2008年05月31日
植田JAPAN勝ち星スルリ手放す・精神的自滅で1敗以上の1敗~vsイタリア~OQT男子第1日目
何大会も出ていないオリンピック、その壁は高く険しい・・・ように見えたがそれは、違う。浮き足立ってしまった、自分たちがよくなかった。今日の負けは精神的な部分によるところが大きく、今後の試合に向けて計り知れないダメージを食らった。 イタリア3-2日本(25-21 28-30 28-30 35-33 15-7) 【日本】 石島 山本 松本 山村 宇佐美 越川 L=津曲 第1,2セット・・・ピンサで福澤 第2,4,5セット・・・石島→荻野 第2セット途中・・・松本→齋藤(試合終了まで) 第3,4セット・・・松本ワンブロ 第5セット・・・宇佐美→朝長 第5セット・・・山本→清水 イタリア=ベルミリオ(→第4セット途中からメローニ)マルティーノ ビラレッリー フェイ ズラタノフ マストランジェロ L=マニア 第1セット・・・浮き足立つ日本はサーブカットの乱れから連続失点の苦しい立ち上がり。高いブロックに対して特に越川が正直に当てに行き過ぎるプレーが目立つ。一方のエース対角石島は当たっており、石島の踏ん張りもあってズタズタまでは落ちずに済む。だが、結局は序盤の差を埋められずにこのセットを落とす。 第2セット・・・相変わらずサーブカットのしっかりしない日本。1stTTO付近で石島に代えて荻野を投入。1周半回したところで再び石島IN。この辺りからようやく日本が立ち直ってくる。フェイのミスや越川のレシーブで2ポイント差。そしてついに20-20と追いつくもふたたび22-20と突き放される。が、越川が苦し紛れにブロックアウトとし同点とするとデュースヘ。山本と越川で点数を重ねてついにこのセットを逆転で取る。イタリアの5つのマッチポイントをしのいだのはよかった。 第3セット・・・またも立ち上がりに連続失点。3セット連続である。第2セットと似たような内容で進み、22-23から越川が起死回生のサービスエース。デュースに入った後は山本山本山本。27-26から山本が決めたかと思いきや、アタックライン踏み越し・・・これはいかんね。最後はイタリアのミスが2つ続いた。 第4セット・・・立ち上がりようやくリードの展開で迎えた。スムーズに進んだ展開で24-17・・・ここから悪魔の時間が始まる。 ・山本がネットに引っ掛けオーバータイムス(25-18) ・セッターとの息が合わずコンビミスで(24-19) ・山本アンテナに当てる(24-20) ・堪らず植田監督タイムアウト ・カット乱れて決めきれず、逆にフェイにカウントアタック決められる(25-21) ・サービスエース(と言うよりカットミス)(25-22) ・山本のスパイクはサイドラインの外!!!(25-23) ・石島シャットアウトで(24-24) ここから先は書くに及ばず。 第5セット・・・消えた火は再燃焼せず。 【DJ】ここで今日のリクエスト。古都の侍さんよりのリクエストで、「小田和正の名曲『さよなら』をお願いします」とのことです。なんでも、「『もう終わりだね』の部分と、『私は泣かないから一人にして』と言う部分が今日の全日本男子の試合を観ていた私の心に沁みる」とのことです。いやー、まさか負けるとは思いませんでしたからねぇ・・・ と言うことで、古都の侍さんからのリクエストお聞き下さい、小田和正でさよなら 今日の敗因(A)~植田采配の不可解~ 最たるは第4セット、魔の7連続失点の時である。どうして朝長を入れるというアクションが出来なかったのか。次の項で述べるが、追いつかれた要因、及び今日負けた要因として宇佐美の“単純明快”なトス回しのせいもあった。冷静さ、と言う意味でも朝長をINしていれば私の考えでは十中八九、あの4セット目は取れていたと思う。 更にもう一つ、「松本→齋藤」の交代である。第2セット途中から代えたが、あの時点では松本よりも山村の方が機能していなかったと思う。