2007年06月12日

全日本大学野球選手権大会開幕 関西勢の連覇はなるか

 第56回全日本大学野球選手権は26校が参加して、今日12日から6日間、神宮球場と東京ドームを併用して行われます。思えば子どもの頃はテレビで決勝戦を見てましたが、近年は深夜録画になり寂しさを感じていました。今年は、早大(東京六大学)の1年生、斎藤投手(早実)が話題性抜群なので、例年以上に盛り上がると思います。でも、NHKは決勝の生中継はしないようで、残念です。
 
 早大は春季リーグで4勝してベストナインに選出された斎藤投手のほか、投手陣の層が厚く、野手陣も打撃10傑に首位打者の細山田選手(鹿児島城西)ら5人が入り、打線も強力です。間違いなく優勝候補の筆頭でしょう。初戦は旭川大(北海道)と九州国際大(九州六大学)の勝者が相手です。
 
 対抗1番手の”戦国東都”を制した東洋大(東都)は今春のリーグで1シーズン最多新記録の115奪三振、最多タイの9勝をマークした剛腕、大場投手(八千代松蔭)の右腕に託します。厳しいブロックに入り、初戦を突破しても準々決勝は荒波選手(横浜)らを擁し強力打線の東海大(首都)、準決勝では立命大(関西学生)との対戦が有力になります。今春のリーグ戦では大場投手が90イニング近い投球回数を投げており、2番手以下がやや弱いだけに、連戦での大場投手の起用法が頂点への鍵となります。野手陣は今春のリーグ戦で打撃10傑に入った選手がおらず、大場投手頼みになりそうです。早くも巨人が獲得表明するなど、注目の豪腕の投球は必見です。
 
 昨年、西武に希望枠入団した“東北球界の風雲児”岸投手を擁した東北学院大に、24年連続出場を阻止され2年ぶりの出場となる東北福祉大(仙台六大学)は九産大(福岡六大学)と対戦します。一昨年の明治神宮大会決勝の再現で、1回戦屈指の好カードです。2年連続でベスト4入りしている創価大(東京新大学)、投手力のある東亜大(中国)も上位をうかがいます。


 そして、関西勢です。過去55回の大会で、東都21回、東京六大学20回とほぼ2連盟の代表校が優勝しています。関西勢は関西学生連盟所属の近畿大学4回、関西大学2回が優勝経験校で、昨年まで他連盟の優勝はありませんでした。
昨年、大体大の優勝で、初めて優勝校を出した阪神大学リーグを制した関西国際大は、近年の強化が実っての初出場です。2003年に就任した鈴木監督は、PL学園時代は清原選手(オリックス)、桑田投手(パイレーツ)の1学年上で3番打者、駒澤大学では首位打者を獲得。神戸製鋼でも主力として活躍し、監督も努めた輝かしい経歴の持ち主です。阪神連盟から2年連続優勝を狙います。昨年の大体大の優勝により、1回戦はシードで初戦は八戸大(北東北)と別府大(九州)の勝者が相手です。初戦を勝てば早大との対戦が有力ですので、一泡吹かせてほしいと思います。
 
 関西六大学を31季ぶりに制した大阪経済大は23年ぶりの出場です。龍谷大、京産大の優勝が5年続いた“京都政権”を崩した勢いで愛知学院大(愛知)との一戦に勝利して欲しいと思います。打線に爆発力が無いだけに、MVP左腕の水谷投手(神港学園)の技巧的な投球が勝利へのポイントです。
“関西総大将”関西学生連盟代表の立命館大は、昨年、近畿大のベスト4で1回戦はシードされ、初戦は東日本国際大(南東北)と四国学院大(四国)の勝者が相手。金刃投手(巨人)の抜けた穴を全員で埋め、3年ぶりの出場です。奈良産大(近畿)は中央学院大(千葉)との1回戦に勝てば、東洋大と対戦します。初戦を勝って大場投手に挑んで欲しいです。佛教大(京滋)は札幌大(札幌)と1回戦で対戦します。

 アメリカンフットボール以外は、ほとんどの大学スポーツは東高西低が続いています。今大会も“ハンカチフィーバー”に沸くでしょうが、何とか関西勢に意地を見せて欲しいと思います。

posted by ターザンじゅん |09:17 | 野球 | コメント(0) | トラックバック(0)
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2007年06月02日

早慶1回戦、慶大が先勝

 今日は仕事を早く終え、東京六大学野球春季リーグ戦のフィナーレを飾る早慶戦をテレビ観戦しました。今季無傷の8連勝の早稲田大学が1勝すれば、2季連続39度目の優勝が決定、慶応義塾大学が2連勝すると、早、慶、明治大学が8勝2敗の勝ち点4で並び、3校による優勝決定戦に持ち込まれるという一戦でしたが、慶大が序盤に須田投手(土浦湖北)から大量得点をあげ、最後に追い上げられましたが7対3で1回戦を勝利しました。
 
