2008年08月24日

日本一早いVプレミアリーグのここがみどころ




多分日本一早い(そして無意味な!?)、今年のVプレミアリーグの見どころ情報の記事について書いてみようと思う。しかしながら、見どころを余すことなく全て書いていくだけで文庫本1冊になるので、もの凄く僅かしかかけないのだが・・・しかも、全日本目線で書くことにする。


・求むスーパーサブとムードメーカー

まず、女子ではこれに該当する若手がいる。レシーブ力○、ムード◎の位田(いんでん)(JT)である。14人へと増える登録枠。そこへ、こういう選手を一人でも置いておくと非常にいいのではないだろうか。今年で21歳と年齢的にものびしろがある素材。スタメンで活躍するようなタイプではないが、確実にチームのカンフル剤となる存在である。2期前の入団当時からプッシュしている選手である。
男子では今井啓介(パナソニック)。オポジットとセンターの両刀遣いという稀有な選手。右打ちで高さがあり、タイプとしてはフェイ(イタリア男子代表のスーパーエース)に近いか。ユニークな選手であり、使いようによっては大活躍の可能性あり。


・求むリベロ

女子では佐野がこのまま続けて代表リベロになる可能性があるが、オーバーでの処理に難がある。片下(デンソー)、井上(JT)をはじめとする若手のリベロに注目したい。わき道に逸れるが、フランスリーグの井野も代表候補である。
男子は熾烈だ。津曲は代表引退の可能性が高いのだが、後任がパッとしないで混沌としている。東レの田辺やJTの酒井らは代表経験があるものの、微妙なところだ。オススメは堺BZへ大分三好から移籍した井上。コート内での気配りと指示、技術も高く注目株ではないだろうか。他、NECの古賀やパナソニックの永野らもマーク。


・一番の問題は「セッター」
女子は竹下の後釜が未定だ。
目下、横山(デンソー)、橋本(久光製薬)、大山未希(東レ)、秋山(NEC)、冨永(パイオニア)、河合(JT)ら候補は多い(高校生を加えれば更に多いが今回は割愛)。現在の全日本のセカンドセッターは河合だが、実力的には横山や橋本の方が上ではないだろうか。イチオシは横山である。昨年デンソーを2位へと押し上げた力量は大きい。また、単純に身長で考えるとすると、170cm代後半の大山未希や冨永らに視線は集まる。
男子の方は目指すバレーが明確なのでそれに合わせるようなセッターをセレクトすればいいと思う。高速コンビ、パイプが上手く使える、こういうことを念頭に置いたときに真っ先に名が出てくるのが岩田(パナソニック)である。朝長(堺BZ)よりも低い身長の180cmだが、技術は素晴らしくいい。もちろん、大型セッターの育成は急務(これは女子もしかりだが)であるが、まずは岩田を軸に基礎を作りたい。そういう意味でも岩田には、所属のパナソニックで宇佐美をベンチに追いやる活躍をしてもらいたい。


まだまだ書き足りないのだが、開幕するまでにじっくりと色々と書きたいと思う。
開幕まであと2ヶ月とちょっと。やはり、見ていて一番面白いのはVプレミアリーグ。今年もどっぷり浸かるために、みっちりと予習をしたいと思う。


posted by 古都の侍 |22:13 | Vリーグ | コメント(3) | トラックバック(0)
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2008年08月24日

女子バレーボール五輪決勝試合結果一覧~ブラジル悲願の初優勝




バレーボール女子の北京五輪は終わった。
つい2月前には神戸で、1月半前には横浜で、日本なんぞにフルセットの試合をしていたアメリカだが、そんなアメリカどこ行ったってくらいの五輪へ来てからの充実ぶり。しかし、ブラジルは予選から決勝まで全ての試合を通じて落としたセットが決勝での「1」のみという驚異的(と言う言葉すらかすむ)な成績でブッチギリの優勝。

決勝戦を見る前に、3位決定戦の方をざっと見てみよう。


3位決定戦

キューバ1-3中国(16-25 25-21 13-25 20-25)

