2008年10月28日
30節 大宮-市原・千葉戦 残留に向けて嬉しい勝利 勝利と同じ位、サポーターを満足させた前半のゲーム内容 あと5試合 前半のような試合ができれば必ず残留できる!
昨日(10月26日)行われた30節 大宮-市原・千葉戦(以下ジェフ)、両クラブにとって残留をかけた大切な試合であった。特に大宮にとっては、6連敗・5試合無得点中であったこの試合、昨日のジェフ戦に今シーズンの大宮の命運をかけた大宮サポーターも多かったのではないだろうか。試合前は恐ろしくて口にできなかった「この試合に敗れたら残留も厳しいかも…」という思い。口からこぼれそうになったこの思いを何度ど飲みこんだことか。 そしてついに昨日、大宮は7試合振りの勝利を手にした。 8月28日23節の横浜FM戦以以来、2か月振りの勝利だった。この勝利で大宮の残留が決まった訳ではないが、約2か月振りの勝利に選手だけでなくスタジアムのサポーターは歓喜した。大宮があと4試合戦ってJ1残留を決めた時に、心から喜びを分かち合うことになるだろうが、昨日の勝利は、勝利に飢えていた大宮サポーターにとって「残留」を信じるには十分な勝利であった。共に残留争いをするジェフに勝ったということ以上に、試合内容、特に前半の戦い振りは、観戦していた大宮サポーターを満足させるものであった。少なくとも私はそうだった。 前半のシュート数17本に観る攻撃的な姿勢に心躍る 今節の試合と、ここ数試合連敗をしていた大宮のサッカーがどこか違うという思いは試合が開始するとすぐに感じた。試合が始まるとすぐに小林大悟選手がミドルシュートを放つ。続いて右サイドの藤本選手から中央付近でボールを受けた内田選手が、左へ流れながら左足でミドルシュートを放つ。アウェー側へ攻め込むこのプレーは、ホーム側ゴール裏で観戦する私からは一瞬、ゴールしたと見間違うほど惜しいシュートであった。開始5分も経たないうちに立て続けにシュートが放たれた。 この試合開始からのシュートは、戦術的なことや技術的なことではなく、紛れもなく選手らの「ゴールを狙う」という精神的な変化によるものだったと思う。この得点を狙うという姿勢によって大宮の選手ら自らの試合のペースを握っていった。 前半19分に、ジェフの深井選手の切り替えしに大宮波戸選手がおいていかれた後のグランダーのセンタリングに谷澤選手が蹴り込み大宮はペースを掴みながらもジェフのワンチャンスの前に先制点を奪われた。しかし既に19分間、躍動する大宮の選手らをみていた大宮サポーターは、この先制点で試合を諦めることは決してなかった。リーグ序盤戦に大宮の試合を観ていた時に感じた思い-失点をしても必ず追いつける-を久し振りに感じた。 大宮が勝ち点を上げられなかったこの2か月間は、長い忍耐勝負の2か月でもあった。RSSで更新毎にチェックする大宮サポーターのブログのなかには、選手を信じる!残留を信いる!と自分に言い聞かせるかのようなブログや、サポーターが選手やチームを鼓舞するためにどう応援やサポートをするべきかをテーマにしたブログ、選手らの気持ちの伝わらないプレーに対し叱咤しながらも、チームを支えると表明するようなブログを数多くあった。私自身も大宮のレビューを書こうとするとどうしても大宮の選手らのプレーへの不満が多くなり、決して気持ちのよいものではなかった。 しかし、昨日の前半を観ながら、大宮の選手らのシュートに歓声を上げ、惜しいシュートに悔しがり、そして前半35分の小林大悟選手のボレーシュートを目の当たりにして、サポーター仲間と喜びを分ちあった。応援は耐えるものではなく、得点や素晴らしいプレーを観て喜びを爆発させることこそ本来の醍醐味がるのだと思い出させた。 試合の終盤になり、ジェフに押し込まれる時間もあったが、後半2分の藤本選手のPKによる勝ち越し点を死守し2か月ぶりの勝ち点3を手にした。