2009年06月07日

真鍋JAPAN・なぜ、竹下佳江がスタメンなのか!!




私は、失望した。ただただ、失望した。


日本3-2ドイツ(25-16 21-25 25-19 20-25 15-11)

【日本】
石田 井上 栗原
木村 石川 竹下  L=佐野

ドイツ : バイス(S) ブリンガー・バイヤー(WS) ブランド(OP) シュシケ・スタール(MB) デュール(L)  (←このはず)


【データ】
     サービス  サーブ  キル    スパイク
      エース    ミス  ブロック   決定率
日本     4    10     12      48%

ドイツ     8    10     12     49%


【解説】

スタメンセッターが竹下=「失望」である。若手を試す機会でしょう、そこでスタメン竹下でどーするの?
「今日はもう終わり、以上!」
と、言いたいところだが、冷静にもう少し検証してみたいと思う。

そもそも、前試合解説記事で指摘したとおり、冨永の時にリベロを佐野にすべきだった。にもかかわらず、この試合で佐野をスタメンで起用すると言う采配は理解出来ない。
冨永や濱口など若手を使って負ける分には全く構わないのだ。
この段階である程度の“ベターメンバー”(≠ベストメンバー)を試すということは、チームの可能性を萎めてしまう気がしてならない。

まず、指摘しておきたいことは第1セットの得点推移。20-8、22-11と点差を広げながらもそこから24-12を迫られ、そしてそこから4連続失点をして、24-16までにしたことである。こういう大量リードのセットほど、セット終盤に相手に連続失点を許してはならない。ここをきっちりと、しまったゲーム展開にしていればフルセットまでもつれなかったかもしれない。
事実、第1セットをこのグダグダで終えて、第2セットのスタートからはドイツペース。ただ、ドイツも第2セットの中盤あたりから雲行きが怪しくなった。結果論としては、お互い様となったわけである。この第2セット終盤のドイツのもたつきが、日本サイドにツキをもたらしたと言えるかもしれない。

ここで、およそざっくりとした得点推移だけを示しておこう。

日本-ドイツ
[1S]
4-1
7-4
11-5
16-8
20-8
22-11
24-12
24-16
25-16

[2S]
1-2
3-8
5-12
8-14
10-16
15-19
17-22
18-23
21-25

[3S]
4-2
8-4
11-5
16-8
18-11
22-16
25-19

[4S]
5-3
8-8
10-14
12-16
18-18
19-22
20-25

[5S]
3-1
5-5
7-7
11-8
11-10
14-10
15-11

言うのを忘れていたが、第5セットまでだいたい同じメンバーで戦ったと言う過程で検証を進めている。途中で、河合や冨永など若手にスイッチしているのであれば、示している見解は大きく変わるのでご注意を。

このように示してみると、いかに得点推移にまずさがあるか(=試合運びの悪さ)と言うことがわかる。
第4セットも、その前のセットを取っておいて尚且つセット序盤にリードを奪いながら、1TTO直後にひっくり返されて、その後1度は追い付く粘りを見せるも、20点過ぎにドーンと突き放されると言う、前政権下でvs欧州戦にまれに観られたようなパターン。第1セットのメンバーのままでこう言う試合をしていたとしたら、非常に残念である。ただし、もう1度言うが、この試合内容が試合途中から若手主体のメンバーに切り替えていたとしたら、観方は変わるのだが。


さて、他の部分を見てみましょうか。
まず、キルブロックが12本。セット平均2.4本とそこそこである。一方、被キルブロックも12本で、セット平均2.4本である。こちらの方は、評価してもいいのではないだろうか。たいてい、vs欧州チームの時はブロック祭になることが多いので、そう言う意味では健闘したと言えるかもしれない。
アタック決定率が48%まで上がっている点は、理由の半分は竹下を起用したからであろう。その点で相手側のドイツ陣形が苦労したようだ(ドイツの試合後コメントよりそのように解釈した)。しかし、竹下以外のセッター(若手の大型)でそう言う試合をしていかないと、国際競争に負けるわけだから・・・素直に喜べない。



一先ず、これでドイツでの練習試合は終わり。
火曜日からはいよいよ、モントルー国際大会である。この大会のみ、J-SPORTSで中継がある。今年の大会の中ではかなり重要視してもいい大会であり、結果よりも内容に主眼を置いている。是非とも、“今後につながる”試合をしてもらいたい。



posted by 古都の侍 |10:54 | モントルーバレーマスターズ2009(+ドイツ練習試合) | コメント(7) | トラックバック(1)
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2009-06-08 17:26 | 続きを読む
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真鍋JAPAN・なぜ、竹下佳江がスタメンなのか!!

