2008年05月30日
先週から今週にかけて寝不足が続く。UEFAチャンピオンズリーグ決勝に、U-23オリンピック代表が出場するツーロン国際大会、日本フル代表のキリンカップ、そしてナビスコカップカップとこの2週間はサッカー三昧であった。
5月21日(火) 1:00~ U-23日本代表-オランダ代表戦(ツーロン国際大会)
5月22日(水) 3:00~ マンチェスターU-チェルシー戦(UEFA CL決勝)
5月23日(金) 1:00~ U-23日本代表-フランス代表戦(ツーロン国際大会)
5月24日(土) 19;00~ 日本代表-コートジボアール戦(キリンカップサッカー)
5月25日(日) 14:00~ 大宮ア-大分戦(ヤマザキナビスコカップ)
5月25日(日) 1:00~ U-23日本代表-チリ代表戦(ツーロン国際大会)
5月26日(月) 19:00~ 日本代表-パラグアイ代表戦(キリンカップサッカー)
5月28日(水) 1:00~ U-23日本代表-イタリア代表戦(ツーロン国際大会)
残念ながらすべての試合フルタイムで観戦することができなかったが、目にしたプレーで非常に感じることは、「個人のフィジカルや個性」が目立つ試合が多かったということだ。フル代表で言えば、中村俊輔選手の存在感、長友佑都選手の力強さ、松井大輔選手や長谷部誠選手のテクニックやスピード、チャンピオンズリーグに関して言えば、特定の個人の名を挙げるのがバカらしく思える程、すべての選手個人が、とても高いレベルでスピードや技術、フィジカルを惜しみなく披露した。
組織やシステム・連携を凌駕する個人の技術とスピードが存在すること痛感した。そしてそれが今日のサッカー界の主流になりつつもある。
技術やスピードを発揮するために土台となるのがコンディションである。
■予選の実績になんの意味があるのか!
そんな中、U-23北京オリンピック日本代表の試合をみていて気になることが一つある。それはオリンピックアジア予選で中核を担った選手たちのプレーに精彩がないことである。特に北京行きを決めてから08年シーズンのJリーグ開幕前に活躍の場を新しいチームに求めたメンバーのプレーに精彩がない。セルティックに移籍した水野晃樹選手、G大阪に移籍した水本裕貴選手、鹿島に移籍した伊野波雅彦選手は、今回のツーロン国際大会に頻繁に出場するも目立った活躍がない。彼らのプレーのレベルが、以前とはなんら変らず、周りの選手らが急激にコンディションを上げているのかもしれない。どちらにしろ、他の選手と比べてパフォーマンスが低いと言わざるを得ない。パフォーマンスが上がらない最大の理由として、やはり移籍によって試合出場が減り、コンディションが低下しているからだと考えられる。
反町ジャパン結成当初からメンバーに名を連ねた選手らは、北京行きの切符を手にすることができるのだろうか。反町監督は、「予選を勝ち抜いたメンバーを大きく変えることはない」と発言しているが、果たして予選の実績は、北京オリンピック本番でどれだけ役立つのだろうか?
■代表監督の特権は、その時々でコンディションのよい選手を起用できること
オリンピックを2カ月後に控えた段階での、大幅な選手の入れ替えに対して、チームとしての戦術理解や連携などで、心配する声が聞こえてくる。しかし、それがどれ程の問題だろうか?2006年からU-23反町ジャパンが誕生して、2年以上経過した。それ以前も、ユース年代の時から、ずっと代表でプレーしてきている選手も何人かいる。
しかし常にチームは代謝している。ある者は、怪我やJリーグ各クラブでの不出来などでオリンピック代表から去り、ある者は、クラブでの活躍が評価され代表に招集されてチームに刺激を与えている。以前チームの「顔」とされた、カレン・ロバート選手や増嶋竜也選手、家長昭博選手、柏木陽介選手そして平山相太選手は、ツーロンのピッチに立っていない。怪我のため不運にも今回の代表に招集されなかった選手もいるが、それも含めて
オリンピック代表監督である反町監督の特権は、時々で調子のよい選手を起用できる
ことである。今回のツーロン国際大会での5試合で、調子のよい、悪い選手を見極める最後の大会である。調子の上がらない選手をいつまでも代表に留めておく必要もなければ、余裕もないはずである。
岡田監督になって初めて日本代表に招集された中村俊輔選手、キリンカップでフル代表初召集の長友佑都選手やピッチ上で躍動するのを見るにつけ、
システムや連携、過去の実績以上に、個人の技術やスピード、そしてコンディションの状態が個人の出来に影響を及ぼす。
最終的には最高のコンディションでオリンピックに臨めるメンバーを選出してほしい。
水野選手に伊野波選手そして水本選手とこれまでチームの主力として活躍するにたる力を持っていることは言うまでもない。その力を北京でも見れることを期待したい。しかし代表の切符は、今まで主力で戦ってきた選手たちでさえも指定席であってはならない。
あと2か月間の活躍に期待する。
これから始まるツーロン国際大会3位決定戦、コートジボワール戦に水野・伊野波、水本3選手がスターティングメンバーで出場するようだ。
まずは、このコートジボワール戦で、その力を存分に証明してほしい。
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2008年05月28日
いつもようにキオスクでサッカーダイジェストを手にとる。往復2時間の出勤・退社の電車のなかでゆっくりと目を通す。日常のささやかな楽しみである。
今日はキリンカップ、日本-パラグアイ戦が行われた。帰宅途中、携帯電話のメール機能を使ってこのエントリを記している私は、数時間前に終了した試合の結果をまだ知らない。
(※投稿時は、日本―パラグアイ戦観戦済み)
帰宅後、晩酌をしながら今日の試合を観戦することを想像しながらニンマリとする。今日は、日本-パラグアイ戦のレビューを書こう。そんなことを考えていると、サッカーダイジェストのP93のコラムに意識が寄せられる。
トップレフリーインストラクター上川徹氏のコラムだ。今さら上川氏の説明は不要であろう。Jリーグをジャッジする審判員を指導する立場の上川氏のコラムに目を通す。読んだ後、感情を押し殺しながらすかさず携帯電話を手にとりエントリを書いている。
週刊サッカーダイジェストのP93の上川氏のコラムを読んでどう感じるだろうか?
Jリーグでジャッジをする審判の“本音”を垣間見たような気がした。なるべく客観的にコラムの内容を伝えたいと思う。
■「良い選手がよい審判を育てる」という主張(以下コラムの要約)
審判員はミスと背中合わせで仕事をしなければならない。完璧な仕事はあり得ず、毎試合反省を繰り返し、未熟さを感じることもある。そんな時に、選手から労りの言葉をかけられると、選手のためにもっと上手くなろうとモチベーションが上がる。
選手と審判員は、お互いを「教え合う」立場にあり、とても密接で切磋琢磨する関係である。一生懸命トライをした人に、ミスだけを捕えて、叱ったり非難するのは辛さや反感を生むだけだ。一生懸命な人の成長を阻害してしまうのではないか。審判員も人間であり、褒められると嬉しい。「良い選手が良い審判を育てる」イングランド出身の元広島監督バクスター氏の言葉には、そんな意味も含まれている。
バクスター氏の母国イングランドでは、審判員がカードを示す時や注意を与える時は、両者は近づいて選手は審判のジャッジを素直に受けいれる。羨ましく感じる。
イングランドのルールブックには、審判員が呼んでも選手が来ないときは、イエローカードであることが明記されていて、選手も子供の頃より指導されているので、呼ばれた選手は必ず審判に近寄ってくるという。
このような紳士的な行動が、サッカーの母国と言われる所以であり、守るべきサッカー文化である。このような文化が日本に根付くか自分たちの日頃の活動にかかっている。
このコラムの主張は、
「審判員のモチベーションも、成長も選手次第であり、審判の未熟さは、選手の未熟さに起因する。選手が成熟するには、自分たち審判員にかかっている」というメッセージが聞こえてくる。この審判員の指導的立場にある上川氏の主張は、Jリーグでジャッジする審判員の間で共有される認識であることは容易に想像できる。
このコラムを読み終えた時、同号に掲載されているさ「三浦泰年のサッカー斬り」での三浦泰年氏のメッセージ(P51)を、上川氏を始めとしたJリーグでジャッジを行う審判員に捧げたいと瞬間的に思った。
「外的な要素に左右されない強い信念と哲学を備えること。それが『プロ』というものだ」
プロフェッショナルな世界で素晴らしいプレー(ジャッジ)があれば称えられ、下手なプレー(ジャッジ)をすれば批難にさらされる。これは選手も審判員も同じである。
プロとして勝利を勝ち取るべく懸命にプレーし合う、両チームの選手らと審判が本当に「互いに切磋琢磨する関係」なのかどうか審判員には再び考えてほしい。
主役は、あくまでも選手たちである、審判員には嬉しいこと辛いこと、たくさんの感情が試合中押し寄せてくる。そのような状況の中でも常に客観性と公平性を持ったプロとしてのジャッジを期待したい。Jリーグでジャッジをする審判員は、数多くの人間から選ばれた「選ばれし審判」である。その位のことは期待してもよいだろう。
※ぜひ6.10号のサッカーダイジェストのP93の上川氏のコラムとP51の三浦氏のコラムを読んでみてください。
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2008年05月27日
先週の13節川崎戦でJリーグは一旦1ヵ月の中断。今週から3週続けてヤマザキナビスコカップ(ナビスコ杯)が行われる。D組に属する大宮は、3節終了時点で、2分1敗の勝ち点2、予選リーグ最下位。ニッパツ三ツ沢球技場で行われた前節(3節4月16日)の試合では、前の試合のスターティングメンバーから9名入れ替えた布陣で臨んだ大宮(以前のエントリでこの試合のバックアップメンバーの起用法について書いた)、今回の大分戦の選手起用を特に注目していた。結果的に言えば、前節までの主力が出場したのだが、この試合で樋口監督のナビスコ杯のチームにおける位置づけがはっきりと見てとれた。
