2007年11月10日

バレーWC女子vsペルー~気の緩みから来る「失セット1」~



日本3-1ペルー(25-18 25-13 22-25 25-19)


木村 荒木 栗原
高橋 杉山 竹下  L=佐野


イタリア戦の選評に対するコメントが現在29!!スポーツナビ編集部様に推薦記事として取り上げていただいたためか、バレー記事として異例のコメント数。ありがとうございます。

さて、もう今日は言いたい事は一つ。

3-0で勝てよ、3セット目は何だったのか・・・ということ。
易々と2セットを取って気持ちに少し穴が開いてしまったのだと思う。真の強豪国というのは、あの展開でそのまま突っ走って3セット連取するものである。そう、考えるとそこもまた、「上位との差」ということなのだろう。

レセプションは両チームとも素晴らしくいい。ペルーは前評判どおりにリベロのパラシオスが素晴らしく、チーム全体としてもブロックフォローなど本来日本がやらなくてはならない細やかなつなぐバレーを体現していた。ブロックフォローなどの細かい点を観れば、絶対ペルーの方が日本より勝っているように感じた。タイ戦もそうだったが、負けたチームからも学び取る点は非常に多い。イタリアのようなバレーも確かに勉強にはなるが、即座に取り入れられる、学び取れるのはペルーの方が多いかもしれない。

明日はポーランドであるが、夏の雪辱を晴らしたい。グリンカ、スコブロニスカ、ポドレッツ、ロスネル・・・そして大ベテランの帰ってきた37歳ベテランセッターシリバなどツワモノぞろいを指揮するのは、データバレーの祖、マルコ・ボニッタ氏である。
勝つのは非常に難しいが、日本はサーブで攻める。また、サーブカットをしっかりと返す、速い攻撃を軸とする。基本的な日本バレーを具体化していくことが勝利への最短ルートだ。
残り5試合。うち、強豪国は4試合。その中で明日のポーランド、それからキューバ。この2試合は勝ってもらいたい!

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posted by 古都の侍 |00:19 | ワールドカップバレー女子2007 | コメント(12) | トラックバック(3)
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2007年11月09日

WCバレー11・7の結果


11月7日(水)の結果

Aサイト(なみはやドーム)

・韓国3-0セルビア(25-21 25-20 25-21)

・ドミニカ0-3セルビア(22-25 14-25 23-25)

・日本0-3イタリア(18-25 19-25 14-25)


Bサイト(仙台市体育館)

・ケニア0-3ポーランド(12-25 10-25 15-25)

・キューバ3-0ペルー(29-27 25-19 25-13)

・ブラジル2-3アメリカ(25-17 25-16 21-25 23-25 9-15)

アメリカこれで優勝に一歩近づく!!

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posted by 古都の侍 |18:41 | ワールドカップバレー女子2007 | コメント(1) | トラックバック(0)
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2007年11月09日

女子バレー・データに裏づけされた欠点


データで見る欠如に現れる決定力のなさを紹介しよう。

ベストスパイカー(決定率)ランキング(規定打数到達選手)によると、まったく上位から日本の名前が見当たらない。1位がキューバのラミレス。以降、ピッチニーニ、ルイザ、ハニーフ・・・と世界のエースが名を連ねるが、我が日本はというと・・・・・・21位にようやく高橋の名が。24位に栗原、25位に木村がいる。

規定打数に到達したいないところに荒木や杉山の名はあるが、やはり点数源となるべきサイドアタッカーにそれなりの決定率がないと日本は勝てない。拾ってつないで・・・さぁ誰が打つ?誰が決める?のような状況をこの大会において嫌と言うほど見させられた。

やはり、先ほど挙げたサイドの中で少なくとも1人は、ベストスパイカーランキングで10位以内くらいには入ってもらいたい。誰かしら、攻撃の核をサイドで作らないとここで1本という場面で切れない。今回のメンバーを見ると、栗原がその任を受けてそうなのだがいまひとつだ。

今後は、荒木にもっとセミを打たせるとか新たな攻撃を考えていかないと厳しいかも知れない。スポーツナビ内のゼッターランドさんのコラムにあった、リベロを除いて・・・というフォーメーションはあまり同意できないが、攻撃力の向上は急務だ。

