2008年08月17日
前の試合、「アメリカ×ポーランド」はセットカウント3-2でアメリカ。
これによって、ポーランドの予選グループ4位以上がなくなったために日本の準々決勝進出が決まった。
尚、プールBの1位はブラジルで2位はイタリア。3位と4位は「日本×中国」の後、首都体育館で行われる試合「セルビア×ロシア」の結果で決まる。勝った方が3位で負けた方が4位。
準々決勝では
・プールA1位×プールB4位
・プールA4位×プールA1位
2位と3位チームはくじ引きで体勢相手が決まる(同一プールとの対戦はないので「(A2位×B2位)&(A3位×B3位)」か「(A2位×B3位)&(A3位×B2位)」の対戦となる。
日本としては日本時間21時から始まる中国に勝ち、ブラジルと当たらないようにすることが上位進出の可能性を高めるものとなる。
ブラジル、イタリア、ロシア、セルビアの中からもっとも勝機があるとしたら「セルビア」だろう。
posted by 古都の侍 |20:36 |
北京オリンピック【バレーボール(女子)】 |
コメント(2) |
トラックバック(0)
2008年08月17日
まるでチームが変わってしまったようだ・・・OQTの時、あの12名に感じた勢いや希望を北京では発揮できなかった。
第4戦、コートの中が釈然としない中で試合は終わった。精神面の問題を植田監督は指摘しているが、それは自身も含めてではないだろうか。目まぐるしいまでの選手交代の嵐、「流れを変える交代」或いは「勝負に出る交代」は見られなかった。逆に「ミスったら交代」という懲罰的交代(とまでは言い切らないが)がとても数多く見られた。それに相反するが、「引っ張りすぎて交代期を逸す」場面も見られた。
まるで、WCの時などのような後手采配に戻ってしまったことが悔やまれてならない。
宇佐美の信頼度が低い。昨日のトス回しがそこまで悪かっただろうか?第1セットを終えた時点で、このセットを落とした理由を宇佐美には感じなかった。宇佐美のトス回し以外のところでの部分が失セットにつながったと感じた。
第2セット4-8と離されて朝長と交代させられたが、そこまでのトス回しだって悪いものではなかった。松本のCクイックが読まれたのは誤算だったが、その後すぐに松本にBクイックをあげるなど積極的に苦手なセンターを使おうとしていた。が、その松本がBクイックを完全にミスショット。宇佐美に失点はないと思うが、結果的に宇佐美を下げた采配。この大会で宇佐美が不調なら、朝長は絶不調だったと思うので、もっと宇佐美を信頼して使ってもらいたかった。
この試合で引っ張りすぎたのは石島と山本。特に山本は第3セットの大詰めの19-21まで引っ張って清水と交代。これじゃ、清水も可哀想である。尚且つ、山本の状態がなかなか上がってこなかったのでもっと速めに清水に代えるべきだっただろう。清水は状態が悪くないだけに、もっと積極的な起用をしてもらいたい。
ブロックシステム面でも不備が見られた。
相手の最大の得点源のゴメス。顔を見て思い出したが、ベネズエラのゴメスと言えば・・・そう、元豊田合成のオポジットだ。4年前くらいのシーズンに得点王を取っていた選手である。
そのゴメスは実況・解説が言っていたとおりにスパイクコースがかなり限定される選手なのだ。ブロックのコースとしてはストレートはアンテナ目一杯まで締めなくてはならない。逆にクロスコースはワンタッチで引っ掛けてレシーバーに任せてしまえばいいのだ。細かいプレーなどはしてこないので、大胆なブロックシステムをとってもOKな選手だったのだが、どうもストレートコースを締めることに徹底できなかった。サイドの基準がしっかりしなかったので内側のブロックも曖昧模糊になってしまった。