コメント投稿者ID :

竹下に対して栗原木村佐野って、ちょっと逆ですよね・・・
むしろ河合冨永のときに北京組を使うべきじゃないかと。
それとも今日はセンター線を重点的に試したかったんでしょうか。

posted by BON | 2009-06-07 22:44

>BONさま

コメント投稿者ID :

コメントありがとうございます。

ベストメンバーと言う言葉を使わないのは言うまでもなく、セッターが竹下だからなんですよね。それをどうやって表現すべきか悩んだ挙句、「ベターメンバー」としました。世間的認識とたぶんこのワードが一番シンクロするのでは・・・と思ったのですが、どうでしょうか?

センターを使いたいのか何をしたいのか、正直映像なしなので推し量りかねますが、荒木がだいぶ“絞れていない”ようなので、しばらくは石川&井上が主戦力となるのではないでしょうか・・・
なので、それを前提とすると、石川&井上のレヴェルの高い動きを見てみたかったのかもしれませんね。

posted by 古都の侍 | 2009-06-08 01:36

真鍋JAPAN・なぜ、竹下佳江がスタメンなのか!!

コメント投稿者ID :

日本は、大山栗原、荒木岩坂、木村、竹下これに肉ズヶするのがいいと思う…はゃく骨組みを決めて足りない所を練習するべきだ…外人はパワ-とブロック(高い)はもっているのだからその他のことをすれば良いが日本は総合的に練習しなければいけない時間が掛るそして攻撃はいつも3枚にした方がいいと思うだからセッタ-は二人いる

posted by ニャア- | 2009-06-08 08:28

>ニャアーさま

コメント投稿者ID :

コメントありがとうございます。

結局、竹下で通した結果が、ブロックの穴、戦術的理解の欠如、読まれる女、世代交代の遅滞などなど・・・さまざまな弊害を生んでいると言っていいわけです。
2セッター、或いは変則2.5セッター理論については以前から度々申し上げていることですが、しかしながらワンセッターであっても大型化を完了(この「完了」と言う意味にはチームとして成熟すると言う意味も含む)していれば、今までよりかは少しでも希望の持てるチームになると思いますよ。
大山は怪我でリハビリに時間を費やすべきですし、岩坂はまだまだ体を作る時期だと思います。
今は、北京世代を軸にしつつ、若手主体の新たな可能性を探す時期だと位置づけるのがベターだと、見解しております。

posted by 古都の侍 | 2009-06-08 23:39

真鍋JAPAN・なぜ、竹下佳江がスタメンなのか!!

コメント投稿者ID :

ても小さい
選手は技巧に走る癖があるヤッパリ練習試合では真っ向ショ部じゃないと研究されてしまう…高橋がいい例だ…確か蹴って率が1番か2番になったときがあった?本番ではすべて研究されていた。そして大きな選手が高橋のいいとこ取りをしていた増してやセンタ-なら上からバンバン打たれてしまう180Cm位の選手も意味が無いのだから竹下にも同じことが言えるなぜ岩坂を連れて行かなかったのか確かソ連の選手で202cmあの選手なんかまだ控えのころから日本に来てましたよ?ひょろひょろで……けんか打てませんよ

posted by ニャア- | 2009-06-09 09:50

真鍋JAPAN・なぜ、竹下佳江がスタメンなのか!!

コメント投稿者ID :

竹下選手がNO.1のトスの持ち主だとわかっていますが、あのサイズは致命的です。彼女を使う限り日本のベスト4はありません。
 まだ竹下選手がレギュラーを続けるのであれば期待できませんね。私の周りでは竹下選手のままなら試合を見ないという人が多いです。

posted by いい選手ですが | 2009-06-11 15:41

>ニャアーさま いい選手ですがさま

コメント投稿者ID :

コメントありがとうございます。

ニャアーさま
竹下については、オランダ戦の結果の通りです。結局、竹下では日本は強くなれないんですよ。

いい選手ですがさま
ベスト4を狙うなら、冨永クラスの高さのある選手をセッターとしないと厳しいと思います。ただ、大切なのは最高到達点や指高であるので、その点も注視しなくてはなりませんが。

posted by 古都の侍 | 2009-06-11 22:57

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