「ナビスコ杯も、Jリーグよりは優先度は低いが、主力選手を出場させて勝ってグループ突破を目指す」というものであろう。
ナビスコ杯をチームがどう位置付けているかについては、監督を始めとしたチームスタッフが決めることであってサポーターの私がとやかく言うつもりはない。
ただ今回の試合に関しては、樋口監督のナビスコ杯への明確のビジョンと裏腹に、選手は目の前の大分に「勝つ」ということにモチベーションを持てなかったようだ。
リーグ戦では1試合1試合が年間順位に直結する。降格しないよう、目標の順位をキープしていたい、という思いからリーグ戦の試合に対する、選手のモチベーションは明確である。対してナビスコ杯においては、予選リーグ突破が目下の目標になるわけだが、3節終了時点でDグループ最下位、また前節横浜戦の主力温存を目的とした若手選手の起用は、チームにおけるヤマザキ杯のプライオリティとチームのモチベーションを下げたように思う。
しかし、これについてはサポーターである私も同じで、ゴール裏でいつも通り、声を張り上げ飛び跳ねながら応援するも、昨日の大分戦では試合に入り込めない時間が続いた。
サポーターの私自身も選手同様、今のナビスコ杯の状況で気持ちを盛り上げることができなかった。試合も大分に逆転負けを記すも、試合にのめり込めない分、悔しさもそれ程なかった。先日の川崎戦のような感動する試合とは対極のゲームであった。
■ヤマザキ杯、残り2試合を消化試合にしないために
樋口監督は、リーグ突破の可能性がある限り勝ちにいくという。ただ勝ちを目指すのは当然で、チームや選手をどうモチベートするかが重要である。
「ナビスコ杯も、Jリーグよりは優先度は低いが、主力選手を出場させて勝ってグループ突破を目指す」という暗に樋口監督から伝わるメッセージは、言いかえれば、ナビスコ杯はJリーグよりチームのプライオリティが低いと明言しているようなものである。Jリーグに出場している選手にとって非常に動機付けしづらい。そこで主力組がこれからナビスコ杯の残り2 試合にどのような動機付けをしていくのか考えみる。例えば金銭的なインセンティブは動機付けになるだろうか。出場勝利給は、このナビスコ杯の2試合に限ったことではないのでこの試合の劇的なモチベーションアップとはならない。残り2試合のために勝利ボーナスが発生するとも考えづらい。
また大分戦でもいくつかみられた通り、ゲームの中で「チャレンジ」をすることもモチベーションアップの一つの施策である。
波戸・田中両選手のポジションを上げてボランチの佐伯選手がカバーに入りバランスをとるというチャレンジは新鮮であった。しかし、両サイドバックを活かそうという意思疎通がチーム内に見られず評価の程は難しい。また最近、右サイドに張り付き、精彩を欠く小林大悟選手を左サイドにポジションチェンジをしてみたり、吉原選手を中盤に起用したりと選手起用に関しても「チャレンジ」をしているが、これまでの樋口サッカーが魅力的な分、敢えてポジションを変える必要があるのかどうか疑問符がつく。
残念ながら残り2試合に主力組がコミットメントする要素が見当たらない。
残りのナビスコ杯を消化試合としないために主力組の温存のためではない積極的な若手今日が必要なのではないか。
■大宮アルディージャ号に指定席なんて一席もない。
今回の大分戦での主力組の出場で見えてきた課題もある。それはスタミナである。1試合の通してのスタミナのことでもあり、シーズン通じてのスタミナのことでもある。1試合を通じて樋口監督を標榜するサッカーをやりきる体力が必要であるのだがこれがなかなか難しい。大宮が競合相手に劇的な勝利を収める試合があると思えば、下位チームに惨敗する試合をしてしまうのは、1試合を通じて目指すサッカーが出来ずにいるからだと推測する。調子が良ければ強豪チームに勝る強さを持ち、悪ければ下位チームに劣るほど調子を崩す「サッカー」を1試合のなか(前後半)で行うのが今の大宮の「サッカー」である。これはスタミナの部分が非常に大きいと言える。更に、今回の大分戦では、夏場の試合への不安を覗かせた。後半も20分過ぎからの運動量の低下は顕著で、如何に樋口サッカーがハードワークかと言うことと、そのハードワークへの天候の影響をみることができた。暑くなるにつれ、1試合を通じて樋口サッカーをやり通すのは更に困難になる。シーズン通してよい結果を出すためには主力組以外のバックメンバーをどう活かすか重要である。いつでも試合に出場できるようスタンバイをしておく必要がある。しかし今の大宮のバックアップメンバーがすぐ実践で活躍できる準備が出来ているとは言い難い。これはバックアップメンバーの技術的な問題よりもコンディションや実践での経験の問題と言える。
ナビスコ杯の残り2試合、バックアップメンバーに出場の機会を与えチーム内に「競争」というコンセプトを持ち込んでもよいのではないか?
橋本早十選手に
塚本泰史選手に
西村卓朗選手に
丹羽大輝選手に
市川雅彦選手に
もっとチャンスを与えてもよいのではないか。
大宮アルディージャのレギュラーポジションに指定席などないのだから。
最後に、大宮-大分戦のこの日、「ミャンマー・サイクロン災害及び中国大地震」被災の救援金活動として選手が募金箱を持ち募金活動を行っていた。
今回募金活動を行った選手たちを、目前で見ることは嬉しいのだが次の新潟戦では熊谷のピッチで募金活動ではなくプレーをする姿をみたいものだ。
先頭に立って救援金活動を行う大宮アルディージャ渡邉社長
※2回目の写真撮影、快く受けていただきありがとうございます。
試合前日のアルディージャ情報番組「ole!アルディージャ」でモノマネを披露
一躍人気者の川原選手と、丹羽選手
法政大学時代は、土岐田選手とコンビを組んでいた市川選手
ピッチでプレーを見てみたい選手の一人だ。
U-19日本代表に選出され大宮唯一の代表選手である青木選手
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2008年05月22日
Jリーグが再開されるまで1ヶ月、途中ヤマザキナビスコカップもあるが、この期間を利用して8月2日に行われるJOMO CUPの予習をしてみようと思う。これまでJOMO CUPといえば、Jリーグを東西にわけた投票によるオールスター戦であったが、今年から韓日両リーグの選抜チームによって試合に行うという大会形式に変更された。
神戸の金南一(キムナミル)選手がJリーグ選抜のメンバーとして参加する可能性があったり、韓国で人気の鄭大世(チョンテセ)選手がやはりJリーグ選抜として出場する可能性もある。これらのことが韓国人にとってどれほど話題性のあることが計りかねるが、おそらく、中村俊輔選手がスコットランドリーグ選抜として、また長谷部誠や稲本潤一、小野伸二が、ブンデスリーガ選抜として来日する程のインパクトがあると想像する。
また、多くの韓国人選手がJリーグでプレーをしている(過去にしていた)経緯から、韓国人の方が、対戦リーグ(Jリーグ)に対して馴染み深いのではないか。逆にKリーグでプレーする日本人が少ないせいか、日本におけるKリーグの認知はまだ低いと感じる。
つい先日も、来年から導入される予定の新方式でのアジアチャンピオンズリーズ(ACL)の概要も発表された(正式決定は12月)。韓日両リーグからは、それぞれ4チームのACL出場が決まり、今後Kリーグのチームや選手をスタジアムやテレビで目にする機会も増える。そこで、JOMOCUPでより楽しくエキサイティングなゲームを観戦するために、また今後ACL等の国際大会でJリーグチームが、Kリーグチームと対戦する時のために「Kリーグ」について予習をしたいと思う。今回は、Kリーグの概略とチームについてうぃぺディアで調べてみた。
■Kリーグの概要
現在、Kリーグには14チームが所属しており、2007年シーズからそれまで2シーズン制を廃止、14チームの2回総当たりのリーグ戦を行う。Jリーグと異なるのは、リーグ戦後、上位6チームによるプレーオフ を行う。このプレーオフが少し複雑で1回戦をリーグ3位と6位、リーグ4位と5位で行い、それぞれの勝利チームで2回戦を行う。残った1チームとリーグ2位と準決勝を行い、準決勝の勝利チームがリーグ1位のチームとホーム&アウェー方式の決勝戦を行い(1、2回戦、準決勝は一発勝負)、年間の優勝チームが決まる(ちなみに07年は、浦項スティーラースが優勝)。またKリーグの他に韓国FAカップが毎年行われ、Kリーグと韓国FAカップの優勝チームがACL予選に出場している。
Kリーグの他に、ナショナルリーグ(K2:2部相当)があり、2007からはK3リーグ(3部相当)がスタートしている。ナショナルチーム、Kリーグには企業チームやアマチュアチームが多くKリーグとの入れ替え戦は現在実施されていないようである。
2009年にはKリーグに新チームが加わり15チームとなる。その後、段階的にチーム数を増やし最終的には18チームになるという。ナショナルリーグやK3リーグとの入れ替えも予定しているようだ。
■地方行政区画とチーム
Kリーグのチームの紹介の前に、韓国の行政区画について触れておこう。
日本では、47都道府県に地方行政区画がなされているが、韓国の場合、1特別市・6広域市・8県・1特別自治道に分かれており、各行政区にほぼそれぞれ1チームバランスよくKリーグのチームが存在すると考えてよい(江原道・忠清北道・忠清南道にはチームがない)。ちなみに特別市・広域市は、日本でいる政令指定都市が道府県から独立しているイメージに近い。
特別市
1.ソウル市
広域市
2.釜山(プサン)広域市
3.大邱(テグ)広域市
4.仁川(インチョン)広域市
5.光州(クァンジュ)広域市
6.大田(テジョン)広域市
7.蔚山(ウルサン)広域市
県
8.京畿(キョンギ)道
9.江原(カウォン)道
10.忠清北(チュンチョンブク)道
11.忠清南(チョンチョンナム)道
12.全羅北(チョルラブク)道
13.全羅南(チョルラナム)道
14.慶尚北(キョンサンブク)道
15.慶尚南(キョンサンナム)道
特別自治道
16.済州(チェジュ)特別自治道
(参照)ウィキペディア「大韓民国の地方行政区画」
これにチームをあてはめてみると
特別市1.