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posted by 古都の侍 |13:01 | ワールドカップバレー女子2007 | コメント(7) | トラックバック(2)
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2007年11月08日

杉山祥子のコメントが最も日本を現している



以下斜線部、スポーツナビより引用

常にイタリアの展開でゲームが進められてしまった。(2セット目の)ブロックは、速い攻撃で中に落とすというデータが出ていたのでそこを狙っていた。全体として振り返ると、チームで攻め切れなかった。3セット目に関しても、ああいう点数になっても自分たちでできることがあったはず。(相手の流れ、攻撃を)止める、止められないというだけではなく、チームの勢いや攻める姿勢が足りなかったし、力を出し切ることができなかった。
 相手よりもまず自分たちがどうするか。もっとフォローもできたはずだし、サーブミスを出すなど、してはならないミスもあった。イタリアと戦うのに日本はそういうミスを絶対に出してはいけないと思う。もちろんサーブを攻めるけどミスは出してはいけないし、1対1では絶対に勝てないのだから、フォローをするなど全員で戦う姿勢が必要だと思う。まずは気持ちを切り替えて、もう一度どういう形が日本の形であり、自分たちの形なのかというのを整理して札幌での3戦に臨みたい。

日本の中で昨日唯一気を吐いたアタッカー杉山のコメントだ。

んー。実に的を射ていると思う。「自分たちがどうするか」という事について、とてもいいことを言っている。明日からは杉山に注目したい。


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posted by 古都の侍 |13:13 | ワールドカップバレー女子2007 | コメント(19) | トラックバック(1)
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2007年11月07日

バレーWC女子vsイタリア~埋まらぬ差・埋められる差~


日本0-3イタリア(18-25 19-25 14-25)

【第1・2セット】
木村 荒木 栗原
高橋 杉山 竹下 L=佐野

【第3セット】
竹下 杉山 高橋
栗原 庄司 木村 L=佐野

イタリア=ロビアンコ アゲロ バラッツァ ジョーリ セーコロ デルコーレ L=カルデュロ

杉山と佐野は柳本監督風に言うと「ナイス頑張りっ!!」といった感じだ。事実、とってもよく動いていたし、特に杉山は攻撃陣が全く機能しない中、センターというほかが活躍しないと難しいポジションでよくやっていたと思う。

実は、日本の今日のレセプションは66%もある。つまり、理論上3本に2本はAキャッチが入っているということだ。対してイタリアは54%。数字上、日本が上回っているがなぜイタリアに圧倒的差をつけられたかというと、それはイタリアの特性にある。

日本はデータ上Aキャッチからの得点率は非常にいいのだが、今日はむしろラリー中など崩れた所からの変な攻撃の方が案外決まっていた。というのも、イタリアは元祖データバレーのチーム。データを重視してくるので、日本のAキャッチからの攻撃はどうなるかというのを完全に読まれている。
ということは、意図的にBキャッチ以下のレシーブでわざと撹乱させれば良いのでは?と思うかもしれないが、それはあまりにも危険だ。では、どうするか。
セッターを代えることだ。
以前の記事(http://www.plusblog.sportsnavi.com/tm1051004/tb_ping/453)で指摘したとおり、河合をスタメン起用してイタリアの根幹であるデータバレーをぶっ潰すことを狙ってみるのがいいと考えていた。結果は、正攻法で挑めば今日みたいに粉砕されることは目に見えているのだから、そういった思い切った裏切る采配を見せてみたほうが、相手にとっても自分たちにとってもいいように思う。もし、裏をかいて負けたのならば、それはもう完敗と認めればいい。しかし、今日みたいに殆ど策を講じずに負ける(3セット目は多少策を講じたが)のは完敗以前の問題な気がする。

栗原25%、高橋20%、木村33%、荒木19%、主要アタッカーを封じられたのは、Aキャッチが入って日本らしい攻撃がある程度出来てしまったからではないかともうがってみれば考えられるということなのだ。
だから実況も「日本の今日のバレーの形としてはいいんですけどねぇー、悪くないんですけどねぇー」というような見方になったんだと思う。

最後に、大山や多治見は何のためにいるのでしょう。流れを変えるなら、第3セットに読みの利いたブロックに定評があるベテランの多治見を入れて立て直すのも手だと思うし、大山をレフトで入れるのも大いに結構だと思うのであるが・・・