 連勝しか優勝への道が無い慶大は、神宮通算25勝の加藤選手(川和)が7回1安打と見事な投球でした。さすが「アマチュアナンバー1左腕」の呼び声高い投手です。打つほうでも松橋選手(竜ヶ崎一)、青池選手(静岡)ら4年生が活躍しました。明日は、45年ぶりに慶応高校をセンバツに導いた2年生の中林選手が先発予定。今季3勝、防御率3位と好調の中林選手が踏ん張り、今日のような打線のつながりで得点したいところです。今日は不発でしたが、今季2本の満塁本塁打を放っている佐藤翔選手(秋田)の長打にも期待が集まります。早大は、明日は斎藤選手(早実)の先発が濃厚です。斎藤選手に対して、意識過剰になり過ぎて、自滅した明大のようになっては自滅しますので、力みを捨てることも大切になってくると思います。

 ハンカチ王子人気で神宮球場は1994年の「天覧試合」以来の厳重警備が敷かれ、満員の中行われました。学生野球をあれだけの雰囲気で出来ることは、選手にとって貴重な経験ですし、幸せなことだと思います。僕も大学野球経験者ですが、テレビで満員の神宮を見ていて羨ましい限りです。関西にも、伝統ある「関関戦」や「同立戦」があり、学生時代は関学大や関大の選手を羨ましく思っていましたが、早慶戦というのは特別なカードなのだと、改めて感じました。

 それにしても早稲田の選手は甲子園で活躍した選手ばかりで華やかです。野手陣の上本選手(広陵)、松本選手(千葉経大付)、生島選手(大阪桐蔭)、投手陣では須田選手の後を投げた松下選手(明徳義塾)、大前投手(社)、福井選手(済美)らは甲子園で大活躍したおなじみの投手ですし、昨夏、甲子園で大アーチを放った宇高選手(今治西)も代打出場してました。

 そんな中、捕手の細山田選手(鹿児島城西)ら甲子園未出場の選手の頑張りは嬉しいですし、投手陣には一般入試で入学した辻選手(上宮)もいます。4学年のいろいろな選手が集う大学野球で、斎藤選手はいい経験ができますし、そんな中で明日は優勝をかけたマウンドに登れます。

 スターになる選手は、選ばれた選手で、そういう星の下に生まれてくると言いますが、明日、斎藤選手が胴上げ投手になるか?慶応が意地を見せるか?明日も仕事ですが早く終わらせてテレビ観戦しようと思います。

posted by ターザンじゅん |23:43 | 野球 | コメント(0) | トラックバック(0)
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2007年05月30日

バレンタイン監督と「暗黙のルール」について

 5月27日に甲子園球場で行われたプロ野球交流戦・阪神対千葉ロッテ戦の9回裏に、千葉ロッテの藤田投手が阪神の金本選手に対して、報復とも受け取れる死球を与え、阪神の岡田監督はじめコーチ、選手が千葉ロッテ側に詰め寄り両軍入り乱れて乱闘寸前の騒ぎになりました。

 この死球の伏線として、初回に阪神先発の杉山投手が西岡選手に、2回には福浦選手に死球を与えてしまい、さらに9回には能見投手が再び福浦選手にぶつけてしまいました。この時、ベンチを飛び出した千葉ロッテのボビー・バレンタイン監督が阪神ベンチに何か言葉を発し、引き上げました。その裏、金本選手への死球へとつながったわけです。

 9回裏の金本選手に対してですが、2球目に胸元へ、3球目に頭部付近へ、そして4球目に右ひじにストレートが直撃しました。藤田投手は故意の死球であることを否定しています。こういう場合には、証拠がないので何とも言えませんが、状況から考えて故意であることは明白です。

 14対2と、点差が開いている状況で、インコースに打者が避けないといけない投球を3球続けるのは普通ではありません。まして本当に2球内へ抜けた時点で、その日の自分の調子は判断出来る筈です。当たる可能性があるインコースへのストレートを次に選択することは、故意以外にあり得ません。捕手の里崎選手が、自軍ベンチを見ていたというのも、おかしな話です。バレンタイン監督は、阪神側に謝罪の姿勢を示しておらず、報復を指示したことは安易に想像できます。

