2011年12月23日
先日の天皇杯の結果なども踏まえつつ、戦力分析とリーグ展望、順位予想をしたいと思う。
【堺ブレイザーズ】
豊富な選手層とは言えないが、能力の高い選手の多い堺。キャプテンがもっともここ一番で決め切れないのでは・・・と心密かに私が思っているのはさておき、エンダキと石島の攻撃力は抜群。MBもベテラン松本に、伸び盛りの横田、サウスポー大道とお馴染みの面白いメンバーが揃う。更に、千々木、伊東というルーキーも加入し、ユニークなチームとなっている。
このチーム最大の難点はセッターでしょう。正セッター今村はセットが低くなる傾向があり、セカンドセッターの金井もインサイドワークが今一つ。木場田(こばんた)が先日加入したところだが、さてどう出るか。
【サントリーサンバーズ】
荻野ヘッドコーチ1年目の昨年は、ベンチ入りメンバーは原則全員使う・・・という独特の采配を見せた。若手の台頭もあり、好ゲームを続けていた。
今シーズンは何と言っても、ブラジルのゴールドメダリスト、アンドレ・ナシメントの加入が大きい。ただ、アンドレに依存したチームになってしまっては意味がない。昨年は、テオに依存しなかったバレーをしていたのだが、あのようなバレーを継続出来るかどうか・・・。正セッター岡本、セカンドセッター武市のインサイドワークがカギを握る。
WSはキャプテンの金子、柴小屋、牟田、栗山、米山、松崎らが争う。金子、柴小屋、栗山、米山が一歩リードしていると思うが、昨年の荻野采配を観る限り、単純な使い方をするとは思えない。
MBも山村、鈴木、二木、坂本、冨士田と層が厚く、リベロは津曲と佐別當が争う。
また、今季の特徴として、多くの試合を関西圏で行い、移動が少ない点があげられる。こういう日程にしたことについて、一般ファンの私としてはリーグに文句をたっぷりたっぷり言いたいところだが、サントリーとしては「モウケモン」でしょう。これがマイナスに作用するとは思えず、大きなアドヴァンテージとなるだろう。
【東レアローズ】
秋山政権2年目の今年は、目立った戦力変化はない。それだけにここの選手の身体、頭脳の両面の底上げがカギを握るだろう。
今年も阿部、ボヨビッチ、米山、篠田が軸となるでしょう。そこにWSなら越谷、今田、鈴木、MBなら相澤、富松(今は怪我)、古田、セッター近藤、リベロ渡辺らが組み合わさる形。
課題は何と言っても、昨年最下位だったサーブ。他の部門は平均値よりも高い成績だったが、ここだけは群を抜いて悪かった。これを強化しない限り、昨年以上の成績は望めない。
【パナソニックパンサーズ】
宇佐美の低い低い病が・・・というのが最大の懸念事項なのだが、先の天皇杯では何故かチアゴに対してだけはいいセットが供給されていた。ああいうセットが常時全方向全選手に出来れば、パナの浮上はありうる。
清水、福澤、チアゴが得点源になるのだろうが、川村や谷村が陰でいい仕事をしている時こそがパナの状態のいい時とも言える。そういう意味では、「福澤-チアゴ」の対角にせず、どちらかを下げ、川村や谷村を起用して行く方が場合によってはいいのでは?などと思うのだが。
また、白澤、枩田らMBをちゃんと起用して行けるのかどうかも焦点の一つになりうる。
リベロの永野の“リベロとして当たり前”のプレーが出来ている点は、観戦の際のポイント。
【JTサンダーズ】
久保監督と甲斐がどうしても兄弟に見えてしまう・・・というのはさておき。
このチームはいつも助っ人頼みになってしまうと言う悪癖がある。そこか改善出来れば上位もうかがえるのに・・・と思うのだが、結局いつもそこの問題が露呈し、勝ちきれない。
今季はどうか。菅、井上、深津の3人のセッターがどうやってゴメス以外の選手を使っていくことが出来るか。また、3人のセッターをどう監督が使い分けていくか。
八子、甲斐、小川ら攻撃力に長けたWSと、徳元、國近というディフェンシブなWSをどう組み合わせていくかという点も気になる。宮下の抜けたMBは石橋や筧本、田村がそこを埋めることになりそう。対角の町野は、軸として活躍してもらわないとという存在。
リベロの酒井は、WLでいちばん出来の良かったリベロ。W杯で代表から外れたことは、個人的にはあまり理解出来ない出来事だったのだが・・・。
【豊田合成トレフェルサ】
松田監督が退き、安原新監督になった今季。
オポジットにレオナルド・メロを獲得できた点は大きいが、メロに依存したバレーになっては恐らく順位は低迷するだろう。ただでさえ、川浦らが抜け戦力低下しているのだから、ここは総合力で勝負して浮上を狙わないと。
また、このチームはいい時はいいのだが、悪い時はとことん悪くなるという浮き沈みの激しさがある。しかもこの悪い時は、コート内の雰囲気が本当に重い。そういうのをどれだけなくせるか・・・という点も課題になるでしょう。
【FC東京】
天皇杯準優勝で一気に他チームから「警戒される存在」になったFC東京。
「サーブで攻める」という点について、相当意識が高い坂本監督。是非とも滝に打たれているだけの人のところに行って、サーブ論を語ってきてもらいたいところだ。冗談はさておき、確かにこのチームのサーブはいい。強烈なジャンプサーブあり、ジャンプフローターあり。常に攻めているし、コースを狙うことも出来ている。
新助っ人はグラディナロフ(通称ミロ)。ミロの対角に入るのがルーキーの手塚。どちらの選手とも、伸び伸びとしたプレースタイルのようで、特に手塚は従来の「大きい選手だけど小さくまとまってしまっている」という感じがない。WSは他に、橋場、阿部の玄人好みの両ベテランに、独特なサーブの三上もいる。
オポジットは前田がスタメンで出て、上場がリリーフで行くと言うのが一つの形のようだ。前田はWSも可能で、状況に応じては、上場と前田が揃って出ることも考えられる。
セッターは山岡が正セッター、山内がセカンドセッターという形になり、リベロは福田誉、山本洋平の併用になりそう。
問題はMBの層の薄さだろうか。加賀、山本雄史が軸になるのだろうが、正直なところ“路上でAクイックかまして辞めていった人”の分の穴を埋めるのは厳しいところ。
【大分三好ヴァイセアドラー】
チャレンジリーグの上位チームの力が相当ついてきて、「これは入れ替わるだろうな」と思った矢先、震災でリーグ打ちきりだった去年。青ロケ廃部で「繰り上がり残留」をしたことがなあなあになっていること、かつての東京体育館であったようなああいう試合を時々すること(←過去記事参照)などから、全チームを応援するスタンスを取っている私でも、このチームだけは応援出来ない。
今季は合成から高橋和人が移籍し、新人・内定選手も多く加入したが、それでどこまで上位との差を埋められるか。OPオンテレも、他チームの助っ人ほど計算出来る選手ではなく、今季も苦しいリーグ戦となるでしょうね。
8チームをこうしてみてみたが、ここからは展開と順位予想。
堺、サントリー、パナの大阪勢と東レの4チームが引っ張るだろうとは思う。その中でも昨年1位2位の堺とサントリーが一歩抜けるのではないだろうか。
この4チームに割って入るはFC東京。サーブ力、オフェンス力の高さは抜群。
JTと豊田合成の6,7位争いが熾烈を極め、8位は早々に決定・・・。こういう展開になるのでは?