この負けで果てしなく遠いところにメダルは行ってしまったが、最後まで何とかいい試合を見せて欲しい!男子にいい流れを作って大会を終わらすこともある意味大事だ。

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posted by 古都の侍 |20:56 | ワールドカップバレー女子2007 | コメント(29) | トラックバック(6)
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2007年11月07日

WCバレー11・6の結果


11月6日の結果

Aサイト(なみはやドーム)

・セルビア2-3イタリア(23-25 25-14 16-25 25-7 15-7)

・ドミニカ1-3韓国(21-25 25-22 20-25 21-25)

・日本3-0タイ(25-19 27-25 25-14)

Bサイト(仙台市体育館)

・ケニア0-3アメリカ(9-25 20-25 10-25)

・キューバ3-2ポーランド(21-25 26-24 22-25 25-21 15-13)

・ブラジル3-0ペルー(25-17 25-15 25-17)


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posted by 古都の侍 |13:04 | ワールドカップバレー女子2007 | コメント(0) | トラックバック(1)
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2007年11月07日

WCバレー11・4の結果


11月4日(日)の結果

Aサイト(東京体育館)

・ドミニカ3-2タイ(25-14 25-21 23-25 19-25 17-25)

・韓国3-0イタリア(25-15 25-19 25-22)

・日本1-3セルビア (20-25 20-25 25-18 24-26)


Bサイト(浜松アリーナ)

・ケニア0-3ペルー(16-25 9-25 19-25)

・ブラジル3-2キューバ(25-19 19-25 25-17 19-25 25-11)

・ポーランド1-3アメリカ(21-25 25-12 25-27 17-25)

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posted by 古都の侍 |12:57 | ワールドカップバレー女子2007 | コメント(0) | トラックバック(0)
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2007年11月07日

WCバレー11・3の結果


11月3日(土)の試合結果

Aサイト(東京体育館)

・セルビア3-1タイ(25-20 18-25 25-17 26-24)

・ドミニカ0-3イタリア(16-25 17-25 16-25)

・日本3-1韓国(25-23 19-25 25-22 25-16)


Bサイト(浜松アリーナ)

・アメリカ3-2キューバ(20-25 25-21 18-25 25-20 15-11)

・ペルー0-3ポーランド(16-25 16-25 17-25)

・ブラジル3-0ケニア(25-16 25-7 25-14)




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posted by 古都の侍 |12:50 | ワールドカップバレー女子2007 | コメント(0) | トラックバック(0)
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2007年11月06日

バレーWC女子vsタイ~私はタイの方が好きだ~


日本3-0タイ(25-19 27-25 25-14)

スタメン

木村 荒木 栗原
高橋 杉山 竹下  L=佐野

高橋→大山(第1セットワンブロ)
竹下→大村(第2,3セットワンブロ)
杉山→河合(第3セットピンサ)

タイ=サイマイ プルームジット オヌマー ウィラパン アンポーン ヌットサラ L=ワンナ


タイはすべての選手が色々な動きが出来る。第3セットのナルモンのようにセッター・アタッカーの切り替えをパッとできるようなプレーヤー、サイドでも速攻に入るプレーヤーに、センターなのにサイドからオープンを打つプレーヤー。オールラウンダーが揃ったああいうチーム編成にしたいね。そういう意味で、私はむしろタイの方が好きなのである。
試合には勝ったが、日本の将来はタイの形をヴァージョンアップさせたものにしたい。そういう意味で、タイは非常にいい教科書だ。

試合の方は、至って順当な結果である。警戒していたプルームジットを封じることに成功したといっていい。唯一流れに乗った第2セットはやはりてこずったが、プルームジットが静かだと、タイは静かになる。威力のあるサイドのオヌマーには若干手を焼いたがしかし、一昨日のセルビアや明日当たるイタリアに比べればずっとやさしいものだ。

レシーブ面では、木村のサーブカット返球率が約80%、佐野も60%と結果を残したが、高橋は47%と未だカット面は上がってこない。

攻撃はその高橋が2セット目以降当たりを取り戻したが、明日以降も持続できるかどうかは微妙。もし、明日以降も今日の2セット目以降のような結果を残すことが出来れば、4位くらいまでは巻き返せるかもしれない。栗原はどこがどうしたかは知らないが2セット目あたりから降下。川合氏曰くどこかが緩んだとか・・・いっそ大山に代えてみるのが良かったのではないだろうか。連戦に休養は必要なのだから。
センターは荒木がアタックで、杉山はブロックで持ち味を発揮した。

