2008年12月15日
また、職場の知人から声をかけられた。
「明日、クラブワールドカップにいかない?」
聞けば、再びクラブワールドカップのチケットを譲り受けたらしいのだが、多忙極める知人は都合がつなかいようだ。
週末にFC東京の試合が無いと暇だということを見透かされているのだろう。まぁ、何度も見れるものでは無い。かくして、世界規模で行われる国際試合デビューを果たしたばかりだが、中1日で再び国立競技場に行くことと相成った。
さて、本日の対戦カードは、2年振り3度目の出場となるアフリカ王者アルアハリ(エジプト)と2年連続出場の北中米カリブ海王者パチューカ(メキシコ)の対戦である。
アリアハリは2回目の出場となったクラブワールドカップ2006年大会で3位入賞。今年はそれ以上の成績を目標に掲げている。2006年大会インテルナシオナル戦で同点ゴールを挙げたフラビオやアフリカのジダンと称されるアブドレイカも健在。侮れないチームである。
一方のパチューカは昨年、アフリカ王者として出場したエトワールサヘルに0-1で惜敗。今年に賭ける意気込みは高い。9日に来日、翌10日はFC東京との練習試合が行われた。非公開試合の為内容については触れられていないが、壮絶な打ち合いの末4-4の引き分けに終わっている。
南米王者含め、こちらのブロックは実力が拮抗したチーム同士の対戦となると予想、好ゲームを期待しつつ国立競技場を目指した。
ショートパスを繋ぎチャンスを伺うパチューカに対してカウンターを狙うアルアハリ。試合開始直後は牽制し合うも、徐々に互いの持ち味が色濃くなってくる。迎えた前半28分、アルアハリのアブドレイカが左サイドでボールを奪うとそのまま独走。左足で低いクロスを送ると、ボールはパチューカDFに当たりそのままゴールへ吸い込まれアルアハリが先制。さらに前半終了間際、再びアブドレイカが右サイドを抜け出し、攻め上がっていたバラカトがグラウンダーのクロス。中央で待ちかまえていたフラビオが豪快にゴールへたたき込み2-0。パチューカペースの試合かと思いきや、鋭いカウンターから2点を連取したアルアハリがリードして前半を終える。
後半は、2人入れ替え2点を追うパチューカが攻勢を仕掛ける。後半2分、右サイドからのFKを得たパチューカは、後半から入ったモンテスが低いクロスを送る。これが誰にも触れられず、そのままゴールへと吸い込まれ2-1。後半28分にはゴール前で得たFKのチャンスをヒメネスが決めてパチューカが同点に追いつく。アルアハリは、カウンターをケアされチャンスらしいチャンスを作れぬまま延長戦へと突入した。
「2点リードし、追いつかれる」つい先日こういった試合展開を見た気がするのだが、追いついたパチューカの勢いは、あの日の千葉のように止めることはできなかった。延長前半8分、ゴール前でカルデナスが胸で落としたボールを、上がってきたアルバレスが右足で決め2-3、延長後半5分にはマリオニからのパスをペナルティーエリアに走り込んだヒメネスが左足でゴールを決め2-4。パチューカが前回大会の雪辱を晴らし、見事準決勝へと駒を進めた。
存分に持ち味を出し切った両者だったが、終わってみれば2-4。内容を見る限り妥当な結果だったと思う。人もボールもよく動く今日のパチューカの試合運びは、FC東京の目指すべきサッカーだったのではなかろうか?
最後に…、
話は変わるがスタジアムの入場口でリーフレットが配布されていた。そこには
「この大会の楽しさ、素晴らしさは、世界最高レベルの試合が見られることだけでなく、世界中からやってくるサポーターと国際交流ができるところです。
是非、積極的に話しかけてみてください。
言葉は片言しか通じなくても、この大会がお互いにとって、
素晴らしい思い出になると思います。」
とあり、自己紹介や挨拶など、出場する各国の母国語で書かれている。この日の国立競技場にはパチューカサポーターやアルアハリサポーターも詰めかけ声援を送っていた。今日観戦に訪れた人々に新たな出会いもあったのだろう。
しかし、空席も目立っていた。
ご存じの通り、全身のTOYOTAカップ含め1980年大会以降日本で開催されて来たが、来年、再来年のクラブワールドカップはUAEで行われる事が決まっている。この大会を世界各国持ち回りで開催し、世界中のサッカーファンを魅了する大会であって欲しいと願いたいが、日本で見れなくなる寂しい気持ちもある。
お近くで開催される方は、休みの日は家族で、平日なら職場仲間と、一度見に行ってみるのも良いのではないだろうか?
