日本のスポーツを元気に!!!

大自然の教訓から6年 - 震災とスポーツと

このエントリーをはてなブックマークに追加

東日本大震災から6年が経ちました。当ブログで1年前と2年前にも書いているように、震災から3年を超えた頃から社会の記憶の風化を特に実感し始め、今年も心理的な区切りとしての弱さを昨年の時点では感じていました。が、6年というのもなかなか興味深い数字です。震災直後に小学校に入学した子たちは、ちょうど今月卒業式を迎える年月ということになります。時間というものの長さと短さを感じるには絶妙な期間と言えるのかもしれません。

記憶の風化を完全に止めることは不可能でしょうし、以前にも書いたように、時間の経過こそが与えてくれるプラス効果というものもあります。過去を認識しつつも未来に向かって進むことは大切でしょうし、その時々で重要なことや優先されることなどは変わりますから、例えば毎年3月11日に開かれてきた総理大臣の震災についての記者会見が今年から行われないというのも、必ずしも不自然なこととは思いません。

その一方でJリーグに目を向けてみると、震災後の3月11日という日に初めて、今日はベガルタ仙台がホームゲームを開催。意図的に組み合わせたのだろうと思いますが、対戦相手がヴィッセル神戸というのも粋な取り計らいと言って良いでしょう。継続してスポーツが震災のためにできることの一例である喜びを感じるとともに、試合の勝敗以上の何かが残るゲームになることを祈るばかりです。(地上波の放映が、神戸のサンテレビというのが複雑な思いもありますが…。)

‘16/10/31「天覧試合と国民体育大会」でも書いたように昨年10月、私は岩手県盛岡市で開かれた国体で審判業務をしてきました。こうした遠征の場合、現地でゆっくりすることはほぼできませんが、曲がりなりにもスポーツビジネスに関わってこうしたブログを書いている身としては、可能な時間は興味津々に周囲にアンテナを張り巡らせてはきました。

末尾の’13/3/11の記事にもある通り、6年前に岩手県一関市を訪れた時、地元の皆さんが頑張って色々片づけた周りには、震災のつめ跡が方々に見られました。もちろん同じ岩手でも別の場所ですし、昨年の国体で私が見たのは盛岡の極めて限られた一面。単純比較はほとんど意味がないでしょうけれど、それでも今回は震災のつめ跡が(少なくても私には)見られず、全国大会が被災県でつつがなく行われたのは、大いに喜ばしいことだったと言って良いと思います。

上記の記事にも書きましたが、大会関係者である我々に対する、地元の皆さんの「おもてなし」。もちろん国体という大会では例年、相応以上の高レベルであると聞きますが、本当に恐縮するほどで、激務なことも多い審判業務の疲れを癒してくれるには十分すぎるほどでした。希望郷いわて国体のスローガンは「広げよう 感動。伝えよう 感謝。」。震災の時の東北への支援に対する御礼を、大会を通じて全国へ発信するという狙いがありました。少なくても私に対しては、その思いは十二分に伝わってきました。

最近のニュースで気になるものの一つとして、震災に関連するいじめがあります。一言で言うなら、被災者が避難先の学校で言われのないいじめを受けているというもの。きっかけの多くが、原発や放射能などの風評によるものだと理解しています。

自尊心や優越感などといったものを持ち合わせている我々人間の社会において、いじめ、もしくはそれに類似する行為というものを皆無にするのは難しいのではないかと思っています。ただ日々考えされるのは、人間の闘争本能を奮起させるスポーツが「ルール」というものの中で行われるからこそ、それを守ったり、他者に敬意を表したりすることの大切さを発信する力になるのではないかということ。

3ページ中1ページ目を表示中

記事カテゴリ:
スポーツ全般
タグ:

【お知らせ】
Yahoo! JAPAN IDで記事にコメントできるようになりました

このブログの最近の記事記事一覧

この記事へのコメントコメント一覧

この記事にはまだコメントがありません

こんな記事も読みたい

ゴルフ◇不遇なフェアウェイウッド時代 【ゴルフ:絶滅危惧種のクラブ作ります】

【求人情報】スポーツデータバンク/営業担当【SPORTS JOB NETWORK 公式ブログ】

【求人情報】<営業部スタッフ募集!>株式会社アルビレックス新潟【SPORTS JOB NETWORK 公式ブログ】

ブロガープロフィール

profile-icontokyofandb

goateeと申します。
アメリカでスポーツビジネスを勉強し、現地のスポーツチームでも働きました。が、帰国後に日本のスポーツ界を見渡して、どうもアメリカ流のノウハウがしっくりくる気がしない。日本には日本独自のやり方があるのではなかろうか?そういった意見交換や情報発信をして行けたら幸いです。
みんなで日本のスポーツを元気にしましょう!

【コンタクト】
個別の連絡をご希望の方は、下記のアドレスまでメールを頂ければと思います。
tokyofandb(at)yahoo.co.jp

ツイッター:@GoateeSports
  • 昨日のページビュー:83
  • 累計のページビュー:1670602

(04月01日現在)

ブログトップへ

このブログの記事ランキング

  1. 半月板損傷と手術を経験して
  2. 長友佑都はなぜ手術を避けたいのか…?
  3. Mazda Zoom-Zoom スタジアム広島の素晴らしいところ
  4. もはやサッカー後進国ではない!!!
  5. 「I」難度、誕生!!!(2013世界体操)
  6. 海外で必要なのは語学力ではない!
  7. 大谷翔平選手はアメリカでやっていけるのか…?
  8. シリング破産はショックすぎます…
  9. ジャニーズのいないバレーボール
  10. ブライトンにて桜咲く!日本ラグビーの歴史が動いた日

月別アーカイブ

2017
03
02
01
2016
12
11
10
09
08
07
06
05
04
03
02
01
2015
12
11
10
09
08
07
06
05
04
03
02
01
2014
12
11
10
09
08
07
06
05
04
03
02
01
2013
12
11
10
09
08
07
06
05
04
03
02
01
2012
12
11
10
09
08
07
06
05
04
03
02
01
2011
12
11
10
09
08
07
06
05
04
03
02
01
2010
12
11
10
09
08
07
06

このブログを検索

スポーツナビ+

アクセスランキング2017年04月01日更新

アクセスランキング一覧を見る

お知らせ

rss