しかし、今日は勝ったとはいえ依然としてサーブの弱さが目立った。どうも、セルビア戦辺りから日本の悪い癖、サーブを緩く打つが出ているように感じる。明日のイタリアみたいなところは、兎に角サーブで揺さぶりをかけまくらないとならない。各自が持ち味を存分に出したチームとしての相対的なサーブでイタリアを崩してもらいたい。

恐らく明日のイタリアのスタメンはこんな感じではないだろうか。

アゲロ   グイッジ ピッチニーニ
セーコロ  ジョーリ ロビアンコ

レシーブのいいセーコロをレフトに入れてくるだろうと予想。先日の韓国戦ではアゲロを途中で下げてオルトラーニを入れるなどして対アジアにはレシーブを重視してくる傾向がある。
怖いのが、アゲロ以上に今当たっているピッチニーニ。この4年ですっかり波のない安定したいいプレーヤーになった。

フルセットまで持ち込めれば、面白いのだが・・・

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posted by 古都の侍 |21:10 | ワールドカップバレー女子2007 | コメント(1) | トラックバック(2)
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2007年11月06日

女子バレー・05年体制の崩壊!?



【05年体制】→2005年以来の全日本の体制。柳本JAPANのアテネ以降の第2次体制とも表現できる。竹下と高橋(=テン・シン)を中心におき、木村・栗原・大山という2003年ワールドカップで世界初デビューした3人で脇を固めるという体制。


最初に05年体制というのを定義づけさせてもらった。

さて、高橋が決まらないと竹下のトスワークが厳しくなる。2人が厳しくなっても控え選手とは決して代えない。いや、柳本監督が心中するといっている以上決して「代えない」のだろう。チームの柱というか中枢機関が竹下と高橋という形のなのだが、諸外国のチームもそこは重々承知でそこをつぶせば日本はつぶれるというのが定石になっている。事実、高橋をサーブで徹底的に狙うのが諸外国の日本対策だ。
高橋がつぶれると、日本のコンビバレーの中で攻撃パターンが何パターンも有効にならなくなってしまう。敵の狙いはそこだ。そうして、日本の攻撃を単調にさせ、ブロックで締める。

日本に対する策が明確な以上、日本としてはここをどう乗り切るか、対策を立てるかである。
私が思うに、成田や狩野美雪、吉澤、仁木などサーブレシーブの出来るサイドを入れて代わりが利くようなベンチの体制を作るべきではないかと思う。やはり結論はそこに達するのだ。

もし、柳本監督が03年のような選手を代えるような采配を見せるようになってくれれば日本の逆襲もあるかもしれない(メダルはないが)。05年体制を疑い、もう一度チーム全体の構想を考え直す事が必要なのかもしれない。

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posted by 古都の侍 |08:59 | ワールドカップバレー女子2007 | コメント(11) | トラックバック(3)
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2007年11月05日

バレーWC女子vsセルビア~千駄ヶ谷心中・3-0で勝てる試合を落としもはやメダルは不可(前編後編)~



日本1-3セルビア (20-25 20-25 25-18 24-26)

