2007年11月05日
バレーWC女子vsセルビア~千駄ヶ谷心中・3-0で勝てる試合を落としもはやメダルは不可(前編後編)~
日本1-3セルビア (20-25 20-25 25-18 24-26) スタメン 木村 荒木 栗原 高橋 杉山 竹下 L=佐野 ヴェリコビッチ ブラチェコビッチ ニコリッチ モルナル オグニエノビッチ ツイタコビッチ L=チェービッチ >生観戦の実感をこめる意味と、あまりにも書くことが多すぎるため前編・後編の2部構成で送ります。と書きましたが、合体させて再投稿します。 それから別件で「敵国情報」の4以降は更新が滞っていますがその試合の前には更新をします。若干ペースが落ちていますがお許しください。必ず更新します。 名古屋レインボールホール再び!かと思いきやまさかの敗戦・・・そもそも3-0で勝てる試合である。 ブロックが20本も出たがせいぜい本当にしてやられたのは8本程度。残りはブロックフォローの悪さがたたった(佐野を除いて)。高さのある相手とあたってブロックで跳ね返されるのは承知しているはず。だからこそブロックフォローにこそ日本の生きる道があるはずなのだがどうしてそれを・・・それさえ出来れば昨日にせよ、夏のオランダによポーランドにせよ勝てる試合だ。つなぐ粘りというものはあるものの、そのブロックフォローというさらなる粘りを手に出来れば日本は恐ろしい「粘り」という世界を怖がらせる武器を手に入れて「勝てるチーム」になる! 事実、昨日はディグはよかったと思う(セット平均13.25本!!)。1本目のブラチェコビッチのスパイクコースにはある程度は入れていたと思う(ライトからはクロスがかなり多い)。ただ、ラリーになると(2本目以降)日本はブラチェコビッチに追いつけない。 まぁこれは日本にラリーを制すことが出来るような「決め手」となる一撃がないからであろうが・・・ 「決め手」となる一撃はそうそう生まれては来ないだろう。身体的な能力差が日本と欧米諸国にはあるのだから、一撃は期待はしない。 むしろ日本はAカットからの得点率がいいことからして、いかに一発で決めるか。ラリーにしないかというのがある。要は相手のサーブは一発で切るということになるのだが、私はこの案件に関しては栗原をサーブカットに参加させ4枚体制で臨むことによって改善されるのではないかと思う。栗原を含めて4枚にして仮に栗原がAキャッチを返したとする。そうなると、高橋・木村・センター、そして栗原と4人の攻撃できるプレーヤーが出てくる(ここではローテーションは無視して仮説を立ててます)。そうなると、日本のAキャッチからの得点率のよさを考えるとかなりの確立で点数が取れるでしょう。海外では栗原みたいに打つ専門のようなレフトはそんなに多くはない、むしろ190cmあってもサーブカットもこなすようなプレーヤーはいる。そう考えると、日本も大型プレーヤーはレシーブに積極的に参加はしなくてよい、ではなくて積極的でなくてもある程度参加、くらいまでは踏み込んで欲しい。全員レシーブバレー(サーブレシーブもスパイクレシーブもあわせて)を展開できれば日本は戦いやすくなるのではないだろうか。 で、昨日はサーブカットが佐野以外が悪かった。佐野に関しては成功率70%と好成績だが、特に3セット目以降はそれはもう見ていて気持ちいいほどしっくりと竹下のところに返っているように見えた。対して、木村は38%、高橋は24%とここが揺らいだからこそ攻撃につながらなかったという見方も出来る。悲しいことにBキャッチ・Cキャッチになると個人技で攻撃する事が多くなるが、日本は個人技ではヨーロッパに勝てない。逆に昨日みたいにAキャッチが入る事が少ないとAのときはセンター、という風に読まれやすくなってしまう。だからこそ、昨日は杉山と荒木の決定率が落ちたのだと思う。 結局、日本の根底にあるサーブカットが崩れたら話にならないという事だ。せめてBキャッチからの攻撃力はもう少し上げてもらいたいのではあるが。 また、再三このブログ内で指摘していた通り、サーブカットという面で考えると昨日のように高橋・木村が崩されたときに代える選手がいない事の痛さを身をもって感じたのではないだろうか。例えば、大山に代えて成田郁久美や狩野美雪、吉澤智恵、といった面々を入れていれば・・・とやはり思うのである。 サーブカットとは関係ないが、あえてこの際ついでに言いたいのがスーパーサブが存在しない事である。03~04の勝たなくてはならない大会では佐々木みきという素晴らしいスーパーサブがいた。劣勢になれば流れを変えられる、立て直せるようなベテランの存在が必要なのではないだろうか。 さらに、選手交代という事で言えば、昨日のセルビアは4セット目のネソビッチやその前のセットのマジェストロビッチのような確実な控え選手がいること、またその代える事をする監督の采配、これもまた日本にはないことだ。 日本戦の前にやっていたイタリアなんぞは、韓国にスーパーエースのアゲロが通用しないと見るやいなや「アゲロ→オルトラーニ」というメンバーチェンジを実施してきた。またスタメンにおいてもレフトにレシーブのいいセーコロを入れるような采配が出来る選手層。日本にはないからやはりそこも「世界との差」なのだろう。 最後に先日、よくて8勝3敗と予想した日本の結果だが、この分だと5勝6敗(セルビア・イタリア・ポーランド・キューバ・アメリカ・ブラジルに敗戦)と下方修正した予想を出しておく。明日のタイにアレするような事があれば・・・
posted by 古都の侍 |13:30 |
ワールドカップバレー女子2007 |
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