この勝利で残留ヘ向けて何とか踏みとどまったことはもちろんのこと、とてもエキサイティングなサッカーをみせてくれたのは何よりも嬉しかった。試合が終わってみると、大宮のシュート数は23本、前半に限れば17本であった。前半大宮が如何に攻撃的なサッカーをしてジェフゴールを貪欲に狙っていたかは試合を見ずともこの試合のスタッツが物語っている。 最近8試合の大宮のシュート数 23節 横浜戦 8 24節 F東京戦 15 25節 浦和戦 8 27節 神戸戦 9 26節 鹿島戦 10 28節 柏戦 8 29節 東京V戦 10 30節 市原・千葉戦 23ポジションという縛りから解き放たれ、前を向いてプレーした小林大悟の活躍 なぜ大宮がこの試合で観客を魅了するサッカーを再び実現したのか。その原因を探るのはとても意義があるが、非常に難しい作業でもある。勝ちたいという大宮の選手らの気持ちの総和によって生まれた攻撃への意欲なのかもしれないし、ホームとアウェーでの戦い方を明確に分けるジェフのアレックス・ミラー監督のサッカーとマッチをしたのかもしれない。色々な要素が複合的に重なり、昨日の大宮のサッカーは実現したのは言うまでもない。ただ最大の要因は、得点への意欲が試合序盤からのシュートを生み、そのシュートによって選手らがうまく試合に入れたというチームの雰囲気これまでにない変化があったことだと思っているのだが、今まで、うまく機能しなかったプレーが、昨日の試合ではとても成功率が高まったのは見逃せない。そのプレーとは“クサビのプレー”である。 昨日の試合では、クレメン選手だけでなく他の選手も含め多くのクサビのプレーが成功した。クサビのプレーの定義や効用については、明確に定義された文献を目にしたことはないが、クサビのプレーとは、「前線の選手へボールを預ける縦パスとその縦パスに連動したプレー」だと認識している。その効用は、ボールを前線、つまり相手の最終ライン付近にボールを進めることによって、相手の守備ラインのバランスを崩し、まさにクサビを打つが如く守備陣を分断することであるが、もう一つ、次にボールを受ける選手が高い位置にポジションを維持しつつ前を向いてプレーできることである。大宮は、クレメン選手にクサビのパスが繋がったことによって、藤本・小林大悟・金澤各選手が前を向いてクレメン選手からボールを受けることができた。前を向いてプレーしたことで判断の質と速さが向上し、シュートチャンスがあればシュートを打ち、サイドからオーバーラップする選手らパスをするためのプレーの視野を広めたのである。 特に顕著だったのは、この試合、SHからボランチにポジションを変更していた小林大悟選手のプレーは質・量とも今シーズン最高のパフォーマンスであった。ボランチへのポジションチェンジと大宮のクサビのプレーが機能したことによって、多くのボールを前を向いてプレーすることができた。前を向いた小林大選手は、時にはボールを両サイドへ散らし、時には絶妙なスルーパスをしてチームメイトにチャンスをつくり、時には自らゴールを狙った。この試合の小林大選手は、ボランチとは言っても守備以上に攻撃面での貢献が大きかった。自らが何度となく相手ディフェンスラインの裏をとり、またジェフのペナルティエリアに進入した。 SBというポジションに雁字搦めされていた前節までの小林大選手とは違い、ボランチというポジションにも拘ることなく縦横無人に90分間フィールドを駆け回った。累積警告で 次節川崎戦に出場できない小林大選手。前節までのプレーであったら累積警告で欠場せざるを得なくなっても正直大きなダメージとは感じなかったが、今節のプレーを見せつけられては、小林大選手の次節欠場は、大宮にとって大きな痛手となってしまった。 試合終了の笛と同時に膝を突く大宮の選手たち 小林大悟選手だけでなく、この試合多くの選手が活躍した。