スタメン

木村 荒木 栗原
高橋 杉山 竹下  L=佐野

ヴェリコビッチ ブラチェコビッチ ニコリッチ
モルナル    オグニエノビッチ ツイタコビッチ  L=チェービッチ


>生観戦の実感をこめる意味と、あまりにも書くことが多すぎるため前編・後編の2部構成で送ります。と書きましたが、合体させて再投稿します。

それから別件で「敵国情報」の4以降は更新が滞っていますがその試合の前には更新をします。若干ペースが落ちていますがお許しください。必ず更新します。

名古屋レインボールホール再び!かと思いきやまさかの敗戦・・・そもそも3-0で勝てる試合である。

ブロックが20本も出たがせいぜい本当にしてやられたのは8本程度。残りはブロックフォローの悪さがたたった(佐野を除いて)。高さのある相手とあたってブロックで跳ね返されるのは承知しているはず。だからこそブロックフォローにこそ日本の生きる道があるはずなのだがどうしてそれを・・・それさえ出来れば昨日にせよ、夏のオランダによポーランドにせよ勝てる試合だ。つなぐ粘りというものはあるものの、そのブロックフォローというさらなる粘りを手に出来れば日本は恐ろしい「粘り」という世界を怖がらせる武器を手に入れて「勝てるチーム」になる!
事実、昨日はディグはよかったと思う(セット平均13.25本!!)。1本目のブラチェコビッチのスパイクコースにはある程度は入れていたと思う(ライトからはクロスがかなり多い)。ただ、ラリーになると(2本目以降)日本はブラチェコビッチに追いつけない。
まぁこれは日本にラリーを制すことが出来るような「決め手」となる一撃がないからであろうが・・・

「決め手」となる一撃はそうそう生まれては来ないだろう。身体的な能力差が日本と欧米諸国にはあるのだから、一撃は期待はしない。
むしろ日本はAカットからの得点率がいいことからして、いかに一発で決めるか。ラリーにしないかというのがある。要は相手のサーブは一発で切るということになるのだが、私はこの案件に関しては栗原をサーブカットに参加させ4枚体制で臨むことによって改善されるのではないかと思う。栗原を含めて4枚にして仮に栗原がAキャッチを返したとする。そうなると、高橋・木村・センター、そして栗原と4人の攻撃できるプレーヤーが出てくる(ここではローテーションは無視して仮説を立ててます)。そうなると、日本のAキャッチからの得点率のよさを考えるとかなりの確立で点数が取れるでしょう。海外では栗原みたいに打つ専門のようなレフトはそんなに多くはない、むしろ190cmあってもサーブカットもこなすようなプレーヤーはいる。そう考えると、日本も大型プレーヤーはレシーブに積極的に参加はしなくてよい、ではなくて積極的でなくてもある程度参加、くらいまでは踏み込んで欲しい。全員レシーブバレー(サーブレシーブもスパイクレシーブもあわせて)を展開できれば日本は戦いやすくなるのではないだろうか。

で、昨日はサーブカットが佐野以外が悪かった。佐野に関しては成功率70%と好成績だが、特に3セット目以降はそれはもう見ていて気持ちいいほどしっくりと竹下のところに返っているように見えた。対して、木村は38%、高橋は24%とここが揺らいだからこそ攻撃につながらなかったという見方も出来る。悲しいことにBキャッチ・Cキャッチになると個人技で攻撃する事が多くなるが、日本は個人技ではヨーロッパに勝てない。逆に昨日みたいにAキャッチが入る事が少ないとAのときはセンター、という風に読まれやすくなってしまう。だからこそ、昨日は杉山と荒木の決定率が落ちたのだと思う。
結局、日本の根底にあるサーブカットが崩れたら話にならないという事だ。せめてBキャッチからの攻撃力はもう少し上げてもらいたいのではあるが。

また、再三このブログ内で指摘していた通り、サーブカットという面で考えると昨日のように高橋・木村が崩されたときに代える選手がいない事の痛さを身をもって感じたのではないだろうか。例えば、大山に代えて成田郁久美や狩野美雪、吉澤智恵、といった面々を入れていれば・・・とやはり思うのである。
サーブカットとは関係ないが、あえてこの際ついでに言いたいのがスーパーサブが存在しない事である。03~04の勝たなくてはならない大会では佐々木みきという素晴らしいスーパーサブがいた。劣勢になれば流れを変えられる、立て直せるようなベテランの存在が必要なのではないだろうか。
さらに、選手交代という事で言えば、昨日のセルビアは4セット目のネソビッチやその前のセットのマジェストロビッチのような確実な控え選手がいること、またその代える事をする監督の采配、これもまた日本にはないことだ。
日本戦の前にやっていたイタリアなんぞは、韓国にスーパーエースのアゲロが通用しないと見るやいなや「アゲロ→オルトラーニ」というメンバーチェンジを実施してきた。またスタメンにおいてもレフトにレシーブのいいセーコロを入れるような采配が出来る選手層。日本にはないからやはりそこも「世界との差」なのだろう。

最後に先日、よくて8勝3敗と予想した日本の結果だが、この分だと5勝6敗(セルビア・イタリア・ポーランド・キューバ・アメリカ・ブラジルに敗戦)と下方修正した予想を出しておく。明日のタイにアレするような事があれば・・・


