ちょっと一言言わせていただきます!

おいおい・・・そりゃないぜ~真鍋JAPANワールドグランプリ2009予選ラウンド第2週(大阪R)vs韓国

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「おいおい・・・そりゃないぜ」とは、いったい何のことか。今日の試合のある意味ではキーポイントとなるところはそこであろう。


日本3-1韓国(22-25 25-13 25-18 25-10)

【日本】
坂下 荒木 栗原
木村 庄司 竹下  L=佐野

IN
井上←庄司・・・第3セット序盤~試合終了
森、岡野←竹下、坂下・・・第4セット終盤
岡野・・・2Sピンサ
井上・・・1Sワンブロ
濱口・・・1,3,4Sピンチレシーバ


公式データ


「おいおい・・・そりゃないぜ」と言うのは、韓国のことである。世代交代に失敗し、地盤沈下しているのは周知のこと。まぁ、今回のメンバーを見ると、なかなか見どころがある選手がいるなぁとは思うのだが、悲しいことは「レシーブとつなぎの雑さ」である。このあたり、アテネあたりまでの世代交代前の韓国ならば、もっとしぶとい嫌な雰囲気を感じるチームだった。今のチームは、それこそ競っているときはそれなりの嫌らしさを感じるが、それでも以前ほどではない。それに、振りきったらプッツリなところがあるのだ。
一昔前の韓国を思い返すと、やはり残念無念な気持ちになるのである。あの頃の韓国は、観ていて面白かったしハラハラさせてくれたので・・・
ただね、#14のMBヤン・ヒョジンなど新戦力の芽生えは今後の希望ではないか。韓国の今日のMBはなかなか存在感があって、「存在感」と言う意味では日本のMBは負けていたかもしれないね。


さて、真鍋JAPANだが今日も勝って連勝した。


まずポイントとしたいのが、MBの決定率が向上していることだ。昨日のプエルトリコ戦のMBの決定率(荒木+庄司)が、35%。今日のMBの決定率(荒木+庄司+井上)は、54%。理想としてはMBが6割を決めてくれると相当いいのだが、まぁ今日は比較的よかったと思う。
特に、途中から入った井上が4-4と100%の決定率を示している。井上はどちらかと言うとブロードの方が得意としているタイプだと私は感じるので、庄司よりかは竹下と合うのかもしれない。逆に庄司のようなタイプだと、やはり竹下では活かすのが難しい気が・・・
3Sだったか、荒木の眼の覚めるようなAクイックも飛び出した。徐々にではあるが、クイックがチームとして出つつあるのは、いい傾向である。ブロード一辺倒のトスワークからの脱却は必要事項であり、またクイックが活きることで、バックアタックにも連動してくる。
更にデータ的に指摘しておくと、昨日のプエルトリコ戦のセンターのトス占有率が16%だったのに対して、今日の韓国戦のセンターのトス占有率が20%。前日に比べて4%向上している。MBの打数の増加はいい傾向と見ており、このあたりが25%くらいまで来るとだいぶ面白いことになると私は感じる。


サーブについても言及しておこう。
今日の試合、第1セットを“まさかの失セット”にしてしまった直後。2Sの序盤に栗原のサーブで8連続ポイント。非常にここのブレイクは意味のあることだった。結局この試合で栗原は、合計8点のサーブポイントを奪っているのだが、だいぶウェイトの乗ったいいサーブを打てていた。それに加えて、「レシーバーの間」、「ライン沿い」など“コースを狙うコントロール”があったこともまた喜ばしい。「強いサーブを続けて入れる」という、至上命題をクリアしたという点は評価したい(とはいえ、韓国もあれを何とかしろよ・・・とやっぱり思ってしまったわけだが)。
栗原が8点奪ったほか、もともとサーブに定評のあった荒木も2点、そして坂下も2点、井上が1点のサーブポイントを出した。坂下に関しては距離のあるサーブを打っていることからしてわかるように、相手はその分取りにくい。しかも重く、揺れているために余分に取りづらいはずだ。井上は、欧州遠征の記事のどこかで指摘したと思うが、どうもあのサーブに切り替えたこの前までのVプレミアあたりからサーブでボチボチ崩している。そして、代表でプレーするようになり新球でサーブを打つことになって、余計にあのサーブでの威力が増したように感じられる。高いところから揺れて落ちたり伸びたりというのは、なかなか厄介なものである。男子の松本のサーブと近からず遠からずのサーブではないかと私は見ている。


ブロックにしても、総タッチ数が57、キルブロックが11、有効ワンタッチが34。手の形もよかったし、今日はなかなかではなかったか。
2Sだったと思うが、キム・ヨンギョンのレフトからのストレートを坂下がシャットした場面があった。あの場面、坂下の手の出し方もさることながら、スッとすり寄ってピタッとクロス側を固めた荒木の動きも素晴らしかったことは見逃せない。
本日、ブロックがある程度出たことについては、センターブロッカーの“ヘルプ”の動きのよさ(以前より改善されてきていること)が一因ではないだろうか。


それにしても、今日の試合の最大の失点は、第1セットをあんな形で落としたことだろう。セット終盤の連続失点、しかも防げるような連続失点で、立て直しがきかなくなってしまったことは勿体ない。
ここをしっかり締めて、あのセットを奪っていれば・・・そう言うところを、今後の試合でしっかりと見つめて直していくことが必要なわけだ。


