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勝つための選手選考だったのか?【OQT2012男子vsセルビア】

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大会の最初の試合のブログのタイトルにしては、随分ネガティブなものにしてしまったもんだと自分でも思うわけなんだが、思っちゃったんだからしょうがない。


他でもない、清水のことである。
怪我明けの清水をなぜ12枠しかない代表の枠に入れたのか、という問題だ。そもそも去年の清水の出来と言えば、数字上も酷かったし、それ以外のつなぎだブロックだもよくなかった(まぁそこに関して言えば、ずーーーっと課題なんだけれども)。
同じオポジットの山本は、WL第1週目から好調をキープしているのだが、1試合を通じて、或いは大会を通じてコンディションを保つことが、年齢的に(体力的に)厳しい。波がある、ととらえていい選手である。もちろん、今日のような好調時が常に続いてくれればいいのだけれど、なかなかそう希望を抱くにはしんどい選手である。
で、あるからこそ控えのオポジットが大事になるのだが、清水が残念。今日も出てきて、真下に叩きつけてブロックの餌食。清水の悪い癖である。ブロックが見えてないのか、ブロックに正面衝突するアレである。
再度言うが、怪我明けの選手である。ましてや色々と課題を克服出来ていない。そう言う選手を数少ない代表枠に入れて、果たしてどうやってオリンピックを目指そうと言うのだろうか。植田監督は「清水と福澤は俺が育てたんだ!俺のチームからは外さない!!」と言う思いがあるのかもしれないが(←想像ですよ)、どう考えても現状、清水を12人の中に入れると言うことが理解出来ない。めでたく切符が取れて、「じゃあ五輪のホンチャンで清水をどうしようか」、ならわかるのだけれども。
先のWL第1週を見る限り、「上場-山本」というオポジットの体制が、現状では一番いいのではないだろうか。

大会初日にこういう記事を書いてしまった。が、この記事に書いてある私の感想が外れ、大会2日目以降に清水が突如として絶好調モードとなり、昨年の数字を超えるような結果を残し、更に課題も克服してくれればいいんだけども。


さて、試合本編については、ミドルブロッカーの存在感の差と、ディグからのカウントアタックの差が勝敗を大きく分けたと考える。
所謂「11」というミドルブロッカーのセッター前でのクイック、これの差が如実。セルビアのミドルブロッカーが高い打点からきっちりミートして打ちおろしてくるのに対し、日本は相変わらず、ミドルブロッカーの打点を全く活かさない低くてハードヒットしにくい、相手ブロッカーの餌食になりやすいセットからのクイック。例え決まっても、セルビアほどの恐さとインパクトのある攻撃とはならない。
それでも、そういったミドルブロッカーの攻撃があったうちはまだ、セルビアのブロッカーも揺さぶられていた部分もあった。2セット目の山本のストレート打ちが決まった場面は、相手のサイドブロッカーがめちゃくちゃな位置を飛び、ミドルブロッカーは9mの中央から慌てて駆け付けようとするも全く間に合わない始末。ああいう風になる場面もあるわけだから、試合が進むほどに減っていった所謂「クイック」の打数が、個人的には気になった。


サーブミスの多さについては、実況解説と考えを異にする。
確かに本数を見れば多かった。しかし考えてみたい。ミスを恐れて所謂「入れてけサーブ」を打ち、相手が気持ちよくそこから攻撃してきて1点を献上するよりは、こちらから強烈なサーブを次々と放って行って、仮にミスで1失点したとしても相手に「強いサーブが来る」と言う恐怖心を植え付けた方が、有利ではないだろうか。
また、単純に「ミスの本数が多い」と放送席は嘆いていたが、少なくとも去年までのあまりにも酷い時期に比べれば今日のサーブミス(の多く)は、積極的に攻めて行ってのサーブミスである。入れてけサーブでミスっていた昨年までとは、そのあたりで(レヴェルは決して高いとは言えないながらも)進歩しているわけだから、もう少しミスの内容を吟味してもらいたいと思う。

とは言え、世界の強豪は強いサーブを安定してターゲットに向けて打ってくる力があると言える。それを考えると、日本はやはりまだまだ世界の強豪に喰ってかかるだけの力を貯め切れているとは言えないのかもしれない。
因みに日本も、北京五輪前の1,2年はそれが出来つつあった。まぁ、だから世界の強豪ときっちり渡り合えていたのだが。それが後退し、現在ちょっとだけ復活しつつある感じだ。リオ五輪に挑むには、まずはこの「強いサーブを継続してターゲットに向けて打ち続ける力」を身につけないとダメでしょう。


イランの出来が素晴らしいために、もはやアジア最上位も、大会最上位も狙うことが非常に困難な大会ではあるが、ここからイラン戦までを取りこぼさずに行けば、五輪行きの目が出てくると思う。
幸いにして、今日の試合内容は、上記のような問題点があるとはいえ、選手のコンディションはよく、点差ほど悲観するものではなかった。
若手主体のベネズエラにまずは快勝し、アジア勢をぶっ飛ばしたあと、プエルトリコも撃破して、イランとガチンコで五輪を争う最終戦・・・なんて展開に持っていければ、面白いんだけどねぇ。そうなることを切望する。



日本0-3セルビア(19-25 23-25 16-25)


【日本】

石島  山本  富松
松本 宇佐美  福澤   L=永野


(途中交代)

近藤、清水←山本、宇佐美・・・第1セット、2枚替え
米山←石島・・・第1セット途中から、試合終了まで
近藤・・・第2セット、リリーフサーバ
越谷・・・第2セット、リリーフサーバ~リリーフレシーバ
石島・・・第3セット、米山に代わって前衛3ローテ+サーブ




【セルビア】

N.コヴァチェビッチ  スタロビッチ  スタンコビッチ
 ポドラスチャニン   ペトコビッチ    ニキッチ   L=ロシッチ




P-3

P-2







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覚悟しぃや!
バレーボール国際大会全般について言及して行く予定。                      
好きな選手は前田智徳

生まれる前からカープファン
                      
立ち位置といたしましては、「反野村-大野体制」、「反松田オーナー」、「反体育会系思考」、「脱精神論」でございます。
今すぐにでも野村-大野体制をやめ、中長期的なモノの見方でチームを再建出来る実績のある外部の方にチームをお任せしたいと考えています。
今のカープ、あまりにも監督コーチが内部の色が強すぎますよね。有能な外部の血を入れ、「勝ちを知る人」を招かないことには、カープの低迷はずーっと続くでしょう。


      
【野球生観戦予定表】
神宮、横浜のカープ戦を随時予定。
                      

【Vリーグ2010/2011生観戦予定】
                      
8月:WGP2011(有明コロシアム)
                      
11月:男女W杯(@全国各地)
                  
                      

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野球とバレーを独自目線で勝手にバッサリと斬るもどこか微笑ましい。ユーモアを交えたちょっとだけ(!?)毒のある記事を書くブログですので、食あたりには気をつけてください。

因みに私の基本構造のだいたいは書籍:「B型 自分の説明書」に書いてあります。

                      


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