右サイドで起点になり右SBで出場した塚本選手のオーバーラップをサポートし、時には自ら右サイドを攻め上がった金澤選手、前半35分の同点弾をお膳立てした右サイドの内田選手、前半には何度も右サイドを攻め上がり、また小林大選手に代わって、ルーキーにしてほとんどすべてのフリーキックとコーナーキックを蹴った塚本選手には目を見張るものがあった。彼らが両サイドを何度も切り込みチャンスをつくっただけでなく、ジェフの両SBである坂本・青木両選手がボールを持った時に、前線からプレッシャーをかけ続けた。 そして試合終了と同時に自分の持てる力を出しきって倒れ込む多くの大宮の選手たちの姿は、試合中あれだけ動き回った当然の結果でもあった。次節でも今節と同様の運動量とパフォーマンスを見せてもらいたいものだ。対戦相手ジェフについて、もっとも恐れていたミシエウは出場なし 今節のF東京-鹿島戦も好ゲームだったようだが、数少ない私の大宮以外の観戦試合の中で言えば、26節に行われたジェフ-名古屋戦が今シーズンのベストゲームであった。決して優勝争いをするチームと残留争いをするチームの実力差があるのうな試合ではなかった。スピーディな試合展開に魅了された。あの時観戦したジェフのサッカーはプレミアリーグの匂いをプンプンさせた素晴らしい試合をしていた。今節ジェフ戦を前にサッカー好きの友人と今節の試合の予測を肴にして話をした際に、最もジェフで警戒すべき選手として名前が挙がったのは、深井選手でも、谷澤選手でもなくミシエウ選手であった。深井選手や矢澤選手が活きるのもミシエウ選手の配給があってこそその脅威は倍増するように思っていた。今節ミシエウ選手が出場しなかったことは大宮が自分らのペースでサッカーができた要因の一つかもしれない。ジェフは明らかに26節の名古屋戦とは別のチームとなっていた。 残り5試合で勝ち点をどう積み上げていくか監督の戦略によるものが大きい。ホームとアウェーで布陣や戦略を変えることも理解できる。ただ積み上げるだけなく、同じ降格争いをするクラブを蹴落とす戦略がミラー監督にはなかった。昨日の試合でジェフに大宮が負けていれば大宮の残留は非常に厳しいものになったと思う。そうなれば千葉が今後勝ち点を上げなくとも自動降格枠は別のクラブで埋めるという状況を作れたかもしれない。 ジェフにとってこの大宮戦に勝利できなかったことは勝ち点3以上に大きな意味を持つことになりそうだ。
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posted by toddocom |01:35 |
大宮アルディージャ |
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30節 大宮-市原・千葉戦 残留に向けて嬉しい勝利 勝利と同じ位、サポーターを満足させた前半のゲーム内容 あと5試合 前半のような試合ができれば必ず残留できる!
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おっしゃるとおりです
新潟戦も負けなくてよかった程度の試合でした
大宮、千葉ともに来年もJ1でプレー出来るよう応援していきましょう!
posted by いぬ好き | 2008-10-28 11:38
ほんとに良かった…
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先制されたときは呆然としましたが、まあ、勝ててよかった!
しかし小林大は本当に良かった!何で今までボランチで使わなかったんでしょうねぇ
佐伯が小林大より評価されてる理由がわからない。
後、塚本はほんとに守備がだめだなぁ…
とか思いました。
posted by trek | 2008-10-28 18:42
30節 大宮-市原・千葉戦 残留に向けて嬉しい勝利 勝利と同じ位、サポーターを満足させた前半のゲーム内容 あと5試合 前半のような試合ができれば必ず残留できる!