と言うことでレギュラーラウンド21試合の順位予想はこちら。
1位 サントリー
2位 堺
3位 東レ
4位 FC東京
5位 パナソニック
6位 JT
7位 豊田合成
8位 大分三好
もともとの選手層に、アンドレの加入、そして2年目の荻野采配が合わさってサントリーがトップ通過する。攻撃力ではリーグ屈指の堺が2位、安定感のある戦いをする東レが3位と予想。
4強争いはパナと東京。ただここは、「パナは前年4位の年の翌年は4強に入れない」という法則に基づき、東京を上位と予想する。
下位は、戦力差で「JT>合成」と予想。
さて、結果はどうなる?
posted by 古都の侍 |21:28 |
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2011年12月09日
W杯男子後半戦のレポが書き終わっておらず、申し訳ありません。なにぶん、来週いっぱい忙しい忙しい。ツイッターの方にはかなり書いているので、そちらの方を選評代わりに観ていただければ。まぁ、選評も年内には書きますけども、待てない人はそちらで。
とはいえ、明日にはプレミアリーグ女子と、男女のチャレンジリーグが開幕。
開幕前には毎年戦力分析やら、展望やら、順位予想をするのがこのブログの通例。今年もそれはやはり開幕前に書きたいので、今から書こうと思う。
まず、プレミア女子8チームの戦力分析からおこないたい。
【JTマーヴェラス】
キム・ヨンギョンが抜け、代わりにブラコチェビッチが加入した。ただこのブラコチェビッチ、W杯では身体の状態が良くなく、プレミアリーグでも開幕からいきなり活躍するかどうかは微妙なところではないだろうか。
となれば、正セッターの竹下はMBの山本で点数を稼ぎたいところなんだろうが、その“相方”の山本はご存じのとおり膝の怪我で長期離脱中で、今季の復帰はまずない。どうする竹下?
竹下がW杯で高くてゆっくりなセットを覚えてきたとはいえ、位田や吉澤という守備的WSで点数を重ねていくことはやや難しい面があると見る。坂下も安定感がない。MBの石川と加藤(西山)で大量に点数を重ねていくことも考えにくい。
このように考えていくと、今年のJTはブラコチェビッチが復調する時期が遅れれれば遅れるほど苦しいことになるのではないかと思う。また、ブラコチェビッチが復活したとしても、彼女にばかり頼るようなチームになってしまっては、やはり戦い抜くことは厳しい。こうして考えていくと、優勝候補筆頭格と見られているJTは、実はそこまでずば抜けているとは言い切れないと思うのだ。セカンドセッターとなるであろう橋本、鹿屋体育大から入った上屋敷ら新戦力が存在感を主張してくれば面白いのだが、そこは石原采配次第というところか?
いずれにせよ、「開幕から連勝街道まっしぐら」ってことはないと私は思う。
【東レアローズ】
「なにしてましたのバルボッサ」というぐらい、存在感のなかった去年の助っ人バルボッサに代わり、今季はオランダのフリール・マノンが加入。これはもう、フリール好きにはたまらないニュースではある(含む私・笑)。
フリールがOPとなり、迫田は木村の対角でサーブレシーブを命じられることになった。全日本的にもこれはいい流れ。とは言え、いきなり迫田がそれをこなせるとも思えないので、しばらくは高田、峯村、小平らの仕事が多そうだ。木村とて全日本から戻ったばかりである。本音を言えば、休ませながらの起用をしてもらいたいが。
セッターは中道と田代の2枚体制。田代もポテンシャル的には早いところ一本立ちしてもらいたい逸材。リオを目指す上では全日本にいてもらいたい人材であり、このリーグをそのステップにしてもらいたいよねぇ。
MBは荒木の対角争いということになるのでしょう。さっき頭角を現した和田、ブロード一辺倒の森、未完の大器二見、そして2シーズン前の新人賞宮田。ブロックを考えればまず森が離脱するのではないかと思うが・・・さて。
【久光製薬スプリングス】
原、先野という大ベテランが抜け、チームが若返った。助っ人は久々にフォフィーニャが復帰し、この点は心配なさそうだ。
ただ、このチームの最大の懸念事項は今季からコーチとして入っている中田久美氏だ。解説を聴いている限り、明るい材料となりえそうな雰囲気が・・・。「速い低い」になってしまうんじゃないか、南美寿希という逸材をこれまでの従来の日本型セッターに押し込めてしまうんじゃないか、原が昨季体現したバレーを後退させてしまうのではないか・・・心配は尽きない。
心配は尽きないのだが、選手については期待の持てる選手がたくさん。まずはWSの新鍋。説明は不要でしょう。ただ、ブロックアウトなどに課題が多く、こういうところを丁寧に磨いて欲しいところだ。WSと言うと、モントルーあたりまでは全日本にいた石井も見どころが多い。更に、力強さのある野本、サウスポーの長岡、バックライトが素晴らしい石田と役者がそろう。
MBは平井と成長著しい岩坂が基本線になろうが、水田も見どころがある。が、この3人しか現状MBがおらず層の薄さは否めない。
セッターは古藤と新人南の二人体制だが、どちらもプレミアリーグでワンシーズン通してレギュラーで出たことはない選手。この点をどうしていくのか気になるところだ。
リベロは“日本ナンバーワンリベロ”の座安。是非この選手のコート内での動きを観てもらいたい。さすれば、「どうして佐野が全日本のレギュラーなの?」と思うはずだから。
【NECレッドロケッツ】
セルビアの守備的WSモルナルを獲得した今季、かなり攻守にバランスの取れたチームになったと思う。
セッターの松浦麻琴は「ファンキー」という形容詞が合う選手。プレーの内容はかなり良く、今すぐにでも全日本の14人に入れたくなるような選手。当然、このリーグで求めるモノのレヴェルは高くなる。この松浦が、OPに入るであろう松浦寛子や、MBの杉山と内藤、更にWSのモルナル、内田、金子、八幡、渋澤らをちゃんと活かすことが出来れば、破壊力こそ高くはないが、堅実な面白みのある攻撃をしていくことが出来るのではないだろうか。
課題は、関東開催の少なさによる遠征の多さになるだろうか。あとはベテラン2選手以外のMBが一本立ち出来ていない点もそうなるかもしれない。
【トヨタ車体クインシーズ】
高橋みゆきの復帰は、「ああそうですか。他のWS頑張れ!!」としか思わないわけなんだけれども。
今季は、MBのギブマイヤーを獲得した車体。彼女はアメリカで伸び盛りのプレーヤーのようで、「日本で箔をつけて海外リーグへ調整」ということになるんじゃないかなぁ。ギブマイヤーの対角に誰が入るのか、ここが一つ課題になるでしょうね。
WSは都築、竹田、眞、赤阪らが激しくポジションを争う。OPは今に市が一歩リードだと思うが、昨季は怪我であまり出ていないだけに不安がないわけじゃない。
セッターは船崎が抜けたことで、河村と藤田が争う。開幕セッターはどちらか?
【デンソーエアリービーズ】
MBでキャプテンの井上が怪我で復帰がいつになるかわからず、WSも細田が退いたりしたために、選手が今季は少々異なってくる。
助っ人はかつて東レでプレーしていたベタニア。打ち屋となって、ここで点を取れるだけ取ると言うチームになるのでは?(←面白いバレーではないけれど)。
破壊力あるサーブをブチ込んできた奥田、成長しているという石井あたりがベタニアの対角になるのではないだろうか。そしてOPには鈴木。
MBはプレミアでは高い決定率を残す矢野、そして対角に井上奈々朱という布陣になるかと。
セッターの熊谷、リベロの真柴と若い選手がここを固めるであろうことになるのは不安。リベロに関しては櫻井もいるがシーズンを通しで出場するのかどうか。
【パイオニアレッドウィングス】
成田、板橋、多治見、佐々木のベテランが抜け、チームが一新した。
移籍組は、チャレンジリーグから林蓉子、服部晃佳、更に久光から浅津ゆうこ。ルーキーの森谷、持丸、渡邉も即戦力として働いてくれないとリーグは乗り切れないでしょうね。
セッターはリオを目指す上で外すことの出来ない冨永。このリーグでは一皮もふた皮もむけ、「おお、OQT冨永でもいいんじゃねぇか?」という世論を形成するぐらいの活躍をしてもらいたいところだ。
WSはスタエレンスと今野が軸になりそう。MBとOPは『チー顔』のスタメン予想によれば、香野と森谷、そして浅津になっているがはたして?