ソウル市には、「FCソウル」
広域市
2.釜山(プサン)広域市には「釜山アイパーク」
3.大邱(テグ)広域市には、「大邱FC」
4.仁川(インチョン)広域市には、「仁川ユナイデッドFC」
5.光州(クァンジュ)広域市には、「光州尚武フェニックス」
6.大田(テジョン)広域市には、「大田シチズン」
7.蔚山(ウルサン)広域市には、「蔚山現代(ヒョンデ)ホンライ」
県
8.京畿(キョンギ)道には、
「水原三星(スウォンサムスン)ブルーウイングス」と「城南一和天馬(ソンナムイルファチョンマ)」
9.江原(カンウォン)道には、2009シーズンより新チームが創設される予定
10.忠清北(チュンチョンブク)道
11.忠清南(チョンチョンナム)道
12.全羅北(チョルラブク)道には、「全北現代(チョンブクヒュンデ)モータース」
13.全羅南(チョルラナム)道には、「全南ドラゴンズ」
14.慶尚北(キョンサンブク)道には、「浦項(ポハン)スティーラース」
15.慶尚南(キョンサンナム)道には、「慶南(ギョンナム)FC」
特別自治道
16.済州(チェジュ)特別自治道には、「済州ユナイデットFC」
となる。
次に、Kリーグ10節終了時点の順位掲載しておく。
■Kリーグ1順位10節終了時点(大韓サッカー協会より)
1位 水原三星ブルーウイングス(韓国一の人気チーム・車範根が監督・金南一の前所属チーム)
2位 城南一和天馬(海本幸治郎が以前所属・統一教会系企業「一和」がスポンサー)
3位 浦項スティーラース(洪明甫が以前所属、08年ACL予選出場、07年リーグ優勝)
4位 FCソウル(以前の安養LGチータース、移転で人気落ちる、パク・チュヨン所属・以前前園が所属(2003))
5位 蔚山現代ホンライ(現代重工業がスポンサー・チョ・虎のエンブレム)
6位 仁川ユナイデットFC(以前前園が所属(2004))
7位 大邱FC(以前ノナト(現札幌)が所属)
8位 慶南FC(以前に、ポポ(現柏)が所属、カボレ(現東京)の前所属チーム)
9位 大田シチズン(韓国初の市民クラブ、コジョンス在籍)
10位 全北現代モータース(現代自動車がスポンサー・チョ・ジェジン所属・以前にマグノアウベス所属)
12位 光州尚武フェニックス(軍隊所属のチーム)
13位 全南ドラゴンズ(大分トリニータと提携、カップ戦に強い、07年FAカップ優勝(08年ACL予選出場)
14位 済州ユナイデットFC(チェジュ島初のクラブチーム、移転で人気落ちる、以前の富川(プチョン)SK)
水原三星、城南一和、浦項、蔚山現代あたりが、実力・人気ともあるようだ。
JOMO CUPの開催前までには、もう少しKリーグ、特に選手について調べてみたい。
(参考)
大韓サッカー協会(日本語で読めます:素晴らしい)
ウィキペディア「韓国プロサッカーリーグ」
ウィキペディア「大韓民国」
posted by toddocom |21:22 |
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2008年05月21日
■試合前~1週間前の札幌戦から当日まで~
12節当時、下位札幌戦での敗戦、降り止まない雨のなか大宮選手に対して罵声とブーイングが飛んだ。大宮サポーターになって初めて目の当たりにする選手へのブーイング。数千人のサポーターにブーイングをされる選手も辛いだろうが、その光景を見ている私もとても辛かった。そしてその日は、気の晴れないままスタジアムを後にした。
大宮サポーターが管理するブログやSNSサイトでネガティブな意見が飛び交う。
札幌戦で発せられたサポーターからの「シュート打て」コール。そのコールに苛立ちの表情を見せたとされる藤本選手(事実不明)が当日更新した自身のブログ「主税日記 」にはサポーターからこの敗戦の悔しさを伝えるコメントが多数寄せられた。札幌戦での敗戦が予想以上にチーム、サポーターの雰囲気を悪くした。
また、この敗戦のダメージもさることながら当時の大宮のリーグでの状況もサポーターをナーバスにさせた。12節終了時点で、Jリーグ中断前の1試合を残し4勝4敗4分、それまで一桁順位をキープしていたが、この札幌戦の敗戦で順位を11位まで下げた。リーグは混戦状態、次の試合を落とせば降格圏も見えてくる。そのような重要な試合の対戦相手は川崎、12節終了時点でリーグ3位。前節浦和に惜敗するも、関塚前監督の後任高畠監督就任から4戦連続の逆転勝ちの4連勝と序盤戦の躓きから脱し、チームの調子は上向いていた。川崎に勝たないと順位を更に落とすことになる・・勝利してほしいという想いと格上とされる川崎に勝利できるのかと不安が頭を過ぎる。
試合前夜、テレビ埼玉のアルディージャ情報番組「ole!アルディージャ」内のインタビューで吉原選手の「札幌戦ではポゼッションを意識し過ぎていたので相手のライン裏をもっと狙おうとチームで確認した」と言う旨のコメントを耳にした時、今までのスタイル=樋口サッカーから方向転換があるのか?と瞬時に思った。
札幌戦では、敗戦するも修正をして後半は樋口サッカーをみることができた。樋口監督の目指すサッカーを貫き、修正すべき箇所は試合を重ねるごとに修正していく、そうすればリーグ終了時には、満足のいく結果が残せている。樋口監督のサッカーを信じよう。そう前節札幌戦後に決意してところであったので、川崎戦で大宮がどのようなサッカーをするのか非常に気になった。
そして試合当日、今期2度目のアウェー観戦。等々力競技場はNACK5スタジアムと同様、ゴール裏エリアが立ち見席となっており等々力スタジアムに親近感を持つ。ついに約1,000名の大宮サポーターが見守るなか川崎戦が始まった。
■樋口サッカーを見失った大宮イレブン
前半は、全くのよいところがなかったと言えるほど、川崎にペースを握られた。前日、吉原選手のコメントしていたように相手ラインの裏を突こうというフィードを多用する。しかし、その意識が強すぎて、大宮バックラインからのボールはことごとく相手ディフェンダーにカットされる。相手のディフェンスラインはそれ程高くなく相手ディフェンダーを超えるようなフィードはほとんどなかった。「川崎タワー」などとも呼ばれる寺田選手や伊藤選手などの長身選手と藤本選手を競らせるのは酷な話である。戦術上の欠陥が早くも露呈した。唯一前半、波戸選手から小林大悟選手へのアーリークロスが通ったように、もっと高い位置から横に揺さぶるような「クロス」を多用すればもう少し状況が変わっていたかもしれない。守備に関しても川崎選手を全く捕まえ切れない。少し下がり目の位置にポジションをとった中村憲剛選手を起点に、サイドに張った両翼の森選手と山岸選手、縦横無人に動く大橋選手に谷口選手、そしてJリーグ屈指のFW、ジュニーニョ選手とチョンテセ選手にボールが配給される。そして有機的な動きとスピードに大宮選手はうまくプレスが掛けられず最終ラインでなんとか防いでいたという状況であった。試合を振り返ると、よく37分の間、無失点でいられたなと思うほど大宮は川崎に翻弄された。
そして37分、チョンテセ選手の個人技からのオウンゴール、試合内容をみれば入いるべくして入ったゴール。チョンテセについていた波戸選手やオウンゴールをした冨田選手を責める気にはなれなかった。その5分後、ジュニーニョ選手のやはり個人技で片岡選手が抜かれ、ゴールキーパーの江角選手がかわされ2点目のゴールを許したとき、この試合の残りのことよりも、今シーズン開幕から少しずつ築きあげた「今年の大宮は違う!」という思いの塊が崩れ落ちるような感覚だった。今年もこのまま下位に甘んじるのか…と思わざるを得ない瞬間であった。
前半を終了した時点で、「高い位置でのプレスからポゼッションを高めるアグレッシブサッカー」を標榜する樋口監督のサッカーはそこにはもうなかった。
■大宮は後半何が変わったのか?
