2010年01月29日
総合格闘技の選手を大きくストライカーとグラップラーに分けるとすると圧倒的にストライカー有利にできていると思う
なぜならパンチやキックは100%の力で撃てるのに対して、関節技は100%の力ではかけられないから
選手の能力ではなく倫理上の問題として
■打撃の方が関節技よりもはるかに危険ではないだろうか
人間の機能の中で最も大切とも言える脳を直接揺らすために100%の力で思い切り打撃を振り切れる、それこそ相手を再起不能にするぐらいの気持ちで撃ち、その結果相手選手が意識を無くして頭から落ちたり、パウンドで血まみれになったりしたとしても全く咎められることがないのだ
前回の藤田VSアリスターのKO劇では実に12時間以上も藤田選手の意識が戻らなかったとのこと
命云々を問題にするならば骨折よりもはるかに深刻な状況だし、長い潜伏期間を経て現れることもあるパンチドランカー症状への危険も高い
■関節技はそうではない
100%の力で掛けること=腕が伸びきった瞬間に折りに行くこと
だとするとそうはいかない
だいたい80、90%ぐらいの力でかけて相手のタップかレフリーのストップを数秒待つことが普通だ
そしてグラップラーにとってその時間は、ただ自分が負ける可能性を高めることを意味している
折られないのであれば、残った足で相手を威嚇したり、無理やり腕を引っこ抜きにいくことも不可能ではない
むしろ折りにいってれば折れたろうに抜けられちゃった・・というシーンはMMAでよく見る
その場合多くはグラップラーがただ損をするだけなのだ
よって80%の力で極めて若干の猶予期間を作っているのに、相手がタップしない、レフリーも止めないならば、グラップラーとしては100%の力で折るしかないではないか
(究極的にいえば折ったとしてもたかだか腕の骨折なわけだ 頭を殴られて死んだ人は数限りなくいても腕の骨折で死んだ人はいないだろう)
そしてそういったことをさせたくないなら、相手の手加減に乗じて間接技を耐える無意味な男気よりも、相手に負けたことを素直に認める潔さを選手には求めたいし、レフリーはストライカーとグラップラーの持つ武器の違いをよく理解した上で試合が決したのかどうなのかを正確に判定しストップをかける必要があると思う
また見ている我々も常にある種の手加減を強いられて戦わざるをえないグラップラーに、もっと敬意をもって総合格闘技を見るべきなのかもしれない
posted by thegreatestsports |21:11 |
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2010年01月08日
今の格闘技ファンの中で何パーセントが昔プロレスをリアルファイトだと信じ、プロレス最強説を本気で信じていた人なのかは知らないが、2割なり3割なりある程度の割合を占めていると思われる
そういった元プロレスファンに共通して言えることは理想と現実の区別が付かない人が多いということ
そういうファンはたいていMMAにおいても派手な逆転劇やKO劇を見ることのみを目的にしており、間合いの取り合いや時に必然的に訪れる膠着に対して異常な嫌悪感を持っていたりする
中には関節技による決着をつまらないと評してしまう人もいる
プロレス時代の作られた劇的なストーリーを、格闘技を見ている今でも常に求めてしまう
そういう意味でプロレスと格闘技の区別が付けられない人たちだと思う
同じくその区別が付けられない選手がいた 青木選手である
相手の選手の腕を折ってしまったのはともかく、試合後に中指を突き立ててしまった
もしこれがプロレスだったら・・
流血や選手同士の遺恨が日常茶飯事のプロレスだったら全く問題ないだろう
大晦日の戦いのみで完結するのではなく次へのストーリー作り、対抗戦への話題づくりとしてはある意味最高だ
だが格闘技ではそうではない
上に上げたような元プロレスファン以外の多くの視聴者は、それまでの遺恨があったとしても、試合後はお互いに健闘を称え合うスポーツマンシップ溢れる試合を見たいのだ
ましてや大晦日
誰もが気持ちよくテレビのチャンネルを切りたかったはず
そういう意味で青木選手はプロレスと格闘技の区別が付けられていなかった
戦極側が抗議しているため青木選手が今後どうなるのか分からないが、一番良いのは青木選手もUFCに行くことだろう
彼のファイトスタイルは日本の格闘技ファンには受けていないかもしれないが、実は海外ではMMA WEEKLYのライト級ランキング1位にランクされたこともあるほど非常に評価が高い選手だ
彼の試合動画のコメントでも日本語ではボロクソに叩かれているのに、英語では絶賛コメントが並んでいたりする
青木選手のファンにとっても、ファイトスタイルに関して無駄な批判を受ける日本より、技術そのものを評価してくれるアメリカでやった方が応援する気になるだろう
五味選手共々UFCに殴りこみをかける時期ではないだろうか
>>Sさん
>UFCを海外とするなら、青木のことなんて誰も知りませんよ。 PRIDEから移籍した選手達が、UFCで「はぁ?誰?」と毎回なるように。
いやいや五味のUFC挑戦表明以降ケンフロ含めてUFCの有力どころから対戦希望が出てますから日本のファイターは海外でかなり知られてると思いますよ
ケンフロコメント
「It’s a fight that I think I’ve been wanting to do for a long time, ever since Gomi was the best over in PRIDE,” Florian told MMAJunkie.」
訳:五味がプライドで大活躍していた時から長い間対戦を待ち焦がれたよ
もちろん勝てる相手だと思われてるからこその対戦希望という側面もあるので、UFCに参戦する日本人選手にはそういう相手の甘い考え?を打ち破ってほしいですね
posted by thegreatestsports |12:00 |
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