【岡山シーガルズ】
『チー顔』によれば、「予想スタメンOP山口」、「今年は攻撃力と高さが加わる」、「セッターの宮下も伸びている」、「今までのシーガルズはあまりバックアタックを打たないチームでしたが、今年は違います」、「うちは粘り強いディフェンスとか、粘っこさのチームですが、私の本来目指すバレーというのは攻撃型なんですよね。」と、河本節全開。いやはや、これは期待せざるを得ないでしょ。
選手に大きな変動はないが、やはり「オポジット山口」のところは気になる。全日本を考えればこの方がしっくりくる。更に、この山口がバックアタックを打つとなれば、全日本的には万々歳。シーガルズ的にもこれがハマれば万々歳じゃないの?
岡野、堀口、宮下という3人のセッターをどう使うか河本采配の見どころだし、森に山口、福田らをどう使うのかも興味深い。
また、シーガルズと言えば審判に恵まれないチーム。今年はそんなことがないことを願うが(特に度の審判と折り合いが悪いかは今は言いません。気になる人は過去記事を)。
さて、8チームをざっと見てみた。
これを踏まえて展開予想と順位予想をしてみたい。
今季はOQTが来年5月に控えているために3レグ21試合制となっている。例年より短期決戦となっており、りーう愚の開幕からスタートダッシュを決め、勝ち星を積み重ねられる先行逃げ切り型のチームが有利と見る。3,4レグに向けて強くなり、追い上げを見せるチームは苦しいかもしれない。
でもって、順位予想だが、私はレギュラーラウンド優勝候補にNECレッドロケッツを推す。
まず、全日本にメンバーを出していないため、フィジカル的にフレッシュな状態でチームがいること、そしてチームカラーにモルナルがフィットしていると思われること、昨季ブロックランキングチーム1位であったことなど強調出来る点は多い。
2位には東レアローズ、3位にJTが来る予想。この上位1チームが、若干8チームの中では頭が抜けていると考えている。
東レ、JTともに戦力面では充実しているが、今季はレギュラーラウンド21試合ではNECが突き抜けるのではないかと。東レは木村以外のWSがどうなるかという点に加え、荒木の対角の問題が懸念材料。JTは実はブラコチェビッチ以外の得点能力が高くなく、思うほど勝ち星を積み重ねられないのではないかと。
4位に食い込むチームを予想するのは難渋したが、昨季1勝にとどまったシーガルズが食い込むと見る。
“本当に”バックアタックをシーガルズが解禁するのだとしたら、相手チームとしては厄介極まりないのでは?破壊力のあるチームではないが、嫌らしさという意味では随一。妙に自信のある河本節を読むにつれ、今年は一発やらかすんじゃないかという思いに至った。
ただ、4~8位までは僅差になるのではないかと。特に4~6位は1,2勝差で争われそうな気がする。
そんな争いに入りそうなのが車体と久光。車体は昨年と同じ5位だが、これは若手の台頭を見込んでの5位予想。思うように若手が伸びないようならば、7位以下もあるでしょう。久光については選手のポテンシャルの高さを評価しつつも、「原が抜けて、コーチに中田氏が入ってどうなるの?」という不信感というか、期待を抱かせてくれないというか・・・。
7位にパイオニア、8位にデンソーとした。戦力的に厳しいという点で評価を落としたが、若手が力をつけて成長すれば上位進出もうかがえよう。
いずれにせよ今季は、上位下位の差は詰まったと見る。21試合終えて、首位のチームでも16勝程度に収まるのではないだろうか。
さぁ、間もなく開幕だ。血沸き肉躍る4ヶ月半の戦いが、始まる。
posted by 古都の侍 |22:04 |
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2011年11月23日
純粋にたまげた。
チャレンジリーグの日立リヴァーレに、あのフールマンが加入した。
フールマンと言えば、オランダ代表のMBで、パイオニアなどで活躍していたことでもお馴染み。
リヴァーレは、セッターに内田もおり、多治見も移籍して加入しているので、これによってより“往年のパイオニアの中心メンバー”が揃った感じである。
それにしても―――こういういい方は不謹慎だが―――今年の“昇格/降格争い”は、パイオニアで争われそうな感じである。
プレミアにいるパイオニアは戦力的には厳しいものがある。一方で、チャレンジの上尾は“元パイオニア”のメンバーがごっそりなうえ、そこに更に補強を重ねている。今年は有田沙織も加入し、一層手ごわい。そして日立は前述の通りだ。
来年の4月、2年前の入れ替え戦が行われたのと同じ大和市の会場で行われる入れ替え戦だが、どうも「パイオニア」な面々で行われる気がしてならない。
プレミアもチャレンジも、開幕はもうすぐそこだ。色々と楽しみではある。
posted by 古都の侍 |23:19 |
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2011年11月14日
2年5カ月ぶりに、高橋みゆきがトヨタ車体で現役復帰することが発表された。
車体と言えば、監督が葛和氏であるから、まぁそのつながりでと言うことなのでしょう。
しかしながら車体、そこまでWSが不足しているのか・・・と言う疑問が拭えない。都築、今西、眞、赤阪、竹田、山田・・・と数が揃っていないわけではない。確かに、攻撃力(破壊力)と言う面では少々劣るかもしれないが、個性的なメンバーである。
また、車体と言えば気合いを前面に押し出した体育会系な(!?)バレースタイルである。
こういうチームに高橋が馴染むのか、と言う疑問はどうしても浮かんでしまう。「低くて速い」という、およそ現代的なバレーボールとはプレースタイルが異なる点も、高橋の復帰について不安な点である。まぁ、プレミアレヴェルだとバボッター界隈で言われているように「低くて速い」でも通用してしまいがちな可能性がある点が、怖いと言うか残念と言うか。
そのほか、色々と言いたいことはたくさんあるこの出来事ではあるが、プレミアの開幕が近くなったころにアップする予定の、チームごと戦力分析の記事や、開幕してからの選評で、随時述べていくことにしよう。
因みに車体、今シーズンの助っ人は久々にMBのギブマイヤーである。アメリカ期待の若手MBだそうで、こちらは期待したい。
兎にも角にも、驚きづくしな復帰劇である。さて、どうなることやら。
posted by 古都の侍 |20:59 |
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2011年09月02日
久光製薬の新コーチに、中田久美氏が就任した。
何というか、とても複雑な心境である。
原桂子(つるじ)という類稀なるセッターが引退し、さてどうなるかというところでの中田氏の就任と来た。原が作り上げた(と言ったら大袈裟と言われるかもしれませんが)チームを、壊してしまうんじゃないか・・・と言うのが率直に思うところである。
ファーストテンポでのバレーを体現しかけていて、まさにここから世界のバレーを久光がやって行くんじゃないか・・・というところでの中田氏の就任である。
「世界レヴェルのセッターの育成のために・・・」と言うことらしいが、果たして中田氏が「世界レヴェルのセッター」と言うのをどういう風に捉えるかが問題だと思う。
中田氏が今までの原のようにファーストテンポを理解し、アタッカーの最高打点で打たせることの出来るようなセッターを育成するのであれば、久光の成長はさらなるものになると思う。ごく大雑把に例えるならば、今のロシアの正セッタースタルツェワ的なセッターを「世界レヴェルのセッター」として捉えるならばいいのではないかと。