結果を先に言えば、小林慶行選手の55m弾を締めに、土岐田選手のプロ初ゴール、デニス・マルケスの技ありゴールのドラマチック3ゴールで逆転勝利をした。等々力競技場を訪れた約1,000人のサポーターは、点が入る毎に喜びを爆発させた。
点を決めること、チームに勝利をもたらすことが、これほどサポーターを盛り上げるのかいうことを目の当たりにした。サポーターはやはりチームが勝つことを一番望んでいるのである。後半、大宮がどうかわったのか振り返ってみたい。
■変化1 樋口サッカーのキープレイヤー「吉原宏太」の動き
後半、吉原選手が投入されて明らかに流れが良くなった。吉原選手はチームに何をもたらしたのだろうか?最大の功績は、チームに流動化をもたらしたことである。
吉原選手のストロングポイントは、スピードに乗って流れのなかでボールを受けるプレーができることである。これは単にスピードがあるといった話ではない。スペースに飛び込むプレー、もっと言えばスペースを自ら作りだし自ら飛び込むプレーに長けているのである。~一度、下がったり、横に動いたりしながらスペースを創出し、瞬時にそのスペースに飛び込むプレー~FWに不慣れで、ボールをキープできる藤本選手などボールを受けるために下がってしまう。ジュニーニョに得点された2点目は、ボールを受けに下がってきた藤本選手と佐伯選手との連携ミスから始まった。藤本選手が受けようとしたエリアは中盤の選手の活動エリアであり、その点、FW一筋の吉原選手は自分がボールを受ける位置がもっと相手ゴールに近いことをよく知っている。
この吉原選手のプレーは中盤の選手にパスコースを一つ提供する以上の効果をもたらす。それは相手ディフェンダーを引きつけることによって、他の選手へのパスコースをも作りだすのである。
前半の大宮のプレーは流動の対局にあるプレースタイルであった。そして後半吉原選手投入をキッカケにした流動化した大宮に川崎ディフェンスに戸惑うのは容易に想像できる。
■変化2 相手サイドハーフを守備に回らせた波戸の攻め上がり
もう一つ大宮が大きく変わったのは、両サイドのポジションである。前半は川崎にビルドアップされ大宮のサイドバックは川崎FWとSHの対応に追われるばかりであった。しかし、後半は小林慶行選手や佐伯選手が前を向いてボールを持てるようになると両サイドのポジションは徐々に上がっていった。特に左サイドの波戸選手は顕著でCBの冨田選手が左サイドをカバーするポジションをとり3バック(2バック)のようになっていた。69分の波戸選手のオーバーラップからのセンタリング(デニスマルケスのヘディングシュートはゴールを外れる)は大宮のサイド攻撃の理想型であった。大宮の場合長身でフィジカルの強さでゴールを狙うタイプの選手がいないため、むやみにサイドからセンタリングを上げてもゴールに繋がる可能性は低い。長身の森田選手でさえ相手ディフェンダーと同じ状況で競り勝ち、得点することは難しい。大宮のサイド攻撃には相手ディフェンスを崩すプレーが必須なのである。
波戸選手は前日練習で語ったプレーを後半、宣言通りしたことになる。
札幌戦では左サイドで主税とコンビを組みましたが、去年も同じサイドでプレーすることが多かったですから、主税も僕の良さをわかっているし、僕も主税の良さを分かっていると思います。彼が中に入って僕がサイドから出ていくような形もありますから、バランスがとれているのかなと思います。もちろん、うっちーにはうっちーの、慎には慎の良さがあります。左サイドのミッドフィルダーの選手に合わせて、僕も少しずつプレースタイルを変えています。常に同じスタイルでプレーしても、うまくいかないものです。僕もそれなりに経験を積んできましたから、自分の前にいる選手の特長を活かしつつプレーしていきたいと思っています。(大宮アルディージャホームページ 川崎フロンターレ前日レポート 波戸選手のコメントを引用)
結果的に波戸選手の攻撃参加は川崎森選手の大宮陣地でのプレーを極端に減らすことになった。
変化3 小林慶行のプレーの向き-小林慶行の出来不出来で試合が決まる―
樋口サッカーにとって、吉原選手と同様にカギを握る選手が小林慶行選手である。小林選手は大宮のボランチを務める選手である。すべてのボールは小林慶行選手を経由していると行っても過言ではない。攻撃を仕掛けるのか、ポゼッションして状況をうかがうのか、すべて小林慶行選手の判断によるものである。
前半、ほとんど前線にボールを配給できずにバックパスをする場面が多かったが、後半は、左右のサイドバックや前線にボールをうまく散らしていた。また、いくつか決定的なパスもだした。周りの選手の動きによって、どれだけ小林慶行選手にアグレッシプなパスの出しどころつくるか重要であるが、小林慶行選手の出来不出来により大宮の試合展開は大きく変わる。小林慶行選手は、大宮のまさにボランチ(ハンドル・舵)である。だからハンドル役の小林選手に、エンジンやタイヤの役割を求めてはいけないのかも知れない。しかし今後、小林選手に覚醒によってか、また別の選手の台頭・出現によって、ボランチの選手が、もっとアグレッシブに相手ディフェンスの裏をとる動きをしたり、両サイドバックが攻め上がったときのカバーリングをしたりなどプレーに幅がでてきたら大宮樋口サッカーの更なる成長につながるのではないかと感じた。
大宮の逆転劇の裏には、前半と大きく変わったいくつかのプレーがあったのだ。
もう一つ、後半の逆転勝利の陰に、小林大悟選手と金澤慎選手の交代劇があった。小林選手や金澤選手の不調を指摘する声もあるが、コンディションの問題と言うより、戦術的な役割が不明確になっているのではと考えている。今回のように毎試合劇的な逆転劇を期待できるわけでもなく、どのチームも試合を重ねるごとに大宮のサッカーに対するスカウティングを強化してくるに違いない。1ヶ月後のJリーグ再開後の試合では、樋口サッカーを行おうとする大宮とそれを阻止しようとする他チームと激しいせめぎ合いが予想される。そうなった時に小林大悟選手や金澤選手のようなプレイヤーは必ず必要となってくる。この件は別の機会に述べてみたい。
最後に、今回の逆転劇を等々力競技場で目の当たりにした。大宮のサポーターになってよかったと思えるゲームを繰り広げた大宮の選手に感謝したい。
本当にエキサイティングなゲームであった。
posted by toddocom |00:58 |
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2008年05月19日
■等々力競技場で、「大宮のサポーターでなって本当によかった」と思う
「審判、今のファールだろ!」
「片岡、なにやっているんだよ!」
「江角、簡単に抜かれすぎだぞ!」
「そして今日も負けるのか…」
一瞬、そんな言葉が頭によぎった。
19時47分、川崎のジュニーニョ選手にペナルティーエリア内への突破を許し、片岡選手がかわされ、その後、GKである江角選手も抜かれ前半に早くも2点目のゴールを許したとき、川崎等々力競技場にいた多くの大宮サポーターが同じ事を考えたのではないだろうか?
