2007年07月27日
バレーワールドグランプリの展望#2~敵国紹介2~
前回の続き。今回は予選ラウンド第2週であたる3チームに焦点を当てる。 *8・10チャイニーズタイペイ 因縁深きアジアの新星。昨年開催された世界バレーの初戦で、日本に土をつけたチームと言えば、皆さん記憶に新しいかと思う。そう、セットカウント3-1。重苦しい試合展開であった。代々木第一体育館に悲鳴が聞こえたあの対戦から早くも10ヶ月。日本にとっては復讐のチャンスであり、また復讐せねばならぬ相手である。 2005年のユニバーシアード大会で金メダルを取った時にメンバーがベースとなっているチームである。非常に纏まりがあり、よく練られている。操るのはリン・コウコウ監督だ。 おっかないのは、チンとリンである。攻撃の柱であり、前回の対戦でも苦しめられた。 サーブも走ると止まらないし、アジアのチームらしく粘りとレシーブ力がある。攻撃は前出の2人を軸としたコンビバレーである。平均身長は日本よりも高い。厄介! ただ、平均年齢が22歳代と非常に若いので崩れると早い。立ち上がりに日本がテンポを掴み、主導権を確実に取ることが重要である。後手に回ると辛い。 *オランダ(8・11) 今季、国際大会絶好調なのがこのオランダである。先日もエリチィン杯で中国と35点くらいまで行くデュースを決勝戦で繰り広げていた。 今季最大の利はフールマンの病気からの復帰に他ならない。フールマンといえば、そう、日本の久光→パイオニアでおなじみのフールマンである。 率いる監督は、これまた久光→パイオニアでおなじみのアリー・セリンジャー氏の息子アビタル・セリンジャー氏である。日本バレーを知り尽くしており、近年では日本流の粘りとレシーブが高さと融合され、メキメキと頭角をあらわしてきたチームである。そして、その頭角が今年になりまた一段と成長。日本は国際大会では相性がいいが、今回の対戦ではかなり危うい。覚悟が必要である。 また、エースポジションのフリールは若いながらもスゴイ選手である。特にしなやかなフォームから繰り出されるサーブは威力満点であるため、要警戒だ。 *ブラジル(8・12) 言わずと知れた強豪。世界ランク2位はダテじゃない。 まず、日本キラーの2人、レフトのマリアンネ(コートネーム=マリ)とスーパーサブのレナタである。マリは切れ味のいいスパイク、レナタは破壊力(ドゥオズーンとボールがうなる)の選手である。 そのほかにも、センターのバレウスカやファビアナ、カロリネ、エースのジャケリネやシェイラ、操るセッターのカロリナなど世界最高峰の選手を濃縮したチームであることに違いはない。 今年は、選手の体力温存のため国際大会には未だ殆ど出ていない。ただ、ジャケリネが怪我のようでWGPに間に合うかどうかは微妙なところである。日本はここに漬け込みたい。 勝つには2005年のワールドグランプリでのあの勝ちそうだった試合を思い出すしかない。堅実にレシーブをし、粘り、粘り、粘り、そして際どいコースを狙って決める。攻めのサーブを心がける・・・最高のチームには、最高のバレーをしなくては勝てない。 #3へ続く
posted by 古都の侍 |20:53 |
ワールドグランプリ2007 |
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