ちょっと一言言わせていただきます!

V・プレミアリーグ男子2011/2012開幕直前戦力分析&展望

このエントリーをはてなブックマークに追加







先日の天皇杯の結果なども踏まえつつ、戦力分析とリーグ展望、順位予想をしたいと思う。


【堺ブレイザーズ】

豊富な選手層とは言えないが、能力の高い選手の多い堺。キャプテンがもっともここ一番で決め切れないのでは・・・と心密かに私が思っているのはさておき、エンダキと石島の攻撃力は抜群。MBもベテラン松本に、伸び盛りの横田、サウスポー大道とお馴染みの面白いメンバーが揃う。更に、千々木、伊東というルーキーも加入し、ユニークなチームとなっている。
このチーム最大の難点はセッターでしょう。正セッター今村はセットが低くなる傾向があり、セカンドセッターの金井もインサイドワークが今一つ。木場田(こばんた)が先日加入したところだが、さてどう出るか。


【サントリーサンバーズ】

荻野ヘッドコーチ1年目の昨年は、ベンチ入りメンバーは原則全員使う・・・という独特の采配を見せた。若手の台頭もあり、好ゲームを続けていた。
今シーズンは何と言っても、ブラジルのゴールドメダリスト、アンドレ・ナシメントの加入が大きい。ただ、アンドレに依存したチームになってしまっては意味がない。昨年は、テオに依存しなかったバレーをしていたのだが、あのようなバレーを継続出来るかどうか・・・。正セッター岡本、セカンドセッター武市のインサイドワークがカギを握る。
WSはキャプテンの金子、柴小屋、牟田、栗山、米山、松崎らが争う。金子、柴小屋、栗山、米山が一歩リードしていると思うが、昨年の荻野采配を観る限り、単純な使い方をするとは思えない。
MBも山村、鈴木、二木、坂本、冨士田と層が厚く、リベロは津曲と佐別當が争う。
また、今季の特徴として、多くの試合を関西圏で行い、移動が少ない点があげられる。こういう日程にしたことについて、一般ファンの私としてはリーグに文句をたっぷりたっぷり言いたいところだが、サントリーとしては「モウケモン」でしょう。これがマイナスに作用するとは思えず、大きなアドヴァンテージとなるだろう。


【東レアローズ】

秋山政権2年目の今年は、目立った戦力変化はない。それだけにここの選手の身体、頭脳の両面の底上げがカギを握るだろう。
今年も阿部、ボヨビッチ、米山、篠田が軸となるでしょう。そこにWSなら越谷、今田、鈴木、MBなら相澤、富松(今は怪我)、古田、セッター近藤、リベロ渡辺らが組み合わさる形。
課題は何と言っても、昨年最下位だったサーブ。他の部門は平均値よりも高い成績だったが、ここだけは群を抜いて悪かった。これを強化しない限り、昨年以上の成績は望めない。


【パナソニックパンサーズ】

宇佐美の低い低い病が・・・というのが最大の懸念事項なのだが、先の天皇杯では何故かチアゴに対してだけはいいセットが供給されていた。ああいうセットが常時全方向全選手に出来れば、パナの浮上はありうる。
清水、福澤、チアゴが得点源になるのだろうが、川村や谷村が陰でいい仕事をしている時こそがパナの状態のいい時とも言える。そういう意味では、「福澤-チアゴ」の対角にせず、どちらかを下げ、川村や谷村を起用して行く方が場合によってはいいのでは?などと思うのだが。
また、白澤、枩田らMBをちゃんと起用して行けるのかどうかも焦点の一つになりうる。
リベロの永野の“リベロとして当たり前”のプレーが出来ている点は、観戦の際のポイント。


【JTサンダーズ】

久保監督と甲斐がどうしても兄弟に見えてしまう・・・というのはさておき。
このチームはいつも助っ人頼みになってしまうと言う悪癖がある。そこか改善出来れば上位もうかがえるのに・・・と思うのだが、結局いつもそこの問題が露呈し、勝ちきれない。
今季はどうか。菅、井上、深津の3人のセッターがどうやってゴメス以外の選手を使っていくことが出来るか。また、3人のセッターをどう監督が使い分けていくか。
八子、甲斐、小川ら攻撃力に長けたWSと、徳元、國近というディフェンシブなWSをどう組み合わせていくかという点も気になる。宮下の抜けたMBは石橋や筧本、田村がそこを埋めることになりそう。対角の町野は、軸として活躍してもらわないとという存在。
リベロの酒井は、WLでいちばん出来の良かったリベロ。W杯で代表から外れたことは、個人的にはあまり理解出来ない出来事だったのだが・・・。


