2008年09月10日
誰が何と言おうと大宮のホームスタジアムはNACK5スタジアム大宮~チケット騒動、結局混乱したのはアウェー浦和でなく、ホーム大宮のサポーターだった!?~(上)
8月30日のクラブメンバーズ会員向けの先行販売、9月6日の一般販売とも販売開始数分でチケットが売り切れたという。別に「嵐」のコンサートチケットの販売のことではない。 9月21日に行われるJリーグ25節大宮のホームで行われる大宮-浦和戦のチケット販売の話である。 恐らく今シーズンのリーグで、最も入手困難なプレミアチケットとなったであろうこの試合は、J1初の大宮のホームスタジアム・NACK5スタジアム(以下ナクスタ)で行われる「さいたまダービー」なのである。 以前エントリでも書いたが、プレミアチケットたらしめているのは、さいたまダービーということ以上に、ナクスタの収容人数に起因する。ナクスタの収容人数は、「15,500人(正確には15,300人らしい)」、結局今回、アウェーである浦和のサポーターに割り振られるアウェー席は、約4,000席程。浦和のホーム・埼玉スタジアム2002で常に50,000名前後の動員を誇る浦和サポーターからすると通常の10分の1以下の席数である。ナクスタは、浦和サポーターにとって最も近いアウェースタジアムであり、一部の浦和サポーターにとっては、ホームスタジアムよりアクセスのよい場所に立地する。浦和サポーターにとって相当なプレミアチケットとなったことが予想される。 前回のエントリでは、アウェー席から溢れ出した浦和サポーターによって、ナクスタが浦和のホームスタジアムのように赤いユニフォームで染まってしまうのではないかという危惧と、それを回避するためには浦和サポーターの理解と協力が必要だという主旨を書いた。 浦和サポーターの理解と協力なしには実現できない!!日本最高のダービーマッチの実現を願う~9月21日さいたまダービーに向けて~ しかし、実際、8月30日の先行販売・9月6日の一般販売後の状況をインターネットなどでチェックしてみると浦和サポーターの混乱はほとんどなく、「意外なサポーター」が最も混乱しているようであった。混乱した彼らの主張を踏まえて一連のチケット騒動について考えてみたい。 これが浦和サポーターのいう「経験」の差なのか?大きな混乱はなかった浦和サポーター まず、7月上旬に、大宮のオフィシャルサイトで、25節大宮-浦和戦のチケット販売日に関する情報とアウェー以外での浦和グッズの持ち込みの禁止が発表された。試合の2か月以上前からのこの類の情報をリリースしたこと、アウェー以外での浦和グッズの持ち込み禁止という対応は異例中の異例であり、大宮のスタッフ側も相当以前から、この試合の対応について協議していたことが伺える。特に後者の対応は、5月17日に行われた14節浦和-大阪戦におけるサポーター同士による雑踏事故及び、スタジアム封鎖事件(ちなみに大阪では「不祥事」浦和では「トラブル」と表記している)の影響が少なからずあるのだろう。ちなみに8月16日(土)に行われたJ121節大宮-大阪戦においても事前に、「安全なスタジアム運営に関する注意事項」がリリースされている。 「2008年5月17日 Jリーグディビジョン1 第13節 浦和レッズ対ガンバ大阪におけるサポーター同士による雑踏事故及び、スタジアム封鎖事件について警察庁からJリーグに対して厳重指導・再発防止勧告を受けており、安全なスタジアム運営に向けて地元警察と連携し、指導等を受けながら未然防止策としてこの度の措置を取らせていただいております。」(大宮アルディージャ公式サイト8月6日リリース情報より) そして8月30日のクラブメンバーズ向け先行発売によってホーム側(カテゴリー1、カテゴリー2、カテゴリー3、カテゴリー4のすべてのチケットが完売し、9月6日の一般販売では、ビジターのチケットのみの販売となった。つまり、この日の完売によってクラブメンバーズに入会していない大宮サポーターの正規のルートで購入する可能性が断たれた。 9月3日リリース Jリーグディビジョン1 第25節 vs浦和レッズ戦 チケット販売について そして9月6日(土)の一般販売(ビジター席のみの販売)も数分で完売した。 