私ならば「山村→齋藤」というメンバーチェンジを試みた。 今日の敗因(B)~宇佐美のトス回し~ 越川・山本・越川・山本・越川・山本・・・彼ら二人に片寄ったトス回し。山本と越川でチームの総打数の62%を占めているのだから恐ろしい。挙句、センターの本数は極僅か・・・WCの特に終盤で見られたような、“Bキャッチからのクイック”はなかった。折角、「ネットから離れたところのクイックが巧い齋藤」を投入したのに活かせないではないか・・・宇佐美の配球でしのげたブロックポイントはあったと思う。 今日の敗因(C)~気~ 24-17、誰もが「勝ち」を思い気が緩んだのだろう。瞬時映った荻野の顔が物語る。勝負は試合終了を告げる笛が吹かれるまで解らないのだ。 今日の敗因(D)~スパイクミス~ 勝負どころで、日本はスパイクミスをしてしまった。スパイクミスの本数が多かったことも敗因の一つだろう。ただ、イタリアはそれに負けず劣らずのサーブミスを犯しているのでこれは相殺か。 ここで今日のデータを観てみよう アタック決定率 越川・・・38打数(セット平均:8本弱)・58% 山本・・・57打数(セット平均:12本弱)・47% 石島・・・25打数・32% 山村・・・13打数・54% 齋藤・・・5打数・40% 松本・・・4打数・50% 清水・・・5打数・20% チーム平均・・・47%(※越川+山本のトスの占有率=62%) キルブロック 石島・・・3 越川・・・2 齋藤・宇佐美・松本・山村・・・1 計・・・9本 サーブレシーブ成功率 石島・・・38受・58% 越川・・・33受・45% 津曲・・・26受・65% チーム平均・・・57% 【DJ】おっと、ここでまたもリクエストのお便りが届きました。小太郎さまですねぇ、いつもありがとうございます。 リクエストナンバーはこちら、リマールの『ネバーエンディングストーリー』です。なるほど、そう来ましたか・・・ では、お聞き下さい。小太郎さまのリクエストでネバーエンディングストーリー 【DJ】お次のリクエストはmadokaさま。何でも、第5セットの最中「ひゅーるり~ ひゅーるりーらら~」と泣いていたそうです。解りますねぇ、その気持ち。 では、森昌子で越冬つばめ イタリア目線でここからは進めようと思う。まず、セッターのベルミリオ。中盤以後こそトスが乱れたが、序盤の流麗なトス回しは見事。トス回し言うよりもセッターとしての腕前が見事と言うべきか。しっかりとタメてボールを手放す瞬間までどちらに振るかわからないようなハンドリングだったと素人目は思う。 相変わらず、センターのマストランジェロは存在感がありしっかりとブロッカーを引き付けていた。比較してみると、日本のセンターは今日は「空気」になってしまっていた感が否めない。 フェイは止められそうで止められない。もともとがセンターだから打つのが(スイングが)速いのだ。日本はブロックが飛ぶタイミング早いのに完成するのは遅いから結局決められてしまう。対応力があれば、早い段階で止めていたのではないだろうか。ガヴォットとの勝負に引きずり込めば、面白かったのに。 イタリアのキルブロック数が25ポイント。いくらかはトスワークのせいと言っても過言ではない気がする。それに加え、高いブロックに真正面から当ててしまうアタックもあった。どうにかリバウンドもしくは端っこを狙ってブロックアウトとかそういうのは難しすぎるのだろうか・・・ 今日負けた事はひとえに精神的な部分だろう。しかしそれでも、切り替えねばならないのだから大事なのは明日以降の戦いである。己のハートにカツを入れ直して、闘志を燃え滾らせなくてはならない。ここで本当に折れてしまうのか、それとも持ちこたえるのか。明日のイラン戦がとても大事である。
posted by 古都の侍 |21:39 |
オリンピック最終予選(OQT)2008男子 |
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