【豊田合成トレフェルサ】

松田監督が退き、安原新監督になった今季。
オポジットにレオナルド・メロを獲得できた点は大きいが、メロに依存したバレーになっては恐らく順位は低迷するだろう。ただでさえ、川浦らが抜け戦力低下しているのだから、ここは総合力で勝負して浮上を狙わないと。
また、このチームはいい時はいいのだが、悪い時はとことん悪くなるという浮き沈みの激しさがある。しかもこの悪い時は、コート内の雰囲気が本当に重い。そういうのをどれだけなくせるか・・・という点も課題になるでしょう。


【FC東京】

天皇杯準優勝で一気に他チームから「警戒される存在」になったFC東京。
「サーブで攻める」という点について、相当意識が高い坂本監督。是非とも滝に打たれているだけの人のところに行って、サーブ論を語ってきてもらいたいところだ。冗談はさておき、確かにこのチームのサーブはいい。強烈なジャンプサーブあり、ジャンプフローターあり。常に攻めているし、コースを狙うことも出来ている。
新助っ人はグラディナロフ(通称ミロ)。ミロの対角に入るのがルーキーの手塚。どちらの選手とも、伸び伸びとしたプレースタイルのようで、特に手塚は従来の「大きい選手だけど小さくまとまってしまっている」という感じがない。WSは他に、橋場、阿部の玄人好みの両ベテランに、独特なサーブの三上もいる。
オポジットは前田がスタメンで出て、上場がリリーフで行くと言うのが一つの形のようだ。前田はWSも可能で、状況に応じては、上場と前田が揃って出ることも考えられる。
セッターは山岡が正セッター、山内がセカンドセッターという形になり、リベロは福田誉、山本洋平の併用になりそう。
問題はMBの層の薄さだろうか。加賀、山本雄史が軸になるのだろうが、正直なところ“路上でAクイックかまして辞めていった人”の分の穴を埋めるのは厳しいところ。


【大分三好ヴァイセアドラー】

チャレンジリーグの上位チームの力が相当ついてきて、「これは入れ替わるだろうな」と思った矢先、震災でリーグ打ちきりだった去年。青ロケ廃部で「繰り上がり残留」をしたことがなあなあになっていること、かつての東京体育館であったようなああいう試合を時々すること(←過去記事参照)などから、全チームを応援するスタンスを取っている私でも、このチームだけは応援出来ない。
今季は合成から高橋和人が移籍し、新人・内定選手も多く加入したが、それでどこまで上位との差を埋められるか。OPオンテレも、他チームの助っ人ほど計算出来る選手ではなく、今季も苦しいリーグ戦となるでしょうね。



8チームをこうしてみてみたが、ここからは展開と順位予想。


堺、サントリー、パナの大阪勢と東レの4チームが引っ張るだろうとは思う。その中でも昨年1位2位の堺とサントリーが一歩抜けるのではないだろうか。
この4チームに割って入るはFC東京。サーブ力、オフェンス力の高さは抜群。
JTと豊田合成の6,7位争いが熾烈を極め、8位は早々に決定・・・。こういう展開になるのでは?

と言うことでレギュラーラウンド21試合の順位予想はこちら。


1位 サントリー
2位 堺
3位 東レ
4位 FC東京
5位 パナソニック
6位 JT
7位 豊田合成
8位 大分三好


もともとの選手層に、アンドレの加入、そして2年目の荻野采配が合わさってサントリーがトップ通過する。攻撃力ではリーグ屈指の堺が2位、安定感のある戦いをする東レが3位と予想。
4強争いはパナと東京。ただここは、「パナは前年4位の年の翌年は4強に入れない」という法則に基づき、東京を上位と予想する。
下位は、戦力差で「JT>合成」と予想。


さて、結果はどうなる?









1ページ中1ページ目を表示中

記事カテゴリ:
Vリーグ
タグ:
V・プレミアリーグ
男子バレー
バレーボール
東レアローズ
堺ブレイザーズ
パナソニックパンサーズ
サントリーサンバーズ
JTサンダーズ
豊田合成トレフェルサ
FC東京
大分三好ヴァイセアドラー

【お知らせ】
Yahoo! JAPAN IDで記事にコメントできるようになりました

このブログの最近の記事記事一覧

この記事へのコメントコメント一覧

はじめまして

ジョニーといいます。
いつも興味深く読ませていただいております。
サントリーに関して確かにリーグの前半は関西圏での試合が多くアドヴァンテージがあるとのこと、納得です@@

ただ、豊田合成の安原監督に関しては前季から監督をしていらっしゃいますので一応その点は訂正させていただきます。

こんな記事も読みたい

クイックと一言でまとめてしまってよいのか(2)~スロットの概念~【モノクロ。@スポーツナビ】

【過去記事】佐藤円(パイオニア)、河野舞(柏)、栗原恵(CL)、Vリーグ第2週 2011-12-22【排球博客】

2012ワールドリーグ&ワールドグランプリ日程発表【モノクロ。@スポーツナビ】

ブロガープロフィール

profile-icontm1051004

                     
                     
【ひっそりとブログ5年目に突入です。】
                      

『週刊ベースボール』2009年度&2010年度の“ボールパーク共和国ベストナイン2番ショート”です!そうなんです、ボ共ベストナインなんです!!ありがとうございます!!                      