逆に、某国で10年以上代表セッターをしているセッターを「世界レヴェル」として捉えてしまうようだと、これはなかなか悲しい結果、つまり今までの日本の負のループにまた戻ってしまうことになると思うのである。
若手と中堅とベテランが一体となり、そしてやってることも世界レヴェルだったのが昨シーズンの久光。観ていて面白いバレーで、応援したくなるチームだった。基本的にどのチームに肩入れする、と言う姿勢で観るわけでないVリーグも、昨季ばかりは久光に熱を入れてしまった私である。
3カ月後に開幕するVリーグで、果たして久光は、今年も私が応援したくなるようなチームであるかどうか・・・。非常に気になるところであるし、心配なところでもあるし、楽しみなところも少しある。
posted by 古都の侍 |01:13 |
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2011年08月01日
震災で打ち切りとなった今季のVリーグだが、いよいよ来季の日程が発表になった。
注目すべき点としてはやはり、「五輪及びその直前に日本で開催されるOQTのために、リーグを短縮し、3レグ制とする」ということでしょう。要するに、代表優先ということである。
まぁ、代表を優先するならするで、別にそれはアリと言えばアリだけど、「リーグを短縮したのに五輪はおろかOQTでも結果が出なかった」なんてことになったら、目も当てられない。そういうプレッシャーのかかる状況に、バレーボール界は自らを追い込んだということを自覚しているのだろうか?してるよねぇ・・・。してなきゃ困るんだが。
しかしながら、今度のリーグはいつにもまして「西に片寄った日程」となっている。
特に、どさ回り先(ホームでも準ホームでもない場所)が協会のお膝元である東京体育館を除けば、「宮崎、岐阜、守口(大阪)、徳島」である。これはもうねぇ、いくら本拠地を西に置くチームが多いとはいえ、流石に笑ってしまう日程である。
因みに、男子のサントリーとパナソニックは静岡より東には来ない。東にお住まいのファンの皆さん、頑張って遠征してください(笑)。
で、そんな日程なのにもかかわらず、ファンをないがしろにするのがVリーグクオリティー。「ファン重視」とか言ってるけども、あれは嘘っぱちでしょ。
なんと言っても1月最終週、珍しく男子が東京(墨田区立<東京のHG>)でやると言うのに、なんとその裏で女子がとどろきで試合なのである。しかもこれと全く同じような日程被りが、昨年もあったのである。もはや、呆れてものも言えない。
男子の開幕(12月4週目)の大分の裏で女子が宮崎で試合をしていたり、男子が金岡とパナソニックアリーナで試合しているのに女子が大阪府立体育館で試合したり(1月1週目)と、日程被りはあまたある。
まだチャレンジリーグの日程が発表されてないが、これ以上被るようならばもはや笑うよりほかはない。
やはり、「Vリーグのヴィジョン」に書かれた「ファン重視(観客重視の運営)」というのは、ただそういう看板を掛けているだけにすぎないと言う風にしか言えないと思う。
日程被りのみならず、会場運営とかそういう面を含めてね。
他に気になることと言うと、女子の開幕週だろうか?
8チームが岡山に集まるのはいいとして、土曜日にシーガルズなど4チームが試合をし、翌日日曜日に岡山と縁もゆかりもない4チームが試合をするのである。
そういうことをするならば、土曜日に一気に4試合組んでしまうか、或いは日曜日の試合を別の地域でやればいい(どこかのチームのHGにしてしまえばいい)と思うのだが。不可解。
また、今季は久しぶりに金曜日開催がある。
1月3週目の男子が、草薙と大阪で金土日の3連戦となっており、こちらは注目したい。
他にもいろいろ言いたいことはあるがこの程度で。
あ、ファイナルの開催地は未定だが、私は仙台(仙台市立体育館など)で行うのがいいのではないかと思うのだが。
posted by 古都の侍 |20:57 |
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2011年05月19日
黒鷲旗も終われば、この時期になるわけであるが、今年も随分とさびしい別れが多そうだ。
まずJTから。
MBの宮下雅寛と、WSの中山大祐が退部し、社業に専念するそうだ。
宮下は残念だなぁ・・・。どうも、近年の(ここ10年ぐらいでしょうか)JTは、私の好むMBが集まる傾向が強いんだが、この宮下もそうだった。
前田の引退あたりから、どうもベテランを早めに引退させてしまう傾向のある(ように感じる)JTだが、こういうのはもったいないよなぁ~とつくづく思うところである。筧本らの台頭があるとはいえ、まだまだ必要な戦力な気はするが。
次いで、豊田合成。
松永理生(WS)、川浦博昭(MB)、高橋幸造(S)が引退、丸山祥二(MB)、チュク・アンジェルコ(OP)が退団するそうだ。
松永は選手兼コーチからコーチに専念するようである。
川浦は、気づけばもう35歳か・・・、と言う感じである。「島野-川浦」間のタテBは美しかったよねぇ。近年は、スタンドから観ていると甲斐と後ろ姿が(頭が)似ていて、その変に面白さを感じていたりもした。
アンジェルコは、見た目に反して(!?)どえらい絶叫系の選手。東京体育館で吠えに吠えていたのは去年の2月14日だったかな。
選手の皆様、お疲れさまでした。
posted by 古都の侍 |23:59 |
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2011年04月25日
震災から、1ヶ月半が経過する。
震災直後、いつも対応が遅いことでやきもきさせるVリーグ機構は、珍しく非常に素早い対応をした。
「リーグ打ち切り」である。
何が正解かわからない状況の中、一先ず素早い対応を示したということに関しては、一定の評価をしていいと思う。また、リーグを打ちきったことが正しいのかそうでないのか、それを論ずるつもりはない。何せ、未曾有の大震災である。本当に、何が正解だったのかわからないのである。
ではあるが、それ以後の対応がやはりVリーグ機構だなぁと思うのだ。
例えばJリーグ。3月の内に、「日本代表vs国内選抜」というドリームチャリティーマッチを開催した。
Vリーグも、こういうことをすればいいのにと思って早一月以上。黒鷲旗が控えているとか、会場を抑えるのが困難だとか、理由はあるのかもしれない。でもさぁ、そもそも4月1週目は小牧を男子セミファイナルで抑えていたわけだし、そうでなくても会場はごまんとあることは、「どさ回り方式」で回った会場の多さが皮肉にも証明している。Jリーグで出来たことが、Vリーグでは出来ないのかねぇ・・・?
チーム各々で、チャリティーイベントをしていたり(シーガルズや大分三好など)、サントリー・パナ・堺の関西3チームで合同チャリティーマッチをしたりだとか、そういう動きを見せているにもかかわらず、Vリーグ機構がリーグのチームをまとめて一つのイベントを起こさないっていうのは、やはり残念だなぁと思うのである。
そうでなくても、例えば「チャリティー目的のグッズを販売」するという方法もあるよねぇ?久光製薬はサイン入りTシャツを販売していたが、そういうことを機構全体でやらないのだろうか?
例えば、先日今季の表彰選手が発表されたが、それにちなんでこんなのはどうだろう。「ベスト6選手全員の直筆サイン入りTシャツ」とか、「表彰選手一覧特別ポスター」とか、「男女MVP選手サイン入りグッズ」とか考えればいくらでもアイデアは出るでしょ?他にも、「助っ人選手全員サイン入りグッズ」とか、そう言うくくりで作ることも考えられるよねぇ。
こういうのはまさに、機構が音頭を取ってやらないと出来ないものである。
まぁ、非常時ではなく、通常時からこういうグッズ販売はすべきだと思うが!!
