2008年06月29日
木村沙織=全日本女子?~ワールドグランプリ2008(予選ラウンド)~vs中国
セカンドセッターの差、「それがすべてさ」と言うことだと思う。 2セット目の途中、流れが悪くなったところでヒョウ・コンに代えてギ・シュウゲツを使えた中国と終始一貫竹下の日本。セカンドセッターのいる意味の最大の理由は流れを変えること、試合を立て直すこと。それには技術や経験がたくさん必要だ。ギ・シュウゲツは若いながらも、昨年1年かけて大会で使ってもらい、いいアタッカーの中でいい育ち方をした。いい土壌でなければいい作物が取れないのと同じ、いい環境でなければいいセッターは育ち得ない。セッターを育てるのはアタッカーを育てるのよりもずっと苦しく我慢が必要だ。当人も、育てる側も、両方忍耐強くならなければならない。そして土壌もよくないと、つまりは周りのアタッカーたちがいい影響を与えていい養分を与えなくてはならないのだ。 ここにいいセッターが育ったプログラムの一部を書いた記事を載せておく。 橋本と小濱・・・対極にあった二人の若きセッター 日本0-3中国(15-25 27-29 22-25) 【日本】 狩野 木村 杉山 荒木 大村 竹下 L=佐野 2S・・・狩野→多治見(ワンブロ) 2S・・・竹下→栗原(ワンブロ) 忙しいため公式データの洗い出しは割愛(すみません)。昨日に引き続き、リンクを張っておきます。 公式記録 中国=ヒョウ・コン(→ギ・シュウゲツ) セツ・メイ ヨウ・コウ シュウ・ソコウ チョウ・ヌイヌイ オウ・イメイ L=チョウ・ナ まぁまぁ、ヌイヌイのよく打つこと。そして日本のブロッカーが終始捕まえられなかったこと。それでもこの試合は「善戦」であったと思う。なので、ぼちぼちいい結果ではなかったかと言うのが私の見方だ。 点数的に見ても、1Sは「×」だが2S、3Sはそこそこ。強いて言えば、2Sは5点差を終盤の20点以降でひっくり返されたのがもったいなかった。せめてセットを奪うことが出来ていれば、もっとよかったのに。 高橋にか代わって狩野が入ることでディグが格段によくなったと思う。そのためにボールは上がった。前日とは打って変わって木村が好調で、厳しいところを切ってくれたのは大きかった。中国の高くて幅のあるブロックに対しても外へ出すこととまともに勝負をしないことの2点を心がけていたのではないだろうか。 対角の大村は竹下との息が合わなかったことが何より残念だ。固定メンバーで戦っていた弊害が出たといっていいだろうが、しかし大村自身もあまり得意でない事は承知だがブロックアウトとかをもう少し丁寧にして欲しかった。25本打って3本しか決まらなかったスパイク、もう少しバックを打たせてもいいと思った。 荒木は怪我以後精彩を欠き気味だ。思い切ってWGPを殆ど休んで体調を万全にさせることの方がいいのかもしれない。 「チームとしての差」がくっきりと出た試合。北京でメダルをホンキで狙うチームの中国は流石だと思わせる完成度の高いプレーを随所に見られた事はバレーファンとしては楽しい試合であった。 日本のこの試合の課題の最たるは、組織的なブロックであると感じた。 簡単な記事が続いておりすみません。キューバ戦&男子のポーランド戦は観次第、手が空き次第更新となりますので悪しからず・・・
posted by 古都の侍 |22:34 |
ワールドグランプリ2008 |
コメント(7) |
トラックバック(0)
トラックバックURL
このエントリーのトラックバックURL:
http://www.plus-blog.sportsnavi.com/tm1051004/tb_ping/930
この記事に対するコメント一覧
木村沙織=全日本女子?~ワールドグランプリ2008(予選ラウンド)~vs中国
ギ・シュウゲツですか?他のブログに書いてあったのですが、なんかスゴイセッターみたいですよね~
やはりどうしても「越えられない壁」があるように思えます~まぁ愚痴っても始まらないんでね。もう北京は目の前やし・・・
来月菅山ビーチバレーデビューのようです~
うひょーカオル姫ビーチですか~
「バレーが好き」って気持ちと「五輪に出たい」という気持ちが合わさっての進路やないかな~
またビーチ人気出そうですね~
posted by 夕焼け | 2008-06-29 23:36
木村沙織=全日本女子?~ワールドグランプリ2008(予選ラウンド)~vs中国
上の記事の付け足しですが、招待選手みたいですね~
完全にその道を歩むって事じゃないかも・・・
鳥取県の「きたろうカップ」という大会です。
7月27日
菅山ファンはライフルのようなカメラを購入して鳥取に集まるべし!