                      
                  
                      
                      
生観戦で各地へ行脚
カープとバレーのあるところ
古今東西飛んでゆく・・・
                      

                      
皆様からのコメント大募集です!ボチボチ、ある程度の割合については返信して行く従来のスタイルに戻そうかと考えております。批評から感想、「こんな記事を書いて!」というリクエスト、または情報提供・・・何でもOKです(ネチケットは守ってくださいね)。皆様からのコメント、待っております! 
尚、「出来ないくせに何を言うか、だったらお前がやってみろ」的なコメントや「当事者でもないのに批判するな」と言うようなコメントは、当ブログ趣旨とは反目するので、ご遠慮ください。
                      
今年もやってます、カープの試合全戦レポ、今季は、「鯉スルオトメ」と題しまして、144試合完全レポして行きますので、よろしければお付き合いくださいませ。                      
                      
バレーボールは旧態依然のJVAをバッサリ斬り捨てご免。世間的になかなか情報の流れないVリーグ情報を配信しつつ、一人でも多く生観戦に足を運んでいただければと思っております。
覚悟しぃや!
バレーボール国際大会全般について言及して行く予定。                      
好きな選手は前田智徳

生まれる前からカープファン
                      
立ち位置といたしましては、「反野村-大野体制」、「反松田オーナー」、「反体育会系思考」、「脱精神論」でございます。
今すぐにでも野村-大野体制をやめ、中長期的なモノの見方でチームを再建出来る実績のある外部の方にチームをお任せしたいと考えています。
今のカープ、あまりにも監督コーチが内部の色が強すぎますよね。有能な外部の血を入れ、「勝ちを知る人」を招かないことには、カープの低迷はずーっと続くでしょう。


      
【野球生観戦予定表】
神宮、横浜のカープ戦を随時予定。
                      

【Vリーグ2010/2011生観戦予定】
                      
8月:WGP2011(有明コロシアム)
                      
11月:男女W杯(@全国各地)
                  
                      

バレーはTV報道よりも新聞よりもマニアックな目線で追いかけたいと思ってはいるのですが。データ、過去の情報、個人的意見、裏話など多角的に書きたいと思ってはいます。
                     

野球とバレーを独自目線で勝手にバッサリと斬るもどこか微笑ましい。ユーモアを交えたちょっとだけ(!?)毒のある記事を書くブログですので、食あたりには気をつけてください。

因みに私の基本構造のだいたいは書籍:「B型 自分の説明書」に書いてあります。

                      


管理人:古都の侍より
                      


  • 昨日のページビュー:42
  • 累計のページビュー:11465235

(08月13日現在)

ブログトップへ

このブログの記事ランキング

  1. 真鍋JAPAN・読まれる女・竹下佳江(2)&上げられない女・佐野優子~ワールドグランプリ2009ファイナルラウンド(東京)vsドイツ【生観戦・写真つき】
  2. 両リーグ順位予想(2013ver)+カープ詳細展望
  3. 【吉例】2012年野球界を(カープ中心に)いろはで振り返る
  4. 竹下佳江の後継者を考える会「♪よーく考えよ~セッターは大事だよ~♪」
  5. 【吉例】2012年バレー界をいろはで振り返る
  6. 調子の悪い選手を代えないことの不思議【OQT2012女子vsセルビア】
  7. 2011年度全日本女子(真鍋JAPAN)メンバー24人発表!~選手はある程度固まった。「知」と「体」がどこまで世界基準になるかが課題では?
  8. 勝ったけど、凡戦【OQT2012男子vsプエルトリコ】【生観戦】
  9. 大村加奈子教員試験合格
  10. 眞鍋監督の中身が柳本監督になったんですかねぇ?ってぐらいベンチワークが悪すぎた一戦【OQT2012女子vs韓国】

月別アーカイブ

2013
03
2012
12
06
05
03
2011
12
11
10
09
08
07
06
05
04
03
02
01
2010
12
11
10
09
08
07
06
05
04
03
02
01
2009
12
11
10
09
08
07
06
05
04
03
02
01
2008
12
11
10
09
08
07
06
05
04
03
02
01
2007
12
11
10
09
08
07
06
05
04
03
02
01
カテゴリー

このブログを検索

スポーツナビ+

アクセスランキング2016年08月13日更新

アクセスランキング一覧を見る

お知らせ

rss