ホント、もっとグッズの開発はすべきでしょ。
カープファンだから言うわけではないが、広島東洋カープのグッズ開発精神を見習いなさいよ、と言いたい。貧乏には貧乏の稼ぎ方、小さい規模には小さい規模の稼ぎ方、コアなファン向けにはコアなファン向けの稼ぎ方、そう言ういい例だと思うよ。
さて、今後Vリーグ機構がどういう動きをするのか、注視したい。
posted by 古都の侍 |00:54 |
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2011年02月17日
前回の記事でパナソニックアリーナの2試合について言及したので、今回は、グリーンアリーナでの試合について言及。
まずは、12日土曜日の、RCCでのインターネット生放送で観た試合について。
JT2-3堺BZ(25-22 25-17 22-25 21-25 9-15)
A表 B表
1,2セット目はJTが、3,4セット目は堺が、それぞれ「サーブ&ブロック」で自分たちのリズムに持っていったというゲーム。
3セット目のJTは、2セット取ったことからか、守勢に入り、サーブが弱くなったように思えた。ただ、それよりも土壇場で踏ん張って、エンジンがかかった堺の方を褒めるべきでしょう。正直、「う~ん・・・」と思うことの多い堺の金井だが、この試合に限っては今村に代わって途中出場して美味くチームを立て直していた。この点は堺の勝因になってくるでしょう。
勝負のついた第5セットであるが、これはもう完全にJTの・・・いや、セッター菅の自滅である。初っ端から「ゴメス、ゴメス、ゴメス、ゴメス」とゴメスに集めに集めるトスワーク。折角、「八子」という攻撃面である程度計算できるWSがチームに入って、尚且つコートに立っているのだから、これを活かさない手はないだろうにねぇ。
金井がエンダキと石島に振り分けていたのと対比すれば、差は歴然であった。
さて、続いて日曜日の試合に言及。
東レ3-2堺BZ(16-25 21-25 25-21 25-21 15-10)
A表 B表
前日の勢いそのままに1,2セットを連取した堺。サーブはジャンプフローターを織り交ぜながら、的確に東レを苦しめるポイントをついていた。
東レは元気なく、いいところもなく1,2セットを落としたと言えるような失セットであり、ストレートゲームかと思ったのだが。
3セット目、それまで堺の攻撃が一発で決まるシーンが多かったのだが、ラリーになるケースが増えてきて試合の展開が微妙にそれまでとは異なってきた。
こと、6-7からの1分間にも及ぼうかと言う長~いラリーは、この試合の一つの転換期を象徴しているワンシーンと言えるかもしれない。余談ではあるが、このラリーは現代男子バレーのいい面と悪い面の両方が混在していたと言える。ただこれだけは主張したいと言うことは、“「男子バレーはラリーが続かない”なんてぬかすのは論外。そんなこと言う人は黙ってこのラリーを観ろ!」と言うことである。
余談が長くなったが、話を元に戻す。
このセット、点差は4点差だが、堺としては内容のあるミスではないミスが少なからずあり、いいセットの落とし方ではなかった。続く4セット目、5セット目も、結局堺はミスの多さを修正できなかったわけであり、ここが敗因でしょう。
逆に東レは、序盤から絶好調だったエンダキを、とうとう第3セットにブロックで捕えることに成功しだしたことが、展開を変えるポイントになったと言えるのではないでしょうか。ワンタッチが取れるようになり、ラリーになるようになり、キルブロックも出るようになり・・・。
そして第5セットは、それまであまりいいとは言えなかった近藤のトスワークが、非常に冴えた。そのために一気に走ることが出来たと言えるでしょう。
因みにこの試合の解説は下村英士さん。次の試合の解説の植田全日本監督に比べると非常に甘口であったが、「セットの落とし方」などに言及した解説は、悪くはなかったと思う。
JT3-2FC東京(25-19 25-20 25-27 23-25 15-12)
A表 B表
植田監督の解説だったこの試合。國近がdisられまくっていたが、まぁ「期待の裏返し」ではないだろうか。対角の八子がいいだけに、余計に國近のプレーのまずさが目に付いたのかもしれないが。
因みに植田監督、「國近を甲斐と代えたら?」と言うことを言っていたが、それは流石にディフェンス面で支障が出るのではないだろうか。非常にオフェンシブなチームにはなるが、失うモノが多すぎる。
まず、植田監督大絶賛だったのが東京のオポジット上場。ブロック力に関しては、「清水<上場」であると強く思うところであり、充分清水と全日本で併用するに値する選手であることに異論はない。
ワールドリーグである程度経験を積めれば、秋のワールドカップでは「清水-上場」の2枚体制を築けるのではないだろうか。そうなれば、全日本にとっては強みになる。
そして八子。「スパイクするときに頭が前に突っ込む」という指摘をぬのT氏がされていたが、そこはウィークポイントと言うことになるのでしょう。ただ、一見するからにわかる力強さは素晴らしく、全日本の越川、石島、福澤、米山と言う多彩なWS陣に刺激を与えるメンバーになるでしょうね。
ブロックに関してがもっとも大きな課題であるように思え、コース取り、手の出し方、そういうことをもう少し鍛えていかないとならないのではないだろうか。
植田監督が「大事なところでは決めていた」と言うような評価をしたと記憶して(はず)なのは、東京の前田。「ロシアをアウェーで破った時のエース」と言う話にまで及んでいた。
キレで勝負するのが前田の持ち味だと思うが、もう少し「技」で勝負できるようになると、ラクになると思うのだが。そういう意味では、阿部や橋場というお手本が身近にいるわけだから、そう言う選手を見習ってくれれば。
試合展開については、1,2セットのJTの勢い勝ち。3セット目からは東京のサーブが走りだしてJTをどうにか抑え込む・・・と言う、前日の「JT×堺」戦の再現を見ているような気分にもなりうるようなあれだった。
勝負を分けた第5セット、菅は前日の反省を活かしてか、ゴメスに頼らないトスワークを披露。菅の成長を見たね。10点目付近で宮下を使ったことが非常に効果的だった。
國近、八子のサービスエースも出て、JTが東京を振り切った。
この3試合、非常に面白く堪能したなぁ。満足。
posted by 古都の侍 |23:31 |
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2011年02月16日
先週はプレミア男子の試合を相当数観ることが出来た。
まず、土曜日はGAORAでパナソニックアリーナの2試合。更にRCCがネット生中継を実施してくれたために、「JT×堺BZ」戦も観ることが出来た。
そして日曜日は、NHKBS-1でグリーンアリーナの試合を2試合観戦。週末で合わせて5試合も観ることが出来た。大変ありがたい。
とりあえずこの記事では、パナソニックアリーナでの2試合について言及することにし、広島での3試合については、別記事で言及することにする。
大分三好0-3サントリー(17-25 22-25 18-25)
A表 B表
