2008年06月01日

OQT男子第2日目試合結果



1戦の重みは各チーム同じ。特に目の色を変えて火曜日の直接対決へと臨むであろうオーストラリアとイタリア。弾みをつけたいところだが果たして・・・


タイ0-3アルジェリア(23-25 21-25 15-25)

タイがサーブで攻め切れなかったと言うこともあるがアルジェリアは粘り強くタイの攻撃をしのいだ。


アルゼンチン0-3オーストラリア(16-25 20-25 18-25)

アルゼンチン=オルデュナ コンシナ ヘルナンデス チャベス オカンボ ステパネンコ L=メアナ

オーストラリア=ハーディ キャンベル キャロル ユーディン ハワード オルダーマン L=デルサボ

オーストラリアに全体1位通過していただきましょう。強いよ!
組み立てもしっかりしているし、控えも充実しているから誰が出ても大崩れしない印象。加えて、キャロルをスーパーエースで固定しハワードがセンターでブロックの基準になっているからチーム内の役割分担も出来ている。練られたいいチームである。


イタリア3-0韓国(25-18 25-17 25-21)

イタリアはチゾーラを起用。
ミスの多いイタリアだが、流石に韓国にはストレート勝利。火曜日に「イタリア×オーストラリア」だが、優勢なのはオーストラリアでしょう。


 

posted by 古都の侍 |22:37 | オリンピック最終予選(OQT)2008男子 | コメント(4) | トラックバック(1)
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2008年06月01日

宇佐美のトスワーク次第で~vsイラン~OQT男子第2日目




この2試合をどう評価するのか。大きく分けて2つあると思う。
(1)昨日は御の字で今日はよく勝った。
(2)昨日はもともと負けもOKの試合、しかしあの負け方は許せない。今日も3セット目は何だったのか。

私の意見は(2)の方である。何をしているのか。今日は当然にストレート勝ちを収めるべき展開だったはず。確かに、一晩経ってみて思い直してみれば、イタリア戦はもともと負けても仕方なしが下馬評だった。でも、―――手中に―――95%ほどの勝ちを掴みながらもそれを自ら手放してしまった精神的弱さ、それをまざまざと見せられてしまうとどうしても批判的になってしまうのだ。要は、「負け方」に納得が行かないのだ。

昨日の敗戦、今日の辛勝。この2試合の苦戦を強いた要因は一体なんだろうか。宇佐美である。


日本3-1イラン(25-19 25-17 23-25 25-22)

【日本】

石島 山本 松本
山村 宇佐美 越川  L=津曲

第1,3セット・・・清水ワンブロ
第4セット・・・齋藤ワンブロ


アタック決定率

越川・・・32打数・63%
石島・・・27打数・48%
山本・・・35打数・45%
松本・・・8打数・63%
山村・・・9打数・56%

チーム平均・・・53%


キルブロック総数

宇佐美・山村・・・2
越川・山村・・・1

チーム合計・・・6


サービスエース

山本・・・4
松本・石島・・・2
宇佐美・・・1

チーム合計・・・9


サーブレシーブ成功率

石島・・・44受・61%
越川・・・13受・85%
津曲・・・11受・73%

チーム平均・・・66%


イラン=Marouf Zarini(→Akbari) Mousavi Mohammadkazem Nadi Sadeghiany(→Nazari) L=Attar



4年前、山本に多くを上げマークされても山本に上げ続けた宇佐美。
この大会では石島と越川と言うサイドアタッカーに、センターもいる。越川がこの大会では当たっており、かなりの本数を打っていて目下、山本と越川のツイン砲状態と言ってもいいかもしれない。速さは多少あるかもしれないがしかし、オーソドックスに越川と山本に依存するトスワークのスタイルはいささか厳しい。
昨日落とした試合では山本と越川のトスの占有率が合わせて62%であったが、今日の二人の合計のトスの占有率は(越川:32+山本:35=57/111)51%と昨日よりかは数値は下がった。が、センターの占有率は(山村:9+松本:8/111)15%にとどまっている。マークされているとは言え、もう少し本数を見たいところだ。

ところで、宇佐美の構想としては今、どういうものを描いているのか考えてみよう。すると行き着くのは今年優勝した自らが所属するパナソニックのバレーをしたいと言うことが見える。サイドアウトはフェリッペ、ブレイクは山本とおおよそ役割分担をして割り切って点数を重ねていた今年のパナ。レフトの対角谷村にはディフェンス、センターはあまり本数は多くなかった。それに照らし合わせて考えてみると全日本は、サイドアウトを越川、ブレイクを山本で取りたいと考えているのではないだろうか。そして、センターの位置づけは囮と味付け程度。石島は本数を多くせずに決定率を残せるような使い方をする。
でも、V・プレミアで通じた戦術がそっくりそのまま世界で通じるかと言うとそうとも言い切れない。
「軸」にするのと「依存」するのでは違ってくるわけで、あくまでも山本と越川は軸にしたいのだ。トスを散らして、速さをコンビをうまく融合させてそれで総合的な点数の積み上げ方をしたほうが相手にとってはいやなのではないだろうか。
昨日のイタリア戦にしても今日のイラン戦にしても、キルブロックされた本数が多かったのはマークされていた(読まれていた)からと言う部分が多い。もちろん、致し方なくトスを上げてそれでシャットされた場面もあったが、それは仕方ないことである。
一発で決まらなくても、センターを意識的に使うトス回しが見たいのである。使っていくうちに合うはずだ(と信じる)。WCの時、崩れたところからタテBを使っていた宇佐美のあのトス回しが復活することが、大事だと私は思う。そして、植田監督は勇気を持って「早めに朝長にスイッチ」する采配を願いたいものだ。

セッターの話はここまで。
昨日今日と見た限り、山本自体は概ね頑張っていると評していいだろう。越川も、石島もだいぶいいパフォーマンスを見せていると思う。この調子であればいいのだが。
気がかりなのがコンビの合わないセンターであり、セッターの問題もあるだろうがセンター陣も自分たちがマークされていると言うことを意識しすぎてしまっているのではないだろうか。技術は世界に通用するものを持っているのだから、思い切って打ち込んでいって欲しいと思う。
サーブカットもだいたいOK。今日日、男子バレーでAキャッチ連発の方が不思議なのだからここまでの成績は御の字だと思う。レシーブ面での課題は、「ブロックフォロー(の意識)」である。ブロックされても拾えるボールは数本あったはず。一歩、その動きで取れたようなボールがあった。そこをつないでカウントアタックにしてこその粘りの日本である。

これは重要な課題で・・・セッター以外の人間が上げる2段トスの精度が低い。これはどうにかしないと。山本に上げるにも、前衛レフトに上げるにももう少し丁寧に精度の高いものを上げないとアタッカーは窮す。


「ナベアツの法則」と言うのは女子から伝染したのだろうか、まさかの第3セットの逆転負けである。僅かなほころびから20点付近で逆転された展開は、あれがもしも強豪との試合だったらということを考えると身の毛もよだつ。イタリア戦の7連続失点からの逆転負けの教訓を活かすならば、あのセットは取らないといけない流れだったと言えようか。「ナベアツの法則」は今回限りでお願いしたいと思う。


次は韓国、タイとの試合が待ち受けているがもちろん目標設定は「ストレート勝ち×2
」である。ここを勝たねば次はないのだ。


posted by 古都の侍 |21:25 | オリンピック最終予選(OQT)2008男子 | コメント(14) | トラックバック(2)
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