2008年05月17日
“鉄腕”だけでない“しなやかな”荒木絵里香~vsポーランド~OQT第1日目
今日の試合の点数・・・65点 高橋みゆきがスタメンに名を連ね、狩野美雪が木村沙織を休ませる時間を作る。結果的に、高橋がスタメンであったが、狩野の果たした役割は大きい。 今日のスタメン 【日本】 高橋 木村 杉山 荒木 栗原 竹下 L=佐野 ※第3セット途中・・・木村→狩野 ※第2セット・・・多治見ワンブロ ※第1,2,4セット・・・大村ワンブロ ※第1セット・・・ピンサから守備固め櫻井 ポーランド S=サドレク→スコルパ(第1セット途中から試合終了までほぼずっと) WS=スコブロニスカ→ポドレッツ グリンカ バランスカ MB=リクトラス ベドナレク L=ゼニク 第1セット、予想を裏切る日本の好調な滑り出し。意外にも、高橋が打つ。このセットを奪うも、私には一抹の不安が・・・それはセンターの本数が控えめなこと。 第2セットは終盤に逆転勝ちをするも、押されているときは特にセンターがない。 第3セット、いよいよ嫌な予感が当たる。日本のセンターの本数に対し、ポーランドにセンターの本数がもの凄く多くなる。しかも決まる。事前に散々指摘したとおり、日本がポーランドにやられるときは決まってセンターがいい。今日もその方程式にピタリと当てはまった。リクトラスとベドナレクがよく打ち、よく決まる。スコルパのトスも冴えだす。センターがよくなってきだすと、負担が減ったサイドも生き返る。重戦車ことグリンカ、そしてポドレッツ。この二人が回りだすと、ポーランドは乗る。 サーブでも押されて、結局このセットは日本のいいところなく、と言うよりはポーランドのいいところが出てセットはポーランド。 さぁ、第4セット。ここまで低調なサイド陣がようやく奮起。しかしながらこのセットの立役者は、全員の粘りである。セット序盤からその前のセットの流れが嘘のように日本が日本らしく真骨頂である粘りを見せた。そこでポーランドの集中力が切れ、結果的に中盤から終盤にかけてのポーランドのミスのラッシュになったのだと思う。 ではここからは個別にいいところ、悪いところを観てみよう。 まずは栗原。打つ“ふり”をして荒木にトスを振った場面があった。ああいうプレーがようやく出来るようになったかと思うとうれしい。やはり日本のいきり道はああいう細やかな、嫌らしいプレーなのだ。 だが、本業のスパイク決定率(&効果率)はいまひとつだ。その原因として2段トスを安易にブロックにあててしまっているというのがある。ブロックにあててそしてシャットアウト。これは木村にも数本見られた。2段になって高いブロックが待ち構えている中で如何にその苦境を乗り切って次へ展開させるか、相手の点数にさせないか。リバウンドをとったりブロックアウトを狙ってみたりする展開にして欲しいのだ。 また、事前から指摘していた中へ入る攻撃があまり見られなかったのは残念だ。自分が動くことにより、相手が的を絞りづらくなる。今日は「速さ」である程度振っていたが、しかしそれでもまだもっと上を目指せるはずだ。ただしかし、今年の3月、所沢で観た栗原恵の姿ではなかった事はここで言っておきたいことである。 高橋は立ち上がりのプレーは見事だった。試合全体的に観ると、後半に失速した傾向がみられなくもない。事実決定率は低い。が、それより気になったのがサーブレシーブの正確性である。公式記録によれば今日の成功率は23本受けて43%。いささか低い数字である。 木村も54%と高橋と合わせて、ここは修正ポイントではないだろうか。特に落とした第3セットのカットの悪さはそのまま失セットにつながっている。 対してリベロの佐野はサーブカット率72%(21本受けて)。ディグ(スパイクレシーブ)も非常によく(ここはブロックシステムとの兼ね合いも良かったと思う)結果を出した。 そして今日のMVP荒木。杉山とともに日本の防波堤として荒波によく耐えたと感じた。攻撃もさることながら、まずはブロック。チームキルブロック決定本数は・・・ ・ポーランド=15本 ・日本=12本 これだけ接近した数字になったという事は素晴らしいね。そんな中荒木はキルブロックが5本と、チームナンバーワン。杉山も栗原と並んで3つ止めた。