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オランダ体操のスポーツウーマンシップ

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リオデジャネイロオリンピック、日本体操の活躍が続いています。内村航平選手が長く言い続けてきて、体操界以外からも期待の大きかった男子団体の金メダル、本当に素晴らしかったです!!!

一方の女子。一つのミスの許されない中で強豪国とメダル争いを演じ、決勝の12演技を大きなミスなくやり遂げ、堂々の4位!これも実は本当にスゴイことです!この勢いが明日以降の個人総合、種目別、そして日本選手団全体に勢いをもたらすことを願うばかりです。

さてタイトルの通り、今回は日本女子と同じ組で演技をした、体操競技のオランダチームについて書こうと思います。こう決めるにあたっての伏線は私の中では以前からあったのですが、所々映像に映りこんでいましたので、お読みの皆さんの中にも気になった方もいらっしゃるかもしれません。「これ、記事にしよう!」というトドメになったのは、日本チームの最終演技、寺本明日香選手が平均台の着地を決めた時にバックに映っていたオランダ選手たちでした。

自分たちのチームの全演技を終えた後だからできたことだとは思いますが、オランダの全5選手がジャージも着ず、試合のレオタード姿で、全員がベンチに座らず立ったまま、寺本選手の着地に盛大な拍手!映像ではあまり目立ちませんでしたが、実はこの前に演技した杉原愛子選手が演技後に感極まって泣いている時にも、オランダの選手たちが杉原選手の肩をたたいて労っていました。

結構な数のスポーツに関心を持っている身としては、我ながら不思議な感覚にもなるのですが、体操選手って他の競技アスリート以上に、対戦相手を労い、良い結果(=体操の演技)には所属の壁を超えて一緒に喜ぶような傾向があるように感じます。考えられる理由としては、同じタイミングで直接対峙するような形では競技が進行しないことや、結局のところ多くの選手は体操オタクで、単純に良い演技には感心、感動するような慣習があるからではないかと思っています。また、それが良い演技か否かということが第三者である審判に委ねられ、得点が自分でコントロールできないことなども影響しているように感じます。

日本国内の体操競技の大会では特にこうした傾向が強く、試合終了後には所属の違う初対面の選手たちであっても、勝敗に関わらず互いの健闘をたたえ合うシーンが非常に多く見られます。オリンピックや世界選手権などになると、選手たちも背負っているものが違うからか、国内ほどではないように思いますが、それでも既述のオランダ選手たちのような行動は、必ずしも珍しいとまでは思いません。ただそうした中でも、今回のオランダ女子選手たちの行動は、特筆すべき素晴らしさのように感じました。

私が上記に書いた「伏線」についても紹介させて頂きます。毎年シーズン前に、全国代表審判員研修というのがあります。ここではルールや解釈の変更などについて、翌シーズンのための採点規則の勉強をしたり、全国から集まった審判員が情報交換を行ったりします。また、前シーズンの大会の中で起こった問題点やその対応について今後のための情報共有なども行い、それと関連し、協会がここ数年で力を入れているのが、体操界として関係者全員のマナーをより向上して行こうということがあります。

これには、試合会場における選手たちの振る舞いなども含まれます。そうした講義の中で、好事例として今年の「男子の」研修で映像を紹介されたのが、昨年の世界選手権で、際立って整然と入場行進をしてきた、オランダの女子選手たちでした。

全員がジャージを着ずに試合のレオタード姿で胸を張った理想的な姿勢で「行進」し、歩く際の腕の振り方も左右統一していました。今回の五輪でも同様だったようです。極端な例だと、それこそ北朝鮮のマスゲームを連想させるようなこともあり、私個人としては、こうしたことにそれほど重きを置かない考えではあるんです。ただ、体操競技は英語では「Artistic Gymnastics」。女子はメイクの仕方にも気を付け、男子でも髪型などにこだわりを見せる選手も多いですから、美的観点や、大会にしっかりと敬意を払って参加する姿勢を見せるという点で、決して軽視してはいけないものだとも思います。

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