キューバ=サンチェス(→バロス) ラミレス カルデロン カリーヨ サントス ルイザ L=メサ

中国=オウ・イメイ マ・ユンブン シュウ・ソコウ リ・エン チョウ・ヌイヌイ ヒョウ・コン L=チョウ・ナ

大会前半(特に予選)はよかったキューバだが、決勝Rになって下降して言った事は否めない。
中国は00年から8ヵ年計画を立ててこの五輪で金メダルを狙うことを目標にしていたが、アテネ以後の失速が悔やまれる。しかしながら、銅メダルは立派。


決勝戦

アメリカ1-3ブラジル(15-25 25-18 13-25 21-25)

アメリカ=オーモアサントス(→バーグ) グラース スコット ハニーフ トム バウン L=デイビス

ブラジル=パウラ バレウスカ フォフォン マリ ファビアナ シェイラ L=ファビ

第1セット。サーブで攻めて主導権をとったアメリカだが、突き放すに突き放せないもどかしさ。そんなもどかしさが充満してきた頃、ブラジルが一気にアクセルを踏んで突き放す。トム以外、アタッカーが調子が上がっていなかったことも手伝って、ブラジルが猛然とリードを広げて第1セットを先取。中盤以降、Aキャッチが入ることの方が珍しいくなるほど、サーブカットが乱れに乱れまくったアメリカは非常に重苦しいスタートとなった。

第2セット。セッターをバーグにしてスタートのアメリカ。前セットに続き、立ち上がりサーブカットが狂う。ただ、ブラジルの方もバタついており、5-1とリードしてブラジルがタイムアウト。途中、マリに代えてジャケリネを入れるなどして流れを変えようとするもアメリカペース。アメリカはサーブをマリが後衛の時はマリ、そうでない時は前に打って速攻封じを狙ってきた作戦が成功。ブラジルはこの大会で初めてセットを失う。

第3セット。シェイラを色々な形で使ったブラジル。ライトバックアタック、切り込み、高速バック、平行・・・要所でシェイラに振ってきたフォフォンのトスワークだが、アメリカはそのシェイラを捕えきれない。結果的にブラジルのペースとなって、3-6、5-8、9-16、12-20と着実にリードを広げてブラジルがついに大手。アメリカはナマミを入れるなどして流れを変えようと試みるも、サーブカットが乱されてバレーにならず。センターの攻撃、速攻、ブロードどちらも多く使えないのが苦しいところ。

第4セット。前のセットの勢いからブラジルペース・・・にはならない。3-5とリードしてアメリカにタイムアウトを取らせるも、トムのサービスエースやパウラのスパイクミスで8-6と逆転される。13-13から放ったハニーフのスパイクはどう見てもワンタッチなのだが、判定はノータッチ。直後にシェイラのサーブにカット乱れて13-15となり、アメリカは最後のタイムアウト。再び息を吹き返したアメリカ、15-15と同点。アメリカは18-16と抜け出すもまたも、ブラジルが追いつく。20-20から、フォフォンに代えてタイーザがワンブロ。ラリー中に好レシーブが出たブラジル、相手のスコットをシャットアウトして20-21。ハニーフ決めて同点。アメリカはサーブミスで再びブラジルリード。このサーブミスが痛かった。崩されてエースのトムがシャットアウトで2点差。もう一回トムに上げるもまたもシャットアウトで21-24。この勝負どことでのブロック力がすごい!最後もトムがスパイクミスで万事休す。
ブラジルがオリンピック初優勝を遂げた。
ブラジルもアメリカも双方もの凄くレヴェルの高い試合をしてくれたと思う。
両チームに言える事は・・・
・ベンチがよく動く
・戦術はずっと向こうまで考えている
・選手もそれを理解している
・個々の能力が高い(それをベンチもしっかり把握している)
・自分たちのやることを解っているからこそ、相手に対する対応も自ずと解っている
・↑を総合して言うと→→→聞きかじりのデータバレーでなく、ちゃんとしたデータバレーをしている(日本との最大の違い)


最終結果

1位 ブラジル
2位 アメリカ
3位 中国
4位 キューバ
5位 日本 イタリア セルビア ロシア

posted by 古都の侍 |00:15 | 北京オリンピック【バレーボール(女子)】 | コメント(8) | トラックバック(2)
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