2007年07月13日

日本サッカー歴史の1ページ ~調子乗り世代~

7月12日、僕の足を新宿のネットカフェへ動かした。
それが、U-20日本代表。

地上波じゃ生放送をやらない。フジテレビ739を見るために、夜勤明けにもかかわらず、新宿へ向かった。

U-20W杯が始まる前には、そこまで期待していなかった。まず、試合を見る機会があまりなかった。W杯が開幕し、スコットランド戦から、じっくりと見た。

びっくりした。

相対的に、「強い」とか、そういうものではなく・・・・

『やりたい』サッカー、『やるべき』サッカーが見えたからだ。日本代表、皆が同じ方向に向かっていた。自然と、それができれば、強いチームになるわけである。(もちろん、メンバー間の仲がよいというのも、良いサッカーをする要素だ)
それが結局、いわゆる巷で話題の「日本化」であると思う。オシムの目指す日本化だ。

グループリーグレベルでは、余裕をもって突破することができた。日本ユースのレベルはそれくらいまで上がってきたのかもしれない。

しかし、決勝トーナメントで、日本の歴史の浅さが露呈された、と僕は思っている。


今回の2-0までのサッカー。ここまではできる。日本はできるようになった。
自分達の自信のあるサッカーが通用する。しかし、問題はその後になる。

サッカーというのは、試合が終わった時点でスコアを上回らなければいけないスポーツ。こんなのは当たり前の話だ。そこで勝って、初めて「強い」といえる。それが、まだできない。だから、日本のサッカーは、まだ「弱い」。

とてつもなく、『弱い』

2-0になってから、日本は少なからず、攻と守の意識で、「守」の意識に強く入った。しかも、「守」は「守」でも、消極的な「守」だ。
逆に、チェコは間違いなく、攻の意識が数倍になったはずだ。

今回日本がやった「守」は、相手の攻撃に合わせた「守」だ。これをやってしまったら、間違いなく、ヤラレル。

自分たちのサッカーを捨てて、相手のサッカーに合わせた。この瞬間、日本化されたサッカーではない。日本のサッカーが消えた。

簡単に前にボールを入れる。余裕があるのに、無理に前にクリアする。これが日本の「守」か?
これが、日本のサッカーか?もっと丁寧にいこうぜ。日本人の緻密さを忘れるな。
お得意の、日本人の丁寧さをここで出すべきだった。



それができなくなった瞬間に、負けた。日本は負けへの道を走り出した。その戦い方が未熟で、歴史の浅さを感じた。


でも、僕はそれを悲観しない。この道は絶対に避けて通れない道だと思うからだ。
いま、やっと日本サッカーは日本独自のサッカーを模索し始めた。
21歳の僕は、日本のサッカーは何?って聞かれたら、今まで答えられなかったと思う。
しかし、今、少なからず、途切れ途切れの言葉ではありながらも、表現できる気がする。それは、日本サッカーが、少しずつ確立されてきたからだ。

それは、オシム監督をはじめとする、現在の日本代表が推し進める「日本化」プロジェクトが大きく影響しているのは間違いない。

しかし、それだけではない。今のオシムJAPANは日本サッカーの歴史のほんの少しに過ぎない。

カズ、ゴン、岡田監督、中田、トルシエ、ジーコ・・・名前を出せば、キリが無い。日本サッカーに関わってきた人が歩んできた道があり、だから現在地がある。


そして、今の現在地がアジア杯オシム日本代表であり、U-20調子乗り世代日本代表であるのだ。


今回のチェコ戦は残念だった。負けることは残念だ。でも、これが道になる。いつかU-20W杯優勝への道になり、W杯優勝への道になる。

だから、悲観しない。課題が見えた。また強くなれる。日本にはまだまだ、伸びしろがある。

日本の進化と伸びしろを見せてくれたU-20には感謝をしたい。この大会は日本サッカーにとっての大きな1ページとなる。まだまだ歴史の浅い日本サッカーの、重要な1ページに。

この大会、試合が無駄にならないように・・・・。
いつか、日本が世界のトップに立つために、刻んだこの歴史。



僕は忘れない。

posted by 8810 |02:01 | ユース代表 | コメント(9) | トラックバック(1)
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日本はPK戦の末に敗れる ベスト8進出ならず=U-20日本代表 【日本代表蹴球宣言(スポーツナビ編集部)】

■U-20日本代表の戦いについて、皆さんからのリポートやトラックバックを大募集!  7大会連続出場となる日本は、DF福元洋平(大分)、A代表経験もあるMF梅崎司(大分)、オシムも熱い視線を注ぐMF柏木陽介(広島)ら、タレントの質と数は充実。前回大会は1勝も挙げることなく、ベスト16で敗退しているだけに、何とか巻き返しを図りたいところだ。 追記  日本はスコットランド、コスタリカを立て続けに撃破。優勝候補のナイジェリアとは引き分け、グループリーグ2勝1分けの成績でF組1位通過を果たした。決勝トーナメント1回

2007-07-13 03:09 | 続きを読む
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Re:日本サッカー歴史の1ページ ~調子乗り世代~