前半戦の大宮は、川崎に対して手も足もでなかった。守備では前半に2点を許し、攻撃に関して決定的なシュートシーンもあるどころか、ほとんどシュートも打てなかった。
前節の札幌戦の敗戦もあり、サポーターにも諦めムードが漂う。
しかし、2点目の失点の後も大宮へのチャントのコールが叫ばれ続ける。
私は、ゴール裏での数回の応援で、大宮の応援の「あること」ついて確信していた。
大宮のチャントのコールリーダーは、ブーイングを嫌っていることを。
恐らく大宮の応援は、Jリーグのどのチームよりもブーイングが少ないと思っている。
今までの試合でも、大宮サポーターが選手に野次や罵声を浴びせようとするシーンができそうになると、その雰囲気を掻き消そうチャントをリードする。
また、大宮のゴール前で相手チームのコーナーキックやゴールキックの際も、相手へのブーイングではなく大宮選手の応援をする。リーダーからブーイングを煽ったりは決してしない。
ジュニーニョ選手に2点目を得点された時も、「俺達が沈んでどうする!俺達サポーターが選手を盛り上げよう!」と言わんばかりにチャントをリードしていた。
その後、大宮が2点のビアインドを、土岐田選手・デニス・マルケス選手そして小林慶行き選手の55メートル弾の3点の得点で逆転し、劇的な勝利をした。
得点が入るたびに、大宮サポーターは、歓喜し、周りのサポーター同士で抱き合い、ハイタッチをし、更に応援の勢いを強めていった。
サポーターは、応援によって選手を盛り上げるものであるが、この試合に関しては明らかに選手のプレーによってサポーターが盛り上げられた。サポーターの応援が増す度に、選手に声援が届き、選手とサポーターとのよい相乗効果が生まれた。
大宮サポーターが、祈るように待っていた終了のホイッスルの鳴ったとき、大宮のサポーターは歓喜した。私は、信じられないプレーを目の当たりにして、1時間前に頭をよぎったネガティブな感情と全く逆の感情を思った。
「大宮アルディージャのサポーターで本当によかった・・・」と。
また、後半、サポーターが懸命に声援を送り続けたことで、選手の後押しができたという自負も、試合後の充実感を更に大きいものにした。
■さいたまで起きた監禁騒動
サポーター仲間と、今日の劇的な試合について「今夜のスポーツニュースが楽しみ」などと話しながら、サッカー談議に花を咲かせながら帰宅する。帰宅後、楽しみにスポーツニュースを見ると大宮の逆転勝利のニュースよりも、ある「騒動」が話題になっていた。埼玉スタジアム2002で行われた浦和レッズとガンバ大阪、両サポーターの試合後の小競り合いから、浦和レッズサポーターがスタジアムを囲み、ガンバ大阪サポーターが2時間以上の間、退場することができなかったという「監禁騒動」に発展したというニュースである。
今は、インターネットいう素晴らしい情報収集ツールがあるので、浦和・大阪両サポーターのブログや掲示板サイトで騒動の経緯をリサーチする。
騒動の真相は大まか以下のような経緯のようだ。
まず、試合開始前、試合開始中から一部の大阪サポーターが浦和サポーターに対して物を投げ込む行為があったという。ただ、その段階で浦和サポーターが一部のガンバ大阪の行為に対して報復する行為はなかったようだ。しかし、ガンバ大阪の2点目のゴールの契機となるスローインの判定が原因で両チームサポーターの雰囲気は更に悪化することになる。そして大阪リードのまま試合が終了する。試合終了後、大阪の選手が、「ワニナレナニワ」(選手が円陣になり勝利を喜ぶパフォーマンス)を行い、都築選手・闘利王選手・エジミウソン選手を中心に浦和の選手らが「ワニナレナニワ」を止めるよう抗議、この抗議がキッカケで大阪サポーターの投げ込み行為は激しくなる。ついには事前に持ち込んでいた水風船や応援フラッグまで投げ込まれ、幼い浦和レッズサポーターに水風船が直撃するという事態が発生する。以降、両チームの小競り合いが激化する。両軍からペットボトルや缶などが投げ込まれる中、一部の浦和レッズのサポーターが一部の大阪サポーター一連の行為の謝罪を求め、スタジアム出口付近に居座る。その状況を見物しようと多くの浦和サポーターが野次馬化し結果的に5,000人近くの浦和サポーターがスタジアムを取り囲み、1,500名の大阪サポーターが退場できない事態となった。その後浦和レッズが用意したバスに乗り込み試合終了してから2時間以上がたってスタジアムから脱出した。
■サポーターが最低限、守るべきルールはひとつ
まず、最初にこの騒動で最も迷惑を被っているのは、純粋に浦和と大阪の素晴らしいゲームを期待しながら観戦していた多くの浦和サポーターに大阪サポーターだろう。今回の騒動を起こしたのは、本当に一部の心ないサポーターであることを言っておきたい。
大宮サポーターである私も前節大宮-札幌戦の敗戦で初めて大宮サポーターの大宮選手へのブーイングを目のあたりにした。私が、どんな状況でも選手を応援しようというスタンスのためブーイングを一切しないせいか、敗戦のうえ、罵声や野次を聞くのが本当に辛かった。(ブーイングの賛否を論じているのではありません。)
昨日の浦和-大阪戦を観戦していた、勝った大阪サポーターも負けた浦和サポーターも昨日の騒動は本当に辛く、多くの人々が今回のような事態が再び起こらないことを願っていることを察する。今回のような一部のサポーターが起こす事件に対して、そのチームのサポーター全体を非難するようなことがあってはならない。(クラブ側は、サポーターが起こす事件に対して未然防ぐ努力と、再発を防止する責任があるため、処罰・制裁等の対象になり得ると考える。)多くの浦和サポーターと大阪サポーターもやはり被害者なのである。
今後、一部のサポーターの悪しき行為に関しては、各々のサポーターに対してJリーグやチームから正当な処罰がなされるべきだろう。ここでどちらのチームのサポーターの行為が悪質かどうか、また、どちらのチームのサポーターが悪いかどうかということを語るつもりはない。私が考える「サポーターが最低限、守るべきルール」について書いておきたい。サポーターが最低限、守るべきルールは、ひとつだけだと思っている。
それは「(自分の)子供に見せられる言動や行為を行う。 」ということである。
先日の12節大宮-札幌戦において私の席の後ろに小学生が数名で観戦にきていたのだが、大宮の敗戦の後、飛び交うブーイングや罵声のなか、後ろの小学生らが怯えていた。あの表情は今も脳裏から消えない。一方、今節の川崎-大宮戦では、勝利に喜ぶ子供らを多く目にした。本来は勝ち負けに関係なく子供たちには、観戦後またJリーグの試合をみたいという思いで帰ってもらいたい。また、大人のサポーターは子供たちが楽しむための配慮が必要で、間違っても子供らから笑顔を奪う行為をしてはいけない。
浦和-大阪戦でも、子供を連れて観戦に行っていた多くの方々は、決して騒動に加担するという行為はぜずに、子供も守もっていたい違いない。また今後、このような危険な状況を目の当たりにするのであれば、スタジアムに子供を同伴することを再考した保護者も多かったのではないか。これはJリーグにとっても、また浦和・大阪両チームにとっても目に見えない大きな損失である。
下記の好意が自分の子供の前でできるのかもう一度考える必要がある。(子供がいない方は想像力を働かせてほしい)
・相手サポーターに缶やペットボトルを投げつける
・相手チームサポーターへ罵声を浴びせる
・相手チームサポーターへ威嚇・威圧する態度をとる
もっと数多くの子供たちが安心して観戦できるスタジアムが増えることを心より望む。
■浦和レッズへ一言。「Jリーグを育てる気持ちで運営を」
私は、浦和レッズの対戦相手のサポーターとして試合を観戦したことがまだ一度もない。しかしながら一言言いたい。
浦和レッズは、ここ数年の戦績、サポーター、クラブの経営どれをとっても日本を代表する、敢えて誤解を恐れず言えば「日本一のチーム」である。また、埼玉県民としての誇りでもある。特に浦和レッズのサポーターは、アウェーでもスタジアムを赤に埋めてしまうほど熱狂的であり、昨年のACLでの献身的な応援は感動すら覚えた。
その「日本一」浦和レッズは、次のステップ「Jリーグを育てる」にチャレンジする必要があるのではないかと考える。
以下は、4月20日に行われた7節浦和-大宮戦(以下さいたまダービー)の際の情報に基づいている。(恐らく他の試合も同じ状況と推測する)、7節のさいたまダービーの入場者数は、約51,000名、その内大宮サポーターの数、約2,000名。つまり49,000名の浦和サポーターと2,000名の大宮サポーターが見守るなか今年のさいたまダービーは行われた。圧倒的な浦和人気とそれに押される大宮の図式がはっきり見える。しかし実際の状況は少し異なる。4月20日のさいたまダービーのアウェー席の販売数は、2,000席だったという。つまりアウェー席は、満席だったのである。恐らくチケットを購入できず、スタジアムで観戦したくても観戦できなかった大宮サポーターは大勢いたと思われる。察するに浦和レッズはホームゲームで常にアウェーチームのサポーターの20倍以上の数のサポーターの声援を受けて試合をしていることになる。
20数倍に取り囲まれたアウェーサポーターらの心理的な状態は、想像に難くない。
「恐れ」と「虚栄」
現在のスタジアムのサポーターのバランスに問題があるのではないか。本来であれば、ホームである浦和レッズがホームゲームにおけるホーム・アウェー席の配分する権限を持っており、一人でも多くの浦和サポーターに浦和の試合を見てもらいたいという思いも理解できる。しかし浦和レッズがもっと発展するために「Jリーグを育てる」というスタンスで、浦和ホーム戦におけるアウェー席を拡大してはどうだろうか。
昨年のACL優勝チームでもある浦和との試合は、どのチームも少なからず意識をしている。浦和レッズと自分が応援するクラブとの対戦は見たいものである。ホームゲームは当然のこと、埼玉スタジアムでのアウェー席でさえも恐らくプレミアチケットになるほど人気のカードであるに違いない。
