2007年07月22日

復讐? ~待ちに待った豪州戦~

ジーコJAPANで負けたW杯豪州戦から、1年ちょっと。


オシムJAPAN VS サッカルーズ
僕の中では、やはり「復讐(リベンジ)」の意識が強かった。


だが・・・
オシムの「1年経って、ショックを受けているというが、そのほうがショック」という言葉。

確かに、それは否めない。メディアを中心としたドイツW杯での過剰な期待。その時、僕もとにかく期待を持っていた。絶対勝てる、と思った。
しかし、オシムのこの言葉で、ハッとさせられた感はある。
サッカルーズの力をなめすぎていた。

結局日本は、ジーコJAPAN後に、大きく方向転換することになる。実は、日本のサッカーは転換、転換の連続のように思う。


フランスでボコボコにやられた岡田JAPAN。世界との力の差をまざまざと見せられた。

方向転換

フランスW杯の惨敗の後のトルシエJAPAN、2002W杯ベスト16。しかし、何かが違う。「フラット3」を象徴とした規律サッカー。

方向転換

2002W杯が終わり、トルシエとはまるで逆の自由サッカー。ジーコJAPAN。スターを集めるも、ご存知の通り、ドイツでは華開かず。

そして、方向転換

オシムJAPAN。根本から見直し、目指すサッカーは「日本独自のサッカー」。



上記のように、方向転換の連続の日本代表。

そして、一年前の『ジーコ→オシム』の選択がホントに良い方向に進んでいるか?

それを確かめる試合が今回のアジアカップ準々決勝オーストラリア戦だったのではないか、と僕は考えている。
この試合だけでオシムJAPANを確かめるということは乱暴な言い方かもしれない。
日本代表にとっては、一つの通過点だろうが、特別な意味でここで絶対にオーストラリアを叩いておかなければならなかった。

なぜなら・・・




オーストラリアのドイツW杯は成功に終わったと言って良いだろう。32年ぶりに出場したW杯でベスト16。決勝トーナメントでも、イタリアといい試合をしていた。
そして、ドイツW杯後、ヒディングが去り、監督に就いたのがアーノルド監督だ。このアーノルド。ヒディング政権下のコーチを務めた男。結局、オーストラリアはヒディング路線の継続ということだ。
ドイツW杯の自信が、今のオーストラリアサッカーを形作っていることになる。



つまるところ、ドイツからの継続のオーストラリア、ドイツを機に方向転換をした日本、この対決だったと思う。

転換した日本のサッカーの方向が間違っていないのか。一年前から、進化しているのか。これの答えが、一つ、昨日出た。


今回、オーストラリアを叩いたことで、日本に自信が芽生えただろう。この勝利により、これから、さらに日本化を進めることに躊躇しなくなる。


昨日の戦いは「復讐」ではなく、「確認」。見失っていた、日本のサッカーの確認。オーストラリアに対しての復讐で終わるのでなく、さらに上を目指すための日本サッカーの確認だ。
一年前の呪縛から放たれ、やっとオシムJAPANがスタートした、と言えるかもしれない。

確認が終わった今、まだまだ、日本は上を目指さなければならない。足元を見ながら、着実に。

posted by 8810 |19:10 | 日本A代表 | コメント(7) | トラックバック(0)
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2007年07月13日

日本サッカー歴史の1ページ ~調子乗り世代~

7月12日、僕の足を新宿のネットカフェへ動かした。
それが、U-20日本代表。

地上波じゃ生放送をやらない。フジテレビ739を見るために、夜勤明けにもかかわらず、新宿へ向かった。

U-20W杯が始まる前には、そこまで期待していなかった。まず、試合を見る機会があまりなかった。W杯が開幕し、スコットランド戦から、じっくりと見た。

びっくりした。

相対的に、「強い」とか、そういうものではなく・・・・

『やりたい』サッカー、『やるべき』サッカーが見えたからだ。日本代表、皆が同じ方向に向かっていた。自然と、それができれば、強いチームになるわけである。(もちろん、メンバー間の仲がよいというのも、良いサッカーをする要素だ)
それが結局、いわゆる巷で話題の「日本化」であると思う。オシムの目指す日本化だ。

グループリーグレベルでは、余裕をもって突破することができた。日本ユースのレベルはそれくらいまで上がってきたのかもしれない。

しかし、決勝トーナメントで、日本の歴史の浅さが露呈された、と僕は思っている。


今回の2-0までのサッカー。ここまではできる。日本はできるようになった。
自分達の自信のあるサッカーが通用する。しかし、問題はその後になる。

サッカーというのは、試合が終わった時点でスコアを上回らなければいけないスポーツ。こんなのは当たり前の話だ。そこで勝って、初めて「強い」といえる。それが、まだできない。だから、日本のサッカーは、まだ「弱い」。

とてつもなく、『弱い』

2-0になってから、日本は少なからず、攻と守の意識で、「守」の意識に強く入った。しかも、「守」は「守」でも、消極的な「守」だ。
逆に、チェコは間違いなく、攻の意識が数倍になったはずだ。

今回日本がやった「守」は、相手の攻撃に合わせた「守」だ。これをやってしまったら、間違いなく、ヤラレル。

自分たちのサッカーを捨てて、相手のサッカーに合わせた。この瞬間、日本化されたサッカーではない。日本のサッカーが消えた。

簡単に前にボールを入れる。余裕があるのに、無理に前にクリアする。これが日本の「守」か?
これが、日本のサッカーか?もっと丁寧にいこうぜ。日本人の緻密さを忘れるな。
お得意の、日本人の丁寧さをここで出すべきだった。



それができなくなった瞬間に、負けた。日本は負けへの道を走り出した。その戦い方が未熟で、歴史の浅さを感じた。


でも、僕はそれを悲観しない。この道は絶対に避けて通れない道だと思うからだ。
いま、やっと日本サッカーは日本独自のサッカーを模索し始めた。
21歳の僕は、日本のサッカーは何?って聞かれたら、今まで答えられなかったと思う。
しかし、今、少なからず、途切れ途切れの言葉ではありながらも、表現できる気がする。それは、日本サッカーが、少しずつ確立されてきたからだ。

それは、オシム監督をはじめとする、現在の日本代表が推し進める「日本化」プロジェクトが大きく影響しているのは間違いない。

しかし、それだけではない。今のオシムJAPANは日本サッカーの歴史のほんの少しに過ぎない。

カズ、ゴン、岡田監督、中田、トルシエ、ジーコ・・・名前を出せば、キリが無い。日本サッカーに関わってきた人が歩んできた道があり、だから現在地がある。


そして、今の現在地がアジア杯オシム日本代表であり、U-20調子乗り世代日本代表であるのだ。


今回のチェコ戦は残念だった。負けることは残念だ。でも、これが道になる。いつかU-20W杯優勝への道になり、W杯優勝への道になる。

だから、悲観しない。課題が見えた。また強くなれる。日本にはまだまだ、伸びしろがある。

日本の進化と伸びしろを見せてくれたU-20には感謝をしたい。この大会は日本サッカーにとっての大きな1ページとなる。まだまだ歴史の浅い日本サッカーの、重要な1ページに。

この大会、試合が無駄にならないように・・・・。
いつか、日本が世界のトップに立つために、刻んだこの歴史。



僕は忘れない。

posted by 8810 |02:01 | ユース代表 | コメント(9) | トラックバック(1)
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