2008年06月20日

隔靴掻痒な北京への旅路のスタート~ワールドグランプリ2008(予選ラウンド)~vsカザフスタン




日本3-0カザフスタン(25-17 25-13 25-23)


【日本】

高橋  木村 杉山
多治見 栗原 竹下 L=佐野

・第1,2セット・・・竹下&高橋→大村&河合(2枚替え)
・第3セットスタート・・・多治見→庄司
・第3セット終盤・・・庄司→多治見
・第3セット・・・高橋→大村(ワンブロ)


アタック決定率  ()内は占有率

高橋・・・25打数・60%(約25%)
栗原・・・25打数・56%(約25%)
木村・・・19打数・42%(約20%)
多治見・・・8打数・50%
杉山・・・7打数・71%
庄司・・・5打数・20%
大村・・・4打数・50%
竹下・・・3打数・33%

チーム平均・・・96打数・52%

※センター3人のトス占有率=8+7+5=20・・・約25%


キルブロック本数

庄司・多治見・・・2本
栗原・杉山・・・1本

計・・・6本(セット平均2本)


サービスエース

木村・・・3本
竹下・・・1本


サーブレシーブ成功率

佐野・・・10受・100%
高橋・・・12受・75%
木村・・・21受・67%

チーム平均・・・77%


カザフスタン=イシムツワ(イリュチェンコ) ジューコワ カルポワ(ザイトセワ) マトベエワ クツコ グルシコ L=エザウ 


「さぁぁぁぁぁぁぁん」と限りなくアホになりかけた全日本女子。ナベアツの法則を寸前のところでやっとこさっとこ回避しストレート勝ちした。逆に言うと、殆どアホになっていたと言うことでもあるが。


監督が北京でメダルを!と公言している以上観る側も厳しい目で観る。


確かにパッと見速さは出ていたかなと思うが、どことなくメリハリがないのが印象的。つまりは、中田久美氏がかつて本で指摘したとおり「相対的な速さ」がないから、より速くなった攻撃が凄みを増しきれないのだ。強豪に対して速い攻撃は、ゲームの最初は大抵通用するが、終盤になるにつれきっちりと対応されてしまう。データ的な側面はもちろん、目の慣れと言うものがあるだろう。
野球で言えば、ファールなどで粘っているうちに段々豪速球に合ってくるような感覚か。
細かいところを突くならば、単純な速さだけでなくて時々スローなプレーを混ぜるのも効果が出るはずだ。
そういえば、先日野球の日ハムの多田野が「超スローボール」を投げたように。


竹下は意図して上げたのかどうかは定かではないが、竹下らしからぬブロード封印トス回しだった。杉山にしても多治見にしてもA或いはCクイックが多かった。Lやらワイドやらは少なかったが、これは本番を意識してのことか。
トス配分は解りやすい。4分の1をそれぞれ栗原と高橋に、2割をそれぞれ木村とセンターに。残り1割を他にという具合だ。比重的には悪くはないと思う。


問題はブロック。手の形が今日はよくなかった。ブロックで核になるアラキングこと荒木がいない事は痛手であるが、それを差し引いてもブロックの構成がよくなかった。
もっとも今日の反省すべきは、途中から出てきた#12のサウスポーをを止められなかったことだろう。なかなかの変則的なスパイクフォームであれを仕留めるのは至難の業かもしれないが、極論を言えばブラジルのシェイラやイタリアのアゲロ、キューバのルイザ、中国のヨウ・コウなどを止めるのよりかは簡単なはずだ。
やはり眼の前のアタッカー、相手の肝となっている選手を止める訓練をしないと北京では戦えないだろう。そういう意味で今日の#12は止めて欲しかった。


さて、ようやくちゃんとプレーをさせてもらえたセカンドセッターの河合。そういえばJTに入社したのだから神戸は地元である。
代わって入った最初のトスを杉山に上げたという度胸については評価できるのではないか。大村に単調に上げて2本連続でシャットされたりとか難点は出たが、事実上の初出場だから大目に見よう。次回以降はもっと溌剌と変な緊張もせずにプレー出来るはずだから、ちゃんとした評価は次の試合以降につけることにする。