 バレンタイン監督は、選手の個性を尊重し長所を伸ばす指導方法で、低迷が続いていたチームを常勝軍団に変えようとしています。2005年にはアジア王者に導いた手腕には敬意を表したいと思います。昨年のドラフトでも、千葉ロッテ希望であった東京ガスの木村投手がウェーバー上位の横浜に指名された時、「彼は横浜へ行くべきだ。ドラフトとは球団が選手を選ぶ場だ」とコメントし、北海道日本ハムが指名した日本大学の長野選手が巨人希望との理由で、プロ入りを拒否した時に巨人の原監督が「嬉しいことを言ってくれるね」と発言したことと比べても、バレンタイン監督が球界の事を考えているのがわかります。

 また、高校生ドラフト1順目では福岡ソフトバンクと相思相愛だった八重山商工の大嶺投手を果敢に指名しました。逆指名の出来ない高校生に、「希望球団以外からの指名だったら社会人か大学に行きます」と言わせ、他球団に手を出させないようにする・・・巨人がよくやる手段で、巨人は西村投手(広陵高校)などを獲得してきました。バレンタイン監督は、こういう球界の悪しき習慣に挑み大嶺投手を指名し、すっかり有名になった瀬戸山代表が石垣島まで飛び入団が実現しました。

 しかし、いくら有能なメジャーで実績のある監督であっても、今回の報復死球は認めるわけにはいきません。もちろん阪神投手陣の技術不足はプロとして責められるべき事実です(能見投手は翌日、2軍落ちしました)。

 日本で野球をやる以上は、メジャーの「暗黙のルール」を持ち込まれては困ります。バレンタイン監督が、これからも、ああいう野球をやりたいならメジャーへ戻って、ヤンキースでもレッドソックスでも好きな球団で監督をしていただきたいと思います。

 最後に阪神タイガース・・・やられっ放しはダメです。悔しい気持ちは皆が持っていると思います。幸い千葉で2試合残ってますし、野球選手なのだから借りは野球でしっかり返してくれることを期待しています。

posted by ターザンじゅん |12:45 | 阪神タイガース | コメント(10) | トラックバック(0)
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2007年05月19日

阪神タイガースの喜田剛選手がトレードで広島へ

 阪神の喜田剛内野手と広島の山田真介外野手の交換トレードが18日、両球団から発表されました。濱中選手、赤星選手が故障がちで俊足の外野手を求める阪神と、長打力のある野手を求める広島の思惑が合致した結果のトレードだったようです。
 阪神ファンの立場から言わせてもらうと、喜田選手は期待の大砲でした。2001年のドラフト7巡目で阪神タイガースに入団。安藤投手、浅井捕手、桜井外野手らが同期になります。6年目で昨年は2試合に出場し、2本の二塁打を放つなど大器の片鱗を見せてくれましたが、今年は未だ二軍生活を強いられていました。

 昨年、一昨年と2年連続でウエスタンリーグの本塁打、打点の二冠王に輝き、「未来の5番打者」として順調な歩みを見せてくれていましたが、今年で28歳。勝負の年なのですが、首脳陣や周りから「守備位置の融通が利かない」と言われる守備力の弱点が一軍定着を遠ざけていたようです。移籍する広島は右打者は栗原選手などの台頭がありますが、左は「北陸のイチロー」天谷選手や、末永選手ら安打製造機タイプが多いのが現状です。
 
 荒削りながらフルスイングできる未完の大器を数多く育成してきた広島へ移籍して喜田選手が活躍してくれることを願います。


 一方、阪神に入団する山田選手は10年目の選手で昨年、巨人から広島に移籍してきた俊足強肩の選手。今季は4試合に出場しており、広い守備範囲と外野からのレーザービームが持ち味です。上宮高校時代の山田選手を観戦したことがあります。山田選手が2年生秋の近畿大会、1回戦の智弁和歌山戦と準々決勝の報徳学園戦です。両試合とも、現千葉ロッテの渡辺正人選手が2本塁打を放ち、渡辺選手の4本の本塁打が話題になりましたが、僕の目にはエースの山田選手の足が印象に残りました。投手としてはスライダーが多く、プロの指名は無いと思ってましたが巨人が野手としての能力を高く評価したようです。

 阪神では守備固め、代走などで赤松選手らと一軍枠を争うことになりそうですが、盗塁技術では赤松選手が上に思えます。課題とされてきた打撃で、どれだけアピールできるかがカギですが、大阪出身だけに地元で活躍してくれることを願っています。

 このトレードには、解説陣からは「理解に苦しむ」ファンのからは「何を考えてんねん」という声があがっています。確かに納得しかねるトレードですが広島からの申し出と聞いてますし、プロは結果が全てです。両選手が環境が変わることで一軍定着、レギュラー獲得という道を歩んでくれることを期待しています。

posted by tiger31 |21:49 | 阪神タイガース | コメント(8) | トラックバック(0)
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2007年05月05日