埼玉スタジアムがアウェーチームのサポーターにとって「閉ざされたスタジアム」である限り、Jリーグの発展はないといっても言い過ぎでもないのかもしれない。またJリーグの発展がない限り、浦和レッズの更なる成長はないことは明白である。
浦和レッズの更なる発展を期待する。そのために「Jリーグ全体を考えた」観点をもってほしいと願う。
■浦和・大阪の両選手に一言「Jリーグを代表するチームの自覚とプライドを」
Jリーグを代表する2チームの選手がピッチ上で小競り合いをしてはいけない。大阪選手の「ワニナレナニワ」は挑発的な行為と取られてもしかたがない。浦和サポーターへの配慮を考えれば、過度な勝利のパフォーマンスは自粛すべきだったろう。また、その浦和サポーターへの挑発に取られかねない行動をとった大阪選手に対して、浦和選手が止めるよう抗議する行動は間違っていないが、感情的になってはいけなかった。選手同士の小競り合いが今回のサポーターらの騒動に油を注いだのは間違いない。
両チームはに、「赤」、「青黒」という日本を代表するクラブのユニフォームに袖を通している自覚とプライドを持ってほしい。
■今回の騒動に隠れてしまった大切なこと「川崎・我那覇選手のドーピング問題・仲裁費用の造成ちんすこう募金」
川崎-大宮戦のあと、我那覇選手のドーピング問題での仲裁費用を集めるための募金をした。ご興味ある方はこちらのサイトを参照願いたい。
(参考)資金造成の協力依頼http://www.bulteada.com/tin.html
最後までお読みいただきありがとうございました。
posted by toddocom |00:33 |
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2008年05月16日
■Jリーグ15年と私の接点
先月から大宮アルディージャの観戦記を中心にこのブログを書いている。ブログで偉そうに大宮の観戦記を書いているが、実は大宮サポーター初心者である。大宮サポーターになったのは今年の2月下旬、大宮の今シーズンのシーズンチケットを衝動買いしたのがキッカケだった。だから桜井直人のプレーも佐伯直哉のプレーもまだみたことがない。
昨年12月、7年間の東京でのひとり暮らしを終えて埼玉の実家に帰った。
30歳独身。
何か熱中するものが欲しかったのかもしれない。
大宮サポーターになる前からサッカー観戦は好きで、Jリーグをテレビで観戦するのは勿論のこと、代表の試合を観に会社帰りに国立競技場にふらっと寄ったり、高校選手権の試合にも足を運んだりした。毎年、ゼロックススーパーカップに関してはチーム問わず観戦にでかけた。
5月15日の昨日、Jリーグが15周年を迎えた。この15年間、私と、Jリーグチームとの関わりのなかで贔屓にしていたチームは、浦和にある高校に通っていたこともあったため、一番身近にあった浦和レッズ、中学生時代の憧れの選手・上野良治選手の所属していた横浜F.マリノス(当時横浜マリノス)、そして知人がスポンサー会社に勤めていた縁があった横浜フリューゲルスという3チームであった。
特に、浦和レッズに関してはJリーグが開幕した93年、高校に入学したばかりだった私は学校の近くにあった駒場競技場に行くも、入場することは叶わず、歓声を聞きながら、少しの隙間から競技場を覗いていたことを思い出す。声援を送るサポーターの後ろ姿しか見えなかったことを付け加えておく。
しかしこの3チームですらスタジアムで観戦したことなどほとんどなかった。私にとっての昨シーズンまでJリーグの存在は、それ程、大きなものではなかった。
※92年レッズのサポーターズクラブに入会したときの特典グッズ
※フリューゲルスのユニフォーム(確か92年のヤマザキナビスコで着ていたような。
ヤフオクみたら、ちょうど別の方が出品していました。(興味ある方はご確認を。)
スタジアムでJリーグを観戦したい。
今年に入って漠然と考えるようになった。毎年、観戦にいっていた高校選手権の決勝戦。今年は、藤枝東(静岡)-流通経済大柏(千葉)だったこともあり、国立競技場に行くも、当日を購入できず、友人の家でテレビ観戦ということもあった。そんなこともLIVEでサッカーを観たいという想いを強くした。
■ 大宮アルディージャのサポーターになった理由
埼玉県民である私の中には、二つの選択肢があった。~浦和レッズのサポーターになるか、それとも大宮アルディージャのサポーターになるか~
結果的に大宮アルディージャのサポーターとして今シーズンからNACK5スタジアムに行くことになったのだが、なぜ大宮アルディージャを選択したのか? それは「LIVE
でサッカーを観たい」という当初の思いに正直に従ったからだと言える。
埼玉スタジアム2002とNACK5スタジアムとの立地を比較したとき自宅からアクセスが圧倒的によかったのはNACK5スタジアムだったこと、またシーズンチケットを2月下旬の段階で購入できたのが大宮アルディージャであったことが直接の理由だ。15年前のトラウマか、浦和レッズのチケット入手がとても困難だという先入観もあった。(実際は不明)大宮アルディージャに好きな選手がいたわけでもでもない、むしろ浦和レッズの選手に思い入れがあった。-埼玉県出身の堀之内聖選手の今でもファンである-
それ程思い入れのないチームを応援できるのだろうかという不安をよそに、3月8日(実際の試合は9日)の16回目のJリーグの開幕を迎えてスタジアムに応援にいくと、想像以上の興奮がそこにあり、スタジアムに行く度に大宮アルディージャの応援にコミットしていく。大宮サポーター4カ月たった今では大宮のない生活は考えらなくなった。
■海外に目を向ける
そんな折、このブログを書きはじめた。サッカーや大宮アルディージャのことについて書くのが面白いが、他の人のブログを読むのが現在、一番の楽しみである。Jリーグが行われる週末の夜には、各チームを応援する人たちのブログが更新される。同じ対戦カードでも応援するチームが違えば、感じ方・感想も異なる。同じチームを応援する者同士でさえ選手個人レベルの評価ともなると大きく意見が分れることも多い。
スポナビプラスを十分に楽しんでいるのだが、もっと楽しむ方法に最近、気づいた。サッカー関連のブログはよく読むが、自然とJリーグや日本代表関連のブログに偏る。私は、海外サッカーについての疎いのである。疎いといっても有名クラブの中心選手の名前と顔は一致する。しかし、この数年、世界のトップクラスのプレーをみたことがないのだ。時々、「すぽると」のマンデーフットボールを視聴するが、チャンピオンズリーグのため午前3時まで起きているようなことはしていない。
これでも昔は、―「昔は」と言っても15年程前、まだサッカーマガジンとワールドサッカーマガジンが別れていなかった頃 ― 海外サッカー通を自称していた。しかしその頃はイタリアセリエAが全盛でイタリアの有力チームとヨーロッパ各国リーグの上位1,2チームのこと知っているだけですべてことを知っていた気になっていた。試合もWOWOWで放送される数試合を除けばほとんど観たことはなく、いくら自称と言ってもサッカー通などと甚だ恥ずかしいほどの情報しか持っていなかった。
今、海外サッカー系のブログを書かれている方は、本当によく試合を見ているのではないか。選手の名前と前所属チームをどれだけ知っていてもそれはサッカーを知っていることにはならない。彼らのブログの中には、今のサッカー界の最前線の‘生’の情報が盛り込まれている。
サッカーを楽しむためにもっと海外サッカーにもっと目を向けよう。
Jリーグが15周年を迎えた昨日、海外サッカーへの浮気心を抱いてしまった。引き続き大宮アルディージャを中心にJリーグも観ていきたいのだが、海外サッカーについても勉強したい。
■どのリーグ・どのチームを見ていくか?
海外サッカーをもっとみようと決意した昨日、帰宅してからウィキペディア中心に各リーグのことをリサーチしてみた。やはり主要リーグのイングランド:プレミアリーグ、スペイン:リーガエスパニョーラ、ドイツ:ブンデスリーガ、イタリア:セリエA、その他フランス、オランダ、ポルトガル、トルコ、ロシア、オーストリア、そしてお隣りの韓国のKリーグと各国にリーグは存在するのだが、その中でも特に、日本人が多く在籍するブンデスリーガ、現在、最も熱いとの噂のプレミアリーグ、そしてお隣の韓国Kリーグあたりを注目していこうと思う。英語もドイツ語も韓国後も読めるわけではないのでスポナビとスポナビプラスの情報ソースを中心に勉強していく。
折角、海外サッカーを楽しむのだから大宮アルディージャの次に贔屓にするサッカークラブを海外リーグに見つけようとしたのだが、どのような基準で選んだらよいのかわからず悩む。考えた末、大宮と同じ「オレンジ」をチームカラーにしているクラブチームしようとインターネットでリサーチする。しかし、リサーチすること30分、オレンジをチームカラーしたサッカークラブが見当たらない。日本には大宮をはじめ、清水、新潟、J2まで広げれば愛媛の4チームも「オレンジ」のチームがあるというのに。オレンジチームは諦めて別の基準を設けようと考えるが、海外サッカーの情報が少なすぎていてなかなか決断をするのが難しい。もう各リーグも終盤を迎える。09-10シーズンに向けて少しずつ情報を収集して贔屓のチームを決めようと思う。
最後に、大宮アルディージャが、「オレンジのチームと言えば?」という問いに、世界のサッカーフリークが「Omiya Ardija」と答えるような日本を代表するサッカークラブに成長することを祈りつつ。
posted by toddocom |13:42 |
海外サッカー |
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2008年05月15日
中田英寿
私は以前から中田氏のサッカープレーヤーとしてのスタイルがどうしても好きになれなかった。既に、中田氏が脚光をあびた93年U-17世界選手権(現U-17ワールドカップ)から15年、現役を退いた06年からもう2年がたとうとしている。中田氏のどこが好きになれなかったのか?今となっては明確に表現することは難しい。
