2008年05月13日
OQT敵国情報1
国際大会の前は必ずやっている「敵国情報」シリーズ。今回も例外ではなく実施したいと思う。 第1回は女子の前編。 ・ポーランド 要注意人物:リクトラス&ジェケビッチ フツーの解説者なら、グリンカやポドレッツ、スコブロニスカを要注意選手として指摘するだろう。 が、私はそんな見方はしない。 日本がポーランドを相手とするとき負けるときはどういうときかと言うことをここで明確に指摘しておく。 それは、サーブが弱いとき(:サーブの返球率がいいとき)、そしてそれによりセンター線が活きるときなのだ。 だからこそ、昨夏のWGPではポーランドに敗れた。昨秋のWCでもあわや負けかけたが、あの試合では木村が確変に入ったことにより救われた。 そう、あの試合は木村の猛打軟打がなければまず間違いなく3-1で負けていたのだ。4セット目くらいからはセンターも通用しなくなっていたしね。 と、ここでもう1点大事な指摘。それは、ポーランドは近年確実に日本の速さに一定の対応はしているということだ。特に試合が縺れた時ほど、それは言える。 日本が勝つためには、まずは川合氏指摘の通りグリンカかスコブロニスカを潰す。スコブロニスカはフェイントを最初の2本くらいをあげればけっこうな率で後は全て強打に切り替える。 後はいかに効果率の高いサーブを打てるかだろう。結局、ジェケビッチとリクトラスが自在に打ち出すと日本はTHE・ENDだ。まずはサーブで崩す、そしてセンター線の攻撃を止める、拾う。1セット目で向こうのセンターの決定率を落とさせれば勝機は充分に見出せる。 知将ボニッタ氏は恐らく、木村か狩野(高橋)にサーブを集めさせ、ブロックは1~3セットあたりはセンターにつけてくるだろう。4セット目以降はサイドにマークを寄せると思う。が、勝負どころでコミットの指示を出したりしてくる事は間違いないだろうし、データに基づく素早い作戦転回をしてくるだろう。ボニッタ氏の舵取りの巧さ、采配のよさははっきり言って素晴らしい(出来れば次期日本のナショナルチームを!)。だからこそ、日本はデータを越えるバレーをするか、持ち味を120%出すしか道はないのだ。今は昔、「ひかり攻撃」などで旋風を巻き起こした人たちのように。 ・プエルトリコ 要注意事項:先入観 このチームはね、如何せん過去の対戦成績や国際大会での実績がない分対策の立てようがトーシロには難しいところがある。 ただ、このチームは中南米のあの当たりの国にして珍しくコンビの完成度がとても高い。バックなんかも使い方は巧いし、センターラインもある程度は警戒しなくてはならない。 中心となるのはクルス姉妹だろう。ポジションはライトとレフトにそれぞれ配置されると思われるが、この二人をまずは封じることが出来るかどうか。ブロックは他の国の主力選手よりかはしやすいと思われるが。 日本としては絶対粘り負けてはいけない。第1セットで、「あ"ー打っても打っても決まらない、拾われる・・・嫌だぁぁぁ~」と相手に思わせればOK。要所でサイドアタッカー陣のブロックが出れば、第3戦以降への弾みとなる。 ・カザフスタン 要注意事項:ラリーを制されないこと アジアの中では割とヨーロッパ型に近いバレー(ほぼヨーロッパ型)を展開するカザフ。2,3年前の大会で一度苦杯を舐めさせられたことがあった。 エースパブロワは今年、久光製薬でプレーをしたがその“短気”っぷりを如何なく発揮。プッツン系アタッカーなので、まず彼女に不快感を存分に味わってもらい、チーム内に不協和音を響かせてやることがいい。 兎に角、ラリーを制して行けば崩れるのは時間の問題。最初のうちだけしっかりと忍耐強く戦えば、カザフは崩れるだろう。とは言え、崩れてからこちらも中だるみしてはならんのだが。 単発のブロックこそ出るだろうが、組織的に恐ろしいブロックと言うのは印象にない。杉山の速い攻撃を軸に、荒木や木村らで応戦するのがベターではないだろうか。 ・ドミニカ共和国 要注意選手:カブラル そりゃ、ロンドン、ベタニア(デラクルス)、ヌニェスら日本で今年プレーした奴らは怖い。だが、カブラルやコシリといったベテラン勢が勢いに乗ると、自然と若手の前出選手らが乗る。 センター線ではバルガス。この人はサーブも厄介だ。 ロンドンとベタニアはそれぞれ所属がデンソー、東レと今年のVプレミア、2位、1位のチームである。日本のバレーを熟知している上、木村や荒木ら元身内の事はよく知っている。彼女らには元身内を欺くようなプレーを期待したい。 このチームは結構いいのが揃っているので、韓国をさしぬいて4位に食い込むであろう。そればかりではなく、ひょっとすると日本を凌駕する可能性すら孕んでいる。“警戒”ランプをともしておくことに異論はあるまい。 後編では、韓国、タイ、セルビアを特集する。
posted by 古都の侍 |18:21 |
オリンピック最終予選(OQT)2008女子 |