阪神タイガース7連敗

 阪神タイガースが今日の広島戦に敗れて7連敗となってしまいました。今日のボーグルソン投手は6回2失点と立派に先発の役目を果たしたといえるでしょう。

 今日は今岡選手を1番、林選手を5番で望みましたが、カープ投手陣のリレーに得点を奪えませんでした。中軸が打てないと勝てないですし、今はシーツ選手も絶不調。明日は黒田投手が相手だけに、更に苦しい戦いが予想されます。

 林選手、狩野選手、赤松選手・・・少しづつですが、新しい力も出てきてます。全く希望が無いわけではありません。長いペナントレース、苦しい時期があります。

 長い低迷期、なかなか希望を持てない状態のタイガースを見続けてきました。でも選手がいつも一生懸命にプレーしている姿に何度も感動をもらいました。こういう時こそ積極的に、全力で戦って欲しいですし、これからも、そういうタイガースを応援し続けていきたいと思います。
 

 

 

posted by tiger31 |21:03 | 阪神タイガース | コメント(6) | トラックバック(2)
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2007年05月01日

高校野球の特待生制度について

 最近の野球界を騒がせているスポーツ特待制度ですが、実態調査により、多くの私学高校の違反が公表されました。その中には地元大阪の学校も多く含まれていました。各校、春季大会辞退等を表明しており、かなり慌ただしく事態は動いています。 


 今回、大きな問題になっている特待制度ですが、この制度が禁止されているのは野球だけです。野球以外の高校スポーツは全て全国高等学校体育連盟の傘下にあり、野球だけが独立して日本高等学校野球連盟、通称「高野連」の傘下にあります。全国高体連の梅村専務理事が「学業に対して奨学金が出るように、スポーツで高い能力を持つことも立派な個性」と言うように、他のスポーツでは特待制度は認められています。 

 また野球が特待制度を禁止する、理由として日本学生野球憲章の存在があります。これは学生野球をする人間にとっての憲法みたいなものです。その中の第13条には「選手又は部員であることを理由として支給され又は貸与されるものと認められる学費、生活費その他金品を受けることができない」とあります。これが特待制度に当てはまるということになるようです。僕も学生野球経験者ですので、この13条は知っていました。しかし、知ったのは大学の野球部に入ってからです。高校野球をやっていた3年間は全く知りませんでした。 

 なぜなら、この第13条は正確には第2章 第13条で、第2章は大学野球となっているからです。第3章に高等学校野球、とあります。この憲章の中で学生が特に気をつけないといけないのは第13条くらいなので、高校球児には徹底されてなかったのでしょう。高野連が改めて2005年11月に特待制度廃止の徹底を通知しましたが、すでに公然と各校で特待制度による入学が行われており、意味はありませんでした。 

 高校野球は絶大な人気を誇る一大文化です。ふるさとを離れても、自分の出身都道府県の代表校の結果が気になるという人が多く存在します。また、代表校が恵まれた環境で野球に打ち込める学校ばかりかというとそうではありません。突然、無名の公立校や過疎地の学校が甲子園に出場し旋風を巻き起こすこともあります。エリート校に立ち向かう公立校、という図式も盛り上がりの一つになっています。 

 そういえば、先日新聞紙上で東京ヤクルトの青木選手のインタビューを眼にしました。早稲田大学入学時、同級生には甲子園で活躍し華々しく入学してきた現阪神の鳥谷選手がいました。野球推薦で入学してない青木選手は鳥谷選手を見て「こういう選手がプロにいくんだろうな・・・」と歴然とした差に驚いたようです。他にも同級生には沖縄尚学のセンバツ優勝メンバーの比嘉選手(現広島)や桐蔭学園の由田選手(現オリックス)らの推薦組が多くいました。青木選手は推薦組に負けないように、必死で練習して早稲田のレギュラーの座を掴み、プロ入りし今や球界を代表するスタープレーヤーになりました。青木選手の中に芽生えたであろう「野球で早稲田に来た連中に負けたくない」という気持が安打製造機を誕生させたのかもしれません。 

 問題なのは高校進学の時に直接関係の無い大人が出てきて利益を得ようとすることです。さらに、道具まで学校が支給しているケースもあるそうで、節度のある特待生であって欲しいと思うのですが・・・ 
賛否両論あるでしょうが、みんなそれぞれ環境は違えど好きな野球を一生懸命取り組めば、特待制度があってもそれでいいのではないか?個人的にはそう思います。

posted by tiger31 |18:47 | 高校野球 | コメント(10) | トラックバック(2)
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