2007年08月22日
WGP大反省会・その2
前回はサーブについて書きましたが、意外と反響が大きいのかアクセス数が多めでした。 さて、今回はレシーブとつなぎについて検証してみたいと思います。日本の要、と言われるようなところですね。 この大会、日本の12人の中でMVPを選ぶなら私は佐野選手を選びますね。リベロとしては素晴らしい動きと安定性を持っていたと思います。3年前の五輪直前の悲劇から、フランスのカンヌへと渡り武者修行。そして今年満を持しての国内久光復帰となって、その後代表へカムバック。今の日本の選手にはない、「たくましさ」がありますね。 閑話休題。レシーブ力だけで代表を選ぶならいくらでもいい選手はいると思います。しかしそれに攻撃力が備わった選手となると相当限られる。今は、高橋や木村、菅山(現在は外れてますが)が選ばれてますが、これが良いようで悪い。いや悪いと言う表現が正しいとは思いませんが特に木村はもう一つなんですよね。前の記事のコメント欄にスマイルさんが「木村のレシーブしてセッターに返すボールの回転数が多い」という書き込みがありましたが、確かにそうですね。技術的なことに関しては素人なので深く追求しませが、あれは直さないといけない火急の業務かと思います。 それから、あれはロシアのエリツィン杯の時でしたか、解説の前田健さん(だったように思います)が「栗原や大山みたいに180cmを越える大型選手のレシーブ力がもっと上がらないと困る。世界を見れば180を越す大型選手もきちっとレシーブに参加している」と仰っていました。そのとおりだと思います。現状の日本においては割と小さい選手(失礼な言い方ですが)がレシーブ、180cmを越す選手は攻撃重視、そういう傾向がまだ見受けられます。 しかし、これから日本が世界と戦っていく以上180cmを越す選手にもかなりのレシーブ力が求められます。そうですね、今もっとも180cmを超える選手で評価されている木村を100%中60~70%程度と考えています。と言うことは、それ以外の選手は相当な練習が必要と言うことです。 今回の大会では、誰それ関係なくブロックフォローなどのつなぎに問題がありました。そこの点は高橋などは状態が回復すればもっとやってくれると思います。しかし、それ以外の選手はまだまだ詰める点が多いと思います。 暗い話題ばかりなので明るい話題を一つ入れておきますと、庄司選手はブロックに飛んで相手がフェイントで頭の上を越された時瞬時に振り返り自分で拾う、そういうプレーが見られました。ああいうプレーが他の選手にもどんどん出てくれば日本はもっと戦いやすくなるんですがねぇ。 また、大分各国のデータバレー化が進んだのか、この大会は竹下にディグをさせる相手アタックが目立ったように思います。竹下が取れば、上げるのは高橋か木村が大半。相手はこれだけでも充分ブロックが絞りやすくなります。だって打つのは高橋・木村のトスを上げてない方か栗原が高確率なわけですから(稀にライトに庄司か荒木というのもありますが今はそれは除けておいて)。ここで重要なのが佐野の存在。例えばブラジルのリベロのフォフォンなんかだと後衛からセッターかと見間違うほどの良いトスを上げています。 仮に下の6人がこのローテの時は 木村 庄司 高橋 栗原 佐野 竹下 竹下がディグ、佐野がトスアップの時、 ・バックライト栗原 ・前衛レフト木村 ・前衛ライト高橋 と3パターン考えられるわけです。単純計算でさっきよりは攻撃バリエーションは増えるわけですから、相手ブロックも絞りにくくなるわけです。 高さへの対応はこういうところにも潜んでいるのではないでしょうか。ラリー中のブロックを絞らせないと言う意味で・・・ ひとまずこの程度でレシーブは終わりにしますが、また書くかもしれません。次回は攻撃の面を考えたいと思います・・・
posted by 古都の侍 |02:16 |
ワールドグランプリ2007 |
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