中田氏の2学年下に中村俊輔選手がいる。
90年代後半から中田氏が引退する06年まで日本サッカー界において2人の絶対的なゲームメーカーが存在した。それが中田氏と中村選手であることは言うまでもない。
時として2人の名選手は比較をされ、ひとりの選手を支持すれば、もう1人を漠然と毛嫌いするような風潮が当時あったような気がする。
中田派か中村派か
受け手に、全身全霊をもってボールを受けなければならないという緊張感を与える中田氏の鋭いパス、対して目を瞑っていても目を開けば足元にボールが収まっているような中村選手の相手にやさしい柔らかいパス。どんな選手にも当たり負けをしない強靭なフィジカルを持つ中田氏に対し、相手選手との接触を嫌い、あたられる前に決定的なパスを切り裂く中村選手。2人のプレーはまさに対照的であった。当時、私は断然、中村派であった。今思えば、観ている者にとって中村選手のプレーの「うまさ」はわかりやすく、また中田氏の
「うまさ」はわかりづらかった。中田氏のプレーも振り返るとうまさの上に類い希な「強さ」があっため、その上手さを見えづらくした。
また、中田氏のマスコミを通したイメージも私が彼を好きになれなかった理由の一つである。96年のアトランタオリンピック後に、当日、オリンピック代表の中心選手であった前園氏とカップ麺のCMで見せた彼の笑顔が、その後のブラウン管を通して見る淡々とした彼の表情とのコントラストで今も鮮明に脳裏に焼き付いている。中田氏が年を重ね、ストイックになればなるほど、またファショナブルになればなるほど、中田氏の存在が私の興味から外れていった。
ドイツワールドカップ一次予選のブラジル戦で惨敗し、ピッチ上に横たわる中田氏。忸怩たる思いがあったに違いない。しかし、一次予選3戦で期待通りの試合ができなかった日本代表、その日本代表の中心選手に対して、私は苛立ちを覚えることがあっても、彼に感情移入することなど到底できなかった。29歳の若さで現役を退くという中田氏の引退表明は世間で、センセーショナルに受けとめられたが、私にとっては、それ程インパクトあるものでもなかった。
サッカー選手「中田英寿」は幕を閉じた
そして彼は旅人になった
ドイツワールドカップで中田氏が大きな決意を表明した頃の私の興味は日本代表の「これから」のことにあった。川淵キャプテンが、ワールドカップ直後の会見で、次期監督の名前を言ってしまうという失言事件から始まり、中田氏のいない日本サッカー界はめまぐるしく動いていった。
オシム前監督の試合後の難解なコメントをどう解釈するかという議論を酒の肴にしていた頃、中田氏は旅人となっていた。2年間に約60カ国、150以上もの都市を旅してという…。普通の人間ではなしえない旅をしていたに違いない。
TAKE ACTION2008+1
私が中田氏と再会したのは、今年3月18日の夜、ニュース番組の中であった。
その時、彼は南米にいた。南米を旅する「中田英寿」は、私の知る「中田」ではなかった。現地の人と積極的にコミュニケーションをとる中田氏がいて、笑顔の中田氏がいた。そして「地球」について真剣に語る中田氏がそこにいた。以前、私が彼に抱いていた選手だった頃の中田氏のイメージと大きく異なったものだった。ナルシストで自己中心的なイメージはその時崩れた。ニュース番組で再開して以降、「中田英寿」という人間がどんな人間なのかとても興味を持った。
そんな折、先月4月15日に、中田氏が「TACK ACTION2008」プロジェクトの立ち上げを発表。「なにかできること。ひとつ」をテーマに自分自身でできることを自ら考え行動
するためのきっかけづくりを目的として、「+1(プラスワン)」キャンペーンを実施することを合わせて発表された。
「+1FOOTBALL MATCH(6月7日日産スタジアム)」については、ワールドスターズの監督にジョゼ・モウリーニョ氏が務めることになり、ニュースで数多く取り上げられているため皆さんもご存じの方も多いだろう。しかし皆さんは、+1 TANZAKUについてご存じだろうか?こちらも+ワ
ン(プラスワン)キャンペーンの一環で、自分自身で「なにかできること。ひとつ」をインターネットの世界地図上に、日本の伝統文化である「七夕の短冊」に誓いを込めてブックマークしていくという企画である。
詳細はこちら⇒ http://www.takeaction2008.com/communicate/
3月18日(約2年ぶりにテレビで中田氏を目にしたとき)以降、中田氏の独占取材をしている番組内の特集を1,2度、目にする機会があった。訪問地が、南米であろうがアフリカであろうが、どこであれ共通していることが一つあることに気づく。それは、中田氏がどの国を訪問しても絶大な知名度と人気を誇っていることである。どの国でも「NAKATA! NAKATA!」と大勢の人々から声がかけられる。改めてサッカーというスポーツに可能性を感じた。
私はまだ中田英寿がどのような人間なのか未だ知らない。しかし中田英寿にしかできないことがあると最近は確信している。
中田氏の言うように「サッカーには人の命を直接的に救う力はない」かもしれない。ただサッカーを通じてその地位を築いた中田氏が、サッカーを通じて世界中で問題となっている「環境」や「貧困」「教育」に対いて行動を起こそうとしている今、私は、サッカーの「可能性」を信じ、中田英寿氏の「可能性」を信じたいと思う。
そして中田氏の提唱する「TAKE ACTION2008」積極的に関わろうと思う。
何か大それたことをしようとするつもりは毛頭ない。
私に何かできること、ひとつ…
+1 TANZAKUに誓いを立てること
埼玉の片隅で、「サッカーで世界を変えられることを信じる」という誓いを立てる。
皆さんもできることから、ひとつ。
+1TANZAKUに誓いを立ててみてはいかがだろうか。
【参考】
TAKE ACTION2008+1(プラスワン)http://www.takeaction2008.com/
+1TANZAKUhttp://www.takeaction2008.com/communicate/
posted by toddocom |09:47 |
サッカーその他 |
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2008年05月13日
矯私は30歳の現在もなお、現役でサッカーを続けている。週末にはフルコートの11人制のサッカーやフットサルで汗を流している。元来、私は左利きなのだが、矯正をされサッカーを始めた頃から右足でボールを蹴っていた。しかし高校を過ぎると無理に矯正することもなくなったため、箸を左手で持つようになり、ボールも左手で投げるようになった。しかし利き足に関しては右蹴りから左蹴りに戻ることはなかった。本末転倒なのだが左蹴りに戻そうと矯正を試みたのが今から3年前のことだった。今ではプレーのほとんどを左足でタッチするようになっている。幸運なことに左足でボールタッチをしているが右足が使えなくなったわけでなく、両足を無理なく使えるようになった。
話は変わって、ドリブルで相手を抜く場合、結果的に三通りの選択肢しかない。
~右から抜くか、左から抜くか、そして股から抜くか~
股抜きはレアケースと考えるとほとんどの場合、左右の選択に迫られる。しかし、両足でボールをタッチして気づくことは左右の二者択一でなく、どちらの足でボールをタッチするかで選択肢は2択以上に広がる。
大宮の左サイドには、藤本選手や内田選手、土岐田選手などスピードでスペースへ走り込むドリブラー型の選手が起用されることが多い。彼らは全員右利きで右足の細かいボールタッチで相手ディフェンダーのバランスを崩し、スピードで抜くことを得意とする。ただ彼らが左足でボールをタッチすることはほとんどない。
スコットランドセルティックの中村俊輔選手が右サイドで相手ディフェンダーと対峙する際、相手ディフェンダーが最も恐れるのは、左足での正確なセンタリングである。ディフェンダーが左足での中村選手のセンタリングを警戒するあまり中村選手のキックフェイントでかわされてしまうケースや、バルセロナのロナウジーニョ選手やメッシー選手のように、利き足の小気味よいボールタッチで抜いてくるとわかっていながらもその卓越したフェイントとスピードで抜かれてしまう場合など、世界には利き足一本で活躍するトッププレイヤーが存在する。しかし彼らには絶対的な利き足のテクニックやスピードを持っている。そのテクニックやスピードを警戒するあまり、その「裏をかく」プレーが活きるのである。絶対的な「間合い」に相手ディフェンダーは翻弄される。
ここで大宮の左サイドを務める選手に相手を翻弄するテクニックやスピードを持ち合わせていないことを指摘したいわけではない。ただ相手ディフェンダーとの間に「絶対的な間合い」を築くに至っていないということは言える。
相手ディフェンスとボールの間に自らの体を挟むのがリスクの小さいドリブルの基本である。左サイドを右足でボールをキープしたまま左(前方)に抜こうとするのはリスクが伴う。 なぜなら、ボールが相手ディフェンスの前を無防備に通過するからだ。攻撃側に相当なテクニックやスピードを持っているか、余程、優位な間合いを保ってもいない限り、右足でボールをキープしながら左(前方)に抜けるドリブルを選択するリスクは負わない。すると自然と同じようなプレーが繰り返される。左サイドでボールを右足でボールを受けるとトラップした後(当然右足で)、左DFやボランチを下げるか、右足で中央へドリブルで切り込んでいくかである。これらのプレーはディフェンスにとっては脅威でなく、むしろ守備側の間合いで守られてしまう。もし右利きの彼らが左足で左(前方)に突破する選択肢を持っていれば、ディフェンダーも今まで通りの守備とはいかない。
左サイドを左利きの選手が務める最大のメリットは縦への突破をしやすいことである。右利きの選手でも左(前方)へ突破できないわけではない。ただ左足でボールをコントロールした方が圧倒的に有利である。縦への突破という脅威が、「裏をかくプレー(中央へ切り込むプレーなど)」を更に引き立たせるのである。
