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【男子バスケットボール部】日本代表を終えて実感した“日の丸”の経験。田中大貴インタビュー

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 2年連続で日本代表候補に選出され、今年は主力選手として8月のウィリアム・ジョーンズカップ、9月のFIBAアジアカップに出場した田中大貴(体3)。大学生としてではなく日本代表の一員としてこの夏を過ごした。アジアカップでは控えながら全試合出場し、毎試合20分近く出場し、チームの準優勝に大きく貢献した。
 アジアカップ後は数日間の休養を経て、26日からチームに合流。プレーが噛み合わない中、復帰第1週目は青山学院大に敗戦も自身のブザービーターで明治大に勝利。成長した姿を見せた。この夏で感じた代表の重み、そしてリーグ戦、日本代表としての今後に迫った。
(取材日:9月30日、明治大戦後)



※田中選手の取材記事は「続きを読む」へ。







~INTERVIEW田中大貴~
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―ブザービーターを決めた気持ちはどうでしたか?
たまたま入っただけだと思います。結果的に入って勝てたのは良かったですが、それまでの過程があまりいいとは言えない。自分としてもプレーが合わない部分があってそこをしっかり詰めていかなければいけないと思います。

―明治大といつも接戦で今回はブザービーターで決着がつきました。 
やりにくさはあります。向こうとしても相性がいいというか、「やってやるぞ」という気持ちが強いと思うので次は負けないようにしたいですね。

―田中選手を中心に円陣を組むことがあり、声を出すようになりましたよね?
プレーが合わず思うようにできないので、自分でそのことを引きずらないようにしています。またアキ(藤永佳昭・体2)も声を出して集中できるようにしていました。

―その藤永くんの活躍はどうですか?
気が強いし、“絶対になにかやってやる”という気持ちもある。そういう心構えでいたらいいプレーも生まれると思うので、他の選手も見習わなければいけないと思います。

―藤永選手のミスを兄貴分がよくカバーしてくれたと陸川監督もおっしゃっていました。
アキがフリースローを落としたことはダメだと思いますが、最後のプレーで残り2秒あった時に自然といける気がしました。自分で絶対打ってやると思っていました。

―田中選手のリーグ戦はこれからですよね。
大東文化大に負けたのはもったいないですが、残りの試合は負けたくない。いい形で(けがをしている)晃佑(橋本・体1)と直樹(和田・体3)が戻ってきて万全の態勢で全日本インカレに臨むことができればいい勝負ができると思います。

―3年生の活躍はどうですか?特に田中選手の穴を埋めた佐藤正成選手(体3)と須田侑太郎選手(体3)の活躍は?
自分がいないときに正(佐藤)と侑(須田)は自覚を持ってプレーしていたと思います。逆に自分が戻ってきてすぐスタメンで出させてもらっていて、2人にはすごく申し訳ない気持ちがあります。でもなにも言わずバックアップで出てきたときにいい仕事をしてくれるので感謝していますね。

―話は変わって日本代表のことをお聞きします。アジアカップでは準優勝となり田中選手はその一員として活躍しました。大会を振り返ってどうでしたか?
アジアカップに入るまでに合宿を重ねて、その期間は素直に楽しかったです。レベルの高いところでプレーできたし、とてもいいものを得ることができました。決勝で負けたことはすごく悔しかったですし、来年は世界選手権の予選があるのでまずメンバーに入って、もっともっと上のレベルでやりたいという気持ちは強くなりました。

―4月の代表候補に選ばれた時点ではまだ実感がないということでしたが、この夏で代表への思いが強くなったということですか?
春と今ではまったく状況が違いますし、鈴木貴美一ヘッドコーチがすぐに試合に使ってくれていい経験ができて、前よりも意識も違いますし、自覚も持つようになりました。

―アジアカップの試合を見ると田中選手のディフェンスが随所に光っていました。自身のディフェンスはどうですか?
代表とチームでの違いは、チームでは言い方はおかしいですが全部をやらなければいけない。代表では自分がすべてをやらなくても他の選手がやってくれます。自分が相手のエースにつくことが多かったのでディフェンスを徹底してやろうと思っていました。

―マッチアップした中で印象に残った選手は?
イランのモハンマド・サマド・ニックハ・バハラミ選手です(アジアカップでMVPを受賞)。うまかったですし、高さもありました。自分もあんな選手になりたいと思いました。

―代表の中で求められたことはディフェンスと他にはありますか?
あとは前が空いたら積極的に打つこととトランジションで走ることでした。

―青山学院大の比江島慎選手、永吉佑也選手が選ばれ、橋本選手も途中までメンバーに残っていて若い選手が代表を引っ張っていく気持ちは強くなりましたか?
自分たちは付いていくだけではなく試合にも出ました。年齢が若いというのは言い訳にならなかったです。それぞれが責任を感じてやっていたと思います。
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―橋本選手の一番の思い出は、ジョーンズカップで大学生5人がスタメンを務めた試合だと言っていました。
大学の代表ではやりますけど、普段一緒にプレーをしない青山学院大のメンバーと出て、あのときはチームとしても負けが続いていたので“自分たちがいい雰囲気を作ろう”と話していました。

―結果的に勝利して自信にもなったのではないですか?
相手がそこまで強い相手ではなかったです。でもそこからいい雰囲気になって上り調子になって良かったです。

―この2ヵ月は日程的にしんどかったですか?
しんどいとはあまり思わなかったです。多分東海大の合宿の方がしんどかったと思います(笑)。

―この2大会で感じた日本代表の重みとは?特にアジアカップは日本開催ということもあり注目されていましたが。
国を背負っているので、気持ちがこもっていないプレーをするとそれを日本中の人が見ています。これまでとは背負っているものが違いましたし、普段より集中力が増します。

―やはり注目されていますよね。青山学院大戦も多くの観客が詰めかけました。注目されるのはどうですか?
大学の試合であまり状態が良くなかったら「なんで代表に入っているの?」と言われるかもしれません(笑)。それは慎(青山学院大・比江島選手)とも話していました。しっかりやらなければという気持ちはあります。

―この夏は自分にとってどういう夏でしたか?
東海大の一員として山形合宿や三菱合宿に行っていたら経験ができないことをたくさん経験できました。今現在はプレーで合っていないところもありますが、以前よりも高いレベルでバスケットができたと思います。いいものを見られたし体験できて充実した期間でした。

―東海大に入学したときに目標があったと思いますが、今の自分自身は想像できていましたか?
高校のときから“将来は絶対に日本代表に入ってやる”と思っていました。でも正直なところ、代表入りできるとは思っていたかもしれませんがここまで早く試合に出られるとは思っていなかったです。本当にいい経験ができていますね。
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※写真2枚目…1週目は厳しいマークにあい、時折ダブルチームも仕掛けられた。だがその中でもしっかり役割を果たした。
写真3枚目…日本代表からチームに復帰後、田中のリーダーシップは以前よりも増していた。田中を中心に円陣が作られることが多く、精神面でも成長が見られる。


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