庄司について。ま、一言で言えば柳本監督の下では庄司は活かされにくいと言うことである。そして竹下は庄司の持ち味を引き出せない。
トリッキーな実に裏をかくようなプレーが出来るのが庄司。全日本のセンターの中でもっともクレバーなのが庄司。理論もちゃんとしているから、ファンが唸るプレーをするのだ。もっとも一見すると解りにくいので、普段バレーを観ない人はなかなか解らないとは思いますが。特に如実なのが、ブロックへの跳び方。こういうときはこうすればいい、無理に飛ばないほうがいい、レシーバーにここのコースは任せてもいいからこっちは押さえよう・・・そういう状況判断能力に非常に長けているのだ。ただ、それを全日本では活かしきれない。なぜか、それは全日本のブロックシステムがきっちりと完成されていないから。
それでも私は庄司に期待する。ポテンシャルが高い非常にいい選手だから。


この試合はカザフスタンの足が動いておらず、本調子ではなかった。エースバブロワに、ピュロワも欠いている現在の12人。
日本はサーブで攻めていた1,2セットは優位に試合を進めて、第3セットは相手のペースに飲まれてしまった。そういうところの克服が、世界への一歩となるだろう。



posted by 古都の侍 |20:54 | ワールドグランプリ2008 | コメント(5) | トラックバック(0)
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隔靴掻痒な北京への旅路のスタート~ワールドグランプリ2008(予選ラウンド)~vsカザフスタン

Yは「北京出場は大変な事」な~んて大会前では弱気に言ってたけど、男子バレーの復活劇に隠れてか本線出場が決まっても「ヒーロー」の称号は得られない様子ですね~やっぱ4年前からの目標であるメダルを獲って賞賛されてほしい。

最近サッカー、野球チェックしてないほどの多忙ぶりで・・・多田野の超スローボールって興味あるな~球速2ケタ?不知火ばりの「ハエが止まるスローボール」みたいなんやろか・・・

ガチンコメンバーなんで「ストレート勝ち」は当然ですかね~各国がどのような意図でこの大会に臨んでいるのかがハッキリせんのでな~んかテンション上がらんのですよね~
佐野は流石の成功率ですね~

posted by 夕焼け | 2008-06-20 22:45

隔靴掻痒な北京への旅路のスタート~ワールドグランプリ2008(予選ラウンド)~vsカザフスタン

コメントありがとうございます。

お忙しいのですか?お体にお気をつけてください。
私も来週からずっと忙しく・・・サマーリーグへは行けずということとなってしまい・・・WGP決勝は弾丸ツアーで4日ぶっ通しかな?13日の日曜は別件用事につき行けそうになく。
来週末の男子のWLはどちらか行ければいいかな?
どの道残りの2008年はは忙しい年になりますね。

多田野については記事を更新したのでよろしければどうぞ。タイトルは「魔球への魅力」です。

タモリ倶楽部の時間なので失礼します。

posted by 古都の侍 | 2008-06-21 00:18

隔靴掻痒な北京への旅路のスタート~ワールドグランプリ2008(予選ラウンド)~vsカザフスタン

rioさんとこのコメント、拝見しましたよ~。
『ゴチ』に浮気しましたか!
千酔亭さんなんか『和田アキ子物語』ですよ!(≧▽≦)!
でもねえ、あんなカザフ相手に、きっちりと「さぁぁぁぁぁぁぁんっ!!」ですからねえ、お気持ちわかります。

TBSが盛り上げに必死なのはわかるんですけど、いくらなんでも、世間も騙されないですよね。

明日、延長になったりしたら、ライバルは『すべらない話』ですよ。
これはキビシイかも。
私? 私はもちろん・・・・・・浮気の予定です(笑)。


posted by madoka | 2008-06-21 00:31

隔靴掻痒な北京への旅路のスタート~ワールドグランプリ2008(予選ラウンド)~vsカザフスタン

コメントありがとうございます。

madokaさま
どうやら本家の「さぁぁぁぁぁぁぁぁぁん」が出るすべらない話(←今まで1度も欠かすことなく拝見)。もちろん録画しますが、「バレー<すべらない」になる可能性大ですね。
何だったらルーキーズのあのノリだから亀も出しますか。そうすれば話題性抜群でしょう。TBSならやりかねないかも?
もちろん私はそれを「許せない話」として扱いますが。

posted by 古都の侍 | 2008-06-21 12:06

隔靴掻痒な北京への旅路のスタート~ワールドグランプリ2008(予選ラウンド)~vsカザフスタン

さすがの高橋ですね。3セット目息切れでミス連発。ジャンプ力のない天井に向けてのアタック。半笑いでふざけてやってるし、適当なプレーが目立った。

posted by ろん | 2008-06-21 12:22

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