2008年05月12日

12節 大宮-札幌戦 樋口サッカーを信じる!ただ一言言わせてほしい~森田浩史よ、首を振れ!~

三浦札幌監督への畏怖と敬意

10日
大宮アルディージャにとって、現コンサドーレ札幌監督三浦俊也氏はどんな存在なのであろうか?試合の始まる前から三浦札幌監督への畏怖と敬意が交錯していた。 スポニチは、大宮アルディージャのスポンサーであるため節目の試合には、スポニチの特別号(大宮アルディージャ版)が配布される。この日も、スポニチのスポンサードマッチだったこともあり特別号が入場ゲートで配布された。スポニチ特別号には、 「J1昇格導いた“恩師”率いる札幌と激突  大宮 勝って 恩返し」
5月10日札幌戦
という大きな見出し。私は、今シーズンから大宮サポーターになった新参者、三浦札幌監督が、大宮の監督をしていたのは知っていたが、三浦札幌監督(以下三浦監督)が大宮にどんな功績を残したのか知らなかった。 三浦監督と大宮アルディージャの関係は、遡ること9年前の1999年。三浦監督は、前年の1998年に水戸の監督をするも良い成績をおさめることができず1年で退任。翌年1999年、ピム・ファーベーグ監督(前韓国代表監督)のもと、大宮のコーチに就任する。2000年に監督に昇格すると、大宮がJリーグに参入してから9シーズンの歴史のうち、コーチの1シーズンを含めると6シーズン在籍している人物であり、2004年J1昇格などチームへの貢献、そしてサポーターから信頼は今でも絶大のようだ。 昨日も試合前にも札幌のスタメン紹介後に三浦監督がコールされた時には、大宮サポーターから三浦監督へ拍手が沸き起こった。(ちなみに元札幌の吉原宏太選手も紹介の際は、札幌から拍手があったように思う。) <三浦大宮の戦績> 2000年シーズン 4位(J2) 2001年シーズン 5位(J2) 2004年シーズン 2位(J2)J1昇格 2005年シーズン 13位(J1) 2006年シーズン 12位(J1) 大宮、森田選手のゴールで追いつくもコーナーキック2発で沈む。 試合の方は、大宮にとって因縁の相手である三浦札幌が試合の開始早々、大宮ゴールに攻めかかる。今では大宮攻略の王道となっている、大宮の高く保ったディフェンスラインとゴールキーパーの間のスペースに簡単にボールを放り込んでくる。大宮ディフェンス陣も鹿島戦・FC東京戦のような連携ミスによるゴールは許さなかったが、ピッチが雨のため滑りやすくなっていることもあり、あわや決定的なシュートを打たれるという場面がいくつかあった。また、ディフェンスのクリアボールをことごとく札幌にキープされるという展開。ついに前半18分、コーナーキック(明らかにゴールキックに見えたが…)から相手選手と競った際、バランスを崩し頭にボールを当てた小林慶行選手がオウンゴール。早い時間帯に1点を許した。 樋口監督も試合後の会見でコメントしたように大宮は、序々にボールをキープするも濡れたピッチのせいで思うようにボールが前に進められない。乾いたピッチでは気付かないパスの微妙なブレによるパスミスが目立つ。 「今日の試合では、前半の出来があまりにも悪かったと思います。これまでの記憶にないぐらいの出来でした。選手たちはハードワークをすることが出来なかったですし、チグハグな状態にありました。僕たちがボールをつなぎ出すところに札幌にプレッシャーをかけられてしまったのです。スペースにパスを出すのか、足元にパスを出すのか。パスの出し手と受け手がうまく合わなかったように感じます。」(大宮アルディージャ公式HPより) 前半は、大宮の弱みを突いた札幌が優勢に試合をすすめ、大宮はなす術がなかった。 後半は、前半とはうって変って大宮ペースで試合が進み、55分の左サイドのデニスマルケスから小林慶行選手のシュートは完全に札幌ディフェンスを切り崩した。(惜しくもポストに阻まれる)そして69分に交代したばかりの森田選手が、左サイド冨田選手からのパスを左足で合わせ同点にする。一気に大宮のペースになるかと思いきや土岐田選手や森田選手にシュートチャンスが訪れるもシュートを打てず勝ち越しのチャンスを逃した。そして85分、札幌のコーナーキックから柴田選手の折り返しをダビが決めて大宮は万事休す。 札幌は7試合ぶりの勝利。大宮は、ホーム2連敗リーグ上位を目指す大宮にとっては痛い敗戦となった。
5月10日札幌戦