グリンカを止めたり、ポドレッツを止めたりと相手にプレッシャーをかける意味ではこの上ないのがブロックである。特に渾身のスパイクを止めた時の爽快感は晴れ晴れするものである。 そしてアタック。彼女たちは「空気」になってなかった!前衛センターがおとりでCやLに入って、そこに出来た間隙を木村や栗原のバックが通過するという狙い澄ましたとおりの攻撃が出来た(時が多かった―囮が振っても決まらないときもあった―)。 今日、栗原らのバックが決まった要因は荒木と杉山が空気になっておらず、相手に存在感を印象付けさせしっかりとした「囮」になっていたからである。 本数が少ない時間帯があったとは言え、でもしかしながら結果はきちんと残した二人である。荒木の決定率は69%、杉山は39%ながらも持ち味は発揮してた。しかしながら荒木の数字は高い。ガツン、という一撃もあれば柔を見せたところもあった。また、サーブカットが乱れ竹下がアタックライン辺りから上げたボールを“タテB”で荒木が捌いて決めるというプレーがあったが、今日の中であれはベストプレーだろう。男子の島野―川浦ラインにも似たいいやつだった。 荒木の今年のVプレミアを戦ってきた中で意識の持ち方がもの凄い世界を意識したものだったが、まさにその意識の持ち方が形の現れたと思う。 比較的いい形で滑り出すことが出来た初戦。いいところも悪いところも出た試合だったが、今後も気を引き締めてという意味合いを込めて65点にした。ホントならもう少し高い点数をつけたいところでもある。 とは言え、あれだけ狩野を使うそぶりを見せていた柳本監督。結局高橋をスタメンで使う辺り面白みに欠けるし、「あぁ・・・やっぱりねぇ・・・」と思わせるのである。 明日は、プエルトリコ戦だがこの試合はストレートで取らないとまずい試合と言っていいだろう。今日のようなバレーを基本に、細かいところを修正したより完成度の高いバレーを目指して欲しい。 河合を呼んだのだから、使うとしたら明日がベストのタイミングとなりそうだ。 最後に大事なことを言い忘れました、「勝って兜の緒を締めよ」。
posted by 古都の侍 |21:48 |
オリンピック最終予選(OQT)2008女子 |
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“鉄腕”だけでない“しなやかな”荒木絵里香~vsポーランド~OQT第1日目
久々の女子の試合、期待していたんですが・・・。センターの本数が少なすぎるし、「キャッチが入れば日本の攻撃が出来る」という方向性は考え直した方がいいかも。男子も昨年のワールドカップでB、Cキャッチからでもコンビを使っていく方法に切り替えた。サーブが強烈な昨今、完璧なサーブレシーブを求めるのは無理がある。木村も高橋もこれ以上キャッチは上手くならないだろう。
そして気になったのが、やはりブロック。サイドのブロックが低すぎる。無に等しい。そしてまったく機能していない。多治見が入り荒木がライトに回った時だけ、いい形が見れた気がする。要するにサイドにもセンター並みのブロック力が必要であるということだ。(これは竹下、高橋中心の選手選考では無理である。)
それにしても、柳本ジャパン、長く見ているせいか現メンバーの限界が見えてしまい、面白みがないなぁ。
posted by rickystroke | 2008-05-17 22:40
“鉄腕”だけでない“しなやかな”荒木絵里香~vsポーランド~OQT第1日目
今日はテレビ観戦出来ました。しかし明日は出来そうにありません。
高橋スタメン?河合の全日本招集など人事には思い切った選考をするのに・・・スタメンで思い切った戦術が出来ない・・・イラっときそう・・・
柳のここ数年の中ではダントツのオーバーアクション、「はじけ飛べ青春!」みたいなガッツポーズにイラっと来た・・・
あろう事か、危惧していた通りCM明けの選手紹介で木村の時に横山さんの事を持ち出すフジテレビ・・・イライラっと来た・・・
JUMPの応援メッセージの棒読み、間の悪さにイライライラ・・・
3セット目をポーに取られてちゃぶ台ひっくり返す準備スタート
3-1で結局日本勝利。
ムシシシシ・・・終わり良ければ、まぁ満足・・・
大村はワンポイントブロッカーの役割なんでしょうか?
