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【陸上競技部】駅伝チーム菅平合宿②

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苦汁を飲んだポイント練習から一夜
   リベンジの先にある さらなる力をつかむために
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 前日の豪雨がうそのように晴れ渡った青空の下、3日目も午前6時半から朝練習が行われた。前日に身体への負担の多いポイント練習(5000㍍を4本)を実施したこともあり、この日の朝練習は各自が自分の体調に合わせてメニューを決めた。午後の練習では大小様々な起伏のある峰の原高原クロスカントリ―コースを20㌔走った。このメニューはペースが決められていない。多くの選手が前日の練習で溜まった疲労を考え、ゆっくりとしたスピードで距離を踏んでいく中、一つの思いを胸にペースを上げるランナーがいた――。 ※記事続きと特別コラムは続きを読むへ→




tokaisports-346718.jpg 5000㍍×4のポイントを終え、宿舎に戻り行われた2日目のミーティング。両角速駅伝監督(体育学部准教授)はこの練習についていくことのできなかった選手たちに向け、「練習に向けての意識や準備が足りないのではないか。選抜メンバーとしてここに来ている自覚を持ち、合宿に臨みなさい」と話したという。

 この言葉に「昨日、自分は良い走りができなかった。だから今日のジョギングからしっかりと自分を追い込んでいこうと決めていたんです」と奮起したのが折元大介(体3=写真最上部)だ。起伏の大きなコースをものともせず、前半からハイペースで走り続けた。齋藤成(体3=写真左)ら多くの選手もそれに続き、快調なペースで駆け抜けていく。



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 トップで練習を終えた折元は充実した表情を見せ、けがでコンディションを崩していた田中拓哉(体1=写真右)も「昨日の練習はもちろん、今日の朝練習と比べてもかなり体が動いていた」と復調の兆しを感じさせた。


 日頃の練習から悔しさを感じ、次の機会にリベンジを果たしていくことで自身の力を伸ばしていく。この経験が、箱根駅伝の予選会突破に必要な選手層の厚さをもたらす。(野瀬)
 


★Close Up★
走ることだけが練習ではない
~地道なケアと筋力トレの重要性~

 ポイント練習をこなした翌日にもかかわらず、起伏の激しいクロスカントリーコースを20㌔。約1時間半もの間、選手たちは走り続けた。しかし彼らの強さを支えているのは過酷な走り込みだけではない。「学生のレベルまでは、より走り込める選手がやはり記録を伸ばしている。そうなると故障を回避できる能力が高い選手が成績を上げる可能性も持っている」。田中健二トレーナーもこう話すように、走り込みに耐え続ける強い身体づくりやケアも長距離選手にとって欠かせない練習のひとつだ。

tokaisports-346722.jpg 菅平高原での夏合宿中にも選手同士で行うペアマッサージや体幹トレーニングなど、けがをしにくい身体づくりのための補強運動が、メニューに多く組み込まれている。「補強運動は本来、自分に足りないものを補うものなので、あまり全体練習でやるものではないけれど、みんなでやることでこういうやり方もあるっていうのを教えられますし、互いにマッサージし合うことはコミュニケーションを深めることにもつながります」(田中トレーナー)。

 2日目の午前中にはペアマッサージ、腹筋・背筋トレーニングなどの補強運動が行われた。マッサージはけがのリスクが高い足首、ひざ、股関節、背中周りを中心に指圧をかけたり、伸ばしたりしてほぐしていく。両角監督とペアを組んだ白吉凌(体1=写真左)はあまりの気持ちよさに今にも眠りそうな表情。それとは対照的に、チーム屈指の肉体派・田中拓のマッサージを受ける松本佳久(工2)が、力の強さに思わず悲鳴を上げる場面も……。それでも「それは違うよ」「もっと強く押していいよ」と声をかけ合いながら、ときには笑顔で会話を弾ませながら、各選手時間をかけて取り組んだ。tokaisports-346723.jpg

 3日目となるこの日は、午後の練習前に近くの温泉へ行き身体を休めた。「疲労の溜まっている股関節を中心にマッサージしながら入りました。(温泉は)かなり気持ちよかったです!」と折元も話すように、各選手が自分の体調や身体の状態を確認しながら、入浴中もケアを欠かさなかった。田中トレーナーは「リフレッシュというのがいちばんの目的なのだけれど、温泉だからこそできるケアを実践してほしい。それに、全体練習にこういったメニューを取り入れることで身体を労わるこtokaisports-346724.jpgとへのさらなる意識向上にもなると監督とも話している」と効果を明かした。

 普段の生活からも身体のケアに対する意識を徹底している。村澤明伸主将(体4)をはじめ4年生同士で話し合い、今年度からはチーム全体で“ペアマッサージを行う日”を設けるよう提案。練習時だけでなく、寮にいる空き時間にも体調や身体のことを考える時間をつくるよう意識を高めてきた。

 この日、トップで20㌔を走り終えた折元も「けがtokaisports-346725.jpgなどを経験するとケアや、いかに疲労を抜くことが大事か知ることができる。いまは毎日ペアマッサージをしていて、このあとも宮上(翔太・体1)とやります!」と笑顔で練習会場を後にした。練習を終えた松谷公靖(体4)、田中拓らは宿舎前の水風呂でアイシング。今井拓実(体1=写真上)ら10人は田中トレーナーの治療を受け、疲労回復を図った。華々しい活躍とそれを支える練習量は、地道な日々の努力と、自身の身体と向き合い続ける継続力が生み出していた。(小平)


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