敗戦の中の光明~波戸選手の攻撃参加~ 前半は出来が悪いと言いながらも私は、1つの光明を見出した。それは波戸選手の積極的な攻撃でのチャレンジである。試合開始10分程たった頃だろうか、藤本選手が左サイドでボールをキープする。すると波戸選手がボールをキープする藤本選手の背後から追い抜きボールを要求する。藤本選手は、波戸選手へのパスを選択しなかったが素晴らしい攻め上がりであった。その後も波戸選手は前半数度、果敢に攻めあがりを試みた。55分の小林慶行選手のボストに当たったシュートもチャンスを作ったのは波戸選手だった。左サイドから中央へボールを駆け上がり左サイドへ流れたデニスマルケスへ絶妙なパスをした。大宮サッカーがまたひとつシンカした瞬間であった。藤本選手を含めた左MFの選手は左サイドへ張る傾向にあるので今後は左MFと波戸の連携を深めたいところだ。 森田浩史よ、首を振れ! 9節ガンバ大阪戦のロスタイムでの劇的な勝ち越しゴールからは、毎節途中出場を続ける森田選手。この日も出場後、すぐに同点弾を決めた。昨日、大宮のサポーターが最も盛り上がったシーンであった。しかし、サポーターは貪欲である。私もその一人であり、その後の森田選手のプレーについては一言言わせてほしい。 森田選手が投入されると、長身であるため浮球が森田選手へ供給される。すると森田選手のポストプレーに期待をして森田選手にボールが集まる。大宮には、空いているスペースに走りこめる選手が数多く在籍している。この日も藤本選手や土岐田選手が後半に入ると効果的にスペースに走り込むプレーを何度かみせていた。彼らのような選手にとってポストプレーのできる選手との相性がよい。森田選手がポストプレーをしてボールをキープする。その間に藤田選手や土岐田選手が森田選手を飛び越えゴールを狙うというのが森田選手投入後のプランだったろう。実際、何度か森田選手がペナルティエリア付近でボールを受けるケースがあった。1、2度ダイレクトでポストプレーを成功させたが、なかなかボールが収まらず森田選手の所でボールが奪われることもあった。ポストプレーの役割を与えられその役割を全うできないことについても問題であるが、FWとしての本来の役割が疎かになっているのではと気にかかる。 スポーツナビ+プログで「釈迦に説法」であるがFWの最優先させるべきは点をとることである。得点の可能性を高めるにはシュートを打つことである。その他すべてのプレーはよりよいポジションでシュートを放つためにあるといって過言ではない。 ポストプレーは体の大きい森田選手に期待するプレーである。しかしシュートを打つ機会より優先されるポストプレーはない。そこで森田選手のプレーに一言。 「森田選手よ!ボールを受ける前に首を振れ。前にスペースがあれば貪欲にシュートを放て!」 森田選手はこの札幌戦でもゴールを記録した。恐らく次節川崎戦でも途中交代ながら出場を果たすだろう。サポーターは貪欲である。FWとしてゴールの量産をしてほしい。一回でも多く森田選手のチャントで歓喜したい。 樋口サッカーを信じる。 樋口サッカーは明確である。高い位置でのプレスとポゼッションサッカー、吉原選手や藤本選手や内田選手のスピードある飛び出し。そして左右両サイドの攻撃参加。札幌戦の後半も樋口サッカーは実践された。大宮の修正点はまたいくつもあるが課題は明確である。今シーズンは樋口サッカーをとことん信じよう。 今シーズンから大宮を観戦するようになって、試合後初めての選手へのブーイングを目の当たりにした。こういう時に、NACK5スタジアムの観客席の近さは選手にはとても辛そうだった。私はブーイングをしなかった。 私は大宮サポーターの前で相手チームがコーナーキックを蹴る際、相手チームのブーイングをするのではなく、GK江角やレアンドロ・冨田を応援する大宮の応援が好きなのだ。おそらくこの先もブーイングはしないだろう。選手がサポーターに対して「人が少ない。声が小さい。盛り上がってない」などとブーイングはできない、我々サポーターが一方的ブーイングをするのは性に合わない。(他のサポーターがブーイングをすることを否定しません。)選手もサポーターも一緒に戦っている、一方だけがブーイングをするのはフェアじゃないと思うから。
5月11日札幌戦
強豪ガンバ大阪に逆転勝利をすることもあれば、下位に低迷する札幌に負けることもある。大切なのは、樋口サッカー目指してそれを実践できているか。札幌戦の後半のような試合を次節川崎戦では試合開始時から期待したい。


posted by toddocom |10:42 | 大宮アルディージャ | コメント(0) | トラックバック(0)
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