2008年05月26日

タイ戦&セルビア戦の補充解説




まずはタイ戦。

タイの粘りがいいと言うのは触れたが何がいいのかと言う事について考えてみると、チャンスボールの処理ということがまずあげられるだろう。
チャンスボールが返ってきたとき確実に”オーバーパス”で回す。これにより速さが生まれて相手とすれば嫌な事この上ない。コレが出来るということは、即ち基本プレーがしっかりとしていると言う証拠である。日本も以前こうしようと言うアクションが見られたこともあったが、木村らが対応できなかった為実現できなかった。しかし、タイがああいうことをやって粘ってカウントアタックを優位に進めているのを見て思わなかっただろうか・・・日本もああすべきではないかと。そう、ああしなくてはならないのだ。本来、日本が昔はあのようなプレーをしていたのだ。いつの間にか消えてしまったが、「1秒の壁」云々の前にああいう基本動作をしっかりしないと速さも何も機能しないだろう。
トスも工夫していた。高さ、速さを微妙に毎にずらして相手のブロッカーを苦しめる。アタッカーもセッターもその微妙にズラす技術を会得するのは簡単ではないが、手にしてしまえば相手チームにとって面倒な事となる。セッター、アタッカーが熟成されてよく練られていると言う事を証明してくれたと同時に、背丈の低い日本はあれを真似するべきだろう。


セルビア戦

もともとセルビアの中では守備のうまいモルナルが12名の中から外れている上、こちらもセルビアの中では守備の巧いほうのジェンシロも負傷でベンチにいる。守備面で見たとき、昨日のセルビアは飛車角落ちであったと言えよう。さらに第5セットはサーブミスのオンパレード。厳しいい方をすれば、このようなチームに負けた事は北京でメダルとか言っている場合ではないことを証明しているだろう。
ヴェーソビッチのサーブカットなどを見ていれば解るとおり、昨日の布陣ではセルビアの守備力は高くない。ブロックが付いていない(或いは完全に破った)状態でアタックを打ったときなんかはディグはほぼ不可能なチームである。
ここでタイ戦とリンクする。チャンスボールの処理である。チャンスボールを速く回してセルにあのブロックが付かないように翻弄できていれば第3,4せっとのどちらかで勝負をつけたれたと思う。


課題と言うのは繋がっているものなのだ・・・そう、それは北京へも繋がっているのである。


posted by 古都の侍 |13:59 | オリンピック最終予選(OQT)2008女子 | コメント(2) | トラックバック(1)
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2008-05-27 00:28 | 続きを読む
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タイ戦&セルビア戦の補充解説

>「1秒の壁」云々の前にああいう基本動作をしっかりしないと速さも何も機能しないだろう。

全く同感です。
タイのバレーに心惹かれる人が多いのは、基本動作に対する「意識の高さ」が見えるからだと思います。
チャンスボールをきっちり処理する、なんていうことは、全日本レベルの選手ならば、今さらシャカリキになって練習しなくても、できて当然のプレーのはず。
要するに、基本動作に対する意識が低いのだと思います。
2段トスにしても、「センターが上げる」という約束事を作った、というだけで、肝心のトスの精度はお粗末なものでした。

つなぎのプレーが大事だということは、ずっとずっと言われ続けている課題です。
そしてこれは、「能力」よりは「意識」の問題。
それがいつまでたっても解決しないのは残念なことですね。

posted by madoka | 2008-05-26 16:41

タイ戦&セルビア戦の補充解説

コメントありがとうございます。

なるほど、「意識の低さ」ということに関してもの凄く共感します。
確かに「センターが上げる」という約束事というだけでその実は何も機能していないように思いますね。トスが流れていったり割れたりする光景を何度も見ましたね。世界とホンキで差を詰めたいならもう一度、そのあたりを見るべきなのでしょう

posted by 古都の侍 | 2008-05-27 20:36

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