2008年07月24日
18節 名古屋-大宮戦 大宮サポーターの集まる飲み屋で名古屋のプレーに唸る。岡田監督は何を視察しているのか?日本代表に招集してほしい選手-小川佳純-
というタイトルでエントリーをしようと作文していたが、本日、日本代表候補に小川選手が選出された。岡田監督はしっかり視察をしていたわけだ… 以下、18節名古屋-大宮戦の観戦記 素晴らしい名古屋のモダンなサッカー、スピード・スタミナ・技術とすべてにおいて大宮を上回っていた。 「完敗である。」 指揮官樋口監督でなくとも、まず口にでてしまう一言である。 私は、大宮駅付近にある大宮サポーターが集うアイリッシュ風パブでオレンジ色のユニフォームを身に纏った客の中で何度も名古屋のプレーに唸った。今シーズン、Jリーグ一筋で海外のゲームをほとんど見ていない。ヨーロッパ選手権も数試合、観戦しただけだった。準決勝も決勝も見ていない、トルコの試合も、ロシアの試合も、実は、スペインの試合も一試合も観ていない。それ程、ヨーロッパのサッカー-現在最も人々を魅了している現代サッカー-に疎い。しかし、だからこそ先日の名古屋のサッカーに、現代的なサッカーの「匂い」を感じたのかもしれない。名古屋のフォーメーションは、4-4-2、サイドハーフ(SH)のマギヌン選手と小川選手がより高い位置のサイドで起点を作る布陣である。サイドバック(SB)がサイドの起点になるシステムより、よりアグレッシブな布陣である。 戦術理解の浅い私の認識からすると、「4-4-2」や「4-2-3-1」、「4-1-4-1」、更に攻撃的な布陣である「4-3-3」など、サイドプレーヤーがより高い位置でポジションをとるフォーメーションは、中盤の選手個人の力量・能力に依存する。攻撃の際は、SHの技術・スタミナ・スピードでなどの個人の能力でサイドを打開するプレーが多いように思う。またセントラルハーフの選手も献身的な守備は当然のことながら、前線へのパスの供給からフィニッシュまであらゆる局面での関与が求められるシステムでもある。 私は、今まで、これら攻撃的なサッカーは、世界のトッププレーヤーによって初めて実践されるサッカーであり、日本代表の試合を観る限り、Jリーグのクラブでの実践は難しいと考えていた。 しかしこの日の名古屋は、最先端のサッカーをしていたように思う。スピード・スタミナ、個人の技術そして、戦術とすべての面で大宮を凌駕した。名古屋の両翼(マギヌン選手と小川選手)に大宮のSBは、ズタズタに切り裂かれ攻撃する余地すら与えられなかった。大宮が中盤でボールをキープするも、すかさずマギヌン・小川両選手は自陣に戻り、中村選手・吉村選手らと共に大宮に激しいプレスをかけ続けた。 16分の吉村選手のゴールも中村選手が高い位置で片岡選手からボールを奪ったことにより生まれた。また28分のマギヌンのゴールも、中盤でボールを奪い小川選手が左サイドのチャレンジからのフリーキックから生まれた。逆に言えば、大宮は、名古屋の中盤からのプレスに屈したと言える。 後半3分の玉田選手からヨンセン選手へパスが通った時、勝負は決した。 後半3分、3点目を決まるまでは大宮のサッカーをしていた。名古屋のようなサッカーは現有戦力では不可能なことを認識して大宮サッカーに徹するべし。 パブでのサッカー観戦後、自宅で録画していた試合をもう一度みた。前半の2失点あったが前半、大宮は大宮らしい試合をしていた。 大宮には、マギヌン選手も小川選手もいない。大宮の現有戦力で名古屋のようなスピーディーなサッカーをすることはできない。大宮には大宮のサッカーがある。前半は、プレスもきいており、中盤のポゼッションもしていた。問題は、決めるべきチャンスで決められず、守るべきピンチで守れないことだろう。 また、4連敗もすると課題がよく見える。 守備の面においては、レアンドロ・冨田両選手もビルドアップのパスがルーズで、自らピンチを招いている。名古屋の1,2点目もビルドアップの失敗からの失点であった。 攻撃に関しては、デニスマルケス選手と他の選手との連携がほとんどないことにより、結果としてデニスマルケス選手がボールをキープすることで攻撃の流れを止めてしまっている。また、ボールポゼッションの位置が低くく、攻撃への切り替えが非常に遅い。 ここ3試合で言えば、ラフリッチ投入後のラフリッチへのパスが単調であり、ラフリッチを有効に活かしきれていないことだろう。 樋口監督が標榜する大宮サッカーは、高い位置でボールを奪い、そのままボールをゴールへ運ぶことである。ただ最近は、ボールをポゼッションすることも多く、前節柏戦のように「接近・展開・連続」のボゼッションからの攻撃へと変わっている。ここまでボールをキープできるのだから、今後は、ボールキープからの攻撃の幅を広げなければならない。デニスマルケス選手にボールを預けてあとはお任せというサッカーでは通用しない。 また、名古屋戦においては、細かいパスをつなぐも、両SBである村山・波戸選手への展開したパスが全くみられなかった。デニスマルケス選手にしろ藤本選手にしろ、中央からの緩急の乏しいドリブルだけの単調な攻撃では、得点のチャンスは生まれなかった。ただ、フィニッシュまでの攻撃の幅を増やすことができれば、再浮上も夢ではないだろう。 再度、樋口監督の下、大宮サッカーを再確認してほしい。ちらほら樋口監督の解任説も聞こえてきそうであるが、監督をかえるにはまだ早い。 小川選手を日本代表に呼ばない岡田監督の目は節穴か? この試合、最も輝いていたのは、小川選手である。昨シーズンの彼のプレーは見ていたいが、今シーズン私が見たあらゆる名古屋の試合で、躍動する名古屋イレブンの中でも一際輝いている。なぜ岡田監督は、小川選手を代表に呼ばないのだろうか?小川選手のプレーをみていないはずはない。青い色のユニフォームを着た小川選手をぜひ見てみたいものである。 【追記】本日(7/23)、小川佳純選手が、日本代表候補に選出された。また日本代表での楽しみが増えた。
posted by toddocom |01:03 |
大宮アルディージャ |
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