点数にも表れている通り、サントリーが圧倒的な力の差を見せた。
三好はセッターを内定の山田にして戦っているが、なかなか「相手と戦う」と言う段階に行っていないように感じた。相手のブロッカーの思う壺と言うか、相手にわかりやすいようなトスワークになっているように思うのだ。ありていに言えば、「わかりやすいトスワーク」。
トス配分の半分近くがオンテレになっていることも考えものであり、これがために「ここはオンテレだな」と言う空気が、画面越しにも非常に強く伝わってくるように感じる。
翻ってサントリーは試合巧者たる雰囲気が増してきたかなぁと思う。
相手のトス回しが単調であり、ブロックが量産出来たことが大きかったとは言え、それ以上に相手にミスを上手く「させていた」なと言う印象がある。チーム自体に強烈な破壊力があるわけではないが、じっくりじっくり外から埋めて行くようにして、相手を追いつめているような戦い方はお見事。「誰が出てきても活躍する可能性が高い」と言う、高いレヴェルに平均化された選手層の怖さが更に相手を追いつめているように思う。
トスワークを見ても、テオに頼っているとは到底言えない、むしろ誰が目立つということなく攻撃しているというのは、今年のサントリーの特徴と言えるでしょう。
サントリーの弱みを考えてみると、上記のとおり「強烈な破壊力」に欠けることでしょう。これが4強入りした後のセミファイナル以降でどうなるか。ある意味、セミファイナルまで行けば「爆発力勝負」になるところもあるわけで、そういう意味ではそこでサントリーがどういう戦いに転じるかが、大変気になってくる。
余談ながら、4強に入ってからが怖いと個人的に思うのは、JT、パナ、堺の3チームである。堺を除いては、4強争い当落線上だが。
パナソニック3-0豊田合成(25-17 25-23 25-22)
A表 B表
躓くと一気に歯止めがきかない・・・と言うのが豊田合成である。先日の墨田区大会でもそのような傾向が観られたが、この試合でもそうだった。盛重がコートにいることで少しはそれが軽減されるように思うのだが、この試合においては盛重を長い時間起用する采配は見られず。
いいプレーの後での凡プレー―――例えば第3セットの井上のイージーな返球をダイレクトで打たれると言う失態―――が、ちょいちょいあると言うのも合成が勝ちきれない理由ではないかと思う。いいプレーの後、サーブミスを簡単にしてしまうことがあるのは、いくらサーブで攻めて行くことが現代バレーの至上命題であるとは言え、少々問題ではないかとも思う。
他方、勝ったパナソニックとて今シーズンは苦しんでいる。
宇佐美がMBを上手に使えていないことがまずはあるだろうと思うが、OPを清水し続けていることもまた問題ではないかと。MBとしても使われている山本を、もう少しOPとして使うことで、清水の負担が軽減されるのではないかと。清水も数字自体はいいが、要所でミスしたりシャットアウトされたりと、私の中の「印象度」としてはあまりよろしくないと言うのが本音である。
福澤の体調がなかなかベストにならないこと、シウマルが外れ助っ人っぽいことなど以外にも、上記のような理由が、パナの今一つ乗り切れない理由ではないだろうか。
posted by 古都の侍 |20:30 |
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2011年02月08日
先週の土曜日は、宣言通りに宮前スポーツセンターへV・チャレンジリーグの生観戦に出かけた。
本当は、試合開始時刻である11時には会場に入る予定だったのだが、どうにもこうにも都合がつかなくなり、ようやく会場に入ったのは14時ぐらいのこと。第1試合はとうに終わり、第2試合の「「阪神×近畿クラブ」の第2セット序盤だった。
試合の途中からの観戦だったので、この試合については特に言及はしないが、力関係が拮抗していると見え、非常に競ったゲームであった。
でもって、第3試合。「つくば×富士通」である。
この試合だけはどうしても観たく、そのためにどうにか会場にたどりついたようなものであった。
つくば2-3富士通(22-2525-15 21-25 25-21 11-15)
A表 B表
T.wさんがツイッターの方でつぶやかれていた点が、そのままこの試合の肝ではないだろうか。
そちらを引用させていただくと、「富士通の勝因は、第1セットから出来田のAクイックからワンタッチをしつこく取ったこと。直後のトランジションで確実に決めた。つくばは逆にワンタッチを取ったトランジションでのスパイク効果率が、『ここ1本』が決まらなかった。だから試合が進むにつれて、富士通にワンタッチを取られると、確実にブレイクされるというプレッシャーを、コート外で見ていても感じた。選手もそれを感じていたはず。」ということである。
後は、途中からコートに入った富士通のオポジット中川の活躍が目を引いた。彼の活躍も非常に大きかったと言えるでしょう。
光ったのは、“決めに行く軟打”。6割ぐらいの力でスッと決めてみたり、落としてみたり、つくばのコートの穴を上手く突いていたと思った。もちろん、強打がしっかりあるからこそのこういう軟打であるわけだが。
松野から中川に代わってから、特に富士通はラリーを取れるようになり、ブレイクする率が上がったのではないだろうか。
決して、第4セット途中につくばの加藤が怪我で退場したことが、敗因とは言い切れないと思う。
話を変えて運営的なことにしようと思う。
今回の宮前大会、なんと入場料がタダであった。来る人の数に対してのチケットを売る手間などを考えると、会場の規模によってはこういうのもありうる手段かもしれない。或いは、「こういう感じでバレーボールをするんですよ。だから、とりあえず寄ってみてください」と言うような、デモンストレーション効果となるかもしれない。
神奈川県主催にして珍しく「上履き持参でお願いします」の会場だったわけだけども、ああいう体育館ならば仕方ないかなと思う反面、一足制の方が楽なわけだから、そういうところは配慮して欲しいなとも思う。
そもそも今回の会場は、宮前スポーツセンターと言うのだが、これは住宅街の中に存在する小さい規模のものであり、周囲にコンビニなどはない。あるのは隣にある中学校と、周囲を囲む民家のみ。
駅からも遠く、チャレンジリーグとはいえ、ああいう会場っていうのはどうなのかなぁと思わないでもない。
とはいえ、そういう会場でやっているからこそ、いやいやチャレンジリーグと言う試合会場だからこそ、ファンが非常にバレーを知っている。試合中に移動することもないし、フラッシュ撮影をする人もいない。
各々試合を楽しむコツをもっているんだろうなぁと見え、試合に没頭していた。メガホン持って応援したり、写真撮ったり、メモ取りながらだったり・・・。
プレー中の緊張と、1点を取りサーブを打つまでのわずかな間に流れる緩和・・・この緊張と緩和の連続を、コートの間近で、バレーファンしかいないような会場で感じられると言うのが、チャレンジリーグ生観戦の最大の醍醐味ではないだろうか。
もちろん、プレミアリーグ以上に球音などが感じられることも、醍醐味であろうと思う。
プレミアリーグ以上にどさ回りをしているチャレンジリーグを、一度は生観戦してみてはどうでしょうか?
