2008年06月14日
粗を探しているわけではないのですが、どうしても気になる上川氏のこの発言
6/24号のサッカーダイジェストのコラム、現在トップレフェリー・インストラクター「上川 徹の18カ条」を読んでいて気になる記述があるので紹介したい。 コラムでは、 6月2日に行われた2010年南FIFAワールドカップ南アフリカ大会アジア3次予選、日本対オマーンの試合での後半の中村俊輔選手が決めた右足での3点目のゴール。中村にラストパスを出した左サイトの松井大輔選手のプレーの前にファウルがあったが、審判がアドバンテージを適用し、流れを止めなかったことが中村のゴールにつながった。このことを例に挙げ、審判の技量のひとつに、アドバンテージを的確に適用しているかどうかの判断が挙げられ、上川氏自身も鳥肌が立つほどの喜びとして、アドバンテージが得点に結びついた経験について語っている。 審判のミスジャッジは、選手、監督、観戦をしているサポーター各々、目につきやすい。しかし審判が素晴らしいジャッジをした時や、上川氏の指摘とおり、アドバンテージの適用で試合を続行した結果、得点につながるという審判のジャッジに対して、サポーターが審判を誉めることはまだ少ない。サッカーを観る目が肥えている今、素晴らしいジャッジに対してもっと評価をしてもよいという私も思う。そういう意味においては、今回の上川氏のコラムの主旨に関して異論はない。 その中で、どうしても気になっているのが、アドバンテージ適用の考え方である。アドバンテージの適用は、「止めるよりも続けさせることがチームにとって利益がある」場合とのことで、これについても納得できる。しかし上川氏の言う「アドバンテージの適用がチームにとって利益がある」と判断するポイントに違和感が残る。上川氏は、判断の複合的な視点として以下の因子を挙げている。 選手が倒れずにただ単にプレーを続けているだけでの適用は的確とは言えない。時間帯、エリア、その時の状況と試合の温度や空気、チーム戦術、選手の特徴や性格、そして試合がフェアに進んでいるかどうかなどを考慮する(サッカーダイジェスト6/24号上川氏コラムより) とのことであった。 様々な要因を考慮にいれて判断しなければならないという主張に対しての修辞表現なのだろうか?この発言で上川氏がアドバンテージを判断する要因として挙げている要素で納得できるのは、「エリア」だけである。相手ゴール付近でファウルを受けるのか、また自陣ゴール近くファウルを受けるかによってアドバンテージの判断が変わることは理解できる。しかし、それ以外、時間帯、温度や空気、チーム戦術、選手の特徴や性格、試合がフェアに進んでいるかどうかといったものがアドバンテージの適用にどう影響するのか理解できない。 上川氏は、 「荒れている試合でアドバンテージが多くなると、報復行為が起きやすくなる」 と語っている。これは暗に荒れている試合では、報復行為を配慮してアドバンテージの適用を控えるということなのだろうか? また 「チームにフリーキック(FK)のスペシャリストがいる時は、止めた方が得点の確率が高い」 という。これについてもFKのスペシャリストの有無で、同じシチュエーションのプレーであってもアドバンテージを適用する場合としない場合があるのだろうか?そもそもFKのスペシャリストの有無を審判が判断するのだろうか、ジャッジが作為的なものになりはしないだろうか。 「止めるよりも続けさえることがチームにとって利益がある」という判断の基準は、コラムで上川氏が語るように、色々な要素が複合しているのかもしれない。 しかし一般的に上川氏がいうような基準でアドバンテージが適用されていないような気がする。 一般の認識としては、「ファールがあったが、試合は続行される状況にあり、アドバンテージを適用することによって攻撃の機会が与えられる」といった程度の基準である。中村俊輔のような名フリーキッカーが試合に出場しているかどうかでアドバンテージに適用に影響を与えるとは考えていなかった。 アドバンテージ適用の明確な答えを私は持っていない。 アドバンテージ適用の基準についてインターネットで納得できる情報が得られなかったからだ。皆さんはどうお考えだろうか? 上川氏のコラムは読む度になにか引っかかってしまう…。粗を探しているわけではないのだが…。
posted by toddocom |06:00 |
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粗を探しているわけではないのですが、どうしても気になる上川氏のこの発言
上川氏の発言は理想論ではあると思いますが正しいと思います。
posted by mera | 2008-06-14 06:54
普通
[普通]を追求するのが審判の仕事じゃないでしょうか。
上川氏が挙げられた全ての要素を用いて、そのチームの利益になるか、普通に判断する。
それまでの試合状況を見て、そのチームに優秀なキッカーがいないことが明らかなとき、FKを与えるより流した方が利益になるというのはあると思います。
また、全ての要素を用いる、というのも重要だと思います。
上川氏の記事を読んでいないのは、ご了承ください。
posted by camus | 2008-06-14 08:35
粗を探しているわけではないのですが、どうしても気になる上川氏のこの発言
日本社会とヨーロッパ社会の違いが大きい。
そもそもルールとは、皆がより楽しめる為にあるべきだが、
日本の場合、皆がより苦しむ為に規則がある場合が多い。
上川氏の見解は全面的に賛成だけど、
もしそれを運用する人が誤れば全ては無に帰する。
posted by Z | 2008-06-14 09:22
粗を探しているわけではないのですが、どうしても気になる上川氏のこの発言
meraさん、camusさん、Zさん
みなさん、コメントありがとうございます。
皆さんは、上川氏の見解に賛成ということで、
恐らく、上川氏の見解は正しいのでしょう。
ただ、自分のプレーをしていて
ファウルをされながらも抜けて、アドバンテージをとってほしいときに、笛を吹かれたら恐らく審判に対して抗議をしてしまいそうです。
その状況の際に、「アドバンテージをとって君がドリブルするよりも、君のチームのA君が蹴った方が有利と判断してファールを取りました。」って言われたら更に怒ってしまうかもです。
「そもそもA君がフリーキックけるとは限りませんでど」と言い返してしまいそうです。
アドバンテージに関しては、教育(認識の共有)が必要のようです。
少し捻くれたコメントでした・・・・すみません。
posted by toddocom@管理人 | 2008-06-17 12:26