栗原の控えと思ってたんですが・・・
木村、高橋どちらが崩れても対応出来る姉御は流石。
エビのピンチサーバーに感動。ナイスおにぎりサーブ。
困った時のアラキング。さりげなく活躍するのは流石大黒柱。
高橋の金髪(スーパーサイヤ人化)にびっくり。あんまり似合ってない・・・
それでも勝った。一勝である。
OKOK~ええよええよ~
気持ち持っていこう~OK~
満足度60点
posted by 小太郎 | 2008-05-17 22:40
“鉄腕”だけでない“しなやかな”荒木絵里香~vsポーランド~OQT第1日目
今日は中盤じれったい時間帯もありましたが、自分としては結構満足です。
特に「おぉッ」と思ったのが木村と栗原のバックアタックのスピードです。
以前は単発で決定率が無に等しかったバックアタックが今日は要所で決まってました。
杉山と荒木の囮の効果もあるとは思いますが格段にスピードが上がってるのがずっと見ているファンとしてはもう涙モノです笑
古都の侍さんがおっしゃる通りサーブレシーブの正確性はこれからの試合の課題ですね…
今日の試合を見てる限りでは高橋の代わりに狩野が入る日もそんなに遠くはない気がします。
また明日、勝利を期待しましょう。
posted by シェイク | 2008-05-17 23:08
"鉄腕"だけでない"しなやかな"荒木絵里香〜vsポーランド〜OQT第1日目
勝って一安心。かなりポーランドのミスに助けられた感がありますが・・・。3セット目を取られたとき、このままの流れで負けてしまうのかと一瞬思いましたが、残りの放送時間と試合の編集の仕方で大体の勝敗が予想出来てしまうのがちょっと悲しい。
名匠はボニッタ監督だけでは・・・と思ったのは私だけ?
posted by ワタミー | 2008-05-17 23:11
“鉄腕”だけでない“しなやかな”荒木絵里香~vsポーランド~OQT第1日目
コメントありがとうございます。
rickystrokeさま
毎度おなじみの面子ですから確かに面白みは欠けますね。ただ、今回はローテをいじってますから幾分かの新鮮味を見出せなくはないかと。
ブロックの低さも、佐野を筆頭としたディグでなんとな~くぼやかしてますが・・・システムをテコ入れしても埋まらない部分が身長ですからね。
小太郎さま
『ごくせん』にも出ていらっしゃる彼、演技同様・・・スティックリーディング
おにぎりサーブね。櫻井ピンサの場面が今日の山場の一つかも(個人的に)。高橋がスーパーサイヤ人ねぇ・・・「金」を意識したのでしょうか・・・
シェイクさま
スピードを上げるには確実に竹下のトスを上げる位置が問題になるのですが、今日見た限りそこはまだ改善出来そうかな。もっと突っ込んで言うと、竹下でないもう少し長身のセッターならば、もっと速く回せるかもしれませんね。
後は何を隠そうサーブレシーブ。日本の心臓ですよ。狩野姐さんに期待です。
ワタミーさま
まさしくポーランドのミスに助けられた格好でしょう。相手キャプテンのロスネルも言っています。
posted by 古都の侍 | 2008-05-18 01:55