ペナルティエリア内の守備に問題ありそうですね。あまりに足出しすぎ! もうちょっとシュートコースを切って粘りっこくいってほしかった。

posted by Z | 2007-07-13 03:46

Re:日本サッカー歴史の1ページ ~調子乗り世代~

本当にそう思う。同感です。いいチームでした。
少なくともチーム内の人間関係を心配しなくて済んだ。サッカーは楽しくなくちゃ。後は、プレッシャーやピンチすらも楽しめる(クリアしていくことを)ようになるといいなあ。
槙野選手、すごくいい。彼の今後がすごく楽しみになりました。

posted by boots | 2007-07-13 04:11

Re:日本サッカー歴史の1ページ ~調子乗り世代~

おとす試合ではなかった。しかしとくに柏木のテクニックは4試合でどのあいてよりもずば抜けていた。マルセイユ等からのオファーがきていることを納得させるプレーだった。なにはともあれ日本が年代がいくごとに勝てなくなるのはなぜだろうか?サッカー協会に考えてもらいたい。

posted by ヒデ | 2007-07-13 04:27

Re:日本サッカー歴史の1ページ ~調子乗り世代~

サッカーを楽しそうにプレーするいい代表だったと思います。見ていたこっちも楽しかったです。
オシムがやろうとしていることを一番出来ている代表にも感じました。
試合で出来なかったことについて批評するより
この試合で解散のこのチームで次は無いから
同年代の世界相手でもチームとして、やるべきプレーが出来た!ってことを評価してあげたいと思いました。
北京予選、その先にある大会では中心になってくる選手もいると思うから個々が成長して「世界で戦っていける選手」になることを期待しています。

posted by シュシュ | 2007-07-13 05:23

Re:日本サッカー歴史の1ページ ~調子乗り世代~

U-20の日本代表は見ていて面白いサッカーをしていましたね。オリンピックや下の世代に期待です。
今回、ちょうどいい時期にU-20WCとA代表のACが重なりましたが、今回を通して日本の課題が少しづつ見えてきているかと思います。
それはJリーグ全体が抱えている問題でもあります。一時は2-0でリードしながら、勝ちきれない。そんな試合もJリーグでたくさん見られます。
点を取ったらいなして逃げ切る、もしくは様子を見てトドメを刺すといった勝負の駆け引きを身に着けていってほしい。
点を取る術はかなりうまくなってきている(決定力は低いが・・・)
あとは・・・

posted by アウトリバー | 2007-07-13 06:32

Re:日本サッカー歴史の1ページ ~調子乗り世代~

「またか・・・・・・」
これが正直な感想です。先日アジアカップでフル代表がリードを保てず終盤に同点にされ、その際U-20代表の方が良いというような声が聞こえてきました。

しかしカタール戦終了後の現時点では見ていて面白いという点ではU-20の方が優れていたかもしれませんが、本質的に日本は年代に関係なく同じ問題を抱えているのだと実感しました。ドーハの悲劇から続いてるようなこの連鎖はいつになったら終わるのか、何度同じ経験すればいいのだろうか、試合巧者と言われるような日が来るのだろうか・・・・・・。そんなことを思ってしまいました。

とにかく今は彼らの今後とアジアカップのフル代表に期待します。カタール戦引き分けの結果に対してメディアがあまりに悲観的過ぎる気がします。崖っぷち、追い込まれた、そんな印象を抱く記事ばかり目につきますが、冷静に考えればそんなに追い込まれた状況ではないと思います。グループリーグ初戦引き分けという結果だけをみれば無難なスタートと言えるのではないでしょうか。過去を見ても初戦負けてもグループリーグを突破している例は数えきれない程世界中にあるのですから。

U-20代表のみなさん、おつかれさまでした。そしてこの悔しさを明日へ活かして下さい。

posted by dum | 2007-07-13 08:03

Re:日本サッカー歴史の1ページ ~調子乗り世代~

この世代の試合を見たことないのでなんともいえませんが、世界でも有数だった小野や高原の世代は、世界的には平凡な選手たちになってしまいました。
たった6年くらいですが、どうしてこうも変わるんでしょうね。
Jリーグがどうこうではなく、根本的に間違ったサッカー感を日本人全体がもっているから2歳0ぐらいがピークになってしまうんでしょうかね?
協会や各世代の指導者の方にはぜひ原因を探ってほしいものです。
そしてこの世代こそ、黄金を超えてほしいですね!

posted by スフォルザ | 2007-07-13 08:38

Re:日本サッカー歴史の1ページ ~調子乗り世代~

本当の実力を発揮できずに散ってしまったな・・・という思いもありますが、後半開始直後に2-0となった事で、集中が切れた事も確か。

良くも悪くも「気持ち」を見せ過ぎた代表でした。本当に、好感が持てた。観ていて気持ち良かった。

ダメージが残る敗戦ですが、だからこそ逆境を跳ね返してほしい。それにはやっぱり「気持ち」なんですよね。

今の日本サッカーに欠けている物、最も必要な物は何か。嫌というほどわかりました。


強くなって、帰ってこい!

posted by yeste | 2007-07-13 08:58

Re:日本サッカー歴史の1ページ ~調子乗り世代~

確かに北京世代に比べたらみていておもしろかったです。点の入る予感もしましたし。

ただ日本のUー20のキャプテンがいってたらしいコメントに疑問を覚えました。「相手(チェコ)が後半疲れたときに日本の走るサッカーをすれば勝てる」といってたようですが、日本の試合を見ていると終盤にスタミナがきれて失点したりピンチを招くケースが多いです。つまり相手が疲れているときには日本のプレーヤーはもっと疲れていることになります。そんな状況で走るサッカーなんてできないと思う。逆をかえせば、それができなかったから負けたのでは?と思う。
あと、世界の選手に負けない(1対1、フィジカル)と言う選手もいましたが、確かに負けないことは大事ですし勝負は挑むべき。ただ1度勝ったからってうぬぼれてはいけないと思う。W杯のT田みたいにクロアチア戦で相手の思い通りにドリブルさせられるような選手にはなってはダメだと思う

posted by ナスリ | 2007-07-13 15:15

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