今でも藤本選手の細かいボールタッチや内田選手や土岐田選手のスピードは大宮にとって強みである。ただすべての選手が、中村俊輔やロナウジージョのように利き足一本で敢えて相手ディフェンダーに挑む必要はない。彼らが左足をもっと多用したなら幅のあるプレーをみられるのではと思うのは私だけだろうか。
左足を使わなくともマンチェスターユナイデットのC.ロナウドのように、小気味よいステップと右足のアウトサイドでのボールを押し出しながら、一瞬で左(前方)にボールを移し、相手ディフェンダーを置き去りにするような規格外の選手が出現したのであれば何も「左足を使え」など野暮なことは言わない。
また、近い将来、Jリーグでもそんな選手にお目にかかれることを期待したい。
私が知らないだけで既にJリーグにもそんなプレイヤーがいるのかもしれないが・・・。
posted by toddocom |18:40 |
Jリーグ |
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2008年05月12日
三浦札幌監督への畏怖と敬意
大宮アルディージャにとって、現コンサドーレ札幌監督三浦俊也氏はどんな存在なのであろうか?試合の始まる前から三浦札幌監督への畏怖と敬意が交錯していた。
スポニチは、大宮アルディージャのスポンサーであるため節目の試合には、スポニチの特別号(大宮アルディージャ版)が配布される。この日も、スポニチのスポンサードマッチだったこともあり特別号が入場ゲートで配布された。スポニチ特別号には、
「J1昇格導いた“恩師”率いる札幌と激突 大宮 勝って 恩返し」
という大きな見出し。私は、今シーズンから大宮サポーターになった新参者、三浦札幌監督が、大宮の監督をしていたのは知っていたが、三浦札幌監督(以下三浦監督)が大宮にどんな功績を残したのか知らなかった。
三浦監督と大宮アルディージャの関係は、遡ること9年前の1999年。三浦監督は、前年の1998年に水戸の監督をするも良い成績をおさめることができず1年で退任。翌年1999年、ピム・ファーベーグ監督(前韓国代表監督)のもと、大宮のコーチに就任する。2000年に監督に昇格すると、大宮がJリーグに参入してから9シーズンの歴史のうち、コーチの1シーズンを含めると6シーズン在籍している人物であり、2004年J1昇格などチームへの貢献、そしてサポーターから信頼は今でも絶大のようだ。
昨日も試合前にも札幌のスタメン紹介後に三浦監督がコールされた時には、大宮サポーターから三浦監督へ拍手が沸き起こった。(ちなみに元札幌の吉原宏太選手も紹介の際は、札幌から拍手があったように思う。)
<三浦大宮の戦績>
2000年シーズン 4位(J2)
2001年シーズン 5位(J2)
2004年シーズン 2位(J2)J1昇格
2005年シーズン 13位(J1)
2006年シーズン 12位(J1)
大宮、森田選手のゴールで追いつくもコーナーキック2発で沈む。
試合の方は、大宮にとって因縁の相手である三浦札幌が試合の開始早々、大宮ゴールに攻めかかる。今では大宮攻略の王道となっている、大宮の高く保ったディフェンスラインとゴールキーパーの間のスペースに簡単にボールを放り込んでくる。大宮ディフェンス陣も鹿島戦・FC東京戦のような連携ミスによるゴールは許さなかったが、ピッチが雨のため滑りやすくなっていることもあり、あわや決定的なシュートを打たれるという場面がいくつかあった。また、ディフェンスのクリアボールをことごとく札幌にキープされるという展開。ついに前半18分、コーナーキック(明らかにゴールキックに見えたが…)から相手選手と競った際、バランスを崩し頭にボールを当てた小林慶行選手がオウンゴール。早い時間帯に1点を許した。
樋口監督も試合後の会見でコメントしたように大宮は、序々にボールをキープするも濡れたピッチのせいで思うようにボールが前に進められない。乾いたピッチでは気付かないパスの微妙なブレによるパスミスが目立つ。
「今日の試合では、前半の出来があまりにも悪かったと思います。これまでの記憶にないぐらいの出来でした。選手たちはハードワークをすることが出来なかったですし、チグハグな状態にありました。僕たちがボールをつなぎ出すところに札幌にプレッシャーをかけられてしまったのです。スペースにパスを出すのか、足元にパスを出すのか。パスの出し手と受け手がうまく合わなかったように感じます。」(大宮アルディージャ公式HPより)
前半は、大宮の弱みを突いた札幌が優勢に試合をすすめ、大宮はなす術がなかった。
後半は、前半とはうって変って大宮ペースで試合が進み、55分の左サイドのデニスマルケスから小林慶行選手のシュートは完全に札幌ディフェンスを切り崩した。(惜しくもポストに阻まれる)そして69分に交代したばかりの森田選手が、左サイド冨田選手からのパスを左足で合わせ同点にする。一気に大宮のペースになるかと思いきや土岐田選手や森田選手にシュートチャンスが訪れるもシュートを打てず勝ち越しのチャンスを逃した。そして85分、札幌のコーナーキックから柴田選手の折り返しをダビが決めて大宮は万事休す。
札幌は7試合ぶりの勝利。大宮は、ホーム2連敗リーグ上位を目指す大宮にとっては痛い敗戦となった。
敗戦の中の光明~波戸選手の攻撃参加~
前半は出来が悪いと言いながらも私は、1つの光明を見出した。それは波戸選手の積極的な攻撃でのチャレンジである。試合開始10分程たった頃だろうか、藤本選手が左サイドでボールをキープする。すると波戸選手がボールをキープする藤本選手の背後から追い抜きボールを要求する。藤本選手は、波戸選手へのパスを選択しなかったが素晴らしい攻め上がりであった。その後も波戸選手は前半数度、果敢に攻めあがりを試みた。55分の小林慶行選手のボストに当たったシュートもチャンスを作ったのは波戸選手だった。左サイドから中央へボールを駆け上がり左サイドへ流れたデニスマルケスへ絶妙なパスをした。大宮サッカーがまたひとつシンカした瞬間であった。藤本選手を含めた左MFの選手は左サイドへ張る傾向にあるので今後は左MFと波戸の連携を深めたいところだ。
森田浩史よ、首を振れ!
9節ガンバ大阪戦のロスタイムでの劇的な勝ち越しゴールからは、毎節途中出場を続ける森田選手。この日も出場後、すぐに同点弾を決めた。昨日、大宮のサポーターが最も盛り上がったシーンであった。しかし、サポーターは貪欲である。私もその一人であり、その後の森田選手のプレーについては一言言わせてほしい。
森田選手が投入されると、長身であるため浮球が森田選手へ供給される。すると森田選手のポストプレーに期待をして森田選手にボールが集まる。大宮には、空いているスペースに走りこめる選手が数多く在籍している。この日も藤本選手や土岐田選手が後半に入ると効果的にスペースに走り込むプレーを何度かみせていた。彼らのような選手にとってポストプレーのできる選手との相性がよい。森田選手がポストプレーをしてボールをキープする。その間に藤田選手や土岐田選手が森田選手を飛び越えゴールを狙うというのが森田選手投入後のプランだったろう。実際、何度か森田選手がペナルティエリア付近でボールを受けるケースがあった。1、2度ダイレクトでポストプレーを成功させたが、なかなかボールが収まらず森田選手の所でボールが奪われることもあった。ポストプレーの役割を与えられその役割を全うできないことについても問題であるが、FWとしての本来の役割が疎かになっているのではと気にかかる。
スポーツナビ+プログで「釈迦に説法」であるがFWの最優先させるべきは点をとることである。得点の可能性を高めるにはシュートを打つことである。その他すべてのプレーはよりよいポジションでシュートを放つためにあるといって過言ではない。
ポストプレーは体の大きい森田選手に期待するプレーである。しかしシュートを打つ機会より優先されるポストプレーはない。そこで森田選手のプレーに一言。
「森田選手よ!ボールを受ける前に首を振れ。前にスペースがあれば貪欲にシュートを放て!」
森田選手はこの札幌戦でもゴールを記録した。恐らく次節川崎戦でも途中交代ながら出場を果たすだろう。サポーターは貪欲である。FWとしてゴールの量産をしてほしい。一回でも多く森田選手のチャントで歓喜したい。
樋口サッカーを信じる。
樋口サッカーは明確である。高い位置でのプレスとポゼッションサッカー、吉原選手や藤本選手や内田選手のスピードある飛び出し。そして左右両サイドの攻撃参加。札幌戦の後半も樋口サッカーは実践された。大宮の修正点はまたいくつもあるが課題は明確である。今シーズンは樋口サッカーをとことん信じよう。
今シーズンから大宮を観戦するようになって、試合後初めての選手へのブーイングを目の当たりにした。こういう時に、NACK5スタジアムの観客席の近さは選手にはとても辛そうだった。私はブーイングをしなかった。
私は大宮サポーターの前で相手チームがコーナーキックを蹴る際、相手チームのブーイングをするのではなく、GK江角やレアンドロ・冨田を応援する大宮の応援が好きなのだ。おそらくこの先もブーイングはしないだろう。選手がサポーターに対して「人が少ない。声が小さい。盛り上がってない」などとブーイングはできない、我々サポーターが一方的ブーイングをするのは性に合わない。(他のサポーターがブーイングをすることを否定しません。)選手もサポーターも一緒に戦っている、一方だけがブーイングをするのはフェアじゃないと思うから。
強豪ガンバ大阪に逆転勝利をすることもあれば、下位に低迷する札幌に負けることもある。大切なのは、樋口サッカー目指してそれを実践できているか。札幌戦の後半のような試合を次節川崎戦では試合開始時から期待したい。
posted by toddocom |10:42 |
大宮アルディージャ |
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