2008年04月07日
橋本と小濱・・・対極にあった二人の若きセッター
さて、Vプレミア07/08大会総括記事第1弾はこの内容で。 橋本直子は昨リーグで頭角を一気にあらわしたサウスポーセッターである。小濱ゆみは今リーグでパイオニアの正セッターを開幕時に任されたセッターである。年も近く、身長も1cmしか違わない(橋本のほうが高い)。橋本はサウスポーと言う利点を生かしたツーやサーブが武器である。小濱はブロックがいい。どちらもセッターとしてのトスを上げるという部分以外に武器を持っている。 橋本は前回リーグで一気に成長してスタメンセッターの座を奪い取り、今年もその定位置を守り通した。 対して小濱は今年開幕スタメンだったものの、やがては内田を復帰させると言うチーム方針もありそして結末はベンチにも入らないというものだった。 何がどう作用して二人の間には差が生まれてしまったのだろうか。 思うに生まれた差の原因はは「周りのアタッカーに育ててもらえたかどうか」と言うことだと思う。野球では投手は野手が育てる、などと言うがバレーで言うところのセッターはアタッカーが育てるという塩梅だ。 橋本が正セッターを任されたとき、脇を固めるアタッカーはセンターにはベテランの先野と大村、ライトにはこちらも経験豊富で時にに叱咤してくれる成田、レフトには狩野美雪とフェレイラと安定感のある巧いプレーヤーが5人しっかりと揃っていた。加えてサーブカットは「成田・狩野・佐野」の鉄壁スリーラインが承っており、セッターへの返球率は抜群に高かった。 だから、こうした恵まれた環境の中で百戦錬磨の先輩たちが救ってフォローしてをしっかりとしてくれたからこそ短期間で橋本はもの凄い成長を遂げたのだと思う。もちろん、橋本を英才教育した元セッターの監督真鍋氏の“教え”も半端なかった。戦術面から何から徹底的に仕込んだ。頭の知識と試合での経験の両方があったと言うのはとてもいいことであった。 対して小濱はというと。決して悪い環境ではなかったのだがサーブカットが抜群に安定しているわけでもなく、アタッカーもやや波のある選手が多いチーム(当時の久光に比べて)だったことが橋本よりも苦労した理由ではないかと思われる。 しかし、セッターと言うのはバレーの主要でありそこを1年でクリアすると言う方が稀である。小濱にしたって持っているものはいいのだから、来季、再来季あたりには橋本と肩を並べるいいセッターになる可能性は十二分にある。 えてして、橋本にしたって正セッターになるのが今年だったらきっと苦労していただろう。理由は書くまでもないだろうから割愛させていただく。 夏が過ぎ、秋が過ぎ、晩秋になればまたVが始まる。そこはまさに「脱・竹下」のためのゴングがなる時である。 竹下の後釜として橋本も、小濱も、どちらもその位置を狙える存在だと私は思う。ゴングがなるまでの半年間、しっかりと蓄えをしていざ竹下後釜争奪戦の際にはデットヒートを見せてナショナルチーム関係者を、バレーファンを大いに悩ませて欲しい。
posted by 古都の侍 |20:50 |
Vリーグ |
コメント(6) |
トラックバック(0)


