2008年05月24日
今日のタイは「やる気が違う・目の色違う・動きが違う・パワーが違う・・・」イミテーションゴールドに乗せて今日のタイを評価してみた。
今日は多治見に救われて、多治見の良さを改めて示した日であった。それと同時に、柳本JAPANの課題がいくつも露呈、その最たるは監督の采配であることよ。
ハッキリ言って、控えメンバーでこの試合に挑んでこの結果であれば納得がいく。こう言う言い方をしてしまうといけないのだが、今日は挑戦して負けに行ってもいいと言えば言いのだ。「挑戦したのならば」であるが。最初に立てた7戦全勝と矛盾してしまうが、河合を筆頭に控えを使ってあららしいチームの可能性を見出すという大義名分を持って色々とチャレンジしていればわたしはそれはそれでいいとも思う。
であるがしかし、ガチメンで挑んでこのザマは納得ならぬものである。そりゃね、タイは素晴らしいチームであるし多分これから以後、日本のライバルになるのは確実だろう。しかし、ホスト国のチームが100%のスタメンで挑んだ試合だから・・・だから・・・
日本
高橋 木村 杉山
荒木 栗原 竹下 L=佐野
第1セット途中から試合終了まで・・・多治見IN
第3,5セット・・・杉山ワンブロ
第1,3,4セット・・・大村ワンブロ
第5セット・・・櫻井ピンサ
アタック決定率
高橋・・・62%
栗原・・・46%
木村・・・45%
荒木・・・67%
多治見・・・45%
チームサーブレシーブ成功率・・・61%
タイ=ヌットサラ ラッタナポーン プルームジット オヌマー(ライト→レフト) マリカ(→サイマイ) アピンヤポン L=ワンナ
今まで大して出ていないから疲れ度が違う、と言う理由だけではない。経験に裏打ちされたものが見事に多治見のプレーにはあられている。
サーブはエースを奪うわけではないがしかし、確実に相手の嫌がるところを突いてくる。実際、多治見のサーブでBやCキャッチになるケース目立っていた。俗に言う、効果率の高いサーブである。
アタックではセンターとして決定率は驚異的な高さを誇るわけではないが、ここ一番に強いし、荒木や杉山と持ち味が全然違うから彼女らの引き立てにもなる。
そして何よりブロック。前々から、ブロックの位置取りのよさ、読みのよさ、手の出し方、ワンタッチの取り方などなど、つまりはブロックの巧さは触れてきたがまさに今日はそれなのである。ワンタッチを取った回数が14本。キルブロックも4本。適応能力と修正能力も充分に備えているから、選手が代わっても即座にキッチリ対応できる。締める時は締めるが、端からワンタッチ狙いのときのワンタッチの手の出し方は秀逸。経験から来る読みのよさも随所にみられる。所属のパイオニアでも何年もプレーしているが、年々その存在感は増していると言う風に私は思う。決して派手なプレーをするわけでもないがしかし、仕事は確実にしてチームを助ける。多治見のような選手の経験にこそもっとスポットライトを当てるべきなのではないだろうか。
それから昨日のインタビューで多治見に対する(狩野もだが)年齢のことが出たが、「円熟味のあるプレー」とかそういう見方は出来ないのか。だいたい、30過ぎてからもバリバリと現役でやっている選手は沢山いる。やたらめったら「年齢」をクローズアップするのはどうなのだろうか。
誰にしてもそうだけども、あれだけ出っぱなしで打ちまくっていて、身体は悲鳴をあげるのは当たり前である。そうしたことを見越しての控え選手なのにもかかわらず、監督は使わない。これではどこのチームも誰も代表へ選手を出したがらなくなってしまう。そうなってはもうどうにもならない。そういうことを考えてもらいたいと私は強く思う。酷使は絶対ダメ。
タイについていくらか書こう。
まず日本と違ってサーブがいい。狙いもいいし、強く打つこと効果的に打つことを心得ていると思う。
ブロックシステムは日本とどっこいどっこいだと思うが、レシーブに対する粘りの姿勢は日本も見習え!ホントは日本がああいうことやらないと・・・しかもあの粘りを見せておいて試合後のインタビューでディフェンスがイマイチって言うあたりに将来性と勝利への貪欲さを感じ、私は好感を持つ。
何よりいいのはバックアタック。セッターが長身でボールを操る(トスを上げる)位置が高いからアタッカーがスムーズに打てる。日本とは大違い(159<180)・・・アタッカーの反応もいいから、よりよく見える。竹下以後に日本が長身セッターを導入した際、ああいうことをすればよいという一つの指針である。
ラリー中でもトスの位置や高さを微妙に変える当たりなどを見ても目指しているものの高さ、そして実行している内容の濃さを覚える。日本はそのあたりを完全に抜かれている。
今日、日本が勝てたのはわずかながら経験が上回っていたこととホームアドヴァンテージだろうか。
多分、「6日目試合結果」を観ていただければわかるが明日もセルビアはスタメンが控え重視ではないだろうか。もしそうなら確実に叩かなくてはならない。
posted by 古都の侍 |23:18 |
オリンピック最終予選(OQT)2008女子 |
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2008年05月24日
大会6日目の試合結果
プエルトリコ0-3ドミニカ(23-25 14-25 18-25)
ドミニカは最終戦の韓国戦が運命である。
セルビア2-3ポーランド(18-25 14-25 25-18 25-22 10-15 )
事実上のこの大会のもっとも世界最高レヴェルに近い試合。
昨日、オリンピック行きを決定させたセルビアはこの試合、エースポジションのニコリッチとジェンシロ、正セッターのオグニエノビッチ、センターでキャプテンのツイタコビッチを使わなかった。そういう状況で、真っ向勝負を挑んできたポーランドから2セット奪うのだから、やはりセルビアは格が違う。
