

 Jリーグ草創期は暫定措置としてこのスタジアムでの開催を容認するのはまあしかたがないと思う。しかし、市内には柏の葉総合陸上競技場という20000人収容できるスタジアムがある。というか、柏のホームゲーム開催に合わせて千葉県が整備したスタジアムなわけである。しかし柏というチームはファンの声、ということで柏の葉でのホームゲーム開催を事実上拒否している。

 リーグはそういう大企業をバックにつけているチームには甘いくせに、例えば町田ゼルビアのように地元でなんとか盛り上げていこうとしているチームには冷たい。地元のスタジアムなどには耳を貸そうとしないのである。そういうJリーグの矛盾が柏レイソルというチームを見ると、凝縮されているように感じる。多くのスタジアムではチアホーンや楽器などの持ち込みは、応援の太鼓を除いて禁止だが、何と柏はトランペット持込可能らしい。広島カープみたいだ。

レイソルホームページの観戦ルールによると、
 ◆太鼓とトランペット(応援統率目的)以外の鳴り物や音響再生装置等の持込み及び使用 
◆拡声器の応援統率以外での使用(誹謗・中傷・サイレン音・ノイズ音等)
◆暴力、威嚇、その他危険、迷惑行為(スタンド内での水撒き、パンツ・褌姿等での応援等を含む)
というのが赤字で記載されていて最近改訂したらしい。以前このスタジアムに来ると、音響装置を使って不思議な応援がされていたが、いろいろな問題が発生して改訂されたらしい。

 まあ、柏の葉を柏サポが嫌う理由はわからないでもない。新潟がJ1で初勝利を上げたのは忘れもしない、2004年の第3節の柏の葉での試合で、1点リードされた新潟がロスタイムに鈴木慎吾とエジミウソンの得点で逆転勝ちのゲームで、あの試合から調子を崩した柏はその年最下位に沈んで入れ替え戦に回ったわけで、自分が柏サポだったら二度と試合をしたくない忌わしい場所だろう。

 個人的にはサッカー専用スタジアムというのは、実は自分の居るのと反対側のライン際が見づらいし、あまり好きではないので、柏の葉はのほうが好みのスタジアムである。たぶん、専用スタジアムのサポーターは選手の細かいプレーを見る派が多いので、選手が遠い=見づらい、となるのだろう。専用スタジアムのチームサポは熱狂的なひとが多そうだし、その分ひいきの引き倒しの弊害もあるのではないだろうか。J2落ちの年はそんな弊害が出たように思うが、逆に上昇気流に乗るとその熱いサポーターが力強い後押しとなる。

 と長々と柏について悪口めいたことを書いたのは、試合が新潟の完敗だったせいもあるのだ。(ごめんなさい)G阪、名古屋、鹿島などと対戦しても互角以上に戦えると思っていたが、今年の柏には全く歯が立たなかった。前回の対戦では新潟が主力選手を多く欠場していた中での試合だったが、今日はミシェウが居ないもののほぼベストメンバーだった。しかしミシェウの欠場に対応するため、黒崎監督は菊地をボランチに上げ、4-3-3という布陣を試した。しかしボールを支配しても柏の鋭い出足の守備を突破できず、逆に工藤の中央突破を許してしまう。これを千葉が一人で対応するがつききれず、ペナルティーエリアで倒してしまう。どうせ倒すのなら退場覚悟でペナルティーエリア外で倒すべきだったがそこまでの決断ができなかった。開始早々のPKでの失点は痛かった。

 その後も柏の鋭いタックル、正確なパス、ワンタッチプレーでの判断の良さ、など、いずれの局面でも柏の選手の方が上回っていた。4点目は新潟GK武田の判断ミスも重なった。一方攻撃面でも、ハーフタイムに菊地をDFに下げ、三門と川又を投入して4-4-2にシステム変更してからは間延びしていた中盤を引き締めるが、数少ないチャンスも柏のGK菅野の好セーブに阻まれ、得点できずに終わった。

 この試合を見る限り、柏の強さは本物である。恐れ入りました。新潟はガンバ大阪と名古屋に勝つので(本当かよ!)柏がJリーグを制することとなるだろう。
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ハンドルネームTomo。新潟市在住55歳。スポーツは見る専門のシロウト。
2001年に新潟で開催されたコンフェデレーションズカップの日本戦を見たことがきっかけで地元のサッカーを見始め、アルビレックス新潟のJ1昇格という最も甘美な瞬間を体験する一方、バスケットボールの新潟アルビレックスも観戦。ローカリズムを大切にしアウェーツアーでの地元グルメをこよなく愛す。
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