9月6日リリース 9月21日(日)「富士薬品・ドラッグ セイムス Presents 浦和レッズ戦」 チケット完売について 完売前に見ることはなかったが、チケット販売終了後、浦和サポーターの集う掲示板や浦和サポーターが管理するブログを覗いてみた。しかしチケットが取れなかったことについて混乱という混乱はほとんどなかったようだ。9月6日(土)10時を回ると同時にパソコンのマウスをクリックする多く浦和サポーターがいたことだろう。そして多くの浦和サポーターは、残念ながらチケットを習得することが出来なかったに違いない。ただチケット販売数が少ないことや、チケットが取れなかったことに対する不満をブログや掲示板で示す浦和サポーターは意外と少なかった。 チケットが取れないと分かれば、浦和の後援会が主催するサイスタでのパブリックビューを観に行くことを表明するサポーターや、少しでもチームの近くで応援したいと、入場できなくてもナクスタに向かおうとするサポーター、そしてスカパー!初の試みである、試合開始70分前から放送が開始し、試合中も実況・解説のない中継をみるようとするサポーターがいたり、チケットが取れなかったら取れなかったで、当日はどのように浦和を応援するかについて盛り上がっていた。 彼らは、おそらくチケットが取れないことに慣れているのである。スタジアムの外での試合の楽しみ方を知っているのである。浦和のサポーターは、昨年のACLを始め、サポーターとしても実に様々な経験をしている。今回のナクスタで行われる大宮-浦和戦のチケット争奪戦も「想定内」といったところではないだろうか。 対してこのプラチナチケットを取れずに混乱したのは、一部大宮サポーター!?の方であった。 9/21(日)大宮戦パブリックビュー(浦和レッズ公式サイト) 21日さいたまダービー初実況解説なし中継(ニッカンスポーツ) 一部の大宮サポーター!?が不満を漏らしたのは、ポイントラリー高いポイント者向けの先々行販売の実施とホーム側チケットの一般販売なし 8月上旬、大宮アルディージャから一通の封書が届いた。内容を確認するとクラブメンバーズ会員なら誰でも参加できるポイントラリーの高ポイント獲得者に関しては、8月15日締切りで、先々行販売がある旨と、予約用のURLが記されていた。(厳密に言うと先々々行販売もあったようだ。) ポイントラリーのポイントを獲得する最大の方法は、NACK5スタジアムに足を運んで観戦することである。つまり、クラブメンバーズの中でもスタジアムによく足を運ぶサポーターに対して先々行販売が実施されたことになる。 私は、シーズンチケットホルダーであるため、特にチケットを購入する必要はなかったのだが、私と一緒に観戦する友人(非クラブメンバーズ会員)のためにチケット1枚を購入した。8月15日の先々行販売、締切りの時点でカテゴリーを選ばなければ、クラブメンバーズの高ポイント獲得者のすべてが、チケットを購入できたことになる。 恐らく大宮サポーターで最も混乱し不満に思ったのが、クラブメンバーズ会員でありながら、高ポイントを獲得しておらず、先々行販売に申し込めず、8月30日のクラブメンバーズ向けの先行販売でもチケットを得ることができなかった人たちと、クラブメンバーズ会員でない大宮サポーターであろう。 特に、クラブメンバーズ会員でありながら、チケットを取れなかった大宮サポーターの悔しさは想像に難くない。 チケットを取れなかった大宮サポーターからすると、「ヘビーではない、ライトな大宮サポーターを蔑ろにしている!」「なぜ国立競技場や埼玉スタジアム2002などの大きなスタジアムでダービー開催をしなかったのか?」などの不満がインターネット上で散見された。 チケットを取れなかった経験のほとんどない大宮サポーターにとってやり場のない怒りが噴出しているような発言もネット上で多くみられる。 今回のNACK5スタジアムでのさいたまダービーの開催、チケットの販売方法は適当だったのだろうか。(つづく) 誰が何と言おうと大宮のホームスタジアムはNACK5スタジアム埼玉~チケット騒動、結局混乱したのはアウェー浦和でなく、ホーム大宮のサポーターだった!?~(下)
posted by toddocom |18:25 |
大宮アルディージャ |
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