コメント(6) |
トラックバック(0)
トラックバックURL
このエントリーのトラックバックURL:
http://www.plus-blog.sportsnavi.com/tm1051004/tb_ping/799
この記事に対するコメント一覧
(事務局では、サービス全体の雰囲気醸成の為、全コメントをフィルター/目視チェックし、削除等しております。見逃し等も有りますので、ご不快な思いをされた場合は、事務局宛 support@plus-blog.sportsnavi.com にご意見頂けると幸いです。)
OQT敵国情報1
リクトラスとジェケビッチを要注意人物に挙げるとは流石古都の侍さん…
脱帽です!笑
確かに日本が負ける時は必ずといっていいほどセンター線に決められまくってますよね。
自分もどうもリクトラスには嫌な印象があるんすよー…
荒木vsリクトラスのセンター対決にも注目したいです。
posted by シェイク | 2008-05-13 19:28
OQT敵国情報1
個人的な意見なんですが、オランダは格上、ポーランドは互角と思ってたので、オランダまたは4年に1度強くなるドイツじゃなくポーランドで良かったと思っています。
スポルトではキープレーヤーをスコブロニスカと言ってましたが、鍵はセンター対決ですか~荒木、スギのコンビならやってくれそう(勝ちそうな)な感じはしますが。
比較的心が折れるのが早いポーランド。気まぐれ屋の印象を持ってるのですが、今回はテンション上がっとるやろうし、来日も昨日あたりしたみたいで、最終調整している最中でしょう。しかし練習場所を与えないなどの作戦はどうなったのでしょうかね。
セリエでは高橋とスコブロニスカは同じチームじゃなかったっけ?案外スタメンは狩野かもしれんな~
posted by 小太郎 | 2008-05-13 20:51
OQT敵国情報1
コメントありがとうございます。
気になるのはロスネルの使い方ですね。グリンカ、スコブロニスカ、ポドレッツ、リクトラス、ジェケビッチ、セッター(予測不可能)という面子で来るでしょうからロスネルはスーパーサブでしょうか。ヨーロッパには少ない、小さくても動ける選手だと思いますので警戒したいところですね。
昨夏WGPではポーランドのセンター線にしこたまやられた印象がありますし、近年のポーランドのセンターは日増しによくなっている気がします。ボニッタ氏がそれだけセンターを重要視しているともいえるかもしれません。
嘗て氏が指導したジョーリらイタリアセンター線を目指しているとしたら、また近づいているとしたら、怖いですね・・・
posted by 古都の侍 | 2008-05-14 01:03
OQT敵国情報1
ポーラン出場選手12名決定!
1)Katarzyna Skowrońska-Dolata
2)Mariola Zenik
3)Eleonora Dziękiewicz
5)Karolina Ciaszkiewicz
6)Anna Podolec
7)Małgorzata Glinka-Mogentale
9)Agnieszka Bednarek
11)Anna Barańska
12)Milena Sadurek-Mikołajczyk
13)Milena Rosner
14)Maria Liktoras
18)Katarzyna Skorupa
カザフスタン出場選手12名決定!
1)Natalya Zhukova
2)Tatyana Pyurova
4)Olga Karpova
5)Yuliya Kutsko
6)Olga Nassedkina
8)Korinna Ishimtseva
9) Xeniya Ilyuchshenko
10)Yelena Ezau
11)Olga Grushko
12)Irina Zaitseva
13)Yelena Pavlova
16) Inna Matveyeva
posted by 香港人 | 2008-05-14 20:07
OQT敵国情報1
プエルトリコ出場選手12名決定!
1)Debora Seilhamer
2)Xaimara Colon
3)Vilmarie Mojica
5)Sarai Alvarez
6)Michelle Cardona
8)Eva Cruz
9)Aurea Cruz
11)Karina Ocasio
12)Ania Ruiz
15)Shanon Torregrosa
17)Sheila Ocasio
18)Jetzabel Del Valle
posted by 香港人 | 2008-05-14 20:24
OQT敵国情報1
コメントありがとうございます。
意外、というようなメンバー構成は見当たりませんね。
個人的にはシフィエニエビッチ(ポーランド)に来てもらいたいくらいです。
posted by 古都の侍 | 2008-05-15 23:31