余談。加藤陽一は、やっぱりカッコいい。
posted by 古都の侍 |23:15 |
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2011年02月04日
1月30日(日)は、とどろきアリーナにてプレミア女子を生観戦してきたわけだが・・・
東レ、JT、パイオニアがいたトヨタ車体のホームゲームたる刈谷大会は、チケットが売り切れるほどの満員だったのに対し、こちらとどろきは空席ばかりが目立つさびしい会場であった。前日に墨田区大会で満員の盛り上がりを体験したばかりであったために、余計に空席の目立つ会場に寂しさを覚えたのかもしれない。
まぁ、神奈川県協会の運営は素晴らしいので―――飲食からゴミ捨てに至るまで充実している―――次回のとどろき大会には、皆様足を運んでくださいませ(←宣伝)。
ではそろそろ、選評に入っていきましょうか。
デンソー3-0シーガルズ(25-21 25-17 25-17)
A表 B表
審判が酷かったね、この試合は。主審が澤氏、副審が中馬氏だったのだが、抗議が多い多い。触った触ってない、入った入ってないという問題は、バレーボールの試合をしていれば当然起こるわけだが、そこを的確に捌いてこその審判。なるべく抗議が起こらないようにすることが、選手が気持ち良くプレーし、ファンが気分良く観戦するために必要なことのはずである。
しかしこの試合、抗議が本当に多かった。シーガルズの河本監督なんか、2階席まで充分に聞こえるぐらいに激昂したのが1回あったし・・・。選手や監督らが審判(審判の判定)を信頼していれば、ここまで抗議が起こることはないと思うんだが、どうなんだろう。
何はともあれ、ここまで抗議が多いと試合のスムーズさに欠け、よろしくないと思うのである。
あ、そうそう。もう少しホールディングの基準は厳しくした方がいいと思う。
そんなこの試合、デンソーの櫻井が通算350試合出場と言う前人未到の記録を達成した試合であった。ひとえに頭が下がる思いである。「鉄人」と言うと、新井をそそのかして阪神に誘った「アニキ」が有名だが、櫻井の鉄人ぶりをもっと知ってもらいたいなぁ・・・。
試合内容は、ストレートゲームでデンソーの勝利、見事、櫻井の350試合出場に花を添えた。
エベが不在だったもののデンソーが勝てた理由は、ひとえにシーガルズのまずさではないか。
シーガルズと言えば、つないで粘ってジワジワ相手を苦しめるチームであるが、その「つなぎの質」がなんかよくないなぁと私は感じた。ボールがドタバタしていると言うか、落ち着いてないと言うか。去年までのシーガルズと言うと、自陣のコート内をめぐるボールがもっと穏やかだったように感じるのだ(←わかりにくい説明であることは重々承知)。
もし私の言っていることがそうだったとして、その理由が、宮下ら若手を積極的に使っているからなのか、それとも他のところからきているのかはわからないが・・・。
いずれにせよ、シーガルズの低迷の理由が、「サイドの決定率が低いから」と言う理由だけではないなぁ、と言うのが、この生観戦で得た私のシーガルズ感である。
さて、次の話題は両軍の若手セッターについてである。
シーガルズの宮下は、確かにあの年齢であれだけのプレーをしていることは凄いと思うし、そして現在得難い経験をしていることと言うのは将来に生きてくるだろうと思う。
ただ、気になったことがある。それはバックトスを上げる際、竹下並みにのけ反ることである。あれだけのけ反ってしまえば、トスを上げる前にブロッカーからあげる方向を推測されてしまうのではないだろうか。
またこれは、チームのサーブレシーブの悪さもあってのことと思うが、わざわざ長身をかがめてトスを上げているシーンも目立つのだ。もっと高いボールを返球してあげれば、宮下は楽にトスアップ出来るだろうに。
他方、デンソーの熊谷。「エベがいないからと言って、そこまで前衛レフトにトスを集めるか!」と言うトスワーク。殆どバックアタックが皆無だったため、前衛レフトにおよそ6割のボールが集まった。そしてそれを奥田と細田がおよそ半々で処理していた。
どの攻撃にしても「単発」である、と言う印象が強く、ばぼったー的に言えば「同時多発位置差攻撃」の概念はなかなか感じることが出来なかった。
ジャンプトスの割合も秋葉台で生観戦した時に比べると少ないような気がしたのだが・・・。
最後に。シーガルズの山口と森が、ファーストテンポに近いバックアタックを打ったことには驚かされた。
NEC3-0久光製薬(25-17 25-18 25-23)
A表 B表
NECのホームゲームのこの試合、赤ロケにしてみれば地元ファンの前でいい格好を見せられたということになるでしょう。
第1セット、いきなり1点目を原のサービスエースで取り、「これは久光に流れが傾くかな」と思ったのだが、8-6で1TTOを迎えると、以後は2~3点差を常に赤ロケがつける展開に。結局、セット終盤にギアを上げて赤ロケがこのセットを逃げ切った。
第2セットは、中盤に久光がいったんは勝ち越すものの、赤ロケがガライのアタック、内藤のブロックなどで17点目から一気に走ってセットを決めた。
第3セット、久光は古藤と水田をスタメンに入れ、「古藤-水田」ラインで点数を重ね、接戦に持ち込むも、1,2セットに赤ロケが作った流れには抗うことが出来ず、ストレートゲームとなった。
勝った赤ロケ、「内田が逃げない」ということが非常にポイントではないだろうか。しっかり打ち切っていたし、プレーに風格さえ出てきたように感じる。数字自体、突出していいわけではないが、「エース」らしい選手になってきたように思う。
新助っ人のガライは、この日スタメンで出ていた秋山よりも松浦麻琴の方がトスがあうのかな、と言うことは感じた。ただ、ツボにハマった時のスパイクの威力はブラジルスーパーリーグで獲得した賞を裏付けるようなものであり、一見の価値ありでしょう。こと、バックセンターからの力強いアタックはなかなか強烈。
一方の久光。第1セット、序盤から久光のセッター原の調子が悪く、そこを早めに代えるという対策をとっていれば、この試合は結果が変わっていたのではないかと言うのが私の見方。古藤のトスがよかっただけに(特に水田の高さと幅を積極的に使ったトスワークは見事)、余計にそう思う。
赤ロケ内田と比較するわけではないが、やはり「新鍋がなぁ・・・」と思うところもあり。40日ぐらい前だろうか、「被ブロックが少ない」と新鍋のことを書いたが、この日は1枚の秋山に止められるなど、被シャットが目立った。また、クロスが非常に多いのも気になったところで、ストレート打ちやブロックアウトでもう少し点数を稼いでいければ・・・と感じた。同時期にWSとして台頭してきたデンソー奥田と、現段階でどちらが全日本に近いかと言うと、奥田と言うことになるでしょう。
エリザンジェラに代えてサウスポーの長岡をもう少し長い時間帯起用してみる、と言う手段もありではないかと感じた。その理由は、長岡の良さに他ならない。相手の目先を変えると言う意味以上に、長岡の思い切りの良さが目を引いた。この試合の前に、リリーフブロッカーとして結果も出していることだしね。
そんなこんなの2試合。帰る道々雪に降られ、寒かった・・・。
posted by 古都の侍 |23:21 |
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2011年02月03日
長いことバレーボールを観てきたが、「ホームゲームらしいホームゲーム」ってのは、この墨田区総合体育館で行われたFC東京のホームゲームが初めてじゃないかと思う。
狭めの体育館に観客が立ち見するほど入り、熱狂的な応援団を中心に、コートを取り囲むように応援の波が伝播する。
サントリーファンも会場には少なくない数が押しかけており、サントリーファンがなかなかこちらはこちらで存在感を出していたが、それが却って余計にFC東京ファン応援の巨大さを誇張していたように感じた。
「東京」と言う都会を本拠地にしていながら、ここまで「おらがチーム」的な雰囲気をファンが出している―――ように私は感じた―――FC東京ってのは、これはひとえに「凄いな」と思ったねぇ。
それにしても、会場自体がまた素晴らしい。昨年3月に出来たばかりだと言うその白い大きな複合スポーツ施設は、清潔感に溢れる。それでいながら体育館自体のキャパシティは決して大きくなく、座席数も1700席と多くない。だが、錦糸町駅から徒歩3分という好立地条件も相まってか、観客が大勢。
会場の照明も非常に観るのに疲れにくい明るさであるし、体育館が小さいためにコートも間近。
会場内は飲食も他会場に比べれば充実していると言える。その上、「フラッシュ撮影禁止」の張り紙があちらこちらにしてあるほか、座席への誘導もスムーズ。バレーボール会場では基本の「き」であるにもかかわらず、なかなか守られないマナーである「プレー中の座席移動」も、この会場ではない。運営スタッフの努力のたまものでしょう(←本来、どの会場もかくあるべきであるのだが!)。
