2008年10月01日

27節 大宮-神戸戦 たかだか10cmの差で空回りする大宮~浮いたクサビのボール禁止するべき

 26節の対戦相手である鹿島がACLの準々決勝2ndレグの試合があったため、24日に行われたJリーグ24節のなかった大宮。24日に新潟と激闘を繰り広げた神戸と比べスケジュールではアドバンテージがあった。勝ち点差もほとんどない両クラブ。前回、神戸のホームで惜敗しているだけに是非とも勝利をし、勝ち点3を手に入れたい試合であったが…。

27節神戸戦
たかだか、10cmの差で攻撃が空回りする大宮 お手元にある定規を手にしてもらい、「10cm」という長さを確認してほしい。 この10cmという長さをどう捉えるかは状況によりけりである。しかし、ことサッカーに関しては、この非常に大きな意味を持つ。身長180cmのFWを決して長身FWとはよばない。むしろ「FWとしては、決して大きくありませんが…」などと評されてしまう。 しかし、10cm大きい長身190cmのFWとなると、その評価が大きく異なる。長身FW、大型FW、などと評される。このサッカーのプレーヤーとして10cmの差にそれほど大きなプレーの違いがあるのだろうか?  以前、クレメン選手がスタメンで起用された札幌戦のレビューに攻撃の起点がデニスマルケス選手からクレメン選手に変わったということを書いた。 20節 札幌-大宮戦 デニスからクレメンへ攻撃の軸が変わった。そして大宮のサッカーが少しずつ変貌し“シンカ”する 確かにクレメン選手がスタメンで出場するようになり、クサビを入れる起点が明確になった。しかし、この20節札幌戦でも指摘した課題である、クレメン選手へ入れるクサビの質がいっこうに高まらない。大宮の両サイドバックから入れられるクサビは、ルーズな浮き球ばかり。当然、フリーでボールを受けることができないクレメン選手にボールは収まらない。もしフリーでクレメン選手がフリーで浮き球に対してヘディングしたとしても次にどんなプレーが想像できるだろうか? デニスマルケス選手の身長は、183cm、たかだか7cm身長が違うだけでボールを出す方が非常に無責任になってしまうのはなぜだろうか。本当に勝つためにサッカーについてサッカーのこと考えていないのでは?と不信感を抱かざるを得ない。 クレメン選手は、足元もしっかりとした選手であるもし、地を這うようなクサビが、大宮の両SBから入るようになったなら、大宮の攻撃もだいぶ変るはずである。  クレメン選手の身長のアドバンテージは、ぜひ相手のゴール前で見せてほしい。無責任なクサビに対応するために使うのではない。  森田選手との交代後、非常に憤慨しているように見えたクレメン選手。試合後にゴール裏へ挨拶にも来なかった。再びクレメン選手のプレーをピッチで観ることができるのかと一抹の不安を覚えた。クレメン選手は非常に素晴らしい選手なだけに長く大宮でプレーをしてもらいたい。 遅攻ばかりの攻撃、速攻するためには、佐伯選手・齋藤選手の両ボランチが鍵を握る クサビの質の悪さともう一つ非常に気になったのが、佐伯選手・齋藤選手のプレーである。ふたりは長らくJリーグでプレーをし、足元の技術などJリーグでも屈指しのプレーヤーだと思っている。しかしながら、経験が豊富な故に彼らがプレーするボランチという役割に固執している感がある。確かに大宮において、ボランチの役割は、バランサーであり、ポゼッションの担い手である訳だが、現在のサッカーにおいてセンターハーフに求められる役割はそれだけではない。時には攻撃参加をして相手ゴールを脅かすことも求められている。大宮のボランチ2人は、攻撃における役割を放棄していると言わざるを得ない。 特に佐伯選手に関しては、斉藤選手との役割において攻撃の起点となることが多く、ボールを受ける際のトラップの技術などは秀逸なのだが、そこからボールを前に進めようとする意欲が乏しい。特にこの試合は、相手神戸に金選手がいたので、攻撃への意欲の欠如がよくわかる結果となった。佐伯選手がよい位置でボールを奪ったり、ボールを受けたりしてもほとんどドリブルをしたり、縦のクレメン選手へ楔を入れることはほとんどない。受けたボールほとんどSBの波戸選手や村上選手に渡ることが多い。両SBにボールが渡って時点で、速攻ではなく遅攻へと変わってゆく。横へ流れていくボールをよそに、神戸の選手が、自陣にどんどん戻っていく。神戸の選手が自陣へ戻り、体制を立て直すのを待っているかのように速攻をしかけない。相手チームからしてみると全く大宮の攻撃に脅威を感じないのではないだろうか。波戸選手は、相変わらず右足でボールを受け、ボールをゲインするそぶりも見せず、CBの冨田選手やボランチの佐伯選手へ戻す。結局どちらにバスを戻しても、2、3プレー前の状況に戻るだけである。  佐伯選手と斎藤選手がどれだけ前でプレーできるかで大宮の攻撃の厚みが変わるはずである。
27節神戸戦
デニスマルケス、クレメンラフリッチの欠場への期待 本日行われる26節、鹿島戦に、攻撃の要クレメン・デニスマルケス両選手がそれぞれ累積警告と怪我のため出場できない。今までレギュラーとして出場していた2選手が出場できないのは不安であるが、個人的には期待も大きい。2人の攻撃の要がいないことでもう一度、チーム・組織としてどう攻めるのか実践できるからだ、2人の外国人FWが出場すると、デニスマルケスの個人技やクレメンの高さに依存してしまうからだ。17節柏戦も途中まで藤本・吉原両選手のFWで非常にスピード感のある攻撃を展開していた。鹿島戦でも柏戦のようなプレーに期待したい。なので森田選手のスターティングメンバーは絶対さけるべきである。 一サポーターの希望としては、藤本選手と内田選手あたりをFWに起用してもよいのではないだろうか。 対戦相手神戸について~攻撃への意識高さを感じた~  神戸には、レアンドロ・大久保のように優れた攻撃の選手がいるからなのだろうか?前への推進力に優れたチームだと感じた。大宮のFWより、神戸のFWの方が自らボールを要求している感があった。FWがボールの出し手に対して受動的に動くのでなく、自分がよしいところにボールを呼び込む意識が強かった。だからボールを受けた時には、チャンスになりやすい。 今節の2得点とも大久保選手が絡んでおり、やはり大久保選手の存在感を感じずにはいられなかった。また鈴木規郎選手のプレーを見ることができず残念であったが、埼玉県出身の榎本選手のプレーと、最後に栗原選手の元気な姿を入れてよかった。 特に栗原選手は、現役最後のクラブとしてぜひとも大宮を検討してほしいものだ。
27節神戸戦


posted by toddocom |12:30 | 大宮アルディージャ | コメント(0) | トラックバック(0)
みんトピに投稿 このエントリをlivedoorクリップに登録 このエントリをはてなブックマークに登録 newsing it! このエントリを Buzzurl に追加