セルビアのサービスエースが13本、どっちが勝ったんだかよく解らない試合内容である。いくらポーランドのディフェンスに難があるとは言え、日本は明日充分に警戒しなくてはならないだろう。
ポーランドはこれで五輪行きが決定。
韓国0-3カザフスタン(18-25 21-25 21-25)
posted by 古都の侍 |16:43 |
オリンピック最終予選(OQT)2008女子 |
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2008年05月24日
大会5日目の試合結果
カザフスタン0-3ドミニカ(20-25 22-25 17-25)
勝ったドミニカ、次の試合が正念場。
セルビア3-0プエルトリコ
セルビアはこの勝利で初の五輪出場決定。今回のOQT参加国の中では唯一、ぺ気のリンピックで優勝争い(メダル射程圏内)に加われるチームである。
ポーランド3-1タイ(18-25 25-14 25-19 25-23)
この手のチームに対してポーランドはいくらかの苦手意識があるのかどうかは知らないが、こういう試合を簡単にモノに出来ないのがポーランドの今ひとつなところではないか。
posted by 古都の侍 |16:38 |
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2008年05月24日
まだ大会が終わったわけでもない。漸く北京五輪行きが決まったと言うことである。アテネでの敗戦以後、結局根本的なものは変わらなかった。大型化?竹下の後継者?高さへの対応?むしろチームとしては4年前の吉原キャプテンのチームの方がはるかにドリームチームだったし、課題も明確でしかしながら希望もあった。だが今は、4年前と世界の中の日本の位置が変わってしまった。全日本女子の変革期にすべきはずだったこの4年で結局何も変わらず、しかしながら五輪への切符を手にした今。敢えて言うべき事は唯一つ、五輪で結果を残さなくてはならない、と言うことである。
日本3-1韓国(25-20 25-19 21-25 25-13)
日本
高橋 木村 杉山
荒木 栗原 竹下 L=佐野
第1,4セット・・・大村ワンブロ
第2セット・・・杉山→多治見IN
第2セット・・・高橋→狩野IN
アタック決定率
高橋・・・25打数・48%
栗原・・・36打数・39%
木村・・・36打数・25%
荒木・・・16打数・81%
杉山・・・12打数・83%
チーム平均・・・45%
キルブロック総数
荒木・・・7
木村・竹下・杉山・・・1
サービスエース
栗原・・・2
荒木・木村・・・1
サーブレシーブ成功率
佐野・・・24受・80%
木村・・・26受・62%
高橋・・・18受・61%
チーム平均・・・68%
韓国=キム・サネ キム・セヨン イム・ヒョスク ペ・ユナ ヤン・ヒョジン キム・ミンジ L=キム・ヘラン
第1セット。露骨に高橋をマークする韓国に対して、竹下が珍しく早い段階で栗原、木村にトス配分をシフトしていったことが功を奏した。
第2セット。日本のコートの真ん中に穴が出来てそこを攻撃で狙われた感あり。それがセット序盤で接線になった理由だと思う。竹下がこのセット、サイドに集めてセンターの本数がやや少なかったことが気になった。
第3セット。「ナベアツの法則」発動。3-0とリードしたところから3-4とひっくり返され、ナベアツ注意報発令。竹下のセンターへのトスがワイドしかなかったことでナベアツ注意報がナベアツ警報へとなった。日本が単調になり、韓国に粘り負けしたことでこのセットを失う。2セット取った後の3セット目を落とす。ナベアツの法則は健在だ。
第4セット。序盤で3点出たところあたりから韓国の集中力が切れだす。
要所で荒木がブロックをしてくれたことが日本が流れを相手に渡さなかった理由ではないだろうか。Aのターン打ちをうまいこと決めたのは成長の証。
杉山もなかなかよかった。相手が韓国であるからというのを差し引いても今日のこのセンターコンビの決定率の高さは立派。
しかし韓国もこのセンターにマークをつけておきながらブロックで全然押さえられないあたりがやや厳しいかなと。センター囮の時間差なんかは捨てて勝負してもいいと思うのだが。
サイドではセンターがよく決めていたからこそ、木村と高橋の時間差が利いた。そうなると次は逆も言えるわけで、時間差が利いたからより一層センターも活きたと思う。スパイカーの相乗効果的なものである。
まだ大会が終わったわけではないから、こういう総括的内容は避けようと思ったが、敢えて先に少しだけ触れる。サイドにしてもセンターにしてももっとブロックアウトを出来ないものだろうか。昨日だけでなく過去5戦、いやそれ以前(アテネ以後)でも言えることだが、高いブロックに囲まれるのは仕方なし。ならそこを速さだけでなく、巧さで切り抜けられないのかと思う。
さて、残すところ2試合。今日は大村、多治見、狩野、河合で戦ってもらいたい。それでも充分に勝てる相手である。単に主力を休ませると言うことではなく、色々な可能性を試すと言うこと。特に河合は何で呼んだのか、しっかりと「証明」しなくてはならないだろう。WGPの対戦国と残り2試合のチームを見ると、一番今日が、河合を使うに適す日だということが解る。
試合以外のことについては次回の記事で書くことにする。
コメントを沢山いただいていますが、返信が滞っています。なるべく早く書くようにしますので・・・
忘れてた、最後になったが・・・オリンピック出場決定おめでとうございました。
posted by 古都の侍 |13:17 |
オリンピック最終予選(OQT)2008女子 |
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