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posted by 古都の侍 |13:30 | ワールドカップバレー女子2007 | コメント(8) | トラックバック(2)
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2007年11月04日

セルビア倒して3タテなるか


本日のセルビア戦の見どころ。


やはりレフトのニコリッチがカギ。昨日はタイが見事にニコリッチを潰すことに成功。そのため、今日は燃えるものがあるだろうが反面、タイにつぶされるという事は不調なのではないかという推測も出来る。スパソイエビッチも不在の中でまずニコリッチを潰せれば勝機はぐっと大きくなる。

むしろサイドで怖いのがモルナル。○○ビッチという選手が多い中名前でも目立つが、プレーは堅実。確実なプレースタイルで日本にも牙をむくだろう。

センターは昨日の途中からイサイロビッチに代わって出てきたヴェリコビッチがブロック力もあり、また波に乗りかかっているので警戒が必要だ。

日本は序盤からセンターをどんどん使って欲しい。A,Bクイックで中を使うかと思えば、C,Cワイド・・・というようにアンテナ目一杯まで使って相手のブロックを割らなくてはならない。その上で、栗原を後ろから打たせ、木村と高橋を動かしながら打たせることが出来てくると攻撃面はいい。
後はディフェンス。サーブカットがしっかり入らないことには意味がない。まずはサーブカット。そしてブロックフォローとつなぎ。粘り負けしてはならない。少々粘れば、セルビアはかなり嫌がるだろうから兎に角拾ってつないで拾ってつないでの繰り返し。相手を辟易させよう。

では、私は東京体育館へ・・・

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posted by 古都の侍 |10:04 | ワールドカップバレー女子2007 | コメント(0) | トラックバック(1)
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2007年11月03日

WCバレー11・2の結果


11月2日(金)の結果

サイトA・東京体育館

・韓国0-3セルビア(21-25 23-25 15-25)

順当な結果。歴然とした差が出たと言えるが、韓国はペ・ユナの活躍が光った。

・イタリア3-0タイ(25-14 25-14 25-16)

アゲロ・セーコロ・デルコーレ・ジョーリ、打ちたい放題の試合。

・日本3-0ドミニカ


サイトB・浜松アリーナ

・キューバ3-0ケニア(25-11 25-18 25-20)

ラミレス71%、ルイザ69%の決定率。

・ペルー0-3アメリカ(23-25 14-25 19-25)

アメリカはセッターをバーグに据えてきた。オーモアサントスは控え。

・ブラジル3-0ポーランド(25-12 25-20 25-22)

あれれ、ジャケリネが出てる!今回は来ないと思っていましたが、まさかの来日、スタメン入り。ポーランドはもっとやってくれるかと思っていただけにちょっと残念。



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posted by 古都の侍 |22:55 | ワールドカップバレー女子2007 | コメント(2) | トラックバック(0)
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2007年11月03日

バレーWC女子vs韓国~50%の完成率~



日本3-1韓国(25-23 19-25 25-22 25-16)

スタメン

高橋 荒木 栗原
木村 杉山 竹下 L=佐野

竹下→大村(1,2,3セット・ワンポイントブロッカー)
高橋→多治見(2セット・ワンポイントブロッカー)
杉山→河合(3セット・ピンチサーバ)

韓国=キム・サネ ペ・ユナ ハン・ユミ チョン・デヨン キム・ヨンギョン キム・セヨン L=キム・ヘラン


日本らしい形にまだまだならない。
2セット目をのぞけば、昨日のドミニカ戦をよりは良かったが、まだまだ動けるし、まだまだ詰められる部分はある。

佐野が懸命なレシーブをしているのだが、それ以外の選手のレシーブ(特にブロックフォロー)が出来ていない。栗原や木村がもっと拾えてくれば俄然チームとして波に乗りやすくなる。
それにしても毎度のことながら佐野のレシーブには恐れ入る。レシーブなら世界ナンバーワンのうまさと安定感があるかもしれない。