特別招聘の真保コーチも実らず、先日の中国戦のBクイックやこの日のゴメス対策など、ブロックシステムに不備が出てしまった事は手痛い。次の4年間での課題一覧表に「戦略的ブロック」が巻頭特集としてデガデカと載る事は間違いない。
日本0-3ベネズエラ(23-25 21-25 23-25)
出場選手
ベネズエラ=ルイス(WS) イヴァン(MB) ゴメス(OP) アンディ(WS) フレディ(MB) ユアン(→ロドマン)(S) L=ジョエル
【第1セット日本】
石島 山本 松本
山村 宇佐美 越川 L=津曲
宇佐美→齋藤(ワンブロ)
もっともオーソドックスなスタメンを4戦目にして始めて実施した。これを五輪初戦でしていれば・・・全く違う結果が待っていた可能性は高い。
【第2セット日本】
石島 山本 松本
山村 宇佐美 越川 L=津曲
宇佐美→朝長(先にアタッカー交代でしょう・・・宇佐美のトスワーク自体悪くはなかったのだから)
山村→齋藤→山村(一昔前の阪神の「遠山→葛西→遠山」かよ・・・)
石島→福澤(昨日の星野JAPANの和田毅と同じ・・・引っ張りすぎ)
第1セットよりかはある意味“見せ場”はあったセットではないだろうか。松本の揺れ揺れサーブで得点を稼ぎ、さぁ逃げ切り体勢・・・というリズムは出来たのだが。審判の判定が厳しいのが2つ(津曲のドリブルとINと思われるボールのアウト判定←どちらも仕方ないし、これを切り替えなくてはならない)と、つまらないミス(見えるミスと見えないミス両方)が出たことがこのセットを落とした原因。向こうのサーブが要所でいいところに来たのは、してやられた感がある。
【第3セット日本】
福澤 山本 松本
山村 朝長 越川 L=津曲
越川→荻野(怪我を押しての越川、よく頑張った!ロンドンで雪辱を!)
山村→齋藤
山本→清水
朝長→石島(ワンブロ)
僅差だがおよそ「挽回できるムード」が感じられなかったように感じた。逆に言うとベネズエラサイドがいいムードであったと言ってもいいかもしれない。
公式データ
アタック決定率
福澤 18打数 67%
越川 14打数 36%
山本 20打数 40%
石島 5打数 40%
荻野 3打数 67%
清水 2打数 100%
松本 9打数 56%
山村 7打数 29%
齋藤 7打数 14%
チーム平均 45%
チャンスボールの決定率の低さ(特にダイレクトボール)が同点期、勝ちこし期を逸する原因、勝ちゲームへ持ち込めなかった理由の一部分ではないだろうか。
更には、放送中の指摘にもあった通り「2段トスの精度」の問題。「2段トス」で、アタッカーが打ち切れないトスが多い事は以前より指摘されていたことだけに残念。4年後へ向けての課題となった。
キルブロック総数
山村・松本・石島・齋藤 各1
計 4
サービスエース
松本 3
山村 1
計 4
ジャンプフローターで崩される傾向が出ていただけに、ジャンプサーバーがフローターにチェンジしてみても面白かったかもしれない。
例えば、ジャンプフローターで崩される傾向が強い日本に対して「強烈なジャンプサーブを持っているのにジャンプフローターに切り替えたイタリアのマストランジェロ」のようにしてみてもよかったのではないだろうか。
サーブレシーブ成功率
越川 19受 63%
津曲 18受 56%
福澤 12受 75%
石島 9受 78%
荻野 4受 75%
チーム平均 66%
前の試合で半月板を損傷しておりながらも歯を食いしばって出場した越川に報いるためにも、また準々決勝に進出する望みをつなぐ意味でも何とか勝ちたかった日本。
痛みにこらえた越川には頭が下がるが・・・早期回復を願うばかりである。次期チームでは文字通り「中心」になる選手なのだから。
泣いても笑ってもあと1試合。アメリカ相手に一泡ふかすことができるだろうか。一矢報いたい!!
posted by 古都の侍 |20:03 |
北京オリンピック【バレーボール(男子)】 |
コメント(7) |
トラックバック(0)