雨天決行だ~
posted by 夕焼け | 2008-06-30 00:06
木村沙織=全日本女子?~ワールドグランプリ2008(予選ラウンド)~vs中国
コメントありがとうございます。
調べたところこれですね。
http://shun999.sfnc.jp/shintyaku2008.html#08syoutai
招待選手「西村晃一」「森川太地」、そして女子では唯一の「菅山かおる」。ビッグネームが揃いましたね。いやはや、やることが結構BIGですね。
万万が一、菅山がビーチ転向ともなればビーチは始終「渋谷のスクランブル交差点」になりますね。浅尾と組めば経済効果がえらいことになりますわな。
以前、これからはインドアよりもビーチの方に企業も重きを置いてバレー事業を展開するのでは?という考察記事(コメントだったかも)を観た記憶がありますが、そういう時代なのかもしれませんね。
一度、ビーチを生で観たいと思う私ですが未だにインドアから踏み出せず・・・今年は湘南の海にでも行こうかなと(北京期間中だから例年よりかはいくらかは人が少ないのでは?と勝手に予想)。
北京を前に各局のスポーツ部のメーン(フジの平井、テレ東の大橋あたり)は鳥取に出張になりそうですね。ご苦労様です
posted by 古都の侍 | 2008-06-30 00:48
木村沙織=全日本女子?~ワールドグランプリ2008(予選ラウンド)~vs中国
こんにちわ…レポート有難うございます試合は観戦していませんがやはり日本の選手層の薄さ 経験不足が露呈したんでしょうか…四年間をどう積み上げるか 大事なポイント 一つ一つのマイナス課題をクリアしていけなかった事が答えが試合結果として 出てしまう気がします…しかし監督は「全日本は常に世間から注目されていなければいけない…」的な発言を以前されてましたから…女子はマスコミとの兼ね合いがあり常に結果が求められる状況にあるのはなんとも…言えない状況ですね。(>_<)
確かに人気が落ちれば日本国内のリーグにも影響を及ぼし兼ねない…弱ければ誰も注目してくれませんから…今の環境下では若手の成長 も同時に行う事は難しいことなんでしょうか?
posted by リンゴ | 2008-06-30 06:53
木村沙織=全日本女子?~ワールドグランプリ2008(予選ラウンド)~vs中国
対中国戦の1戦目は残念な結果となってしまいました。
2セット目は勝てると思ったのに、「アレ?」という感じ。
対キューバ戦も1セット目だけが見ごたえのある内容でした。
この2連戦はベストメンバーではないとはいえ、
今の全日本女子に欠けているものは「勝利への自信と執念」だと感じました。
中国の実況アナウンサーの言う通り、「日本のレシーブは世界一」、「真面目でひたむきな気風」、「切り返しからの攻撃力がある」など技術力、強化の成果は評価できます。
にもかかわらず、試合で今ひとつ結果が出ないのは「執念」しかないような気がします。
キューバ戦の第4セットで河合選手と栗原選手が起用されましたが、ほとんど効果なし。
河合選手は経験が浅く、全日本の一員としての戦術意識のあるトスワークとはとても言えないものでした。
五輪まで何とか調子を上げて、修正してほしいものです。
中国がセンター線の主力を下げずに終始、戦っていたことからも、中国は日本を弱いチームと思っていないことがうかがわれます。
前回、日本に0-3で負けたので、今回はできれば3-0で勝って、借りを返したいと考えていたに違いありません。
それなのに、あっさりと0-3で負けるとは執念が無さすぎだと思います。
薛敏の速攻をディグした佐野の好プレーは素晴らしかったし、その直後、セッターと周蘇紅がコンビミスする場面がありましたよね。
あんなシーンはまず見たことがないから動揺したのではないでしょうか。
日本のブロックとディグの連携がとても緻密だったので、
楊コウが打ち抜けずに、フェイントする場面もありました。
あと、日本が王一梅も楊コウもブロックで止めていた点が良かったです。
こういうプレーを集中力を切らせずに継続できれば、
中国とはいい勝負になると思います。
中国は日本のような粘りのあるアジアのチームは逆に苦手と見受けられます。
おそらく、欧米、南米の強豪対策の方に重点を置いているからです。
posted by ピピ | 2008-06-30 13:36
木村沙織=全日本女子?~ワールドグランプリ2008(予選ラウンド)~vs中国
コメントありがとうございます。
リンゴさま
本当に強いチームは誰が出ても強いですよね。控えの意味が明確にあります。
対して日本は控えのいる意味が薄いですよね。言い換えれば消極的な控えだと思います。
ピピさま
このような長文の返信を常にいただくと嬉しく思います。また、書き手として気が引き締まります。
選手と選手の気持ちの間が広いですよね。つまりは「団結」出来ていないということだと思います。佐野のあのディグを見たら、燃えるでしょう。でも、燃えているのは櫻井だけです。仰せの通り、中国はありえないコンビミス(文中のはダブルクイックのミスを指しておられるのだと思います)がありましたよね。ミスを誘う粘りこそ日本のバレーの目指すところだと思います。攻撃力のなさを上回る攻めの粘り。
中国の実況がそう評していたのならありがたいですね。
posted by 古都の侍 | 2008-06-30 14:11
木村沙織=全日本女子?~ワールドグランプリ2008(予選ラウンド)~vs中国
古都の侍さん、こちらの方こそ、いつも楽しく拝見しています。
男女バレー、ビーチバレー、海外の国際試合ネタだけでなく、プロ野球のカープの試合情報まで、幅広い情報網をお持ちで、感心することしきりです。
試合観戦した後にもう一度、試合内容を客観的に見れるので、二度、試合観戦したような得した気分(笑)になれるので、いつも感謝感謝!です。
posted by ピピ | 2008-06-30 16:01