ジュリーさんも素晴らしかった(ジュリーの説明は省くが、詳しくは『バレペデ』か、こちらのトゥギャッターを参照されたし)。FC東京×サントリー戦第2セット頭に、FC東京にオーダーの書きミスがあったのだが、それを発見した折、「今のはセカンドレフェリーのファインプレーです!」なんて言ってのけちゃう。
明瞭にわかりやすく、尚且つユーモラスに試合を仕切ってしまうジュリーはなかなか見たことがなく、このあたりもまた、この墨田区大会に私が心酔した理由の一つである。
長ーいこと、ゲーム以外のことについてつづってしまったので、そろそろ試合本編について書いて行こうかと思う。
サントリー3-1FC東京(25-23 27-25 24-26 25-22)
A表 B表
点数を見てわかる通り、接戦であった。
まぁ、結果的にはサントリーの勝ちであった。1,2セットの接戦、いずれもFC東京にもセットを取るに足りる機会は充分にあった。しかしながらどちらもみすみす自分たちのミスで逃してしまったのである。「2セットも取れるセットを取らないと負ける」と言うことでしょう。特に第2セットは、4-8で1TTO、13-16で2TTOと、中盤まで常にリードして迎えており、取らなければならないセットだったと言えよう。
加えて言えば、ゾボを変えるタイミングでしょうか。試合前の練習を観ていながら、「ゾボの調子、悪そうだなぁ」と言うことを思い、つぶやきもしたのだが、それが当たってしまった。第3セットのお祭りの立役者たる上場を、もっと早い段階で入れていたら、ゲームは違った結果を迎えていたかもしれない。
セットカウント2-0で迎えた第3セット。このセット前半からサントリーペースで進むも、中盤にFC東京が追いつくと言う展開。しかしながら、14-14から16-14と水をあけられ、21-17と4点差にまで差はついた。ここで「ゾボ→上場」「山内→山岡」と言う2枚替えが行われた。そこからこの試合の最大の面白い展開が始まるのである。24-19とさらに差はつくも、点数を取って24-20とし、サーバーは上場に。
上場のサーブが突き刺さると、サントリー岡本のトスミスで24-21。更にまた上場がいいサーブを放つと、今度はネット際でセッターの山岡がトスを上げると思いきやスパイクに切り替え、絶妙のブロックアウトを奪う。これで2点差になり、サントリーはタイムアウト。会場はにわかに盛り上がりを見せる。
タイムアウト明け、テオ、柴小屋を連続でブロックして24-24と対に同点となると、会場は最高潮。「アゲーバユ~ヤ!」のコールに包まれる。
更に2枚で柴小屋をまたも止め24-25と東京が逆転。サントリーが2度目のタイムアウトを取るも、会場のお祭りのような賑わいは、とどまらない。
タイムアウト明けも上場がきっちりといいサーブを入れ、ラリーに持ち込み、途中出場の橋場がきっちりレフトから決めて、24-26としてセットを奪った。
会場が一体となり、異様な熱気と盛り上がりを見せる・・・これはバレーボールではなかなか感じえない、凄い体験だった。
第4セットは2TTOまでは互角の展開だったが、そこからFC東京がやや単調になり、そこをサントリーが逃さずに捕え、一気に引き離した。
ただ、これだけいい試合だったのに最後の最後にみそをつけた出来事があった。主審の印藤氏である。
24-21のマッチポイントの局面で、上場のスパイクが「コートに落ちた」と判断し笛を吹くもそれが誤審でノーカウントに。まさか、マッチポイントのところで誤審とは。それまで厳格にいい塩梅で試合をコントロールしていたのに、最後の最後でのミス。試合を決する一番いいところで水を差すようなこのミス、他の場面ならいざ知らず、ここだけは絶対にあってはならないでしょう。
本当に残念無念。
豊田合成0-3堺BZ(23-25 20-25 22-25)
A表 B表
墨田区大会第2試合がこちら。
この試合、合成がセットを奪える感じがなかった。決して堺の調子がよかったとは思えなかったんだが、それ以上に合成の調子が悪かった。
合成はセッターの内山が問題。第1セット21-21から川浦に立て続けの5本をトスアップし、更に幡司にも上げた。その幡司に上げたのは23―23の場面であり、それが止められて、セットポイントを奪われたのだ。更に更に、24-23からまた幡司に上げ、それを止められ失セット。
アンジェルコの調子が悪い以上、MBで決めたい気持ちはわかる。中から外へ展開していきたいであろう組み立ての意図もわかる。でも、あまりにもMBに集め過ぎた。「冷静さを欠いたトスワーク」と言うのか「若さが出た」と言うのか・・・
別問題として、第3セット途中に盛重が出るまでの間、コート内の雰囲気が暗くなりがちだったのもどうかなぁと。盛重がコート内を活性化させたが、若手が多く出ていると言うこともあり、もう少し元気あるプレーが見たかった、と言うのが率直な感想だ。
他方堺は、合成の調子の悪さに助けられた試合ではなかったか。第1セットも17-18から、石島のスパイクミス、北島のライン踏み越しで17-20と崖っぷちに立っているにもかかわらず、逆転でセットを奪った。この原因は前述のとおりである。
相手の点取り屋たるアンジェルコの不調も大きくこの試合で堺に有利に働いた。結局、ラリーを合成はなかなか取れず、逆にラリーになったらエンダキらで堺は点数を取れた。この差は大きかった。
とまぁ、こんな感じの2試合であった。
明日は、30日のとどろきでの生観戦について書くつもりである。写真アップは明日か来週かということで。
尚、今週は宮前でチャレンジ男子の生観戦を予定。以後、川崎橘高校でのチャレンジ男子、東京体育館でのプレミア女子、とどろきでのプレミア女子、東京体育館でのプレミア男子、越谷市立体育館でのプレミア男子、有明コロシアムでのプレミア女子(セミファイナル)、相模原市立体育館でのチャレンジマッチ、さいたま市記念総合体育館での日韓トップマッチ・・・を生観戦予定である。
今年は花粉が多いと言うこともあり、春シーズンは野球の生観戦を控え、バレーメインになるだろう・・・(←理由はそこかよ!)。
posted by 古都の侍 |21:55 |
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2011年01月24日
全国各地寒いうえに、豪雪でえらいことになっているが、そんな中でもVリーグは開催中。また、よりによってこんな時に青森だとか氷見だとかで試合があるんだから、選手もファンも大変である。
今週も簡易的更新なので、トゥギャッターのまとめを中心にしたブログの更新でご容赦願いたい。
http://togetter.com/li/92787
土曜日のサントリー×JT戦、第1セットこそいい形でセットを奪ったJTだが、2セット目以降はサントリーの前に苦戦。坂本が入り、ブロックシステムが向上したことがサントリーの勝因の一つではないかと思う。
反面、JTは2セット目以降どんどん調子が悪くなっていったゴメスを代えなかったことが敗因ではないだろうか。神田がオポジットじゃダメなのだろうか?「ゴメスありき」と言うことがあまりにも強すぎるんじゃないだろうか・・・と思った次第。
日曜日のサントリー×東レ戦。東レに覇気と言うか勢いがないのが気になった。こういう時、カンフル剤として新人などを重用すると言うのも手だが、それがマイナスの方向に作用した時は、チームの立て直しがいよいよ困難になるから、そこが考えものなのである。
しかしながらサントリー、守備中心のチームに完璧に様変わりした。荻野采配も新人監督とは思えないものが、今のところ非常に強く感じられる。選手交代、タイムアウトという采配加減が老練ささえあるぐらいだ。
posted by 古都の侍 |23:16 |
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2011年01月16日
http://togetter.com/li/89892
↑とりあえず、今週末に観た試合についての感想をトゥギャッターでまとめた。
来週あたりからは、ボチボチいつも通りの更新に近付ければなぁと思っているんだけども・・・。
男女ともに、混戦模様を呈しているリーグ戦。台頭してきた選手が多く観られることは非常に興味深く、面白いことではある。
間もなくリーグも折り返しを迎えようとしているが、恐らくここからはここまで主体的に出ていた若手と、ここまで温存されていたベテランが融合してくるようなチームが出てくるのではないだろうか。まぁ、そのあたりが一つの楽しみになってくるであろうと思うところ。
以上、簡易的な更新で失礼。
そうそう、『月刊バレーボール2月号』は、『1月号』に引き続いて読みごたえがあるので、是非とも一読していただきたい。
そして感想を、「 #getubare 」でつぶやくことをお勧めしたい。
posted by 古都の侍 |19:28 |
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