韓国はキム・ヨンギョンが止まらなかった。決定率53%。打った本数54本で29得点なのだからこりゃ大したもんだ。が、褒めてばかりもいられない。日本はキム・ヨンギョンへの対応がどうにもうまくいかなかった。結局、2セット目を取られたのはキムが乗ってしまったからに他ならないだろう。それ以外のアッタカーは軒並み平均以下の数字しかアタック決定率を残していない。警戒していたペ・ユナやハン・ユミらもそうだし、センターもそれほど機能はしていなかった。そう考えるとやはり、つくづくキム・ヨンギョンにやられた感が残る。

日本は昨日は全く使えなかったセンターに杉山を先発投入したことで動き始めた。杉山と荒木がある程度使えたため、ようやく日本らしさが少しずつ出た。ブロックでも杉山と荒木が4本ずつと韓国の流れを止めたことが大きい。ドミニカ戦はあまりにも悲惨だったブロックがチーム総計14本でたことは光明だ。特に相手のライト攻撃に対するブロックが良かった。

サーブレシーブ成功率もチーム平均70%と合格点。ドミニカ戦は浮き足立っていた日本の基盤が安定したことも救いだ。

明日への課題は最初に書いたレシーブとそれからサーブ。サーブでガンガン崩していかないと高いチームにはダメだ。ブロックもワンタッチを取ることを念頭において、その上である程度キルブロックが出ればいい。ベストメンバーが揃ってないとはいえ厳しい戦いになるだろう。しかし、五輪チケットを獲得するためには落とせない試合である。
相手の注目選手は日本でもおなじみニコリッチ。あとはモルナルというアタッカーも要警戒だ。

さて、明日は東京体育館での生観戦へ行く。ドミニカ×タイ・イタリア×韓国、そしてセルビア戦。また、浜松ではブラジル×キューバ、アメリカ×ポーランドという優勝争いに直接大きな影響を与えるような好カードが組まれている。こちらも見逃せない!

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posted by 古都の侍 |21:24 | ワールドカップバレー女子2007 | コメント(1) | トラックバック(2)
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2007年11月02日

バレーWC女子vsドミニカ~開幕戦とはいえ心配な面が・・・~


日本3-0ドミニカ(25-23 25-18 25-20)


木村 庄司 栗原
高橋 荒木 竹下  L=佐野

ドミニカ=カブラル デラクルス エベ ロドリゲス ロンドン エチェニケ L=カソ

いよいよ幕開けしたワールドカップ。

結果、勝つには勝ったが何か不安になる要素があった。まぁ、それはセンターが使えないこと。特に庄司の今日の出来は一抹の不安を感じる。竹下が執拗にライトへのブロードをこだわったことでリズムが崩れたという見方も出来るが、しかしそれにしても常日頃安定したプレーを見せてくれるクレバーさのあるプレーヤーだけに「おやっ?」と思わずにはいられない。荒木にせよ、今日はそれほどよくはない。
A・Bクイックの本数が少ないのも気になる。やたらとライトへのブロードにこだわるトスワークが今日は見受けられた。竹下の思い描いていた構想がそうさせたのだろうが、もっと真ん中からの速攻を織り交ぜるべきではないだろうか。
真ん中からのA・Bクイックやサイドが切れ込む攻撃でリズムを作りそこからサイドへ散らしていくという形が今日はなかった。明日以降はその当たりの事をどうして行くのかを見極めたいと思う。

今日の勝因はサイドが仕事をこなしたこと。FIVBの公式記録が出ていないためまだ、はっきりとした数字は出せないが(解り次第更新します)、恐らくサイドの決定率は結構いい数字が出ているはずだと観ていて感じた。
2セット目以降は、選手各々が考えてサーブを打つようになり前から私が提唱している“相対的なサーブ”(様々なバリエーションのあるサーブ。速いサーブ、コースを狙うサーブ、前衛を崩すサーブなどを選手が持ち味の独特のサーブを満遍なく打つこと)が出来ていた。これがあったからこそ連続得点が生まれた。
反面、連続失点が多かったことは課題だ。

さて、明日は韓国戦。油断は禁物だが確実に仕留めなくてはならない相手だ。大山や河合といった選手を場慣れさせるために使いたいという願いもある。

補足説明・決定率

高橋 63%
栗原 52%
木村 35%
荒木 42%

やはり高橋と栗原の率は高い。特に高橋。サイドで60%超えはスゴイ数字。

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posted by 古都の侍 |22:58 | ワールドカップバレー女子2007 | コメント(9) | トラックバック(3)
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