posted by tokyo1999_417 |11:54 |
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2008年12月12日
突然職場の知人から声をかけられた。
「今日のクラブワールドカップにいかない?」
聞けば、クラブワールドカップのチケットを譲り受けたのだが、自分の分を除いてもまだ余っているらしい。新潟戦、千葉戦共に日中行われたにも関わらず、底冷えする寒さに風邪をこじらせてしまった僕は、軽装で来てしまった事を深く後悔しつつ、かくにも生まれて初めて世界規模で行われる国際試合を急遽観戦することになった。
さっさと仕事を片付け国立競技場に着いたのは、オープニングセレモニーが始まったばかりであった。照明は落とされスポットライトが、ピッチ中央の優勝カップに見立てたモニュメントを映し出している。幻想的な空気に包まれ、出場する7チームが紹介される。MCが出場するチームを読み上げるとチームカラーに併せて電飾が色鮮やかにピッチを染めた。南米から出場するリガ・デ・キトはFC東京と同じ青と赤を基調としたチームカラーらしい。いつの日か東京の青と赤が国立競技場を染める日が来ることに夢を抱きつつ、開始のホイッスルを待った。
試合はアデレードが圧倒。時折カウンターで自陣に攻め込まれる場面もあったが、ほとんどがワイタケレ陣内で時間が過ぎていった。しかし、攻めながらなかなか決められないとサッカーは思わぬ方向へ転がる事がある。右サイドの遠い位置からFKのチャンスを得たワイタケレは、アデレードGKガレコビッチがファンブルしたボールをシーマンが押し込みゴール。予想に反し劣勢にたたされていたワイタケレが先制する。しかし、これで自陣ゴール前を固めたかったワイタケレだが、すぐCKからアデレードに同点とされ、1-1のまま前半終了。
後半も変わらずアデレードが圧倒的に試合を支配。自陣ゴール前を固めたワイタケレがアデレードの攻撃を跳ね返し続ける。しかし、延長戦も気になり始めた後半38分。右サイドでFKのチャンスを得たアデレードは速いクロスをゴール前に送る。これをアデレードMFドッドが合わせゴール左隅へと流し込み、勝負あり。試合終盤ワイタケレは積極的にボールを奪い攻め立てる。会場を沸かせたが、そのままタイムアップとなった。
わずか2年前まで同じオセアニアで凌ぎを削ったオーストラリアとニュージーランド。観光大国、文化、言語、先住民、ラグビーなど共通点も多く、両国に抱くイメージにさほど大きな違いは無かったが、サッカーに至っては大きな「差」があることを改めて知る結果となった。
ワールドカップの出場枠の問題や、唯一のライバルと言って良いニュージーランドとの力の差がここまで開いているとオーストラリアがAFCへ移籍した理由にも解らなくもない。しかし、日本がアジアを牽引していくことを目指すように、オセアニアを牽引するにはオーストラリアの存在は必要不可欠だったようにも思う。
ドイツワールドカップでベスト16に勝ち進んだオーストラリアがAFCに移籍したことで、各大陸に目を向けると明らかに強弱の格差は広がってしまったのだ。余計な事かも知れないが、このままオセアニアだけが太平洋の端っこに置き去りにされてしまうのでは無いかと、心配になった開幕戦であった。
posted by tokyo1999_417 |17:00 |
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2006年12月13日
2006年が開幕してから、数試合が過ぎた頃「試合がつまらない」と思う事があった。正直、スタジアムに足を運ぶ事が億劫になったこともある。
つまらないと感じたその原因は、試合の「負け方」にあったと思う。 見ている者の心理として、勝てば何でもいいのだが、負けた場合、どんな内容で負けたのかが重要になってくるのだ。お互い紙一重の差で負けた試合や、試合終盤に怒濤の攻撃がを見れた試合はいいが、何も出来ずに負ける試合ほど、辛いものはない。今年の前半は、何もできずに負けてしまう試合が多かったと記憶する。さらに、アウェー開催の試合ならば、帰宅までのがとてつもなく長く、憂鬱な気分にさせられる…。
そもそも、楽しいサッカーとは何だろうか?
まず、サッカーというスポーツの特性として、サッカーほど点の入りにくいスポーツは無いだろう。攻撃と守備が目まぐるしく入れ替わり、たった一度の、些細なミスが命取りになるケースもある。攻撃側は得点する事が求められ、守備側は得点を取られない事が求められる。同じピッチの上でオフェンス、ディフェンス相反する仕事をこなし、いい仕事を多くこなした物達が勝者となる。
そして見ている側は、なかなか点が入らないからこそ、得点シーンで盛り上がり、失点シーンにため息を漏らす。つまり攻撃、特に得点シーンこそが、サッカーを見ている側の面白みであり、サッカーの醍醐味なのだ。
よく人は「攻撃サッカー=楽しい」「守備サッカー=つまらない」と言う。しかし、必ずしも「楽しいサッカー=強い」「守備サッカー=弱い」とならないのが、サッカーというスポーツの奥深さだと思う。
2006年を振り返ってみよう。
今年のJ1、J2優勝チームには1つの共通点がある。それは「リーグ最小失点だったチームが優勝した」ということだ。いかに得点させないかが、リーグ優勝を左右すると言う訳だ。そしてドイツで開催されたワールドカップ。ご存知の通り優勝したのは、鉄壁の守備を売りにするイタリア代表だった。
もちろん「点が多い=攻撃的」「失点が少ない=守備的」と断定できないのだが、大会を通じて失点が少ないという事は、チームのスタイルを表す1つの基準となるのではないだろうか?
その一方で、攻撃的なチームが優勝できないわけではない。去年Jリーグを制覇したガンバ大阪は、リーグ最多得点で優勝を成し遂げた。
またFCバルセロナは、攻守両面で圧倒的な強さを誇るチームである。FCバルセロナが「世界で最も優れたチーム」と言われる所以は、そこにあるように思う。
実力が拮抗してるJリーグでは、「攻撃サッカー」と「守備サッカー」が、何年かごとに繰り返されているように思う。流行のファッションのように、サッカー界においても流行のスタイルというものがあるのではないだろうか?あくまで「おもしろい」「つまらない」というものは個人的な主観によるものだが、勝敗は数字で図ることができてしまう。今年のトレンドは守備的なサッカーだったのかもしれない。
※たくさんの方からコメントを頂きました。その中で謝った内容が掲載されていたり、理解しずらい表現があった為、一部加筆修正しました。
posted by tokyo1999_417 |18:39 |
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