全体的に言えばいい感じだった今日の試合。個々の動きが良化しつつある中、明日迎えるはロシア。
このロシアだが、こう言う所でマジモードになることはほぼない。事実、ここまでの試合を見るとだいぶ抜いているところがある。どうしてもガモワに目が行きがちだが、ナウモワの方が怖いような気がするね。
集中力の欠如からかミスの多発するロシアだけに、そう言うところを端緒に、ブロックでプレッシャーをかけて、相手を焦らしていくことが肝要。そう言う意味では明日はライトに狩野を起用することも考えてもいいのではないか。
個人的には「メルクロワやボロダコワのブロックに対して、森がブロックアウトを取れるかどうか・・・」と言うことが気になるねぇ。ちょっと試してみてもらいたいと、内心でひそかに思っていたりする。



PS
いや~、中継の途中で「のりピー逮捕」のテロップが出てしまった。そこからはバレーを録画して後で観ることにして、「逮捕の速報」をNHKで観ていたのだが・・・世の中、何が起こるかわからないねぇ。
今週は、何だか大揺れの芸能界だ。
まぁ、個人的に一番の驚きは、「浅見光彦シリーズ・連ドラ化決定!時間帯は『相棒』の真裏」である。何とまぁ、世知辛いことを・・・仕方がないので、『浅見光彦』は録画するしかないねぇ。
それにしたってまさか、『浅見光彦』を連ドラにするとは!ファンとして期待している。




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『おいおい・・・そりゃないぜ~真鍋JAPANワールドグランプリ2009予選ラウンド第2週(大阪R)vs韓国』への返信

コメントありがとうございます。

FBさま
ブロックシステムを直すことによりディフェンス全体を立て直すという方向はあっていると思います。まぁ、それにはさらに直さねばならないところの本丸があるわけですが。

最高!さま
栗原の安定は見事なものでございました。しかしながら、あれ同等に安定して強力なサーブを打つ(しかもディフェンスが栗原よりも上でムードもある)選手がいるんですよ・・・トヨタ車体の都築。以前より、召集すべきと記しているのですけどねぇ・・・

シェイクさま
「バレー親方」見ましたよ。何と言うか、「(苦笑)」って感じですね。親方って相撲じゃないんだから・・・どすこいっ!
まぁ、第1セットのあの落とし方はいただけませんでしたがね。

おいおい・・・そりゃないぜ~真鍋JAPANワールドグランプリ2009予選ラウンド第2週(大阪R)vs韓国

真鍋監督になってようやくブロックというものに意識がいきはじめた気がしますね
木村なんかも形とかがすごいよくなったし
本人も監督のおかげだと語ってましたしね
最後の岡野、森シーガルズコンビも見れましたし!
久々にすっきりした気分で見終われました

ps すぽるとで柳本さんがバレー親方と呼ばれてました笑

おいおい・・・そりゃないぜ~真鍋JAPANワールドグランプリ2009予選ラウンド第2週(大阪R)vs韓国

あれだけ、ジャンプサーブを、操れる選手は、あそらく日本女子バレーボール界史上、初めての選手でしょう。あんなの、見たことありません。
相手チームは、そこらへんの、クラブチームではないのです。国の代表選手なのです。相手国のリズムを、なんと、1人のサーブで、崩してしまったのです。まさに、脅威と言ういがいの、なにものでもないのです。
あえて名前は出しません。バレーボールは、団体競技で、1人でやるものでは、ないからです。
それにしても、凄いと思いました。

おいおい・・・そりゃないぜ~真鍋JAPANワールドグランプリ2009予選ラウンド第2週(大阪R)vs韓国

バレーボールは1stプレイがいかに大事か改めてわかったようなゲームでしたね。
サーブ・ブロック・レセプションの安定はゲームを優位に進められることを意味します。
真鍋監督がブロックシステムのテコ入れをしているのは好感がもてます。久光でもやってましたし。
女子は男子と比較するとスパイクに対するレシーブ力が高いですから、レシーブフォーメーションにも関係するブロック力の強化は効果的だと思います。

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覚悟しぃや!
バレーボール国際大会全般について言及して行く予定。                      
好きな選手は前田智徳

生まれる前からカープファン
                      
立ち位置といたしましては、「反野村-大野体制」、「反松田オーナー」、「反体育会系思考」、「脱精神論」でございます。
今すぐにでも野村-大野体制をやめ、中長期的なモノの見方でチームを再建出来る実績のある外部の方にチームをお任せしたいと考えています。
今のカープ、あまりにも監督コーチが内部の色が強すぎますよね。有能な外部の血を入れ、「勝ちを知る人」を招かないことには、カープの低迷はずーっと続くでしょう。


      
【野球生観戦予定表】
神宮、横浜のカープ戦を随時予定。
                      

【Vリーグ2010/2011生観戦予定】
                      
8月:WGP2011(有明コロシアム)
                      
11月:男女W杯(@全国各地)
                  
                      

バレーはTV報道よりも新聞よりもマニアックな目線で追いかけたいと思ってはいるのですが。データ、過去の情報、個人的意見、裏話など多角的に書きたいと思ってはいます。
                     

野球とバレーを独自目線で勝手にバッサリと斬るもどこか微笑ましい。ユーモアを交えたちょっとだけ(!?)毒のある記事を書くブログですので、食あたりには気をつけてください。

因みに私の基本構造のだいたいは書籍:「B型 自分の説明書」に書いてあります。

                      


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