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いやぁ〜同感です。試合内容も感動しました。
シュートのオンパレードでしたもんね。
大悟はやっぱりボランチで使って欲しいです。
次節は大悟がカードをもらったので、
ボランチは佐伯でしょうが、
樋口監督、今後も佐伯を使うのでしょうか?
新潟戦で大悟がボランチでなければ、
残留に黄色信号が灯ると解釈しております。
もちろん、勝てば良いのですが…
posted by 酒とロック | 2008-10-29 15:53
30節 大宮-市原・千葉戦 残留に向けて嬉しい勝利 勝利と同じ位、サポーターを満足させた前半のゲーム内容 あと5試合 前半のような試合ができれば必ず残留できる!
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いつも説得力のある記事でとても感心しながらブログを拝見しています。
最近の大宮のチーム状況を考えると今節は降格争いですし、両チームとも守備固めをして観戦してもつまらない試合になるんじゃないかと思っていたのですが、見事に裏切られました・・・(笑
あれだけいい試合ができるのなら、まだまだ大宮にも期待がもてますね!リーグ戦次節が現在絶好調中の川崎F戦なのがネックですが……終盤戦にこそ大宮は真価を発揮すると、信じてます^^;
最近大宮の試合を観るのが辛かったのですが、なんとか最後まで観ていけそうです。
posted by keiomiya | 2008-10-29 16:56
30節 大宮-市原・千葉戦 残留に向けて嬉しい勝利 勝利と同じ位、サポーターを満足させた前半のゲーム内容 あと5試合 前半のような試合ができれば必ず残留できる!
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いぬ好きさん
コメントありがとうございます。
今年は、フクアリに観戦に行けませんでしたので
ぜひ来シーズンはJの舞台でフクアリで観戦したいものです。
posted by toddocom@管理人 | 2008-11-01 01:58
30節 大宮-市原・千葉戦 残留に向けて嬉しい勝利 勝利と同じ位、サポーターを満足させた前半のゲーム内容 あと5試合 前半のような試合ができれば必ず残留できる!
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trekさん
コメントありがとうございます。
小林大は、ボランチというより、縦横無尽にピッチをかけていましたね。SHで自ら上下運動するよりは、人を使いながらも、タイミングよく自ら飛び出すプレーが光ました。個人的には、佐伯も嫌いじゃないのですが、ジェフ戦の小林大のプレーをみてしまうと攻撃面で佐伯は物足りないかもしれません。
塚本は及第点だと思います。今まで右SBを務めた選手が、塚本と比べて守備が優れていたとも思えませんし…
posted by toddocom@管理人 | 2008-11-01 02:03
30節 大宮-市原・千葉戦 残留に向けて嬉しい勝利 勝利と同じ位、サポーターを満足させた前半のゲーム内容 あと5試合 前半のような試合ができれば必ず残留できる!
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酒とロック さん
コメントありがとうございます。
2日の天皇杯4回戦C大阪戦は佐伯・片岡のようですね。
ジェフ戦の小林大の動きを目の当たりにして佐伯がどれだけ攻撃に絡めるかが見ものです。
小林慶が復帰したらW小林がボランチをやる可能性が高いでしょうね。片岡の献身的な守備も魅力ですが。
posted by toddocom@管理人 | 2008-11-01 02:08
30節 大宮-市原・千葉戦 残留に向けて嬉しい勝利 勝利と同じ位、サポーターを満足させた前半のゲーム内容 あと5試合 前半のような試合ができれば必ず残留できる!
コメント投稿者ID :
keiomiya さん
コメントありがとうございます。
ジェフ戦は本当に面白い試合でした。
次節川崎戦に勝利できれば「残留」を大宮手繰り寄せることができます。
川崎戦は敵の攻撃を受けるようなプレーをしたら負けてしまうと思います。ジェフ戦同様押しまくれば決して勝てない相手ではないでしょう。
まず大宮が先制をすること
これを絶対に実現してほしいです。
posted by toddocom@管理人 | 2008-11-01 02:12
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